「香澄と優香」入試前日-5


 ―――ど、どうなってるのよ、これ……!?
 香澄が足を踏み入れた浴室は、正面に壁がなく、葉塚海岸と夜闇に瞬く街の光とが見渡せる確かに見事な露天風呂だった。大きさも家族どころか十人ぐらいなら入れてしまいそうな広さがあり、とても客室に備え付けられた浴室とは思えない作りだった。
 けれど、香澄の目を吸い寄せたのは、そんな施設などではなかった。
 浴室の真ん中、入浴のために当然逸しまとわぬ姿で、肌に多少の石鹸の泡をまとわり付かせただけの優香が、“椅子”からそそり立つ肉棒に真下から突き上げられ、なす術もなく豊満な乳房を揺らしている姿だった。
「ああァ、ああァ、イっちゃう、お…おチ○チンがおマ○コに擦れるの、カリに、いっぱい掻き毟られて、わた…し……ああッ、んあッ、んはァああああああああああああああッ!!!」
 浴室中に木霊した声が外へ飛び出し、誰かに聞かれてしまうのすら厭わずに、長く長く響く喘ぎ声を上げながら優香が身体を伸び上がらせる。そして“椅子”の両手に掴まれた腰を肉棒の根元へと強引に引き寄せられると、ブルッと腰を震わせた“椅子”は歯を食いしばりながら優香の膣内に大量の精液を迸らせていた。
「イく、イく、ハア、アッ、アアアアアアアアアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 後ろにいる香澄から見ても分かるほどに、優香と“椅子”との結合部から大量の精液が溢れ出る……いや、溢れ出る以前から、こちらに向けられた優香のヒップは白く濁った体液にまみれ、汚れていた。
 ―――私がオナニーしてる間……彼女…ずっとここで……?
 首を大きく仰け反らせ、“椅子”とのSEXで香澄が踏み込む前に何度も膣内射精を受け止めていた優香は、たっぷりと時間を掛けて胎内に精液を受け止めるアクメを味わいぬく。そうして何度もビクン…ビクン…と大きく身体を打ち震わせていると、不意に糸が切れたかのようにガックリと身体を曲げ、床に手を着いてうな垂れてしまう。
「ハァ……はぁ……また…やっちゃっ…た……香澄ちゃんがお風呂の順番待ってるのに……待ってる…の……にィ……」
 後ろにいる香澄には優香の表情をうかがうことは出来ない。けれど優香が絶頂を迎えて喜んでいる気配を感じ取る事は出来た。そして“椅子”の上で昇りつめたばかりのその身体を起こすと、浴場の入り口で立ち尽くしている香澄の存在にすら気付かずに、左右でそそり立っている二本の“モノ”に艶かましい視線を絡め、蕩けるような吐息をこぼしながら両手に一本ずつ握り締める。
 それは“シャンプーボトル”だった。胸の前で腕を組み、腰を突き出す事で正面の相手に隆々とした逞しさとエラ高の凶悪な形を誇示する“シャンプーボトル”に手指をまとわり付かせると、
「はやく…終わらせなくちゃ……ん、ちゅ、んむぅ……♪」
 雄々しくそそり立つ二本の“シャンプーボトル”を優しく扱きながら、右側のものの先端に喘ぎ声を迸らせていた唇を押し付け、窄めた唇で扱くように口内へと吸い込んでいく。
 ―――優香が……お風呂場で“一人エッチ”してるなんて……
 うっとりと表情を蕩かせながら、“シャンプーボトル”に唇ととした戸を絡ませながら頭を前後に動かす優香。その姿に心臓を突き上げられるような衝撃を受けていると、今日出会ったばかりの愛しい彼女は、艶かましい喘ぎと共に“シャンプーボトル”を口の中から吐き出した。
「ああ…スゴいぃ……♪」
