第二話「パイロットの資格」


 ひかりとミリーは、ミエルスの艦内に入り、係の女性の案内で、最初の試験会場に向かって歩き出す。  ひかりは、すっかり興奮し、辺りをきょろきょろと見回していて、ミリーも、抑えきれない好奇心で  目を輝かせている。 「ねえ、ミリー。すごいね。ほんとに宇宙船なんだね。うわー、感動!かっこいい・・・。」  ひかりはキラキラと目を輝かせている。 「ふふっ、ひかり、はしゃぎすぎて迷子にならないでね。」  ミリーが笑いながら言うと、ひかりはぷくっと頬を膨らませる。 「ぷぅ・・・、大丈夫だよぉ。もう、ミリーったら。」 「あははっ、ごめんごめん。」  そんな二人のやりとりを見て、案内の女性はくすくすと笑っている。  やがて、会場となる部屋に着き、二人は中にはいる。  その部屋は、とても広い部屋で、大学などの教室によく見られる、階段状に長い机が配置された部屋で、  そこでは既にたくさんの少女が、試験の始まるのを待っていた。 「うわ・・・、こんなに受けるの・・・?なんか、不安になってきちゃった。」  ひかりは、あまりの人の多さに、ちょっと元気をなくしてしまう。 「大丈夫よ、ひかり。信じなきゃ駄目。絶対受かるわ。元気出して。」  ミリーが、ひかりに優しく言う。 「うん!ありがとう、ミリー。絶対二人で受かろうね。」  二人は力強く頷き合う。  そして、二人は志願票の番号を見て、その席に着く。  受付が同時だったため、二人は隣同士の席になり、ひかりは少し安心する。  しばらく二人がお喋りしていると、試験官らしい男性が入ってきて、部屋の中が静かになる。 「ミエルスへようこそ、では、これから一次試験を始めます。試験時間は50分です。」  そして、試験官の男性は、用紙を配り始める。  ひかりとミリーは、筆記用具を取り出し、試験に備える。  やがて、全ての少女に用紙が行き渡り、試験が開始される。  二人も、黙々と問題と格闘し始める。  そして50分後、試験官の声と共に、少女達はペンを置き、用紙が回収される。 「一次試験合格者は、30分後に発表します。各自この場で待機していて下さい。」  試験官はそう言って部屋を出ていく。 「ミリー、どうだった?」  ひかりが尋ねると、ミリーは少し顔を曇らせる。 「こんなに難しいとは思わなかったわ。半分以上は解いたけど・・・。」  すると、ひかりは悲しそうに俯く。 「いいな・・・、私なんて、三分の一も解けなかった。もう駄目かも・・・。」  落ち込むひかりの髪を撫でて、ミリーは優しく慰める 「ひかり、落ち込まないで。大丈夫よ、きっと受かるわ。」  二人は、押さえきれない不安を胸に、他の少女達と共に、試験結果が出るのを待つ。  少女達にとって、とても長く感じられた30分の時間が過ぎ、試験官が部屋に戻ってくる。  少女達は皆緊張して、試験官の言葉に耳を傾ける。  試験官は、少女達の正面の壁に、大きなスクリーンを広げる。 「では、合格者を発表します。こちらのスクリーンに、志願票の番号が表示された方が合格です。  合格された方は、荷物を持ち、部屋を出て、案内に従って二次試験会場に移動して下さい。」  そして、スクリーンには、次々と番号が表示される。  少女達は、身を乗り出すようにしてスクリーンに注目し、ひかりとミリーも、食い入るようにスクリーンを  見つめている。  そして、合格した少女達の歓声が上がり、ぞろぞろと出ていく。  また、不合格になり、俯いてしまったり、泣いている少女もちらほらと見かける。  ひかりとミリーは、なかなか番号が表示されないので、次第に不安になってくる。  その時、ひかりが大きな声を上げる。 「あああ!あったぁ!」 「私も!」  ひかりとほぼ同時にミリーも叫ぶ。  二人は興奮して抱き合い、荷物を抱えて部屋を出る。 「良かったぁ、絶対落ちたと思ってた。ミリー、一緒に合格できて良かったね。」  ひかりが満面の笑顔で言う。 「うん!はあぁ・・・、緊張したぁ・・・。」  ミリーもほっとした表情で笑う。  そして、二人は、他の合格した少女と共に、二次試験会場に入る。  そこは、広々とした部屋で、床一面に椅子が並んでいた。  少女達は案内に従い、順番に椅子に腰掛けていく。  ひかりとミリーも、仲良く隣同士に座る。  