第七話「少女達の絆」


 もう何分になるだろう。私のあそこはずっと晒されたままだった。小さい男の子が興味深そ うにこちらを指差している。横にいる母親らしい人が何かを聞かれて困ったような顔をしてい る。若い男の人は、赤い顔で私のそこをじっと見ていた。私が思わずそこをぴくって震わせる と、驚いたような顔をして隣の友人とひそひそ話していた。女の人たちは、何かを評価するみ たいに私を見ている。どの視線も私の女の子の部分に集中していて、私のそこを話題の種にし ていた。すごく恥ずかしかった。でも、水ちゃんと空ちゃんの前で弱気な所は見せられないか ら、私はじっとそれに耐えていた。 「さてと。それじゃ、横の2人には離れてもらいましょうか」 まずは横の2人に何かやってもらいましょうか」  カルヴァナの合図で二人の体が私から離れる。外のひだを押さえていた手が離れて、思い出 したように左右のひだがひっそりと閉じた。一方カルヴァナは、懐から一本のナイフを取り出 す。そして、それを手品師みたいに片手で弄ぶと、 「ほら、受け取り!」  なんといきなり私に向かって投げつけてきた。思わず目をつぶる私。でも、私の腕が勝手に 動き、そのナイフの柄を見事に掴んでいた。 「えっ?」 「今んは、軽いパフォーマンスや」  カルヴァナはにやりと笑う。そうか、私の体はあの人の自由で動かせるんだっけ。 「さてと、このナイフ。お嬢ちゃんがどう使うかというと・・・」  私の腕が再び動き、両手で握ったナイフを開いた脚の間に持って来た。 「ちょっと、望に何をするつもりなのよ!」  ナイフの切っ先は私のあそこを狙っている。まさか、ね・・・。 「ナイフを挿入するんも、おもろいかな思うて」  カルヴァナは、恐ろしい事を簡単に言った。 「なにバカなこと言ってるのよ!」 「やめて下さい! そんなことをしたら望さんが・・・」 「まっ、うちかてそういう趣味はないし、できればやりとうないな思うとるけどな。他になん かおもろい事があれば・・・」 「・・・何をすればよろしいのですか?」  空ちゃんが答える。それで、私にもカルヴァナの言いたい事はわかった。つまり、私を人質 に空ちゃんたちになにかをやらせようというのだ。 「物分かりが良い嬢ちゃんやな。なに、簡単なことや。嬢ちゃんに、そこの髪の長い方の嬢ち ゃんと愛し合ってもらお、思うとるだけやから」 「わたしと空でレズを演じろって言うの・・・」  私は"そんなことやめて"と言おうとしたのだけれど、こちらを睨んだカルヴァナの視線がそ の言葉を押し込めてしまった。 「嫌なら、別にええんやで。そこに座ってる嬢ちゃんのオメコが使いもんにならなくなるだけ やから」  私はなにかを言おうとするけど、足の間のナイフを見ると言葉が出せない。 「水さん・・・」  空ちゃんの視線に答えるかのように水ちゃんはうなずく 「わかったわ。その代わり、望は解放してもらうわよ」 「そんな約束はできへんな。ま、ナイフは捨てさせるわ」 「ちょっと、それじゃ根本的な解決にならないじゃない!」 「うちは別にどっちでもええんやで?」  余裕の表情のカルヴァナ。 「水さん、ここは・・・」 「わかったわ。でも、約束は守ってもらうから」 「安心しい。うちは契約にはうるさい人間やから。ほな、あんさん方を自由にするで」  カルヴァナは再び鈴を鳴らす。それで、水ちゃんと空ちゃんの体の強ばりが取れたみたいだ った。 「自由に、動きますわね」 「わたしたち二人は、ね」  私の体は相変わらず自由にならない。 「わかっとるやろうな? 妙な真似したらそこの嬢ちゃんがどうなるか」 「心配しないで! あなたのお望み通りにしてあげるわよ!」 水ちゃんはそう言って空ちゃんと向き合う。 「ごめん。私・・・」  私はナイフの恐怖を押さえてなんとか言葉を出す。 「気になさらないで下さい。わたくしたち、お友達ではありませんか」 「そうよ。望はわたしたちが絶対守るから心配しないで」  そう言うと2人は腕を絡ませた。  裸のまま見つめ合う2人の美少女。それは女の私でもドキドキする光景だった。水ちゃんと空 ちゃんは、そのままお互いの肩を抱く。 「すみません。わたくしなんかがお相手で・・・」 「ううん、空で、いや空だから・・・良いのよ」  そうして2人の少女は口づけをする。長くて、そして甘い・・・。なんか、見ててぼーとし てきちゃった。そして、2人の唇が涎の糸を引いて離れる。そのまま、水ちゃんの唇が下へと 下がっていって空ちゃんの胸の先っぽに吸い付いた。声を上げて空ちゃんがのけぞる。 「だ、だめ、です」 「空のここ、固くなってきた」 「そ、そんな・・・」  水ちゃんの手が空ちゃんの胸を揉み、唇がその先端を吸っていた。さらに、その唇が下へと向 かう。お腹の上を進み、お臍を舐めてさらに下へと向かっていく・・・。 「空のを、わたしに見せてくれる?」 「・・・」  空ちゃんは答えない。でも、水ちゃんは構わずに空ちゃんの脚をこじ開けた。 「だめ、ですわ・・・」  その言葉とは裏腹に、空ちゃんの脚は大した抵抗もなく開いていく。 