 “シャンプーボトル”を“男性器”に見立てて嘗め回すその姿には、一日以上かけて葉塚市の職員に教え込まれた香澄の“挨拶”にはない艶がある。優香の口内で唾液まみれになった“シャンプーボトル”をハーモニカのように横加えにして根元から先端にかけてネットリと何往復もすると、精液がせり上がり、脈動し始めた先端を指先で弄ぶ。そうして散々に吸い倒し、唾液に糸を引かせながら唇を離すと、今か今かと頬張られるのを心待ちにしていた左の“シャンプーボトル”を唇へとズブズブと押しこんでいく。
「んんゥ……♪」
 優香の口元から、“シャンプーボトル”に押し出された唾液が雫になって滴り落ちていく
 ―――あんなに……いやらしい顔をして……
 宿のカウンターで見せた困った顔や、問題集を必死になって見つめていたときとは違う、優香の覗かせたメスの横顔。
  “椅子”からそそり立つ肉棒を膣内に咥え込んだまま腰をくねらせ、乳房が弾むほどの勢いで“シャンプーボトル”を頬張る優香の姿に、一瞬、顔を背けてしまいたい気持ちに襲われる……でも、視線を逸らせない。身体の奥底から疼きが込み上げてくるのを感じながら、ゴクッと大きく喉を鳴らしてしまっていた香澄は、視界を覆わんばかりの“湯気”に包み込まれながら、
「ん……は…ァ………」
 と、優香に負けないほどにイヤラシい吐息を漏らしていた。
 ―――見てるだけで…こんなに……興奮するなんてェ………!
 まるで何人もの男の手に、自分の身体を弄ばれているようだった。
 豊満な胸の膨らみは指先が深々と食い込むほどに荒々しくこね回され、搾り出された乳首には生暖かい舌先が絡みついているかのように。
 市民に捧げるべき処女を散らさぬ代わりにと何度も肉棒を捻じ込まれてかき回されたアナルに中指を押し込まれて腸粘膜を擦り挙げられながら、机の角にひたすら擦り付けてパンパンに膨れ上がったクリトリスをついばまれているかのように。
 恋心さえ抱く優香の露天浴場での痴態に興奮がとどまるところを知らない香澄は、手にしていた手ぬぐいを床に落とし、まるで“湯気”に愛撫されているかのような錯覚に陥りながら、涙すら流して性欲に溺れてしまいそうになっていた。内股は処女穴からあふれ出した愛液が膝にまで滴り、肩幅以上に開かされた両脚の付け根からは、濃厚な白濁がドピュッドピュッと噴き出してまでいる。
 ―――あ…や、アァ……そ…こは……ふッ、ン、〜〜〜………!!!
 くぱぁ…と擬音が響き渡りそうなほど粘着的に秘唇を割り開かれると、香澄の膣内で煮詰められた愛液がトロトロと溢れ落ちていく。そんな愛液を、秘唇にむしゃぶりついて喉を鳴らして飲み下されると、顔が紅潮するほどに香澄の羞恥心は限界に達してしまい、股間に顔を埋める“湯気”の頭に手を突きながら腰の奥をキツくキツく絞り上げていく。
 ―――うあァ、イく、イく、ゆ…優香の一人エッチ見ながら、覗きなんてはしたない事しながら、私、イ…イッくうううううううぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
 首を仰け反らせ、それでも声だけは懸命に噛み殺しながら香澄が昇りつめていく。
 愛液で濡れそぼっている淫唇を“湯気”に押し付け、指先を奥深くにまで挿入されているかのような直腸を絞り上げ、香澄はこちらに背中を見せている優香を前にして、凄まじいまでの絶頂感に全身を貫かれていた。
 真っ白い“湯気”に絡め取られた両腕は、大人の男性に押さえつけられているみたいにピクリとも動かせない。そうして隠すことも出来なくなった豊満な膨らみをリズミカルにいびつに歪ませ、アナルの中を押し込まれ、引き抜かれ、満遍なく直腸を奥深くまでかき回されていると、優香を前にしながら快楽に喘ぐ声をこぼしてしまいそうになる。
 ―――ダメ……私がここにいるって気付かれたら……で、でも、声が…か…身体がぁぁぁ!!!