少女達が揃ったところで、前に試験官と見られる女性が進み出てくる。 「皆さん、合格おめでとうございます。ここにいる時点で、皆さんは、ミエルスの乗組員、もしくは、  艦載機ヴィーナスの搭乗員としての資格を得たことになります。」  その言葉に少女達から大きな歓声が上がる。  ひかりとミリーも、抱き合って喜んでいる。  そして、少女達が落ち着いたところで、女性が話を続ける。 「これから始める2次試験は、試験と言うより、皆さんの適正を調べる検査と言うことになります。  この検査の結果に従って、乗組員、搭乗員、どちらかに配属されます。試験は、3人ずつ行われます。  今から、名前を呼んでいきますので、呼ばれた方々は前に出てきて、案内に従い検査会場に移動して下さい。  では、・・・・・・。」  女性は、次々と名前を呼び、呼ばれた少女は前に出て、3人ずつの組になって検査会場に移動していく。 「次は、一条ひかりさん、ミリエラ・ジュネスさん、柿里綾奈さん、前に出てきて下さい。」  ひかりとミリーは、名前を呼ばれ、荷物を持って前に出てくる。  そして、もう一人名前を呼ばれた少女が一緒になる。 「はい、これが検査票です。検査会場で、係官に渡して下さい。後、これは皆さんの識別票になります。  これも、係官の指示に従ってつけて下さい。荷物はこちらで預かります。配属決定後に、各自の部屋に  届けられます。では、検査票と、識別票のみを持って検査会場に移動して下さい。」  三人の少女は、それぞれ渡されたものを受け取り、荷物を置いて部屋を出ていく。  検査票は、封筒に入っていて中は見ることが出来ない。  識別票は、小さな長方形の名札のようなもので、それぞれの名前と顔写真が貼ってある。  部屋を出て、係の案内で移動している途中、もう一人の少女が二人に話しかけてくる。 「ねえねえ、自己紹介しよう。私は、柿里綾奈っていうの。あやりんってよんで。13歳よ。」  その少女・・・綾奈は、髪をお団子に結い上げた、可愛らしい顔立ちの少女で、ころころと転がるような  可愛らしい声で二人に自己紹介する。  綾奈は、ひかりよりも少し背が低く、ミリーを見るときなどは、ほとんど真上を向くような感じになっている。 「私は一条ひかりよ。ひかりって呼んで。私も13歳。同い年どうし、仲良くしようね、あやりん。」  ひかりはにっこり笑って言う。 「私は、ミリエラ・ジュネス。ミリーで良いよ。14歳。よろしく。」  ミリーも、持ち前の人なつっこい笑顔で綾奈に言う。 「よろしく、ひかり、ミリー。」  三人は、笑顔で握手を交わし、お喋りをしながら検査会場へ向かう。  検査会場は、小さな会議室といった感じのあまり大きくない部屋で、長い机が一つ置いてあり、係官とみられる  男性が、3人待機していた。  少女達が入ってきた扉の正面は、壁一面に鏡が貼ってあり、右側の方は、これも壁一面をカーテンで覆ってある。  三人は、部屋の少し緊張した雰囲気に、少し顔をこわばらせて、静かに会場に入り、係官に検査票を手渡す。 「こんにちは、一条ひかりさんに、ミリエラ・ジュネスさん、柿里綾奈さんですね。では、早速ですが、これを  つけてもらいます。これは、検査の補助的な道具で、皆さんの脈拍、脳波を読みとり、こちらのコンピューターに  送る装置です。では、ひかりさんから・・・。」  係官に言われ、ひかりは前に進み出る。  すると、ひかりの首に、銀色の金属の輪が巻かれる。  そして、係官は、ひかりの識別票を、正面に来るように輪に取り付ける。  同じように、ミリーと綾奈も、首に輪を巻かれ、識別票をつけられる。  その姿は、まるで犬のように首輪をはめられているかのようである。 「では、検査を始めます。皆さん、服を脱いで下さい。脱いだ服はそこの籠に入れて下さい。」  係官の言葉に、三人は頬を赤らめながら、係官に背を向け、下着姿になり、服を籠に入れる。  三人、その格好でもじもじしていると、係官が声をかける。 「何をしているんですか?早く下着も脱いで。」  その言葉に、三人は耳を疑う。 「ええぇ?下着も脱ぐんですか?そんな・・・。」  ひかりが、顔を赤くして言う。 「これは、検査ですから、指示に従って下さい。あなた達は、もうミエルスに搭乗することが決まっているんですよ。  言われたことにはすぐ従う癖をつけて下さい。