「ああ・・・」  空ちゃんは両手で顔を覆ってしまう。そして遂に晒される空ちゃんのそこ。 「綺麗よ、空」 「ご覧に、ならないで・・・」 「だめ。だってこんなに綺麗なんだもの」  空ちゃんはそこの様子はここからはわからない。水ちゃんの頭の影になっていたから。もし かしたら、水ちゃんが意図的にそうしているのかも。 「空を味あわせて」  水ちゃんは空ちゃんのそこに口をつけた。ぴちゃぴちゃとミルクを舐めるような音が周りに 広がる。 「おやめ下さい、水さん・・・」 「すごく、濡れてきたわ」 「そんなこと、ないですわ」 「うそ。わたしにはわかっちゃうのよ」 「これが、空の味なのね。あっ、ここ勃ってきた」 「そんなこと、おっしゃらないで下さい」 「ふふふ、いじめちゃえ!」 「あ、あああ! 水さん」  水ちゃんは空ちゃんのクリトリスを口に含んだみたいだった。空ちゃんの甘い声が辺りに 響く。私は今の状況も忘れて見入ってしまっていた。空ちゃんの体が、びくって震える。空ちゃ ん、軽くいっちゃったみたいだった。 「み、水さん。わたくしも、水さんにご奉仕させて、頂けませんか?」  肩を上下に揺らしながら話す空ちゃん。 「ええ・・・。わかったわ」  水ちゃんは寝ている空ちゃんの上に、ちょうど上下が逆になるように四つん這いになった 。これで、水ちゃんの顔の下に空ちゃんのあそこが、そして空ちゃんの顔の上には水ちゃん のあそこが来ることになる。水ちゃんの体勢は、お尻を突き出すようになっているので、そ の間にある穴もあそこも丸見えだった。他の人のお尻の穴を見るは初めてだった。もっと、 汚いのかなって思ってたけどそんなことはなかった。小さくてとても可愛い。水ちゃんにぴっ たりの綺麗なものだった。そして、その下の女の子の部分はちょっとだけ開いていて、中の 赤いびらびらが光を反射してきらきらと光っていた。でも、それはさっき水の中に入ってい たからというわけじゃないみたいだった。水ちゃん、あそこを濡らしていたんだ。周りの人も 、みんな水ちゃんのそこに注目している。水ちゃん開き直ったのか、かえって見せつけるよう な素振りもしていた。そして、みんなが見守る中で、水ちゃんのお尻がゆっくりと下がってい く。そこに、空ちゃんの唇が触れた。空ちゃんはそこをチョコレートみたいに舐め始めた。 「う、ふうぅぅ」  水ちゃんの口から抑えた声が洩れる。そして、水ちゃんも口を塞ぐ物を求めるみたいに空ち ゃんのそこに吸い付いた。多くの人が見守る前で、2人の少女はお互いのあそこを責め合って いた。 「ねえ、空。また、キスしてくれる?」  しばらくして、水ちゃんが声を出す。 「キス、ですか?」 「そう。でも、今度は下の口同士で・・・。いいでしょ?」  水ちゃんがとろんとした目で空ちゃんを見てる。その甘い瞳に魅入られたみたいに、空ちゃ んはゆっくりとうなずいた。2人は体勢を変えて向かい合って脚を開く。そして、お互いの脚 を絡ませ、あそことあそこを近づける。 「じゃ、キス・・・するわよ」 「はい・・・」  そして、2人のあそこが口づけをした。  2人とも、大勢の前だっていうことをもう忘れているみたいだった。ただ、快感を得るため だけに腰を揺らし、あそこを激しく擦りつけている。みんな息を殺してその様子を見ていた。 聞こえるのは、2人の喘ぎ声とあそこが擦れ合うくちゅくちゅという恥ずかしい音だけだった。 それは、すごくいやらしい光景なんだけど、とても綺麗にも思えた。2人の喘ぎがだんだん大 きくなっていく。2人の快感が限界まで来ているみたいだった。 「み、水さん。わたくし、もう・・・」 「わたしも、もうだめ。空、一緒に・・・」 「はい、水さん・・・」  二人はお互いの体を抱きしめる。その後ひときわ大きい声が響いて、2人ともぐったりとな ってしまった。そして、そのまま動かなくなってしまう。 「水ちゃん、空ちゃん!」  やっと我に返り、私は2人に声をかけた。 「無駄や。どうやら、気失うてもうたようや。よっぽど良かったようやな」 「水ちゃん、空ちゃん・・・」 「さて、そこの2人にもがんばってもろうたし、今度こそは嬢ちゃんになんかやってもらいま しょうか?」  カルヴァナは冷たい視線を私に向ける。 「おっと、そん前に・・・」  また私の腕が勝手に動き、ナイフを後ろに放り投げた。 「約束やからな。さてと、どないしましょうか」  カルヴァナは、獲物を見るような感じで私の体を眺めた。 「そうや。綺麗なレズビアンショウの次は、気楽に見れる楽しい芸でもやってもらいましょう か?」  それが、私にとって楽しい芸ではないことは明らかだった。でも、ここで怖気づく訳にはい かない。水ちゃんと空ちゃんの頑張りを、無駄にするわけにはいかないから。今、2人は自由 なはずだから、水ちゃんと空ちゃんが目覚めれば2人の力でこの場を脱出できるはず。だから、 それまでの時間は私が稼がなければ。  私は抱き合ったまま倒れている2人を見つめ、心に誓った。


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