 葉塚市の街並みに面した露天浴室に充満する熱気と、優香の“一人エッチ”を前にした興奮の昂ぶりとで、香澄の肌はオナニーをしていた時よりもさらに紅潮し、玉のような雫汗をその表面に浮かび上がらせる。
「ふっ……ァ…んッ〜……!!!」
 乳房をこれ見よがしに突き出すかのように反り返る背中には“湯気”のネットリとした舌先が這い上がり、柔らかさと弾力を兼ね備えた身体が羞恥と快感とでプルプルと痙攣を繰り返す。
 まだ入浴も済ませていないのに全身汗だくになりながら、香澄の口からは絶えず悩ましい喘ぎ声が迸りそうになり、それを下唇を噛み締めてグッと押しとどめても、乳房を絞り上げるように根元から先端へと揉みしだかれると、あれほど好きになってしまった優香のことすら忘れて肉欲に溺れて恍惚の笑みを浮かべてしまいそうになる。
 ―――そんなの…絶対にダメェ………で、でも、ああ、私の乳首…ビンビンに尖ってる……誰にも…いじられてないのにィ………
 この場にいるのは優香と香澄だけ。しかもただ立っているだけで、“湯気”に体中を這い回られ、手の平に収まりきらないほどにボリュームのある乳房の先端では、恥ずかしいぐらいに乳首が自己主張してしまっている。
 そしてそんな乳首を……同じぐらいに膨らんでしまっているクリトリスを、全身に絡みつく“湯気”が見逃すはずもない。
「んんッ、んんんッ、ん―――――――――ッッッ!!!」
 “湯気”に唇をふさがれなければ、間違いなく、浴室の外にまで飛び出るほどの嬌声を迸らせていた。
 ―――ち、乳首とクリトリスの、三点…責めェ! そんな、そんなに弾かれたら、私、飛ぶ、飛んじゃうぅぅぅ!!!
 乳房の大きさに比べれば小降りともいえる乳首だけれど、完全に勃起した今、その大きさは小指の先端ほどもある。クリトリスも同様だ。この場にいない誰かに懇願するように長い髪の毛を振り乱しても、三つの突起をいじられるたびに香澄の身体はビクンビクンと大きく跳ね、憔悴にも負けない勢いで白く濁った粘液を“湯気”の顔に目掛けて撃ち放ってしまう。
 ―――ダメぇぇぇ! 許して、乳首クリをもういじらないで、イくから、それされると頭の中までイっちゃうイっちゃうイっちゃうからァァァ―――――――――!!!
 “湯気”の肩に当たるほど大きく頭と首とを仰け反らせ、ほんのりと浴室を照らす照明に向けて目を見開きながら、香澄はポロポロと涙を流して激烈な陶酔に溺れ、愛液を噴出させ続ける。座れても、摘まれても、こね回されても、爪や歯を突き立てられても、そのたびに入試を翌日に控えたながらも女の悦びを知ったばかりの瑞々しい裸体が弾け、昇りつめてしまう。
 ―――イっちゃ……オッパイもクリもお尻も、イっちゃうの、こ…こんなところを見ないでぇぇぇ!!!
 大きな“湯気”にふさがれたまま何度も喘ぐ唇から。ダラダラと涎をこぼれだす。
 どうして立っていられるのか不思議なくらいに膝が震えるけれど、後ろに弓反りになる身体は崩れ落ちることも出来ない。何人もの手で支えられているかのような錯覚に陥りながらも、身動きの取れない身体をビクン…ビクンと打ち震わせた香澄は、
『あ………』
 後ろから抱えられるに任せて視線を前に向けると、椅子に逆向きに座りなおしていた優香と同じように声を漏らしてしまっていた。
「こ、これは……んゥ! あ、ダメ、ま…まだ…あふゥん!!! 椅子が、あうゥ、ああァ、」
 先に声を出したのは優香だった。“椅子”の伸ばした両手が香澄にも負けないほど立派な乳房をしたから鷲掴みにすると、人差し指で乳輪をグリグリと押し込みながら、真下から腰を叩きつける。
 そしてそれと時を同じくして、
 ―――こ、これって!?