さあ、早く。」  係官は、少しいらいらしたように言う。 「そんなぁ・・・、恥ずかしいよぉ・・・。」  綾奈が泣きそうな声で言う。 「仕方ないよ。これも、ミエルスに乗るためだ。さあ、ひかり、綾奈、脱ぐよ。」  ミリーは、気丈に二人に言うが、その顔は、抑えきれない羞恥に赤くなっていて、ひかりは、羞恥に顔を真っ赤に  して震えていて、綾奈は、既に目から涙を溢れさせそうになっている。  そんな二人を、少しでも勇気づけようと、ミリーは思い切って、グレーのスポーツブラを捲り上げる。  すると、ミリーの豊かな乳房が、ぶるんと揺れて飛び出してくる。  肌の色と同じ真っ白な乳房は、14歳という年齢にしてはかなり発達していて、隣で泣きそうになっている  綾奈の顔ほどもある。  その頂点には、小さなピンク色の乳首が、ツンと可愛らしく上を向いている。  ミリーは、恥ずかしさのため、首筋まで赤くなり、青い目をかすかに潤ませながら、二人を見る。 「ミリー・・・、わかった・・・。私・・・、頑張る・・・。」  ひかりは、ミリーの目を見つめて頷き、恥ずかしさに震えながら、ブラジャーのホックをはずす。  そして、震える手で肩紐を下ろし、ゆっくりとブラを外す。  ひかりの胸は、やっとふくらみ始めたばかりで、肌の色にかすかに桃色が混ざったような幼い乳首を頂点にして、  なだらかな丘を描いている。  そんな二人を見ていた綾奈が、涙をこぼしながら、ブラジャーに手をかける。  綾奈の胸は、幼い顔立ちの割に、小さいながらも、形の良いふくらみを見せており、時折しゃくり上げる綾奈の  動きに合わせて、小さな桜色の乳首と共に、ぷるんと可愛らしく揺れている。 「さあ、早く下も脱いで下さい。」  パンティー一枚の姿になった三人の、綺麗な背中を見つめながら、係官は静かに言う。 「恥ずかしいから・・・、一緒に・・・。」  ひかりがか細い声で呟き、三人は、潤んだ目を見合わせ、一緒に思い切ってパンティーを下ろす。  ひかりのお尻は、まだ肉付きは薄いが、将来が楽しみな形の整ったお尻で、ミリーのお尻は、乳房と同じく  豊かな丸みを帯びていて、きゅっと上を向いた魅力的なお尻であり、綾奈のお尻は、ミリーほどではないが、  可愛らしい丸みを見せる、真っ白なお尻である。  そして、ひかりの股間には、まだ恥毛の生える気配もなく、今まで開かれたことが無いかのように、ぴったりと  閉じた、つるつるの割れ目があり、ミリーの股間はというと、一見つるつるに見えるのだが、そこには、金色に  輝く産毛のような恥毛が生え、僅かに開いたピンクの割れ目を飾っていて、綾奈の股間は、ひかりと同じく、  まだつるつるなのだが、その割れ目の一番上に、かすかに小さなクリトリスが顔を覗かせているのが見えている。  三人は、恥ずかしさに震え、目を潤ませ、胸と股間を手で押さえながら、係官の方を向く。  係官は、銀色の首輪のみを身につけた、美しい少女達を見て、思わず目を細める。  三人とも、初対面の男性の前で裸になる事など、今まで考えたこともなく、ひかりと綾奈は、恥ずかしさで係官の  顔を見ることも出来ず、俯きながら震えている。  ミリーは、腕一本では隠しきれない乳房を必死に押さえながら、持ち前の気の強さから、きっと前を向き、  係官を見つめている。 「はい、じゃあ、始めますよ。まず、あなた方の身体に異常がないかどうか、目視でチェックをします。三人とも、  我々の前にきて、手を下ろして直立して下さい。」  係官に言われ、三人はおずおずと前に進み出るが、胸や股間を押さえた手をどうしても下ろすことが出来ない。  係官は、何度も少女達に手を下ろすように言うのだが、強烈な羞恥に震えるばかりで、動けなくなっているようだ。 「ふう、仕方がありませんね。」  係官は、他の二人の係官に目配せし、三人の後ろに回る。  そして、懐から皮の手錠を取り出し、有無を言わさず少女達の腕を下ろさせ背中に回し、両腕を合わせるよう  にして、手錠をかけ、短い金属の棒を取り出し、手錠と、首についている銀色の輪とを繋いでしまう。  三人は、小さく抵抗をするが、係官の迫力に押され、為す術もなく拘束されてしまう。  後ろ手に手錠をかけられたことで、三人は一切身体を隠すことが出来なくなり、手錠と首輪を繋ぐ棒により、  その胸は、まるで係官に見てくれと言わんばかりに、ぐっと前に突き出されてしまう。  