第5話「小学校のロケにて」


4本のレギュラーを順調にこなしてる中、また新たに作山が仕事を衣愛代にもってきた。 ただ今度の仕事は昼3時の生番組の普通のリポートをする仕事だった。 内容も番組自体まじめな事から、ある小学校に行きリポートをする仕事だった。 行く小学校も少し名が通っている所であり、衣愛代はそこに行き実際に小学生たちに 最近ヒットしたRPG”ペタクエ”の感想を聞くことだった。 もちろん衣愛代はこれには何も反対する事なくその仕事の出演をOKする事にした。 そして撮影の日の午後3時、放課後となってる小学校の校庭の方へリポートに向かった。 そして10分後ついに生のリポートが始まった。 校庭にはTVの生番組とアイドルの衣愛代が来ている事もあり100人以上の小学生が 集まっていた。 そして打ち合わせ通り、その100人の中心の輪まで行きさっそくリポートを始めた。 子供たちも素直に衣愛代の質問に答え、何事もなく終わると誰もが普通に思っていたが 事件は突然におこってしまった。 何と衣愛代の近くにいた2人の男の子がいきなり衣愛代のジャージをおろしてしまった。 それもパンティと一緒に下まで。 そう、今日は子供たちが相手という事もあり、スカートはめくられる恐れがあるとして わざわざジャージ姿にしたのだがそれがかえって裏目に出てしまった。 もちろんTVには衣愛代のお尻が一瞬だがはっきりと映し出されてしまった。 さすがのカメラマンもとっさにアングルを変えたが脱がされるシーンだけは予測できなか った為、映してしまったのだ。 だが、幸か不幸かそのシーンが後ろで助かったと言う事だった。 もしこれが前だったら大問題になるのは当然だった。 司会者もとっさに「いやあ。最近の子供は危ない事しますね。」となんとかその場を 切りぬけようとしていた。 そして当の本人は未だにおろされたままで立っていた。というより本人もあまりも予想 つかない事をやられて少し混乱していたのだった。 しかし衣愛代もすぐに状況を把握し両手で前を隠したのだった。 だが、その必死な行為もいたずら好きな子供たちに阻止されてしまった。 子供たちは無邪気に衣愛代の両手を数人で外し衣愛代の羞恥姿を遊び始めたの だった。 こういう状況になると大人たちより恥じらいを知らない子供たちの方がとんでもない事を してくるものだった。 男の子たちの手が一斉に衣愛代の前や後ろに触り始めたのだった。 「ちょっと僕たちやめなさい。」 「それ!かんちょー。」 「きゃっ!!」 「もじゃもじゃー」 「いやー引っ張らないで!!」 さすがにこのままだとまずいと思った衣愛代はすぐにしゃがみこの状況から抜けでようと 考えた。 だが、かえってこの行為が衣愛代の身に新たな羞恥を呼ぶとは思ってもいなかったで あろう。


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