 優香が“椅子”に犯されるのを見て思い出してしまったのか、香澄のヒップにも熱い肉の塊を押し付けられたような感触が広がる。
 慌てて後ろを振り返っても、そこには“湯気”があるだけで誰もいない。じゃあこの感覚は何なのかと確かめようと思っても、両腕は依然として動かず、そうしている間にも先ほどまでとは比べ物にならない圧迫感がズブブブブッ…と音を立てて香澄のアナルに押し込まれてしまう。
「んおァああああああああああッ!!!」
 丹念に“湯気”の指先に揉み解されていたからだろうか、勃起した肉棒を捻じ込まれても不思議と痛みはない。丸一日かけてたっぷりと男の味を覚えこまされた尻穴は、それどころか深々と抉り抜かれた瞬間、香澄の意に反してあっけないほどに尻アクメを迎え、小水のように愛液を放出してしまっていた。
「や、んはあァ! いい、お尻、ズコズコされたら、イく、イくゥうううぅぅぅ!!!」
 アクメを迎えながらアナルから力を抜くなんてこと出来はしない。結局、直腸に深々と差し込まれた肉棒をキツく締め上げながら、もはや条件反射的に尻穴で感じるようになってしまった自分の身体を呪うことすらままならずに、“湯気”のチ○ポの抽送のたびに頭の中が尻マ○コの快楽でいっぱいになってしまう。
「こんな、見ちゃイヤァ! 違うの、私は、お尻でなんて、お尻でなんて感じますぅぅぅ! 違う、違うけど違わないの、バージンで、こ…恋とかした事なんてないのに、優香の、優香のこと考えただけで、お尻ズコズコして、ぬぽぬぽして、はしたないぐらいに気持ちがいいのぉぉぉ!!!」
 言うつもりはなかった。いや、こんな言葉、今まで一度だって考えたことすらない。
 まるで誰かに耳元で囁かれているみたいにスラスラと恥ずかしい告白をしてしまった途端に、直腸に抜き差しされる肉棒の速度が速くなり、優香の突き上げられるリズムと合わせながらバシンバシンと肉のぶつかり合う音を露天浴室に響き渡らせる。
 ―――ウソ…ウソよォ……お、お尻で……お尻の穴でまで、感じるはずないのにィ……!!!
 優香のひそやかな楽しみを目の当たりにして興奮するのなら解るけど、
「か…香澄ちゃ…ん……そ、それって……」
「―――――――――ッ!!!」
 太い肉棒に突き上げられ、乳房を重たげに弾ませながらも、涙で潤んだ優香の瞳が香澄へと向けられる。けれど我知らずに恥ずかしい告白をしてしまった香澄は、手にしていた“手ぬぐい”を―――手の中から落としてしまっていた“手ぬぐい”を、優香の視線から覆い隠すように自分の股間へと押し付けた。
 ―――ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッ!!!
「きゃふゥウウウウウぅんんんッッッ! な、なにこれェ! んあッ、んハァアアアアアアアアアアアッ! ヤダ、見ないで、見られたら、イく、私、イくぅぅぅ―――――――――!!!」
 いつの間に自分の両手が自由になったのかも知らぬうちに、後ろからアナルを“湯気”の肉棒に犯されながら、香澄は顔を前に、けれど身体を深く“く”の字に折り曲げる。両手でしっかりと“手ぬぐい”の取っ手を握り締め、激烈な振動を発しているテニスボール大の丸みを帯びた先端を股間に押し付ける。
 ―――そ、そんな、なんでこんなに、か、身体が震え…てェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
 優香の視線から狂ったようにイき続けている淫唇を隠そうとすればするほど、香澄のクリトリスには雷に打たれたノアkと思うほどに強烈な振動が突き抜け、問答無用で全身にオルガズムの衝撃が駆け巡る。そのあまりに凄まじさに唇を閉じることすら出来ず、大量の唾液をアゴの先端から滴らせながら獣のような絶叫を優香に、そして葉塚市の街並みに面した露天浴場の向こう側に向けて迸らせてしまう。
 ―――なんで……私こんなに感じちゃってるのよ、んひィィィん!!!