ひかりは、そのあまりの出来事に、口を半開きにしたまま呆然としていて、ミリーは、身動きする度に、その  豊かな胸を揺らしながら目を逸らし、綾奈は、ぼろぼろと涙をこぼしながら泣いている。  そして、そんな少女達の姿は、真っ正面の壁一面にはめ込まれた鏡に、余すところ無く映っている。  その事が、さらに少女達の羞恥心をあおることになる。  係官は、少女達に淡々と声をかける。 「こういう手段は取りたくなかったのですが、このままでは検査に支障を来す恐れがあったので、申し訳ありませんが  しばらく我慢して下さい。検査はすぐに終わります。では始めます。」  そして、係官は、それぞれ一人ずつ少女を担当し、いろいろ質問をしながら、舐め回すように少女達の裸身を  見つめる。 「では、一条さん。あなたは、初潮を迎えたのはいくつの時ですか?」 「え・・・、あの・・・、ぐすっ・・・、じゅ・・・、十一歳の時です・・・。」 「ミリエラさん、胸はいつ頃からふくらみましたか?」 「なっ・・・、くっ・・・、十歳の頃からです・・・。」 「柿里さん、オナニーをしたことはありますか?」 「ひぐっ・・・、えぐぅ・・・、そ・・・、そんな事・・・、したこと無いです・・・。」  少女達は、次々浴びせかけられるいやらしい質問に、真っ赤になりながらか細く答えている。    その頃、少女達の正面の、鏡の向こう側では、二人の女性が楽しそうに囁き合っている。  部屋の鏡はマジックミラーになっていて、裏側からは、羞恥に震える少女達の姿を、気付かれることなく  見られるのだ。  一人は、ひかりとミリーの受付をした女性、綾瀬美咲で、もう一人は、長い金髪を無造作に赤いバンダナで  一本に縛った、気の強そうな女性で、大きく開かれたパイロットスーツの胸元から、今にも胸が溢れ出しそう  になっている。 「ねえ、美咲。あなたはどの子が好み?」  金髪の女性が美咲に尋ねる。 「うーん、みんな可愛いわぁ・・・。恥ずかしくて震えてる・・・。なんかぞくぞくしちゃう。  あっ、あの子なんて良いんじゃない?右端の子。あのちっちゃい胸を撫でてみたいわ。」  美咲はそう言ってひかりを指差す。 「ああ、いいね。私は真ん中の子かな。気の強そうな所が気に入ったわ。あの胸を縛って苛めたらおもしろそう。」   金髪の女性は、くすりと笑ってミリーを見つめる。 「ローラはいつもそうなんだから・・・。でも、左端のちっちゃい子も良いわね。まだなんにも知りませんって  いう雰囲気だから、ああいう子に一から教えるってのもなかなか燃えるんじゃない?」  美咲は、うっとりとして金髪の女性にもたれかかる。 「そうね、それもおもしろいわね。・・・あら、どうしたの美咲?」  ローラと呼ばれた女性は、美咲に尋ねる。 「え・・・?だって、あの子達の裸見てたら・・・、なんか濡れてきちゃって・・・。ねえ、ローラ・・・。」  ローラは、軽く肩をすくめると、美咲のあごに手を当て、ゆっくりと口づける。 「あん・・・、んんん・・・。」  二人は、少女達を見つめながら、妖しくお互いの身体をまさぐり合っている。  鏡の向こうでそんなことが行われているとはつゆ知らず、少女達は恥ずかしい質問責めに耐えている。  やがて、ようやく質問が終わり、少女達に次の指示が出される。  係官が、大きな椅子のような物を持ってきて、少女達をそれに座らせる。  そして、少女達の足首を、それぞれ椅子の下の部分にある、皮のバンドで固定してしまう。  椅子に座らされたまま、身動きできなくなった少女達は、震えながら係官の指示を待っている。  係官は、手元のリモコンを操作し、少女達に椅子の背をゆっくりと倒す。  すると、少女達はベッドに横になるような感じになる。  そのまま、係官が別のボタンを押すと、今度は、少女達の足が大きく開かれていく。 「え!いやああああ!」  信じられない出来事に、ひかりの大きな悲鳴が響く。  しかし、足首が固定されているため、椅子の動きに逆らうことは出来ず、少女達はやがて大きく足を開かれ、  その無防備な股間の全てを係官の目に晒す。 「ああぁ・・・、パパ・・・ママ・・・。ぐすっ、うえええん。」  その強烈な羞恥に、ついにミリーも耐えられなくなったのか、泣き出してしまう。  