 “手ぬぐい”の小刻みな振動に当てられて、香澄の股間から周囲に愛液が盛大に飛び散る。何度も頭を振って髪を振り乱し、腰を前後に振って“湯気”のチ○ポをアナルの窄まりで扱き上げ、それでも優香を前にすると振動がクリトリスに叩き込まれ、涙でボロボロになった顔を喜悦に歪ませて嬌声を上げて悶えてしまう。
「ひはァああああああああッ! も…ダメェ!!! 壊れ…あぐゥ、イヤァアアアアアアアアアアッ!!!」
 先端を固く尖らせた乳房を揺さぶり、香澄は肉棒にすがりつくようにアナルを緊縮させる。
 意識は何度となく白い瞬きと共に彼方へと飛び、次の瞬間には子宮を裏側から押し上げるような直腸への小刻みな突き上げと淫核への振動とで再び絶頂地獄へと引き戻される。
「こんな…私……見せたくない…優香に…見られたく…ないのにィィィイイイイイイイイイ!!!」
「そんなことないよ……私も香澄ちゃんと一緒……だから安心していいよ……♪」
 瞳に移っていても、それが何かなんて考えるだけの思考力なんて香澄には残っていない。だから不意に、いきなり目の前に現れて唇を重ねたのが優香だと気付いたのは、粘つく唾液にまみれた舌と舌とを絡め合わせている最中のことだった。
「ゆ……かぁ……」
「香澄…ちゃん……んんゥ……」
 身体を折り曲げ、背後から“湯気”に立ったまま犯されている霞と視線を合わせるように、膝立ちになって優香の背後から、“椅子”の太く逞しい肉棒が捻じ込まれていた。
 けれど唇は離れない。“手ぬぐい”から手を離せない香澄の代わりに、香澄の首に腕を巻きつけて唇と舌とを絡ませあいながら、優香は開きっぱなしのヴァギナにペ○スを突き入れられて、淫靡な音を声とを周囲に鳴り響かせた。
「はふぅぅぅん……わ、私もね……男の子ともまともに喋れないけど…で、でもね、お風呂で、お風呂に入っちゃったら、え…エッチな気分が……止まらないんだよォ……♪」
 あんなものが膣に収まるのかと香澄には信じられないような巨大なペ○ス……それを奥にまで押し込まれて内側を掻き回されているのに痛がるそぶりも見せない優香に感嘆の吐息を漏らしていると、すぐさま加速していく抽送に二人は荒い呼吸を繰り返し始めていく。
「こ…これで一緒……わたしも、は、恥ずかしい話、き…聞かれたん…だからァァァ!!!」
「私だって……さ、さっきまで、優香が座ってた座布団を、犬みたいにクンクン匂いを嗅いでオナニーしてたんだからァ!!!」
「い、一緒だもん、か…香澄ちゃんになら、わた、わたし、変態だって、知られたってぇぇぇ!!!」
 二人きり……そう、香澄と優香、二人しかいない浴室で、ネットリと舌を絡めあいながら、二人して恍惚の表情を浮かべて獣じみた嬌声をあげる。
「ふああっ! あああァ、んはァああああああッ!!!」
「香澄ちゃん、見てて、私ね、また、また気持ちよくなっちゃうゥ! “椅子”でもね、“シャンプーボトル”でもね、い…イっちゃう変態なんだもん♪ 誰にも知られたくなかったけど…香澄ちゃんにだったらァ……♪」
 ネチョリ…と二人の唇の間から音がなり、それに折り重なるようにラストスパートへ向けてバシンバシンと二人のヒップに腰を叩きつける音が響き渡る。
「ごめんね、お尻でイっちゃう変態でごめんね、お尻が気持ちいーのぉ、優香見てたらお尻がうずうずしてズボズボですんごく気持ちいいのォ!!!」
「私もだよォ♪ “椅子”におマ○コ犯されたら、スゴくいい場所にグリグリってェ! ああ、感じるの、私の感じる場所に当たってるよ、香澄ちゃあん!!!」