綾奈は、声も出ずに口をぱくぱくさせて、顔中を涙で濡らしている。  そして、係官達は、それぞれ少女達の前に椅子を置き、その股間の目の前に座る。 「では、今から性器検査を行います。」  係官の声が響き、それぞれ検査が始められる。  ひかりの担当の係官は、そっとひかりの割れ目に手を添え、左右にぐっと開いて、桃色の秘肉を露わにする。 「そんな・・・、いやぁ・・・、ひっく・・・、やめてぇ・・・。」  ひかりは、弱々しく呟きながら、生まれて初めて性器を見られるということに耐えている。  それは、ミリーや綾奈も同様で、ミリーにいたっては、いつもの気の強さがすっかり消え去り、横になっても  崩れない大きな胸を震わせて泣きじゃくっている。  綾奈も、同じように泣きじゃくっていたが、係官に秘裂を覗き込まれた瞬間、ふっとその表情が変わる。  急にうっとりとした流し目を係官に向けると、まるでもっと見てと言わんばかりに腰を持ち上げる。  その桃色の割れ目からは、かすかに愛液までにじませていた。  三人の少女は、割れ目を目一杯開かれ、その幼い性器をつぶさに検査される。  クリトリスをさすられ、ひかりが小さく喘いでいると、隣ではミリーが、膣の中に指を入れられ、痛さと  かすかな快感に震えていて、綾奈は、割れ目を撫でられながら、艶っぽい吐息を係官に吹きかけている。  やがて、時を同じくして係官達は、割れ目の下でひくひくしている肛門に手を伸ばす。  白い潤滑剤をまぶした係官の指が、ひかりのお尻の穴にずぶりと沈められる。 「いやぁっ・・・、うぐぅ・・・、痛いよぉ・・・。」  ひかりは、痛みに涙を流して悲鳴を上げる。 「きゃあああ!はぐっ・・・、うえええん。やめて・・・、もうやめてぇ・・・。」  ミリーは、激しく泣きじゃくりながら、首を振っている。 「うふっ・・・、あふぅん・・・。え・・・?きゃあああ!いやあああ!」  綾奈は、うっとりとして喘いでいたが、お尻の痛みに急に我に返り、大きな叫び声をあげる。  係官達の指は、泣き叫ぶ少女達のお尻の穴を思う存分蹂躙し、ゆっくりと引き抜かれる。  三人は、声を出すことも出来ず、裸の胸を大きく上下させている。  そして、少女達は椅子から下ろされ、手錠や首輪を外され、、服を着るように言われる。  三人は、疲れた身体を引きずって服のあるところに行き、のろのろと身につける。  そのまま、身を寄せ合って泣いている少女に、係官が話し始める。 「ご苦労様でした。辛かったでしょうが、これも配属を決めるための重要な検査だったのです。  皆さんは、検査の結果、三人とも、ヴィーナス搭乗員への配属になります。何か不服などはありますか?」  少女達は、既に声も出なく、力無く首を振る。 「はい、では、これより宿舎の方に移動していただきます。そして、宿舎において、ヴィーナスについての説明が  行われますので、そちらで指示に従って下さい。では、こちらへ。」  係官の後について、三人はゆっくりと歩き始める。  その頃鏡の裏側では、美咲とローラが、ほとんど全裸になって抱き合っていた。  美咲は、ローラの大きな胸に顔を埋め、ローラは優しく美咲の髪を撫でている。 「ローラ、あの子達ヴィーナス隊に配属だって。じゃあ、みんな処女だったんだね。」  美咲がローラを見上げて言う。 「そうみたいね、羞恥心の方も合格だったみたい。みんな可愛い子だから、楽しくなりそう。私の直属にしようかしら。」  ローラは妖しく微笑んで言う。 「もう、ローラったら・・・。でも、ひかりちゃんは私の物よ・・・。」  美咲も、ローラに淫らに微笑む。 「美咲も好き者だねぇ。良いわよ、私は、ミリエラとか言う気の強そうな子と、あの子供っぽい綾奈を調教  しちゃおうかな・・・。」  ローラは、楽しそうに微笑み、美咲と本格的に抱き合っていく。  やがて、美咲の切なげな喘ぎが聞こえ始めていた・・・。  予告!  屈辱の検査に耐え、ヴィーナスに乗ることになった三人の少女  恥ずかしさに目を潤ませながらも、喜び合う少女達  しかし、そんな少女達に、さらなる試練が待っていた!  次回! 超羞恥要塞ミエルス 第三話  「儀式」  お楽しみに!


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