 “手ぬぐい”の振動に腰を何度も跳ね上げ、そのたびにアナルをきゅううう…と締め付ける。直腸の中で“湯気”の肉棒は脈動を繰り返し、もう目の前にいる優香にさえ焦点を合わせられなくなった香澄は、
「あっあっあっあっ、く、クるの、なんか物凄いのがキちゃう、ゆ…優香ァ、わた、しィ……も、もおおおおおおおおッ!!!」
「一緒、一緒にイくのぉ♪ 私と香澄ちゃんで、きゃふ、んはァああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
「あひィいいいいいいいいいいん!!!」
 最後に一際強くアナルを突き上げられた次の瞬間、香澄の直腸に熱い液体が注ぎ込まれる。大量に、押し広げられた結合部から溢れ出すぐらいに注ぎ込まれたそれを、アナルをギュッ…ギュッ…と締め上げて押しとどめながら、香澄は重たげな乳房をタップンタップンと揺らし、自分の頭を強く抱き寄せる優香の腕の中で二人してオルガズムのままに絶叫を迸らせてしまっていた―――


 −*−


「はぁアん♪ 気持ち、ヒ〜のォ♪ イく、またイきゅウウウウウッ♪」
 和室に敷かれた二組の布団。その上で両脚を抱え、赤ちゃんがオムツを変えてもらうような格好でおマ○コを曝け出していた香澄は、“枕”に直腸中出しされながら尻穴でアクメを迎えていた。
 何時間にも渡って露天浴室で快感を貪った香澄と優香の姿は、当然のことながら街からも何人もの人たちに目撃されていた。湯船から外へと身を乗り出し、二人して背後からアナルを犯されてアクメを迎える姿が夜のニュースで放送されたほどだ。
 そうして日付を跨いでまで浴室で快感に身も心も蕩かされた二人は、床についても一時として快感を忘れ去ることは出来なかった。お互いの恥ずかしい姿を思い出すほどに身体は高ぶり、香澄は股の間に“枕”を挟み、その隣では優香もまた火照る身体を“浴衣”に包み込んだまま途切れることのない官能へとはまり込んでいく。
 入試を翌日に控えた二人の少女は、喉を震わせ、腰を振り、白濁液に全身をまみれさせながらも、布団の上から伸ばした手と手を絡ませあう。
「香澄…ちゃあん……♪」
「優…香ァ……愛してる…愛してるのぉ……♪」
 絡め合わせた指と手で、お互いを引き寄せるように布団から身を乗り出し、唇を交じり合わせる。そして長い長い口付けを終えると、再び自分の布団に引き戻され、“枕”に“浴衣”に“シーツ”に次々とアナルをかき回され、膣口と尿道口から本気汁を噴水のように迸らせる。
 ………もう明日の試験なんてどうだっていい。
 気を許せる相手と共に、“男”を交えることなく快感に堕ちていく香澄と優香。一人で堕ちるには寂しくて、けれど二人一緒に堕ちて、壊れていくことに救いを見出すように、二人はずっと手をつないだまま、二人きり部屋の中で犯され続けていく。
「一緒だからね……ずっと……」
 どちらか呟いたのか分からない言葉は、すぐに粘膜の擦れあう音によってかき消される。


 ―――ああ……ずっとこうしていられたらいいのに……


 −*−











「安藤香澄、誘導値は97%を超えています。予想以上の催淫度かと」
「滝川優香を実験台にしての特殊催眠による認識疎外・変更のテストは予定を上回る結果を出せました」
「彼女のような“人材”はぜひとも葉塚大学に来て欲しいねェ……本人たちは、共に合格できることを祈っているようだし、引き裂くのも可哀想か」
「“明日”はさぞや愉(たの)しい試験になることでしょう。安藤香澄は面接試験、か……いや、実に楽しみな事で……」


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