第3話「若手お笑いコンビの仕返し」


ついにバライティ番組の”寝起き”の本番が始まり、若手お笑いコンビの”学楽ばんび” が台本どおり衣愛代の部屋前までやってきたのだった。 学楽ばんびは番組をおもしろくする関係上、衣愛代がうそ寝している事は知っておらず 相変わらずの変な興奮をしながら衣愛代の部屋に入っていった。 そして定番どおり、作山が用意したものと衣愛代が使ったものと思い、その小道具を 使ったばからしいコントをしばらくやってから衣愛代の寝室に入っていった。 寝室に入るとあれから本当に寝てしまった衣愛代が布団をかぶって足首だけ出してる 姿が学楽ばんびの目に映った。 しかし、その姿が学楽ばんびにある出来事を思い出させてしまった。 それは前回、前々回の寝起きのロケの時、必ず始めに入った部屋で寝てるアイドルは 今と同じ足首だけ出してる状態であり、尚且つその中に寝てる者は全くの別人であった。 彼らはその別人をアイドルと思い、足を頬擦りしたりなめたりしてしまったのだった。 それも前回は男、前々回はおばさんと彼らにとって悪夢のパタンであった。 そして今回も顔隠しの足首を出しとなれば気づかないはずはなかった。 だが、実は今回は同じパタンはなくこれは作山が仕掛けた本物の衣愛代の足首である とは彼らが気づくはずはなかった。 早速、彼らは衣愛代をにせものと思い大声で「やいプロデューサー!俺達はそんなに ばかじゃないぞ!」と、わめき始めた。 そしてその大きなわめき声でも起きない足首だけの者を見てはっきり確信したのだった。 そう彼らは今から有るアドリブを考えてたがもし仮にも本物だったらしゃれにもならないの でわざと大声でわめく事でその確信を得ようとしていた。 普段の衣愛代ならこれで充分起きるのだがどうやら作山が衣愛代の朝食に”なにか”を して衣愛代を熟睡状態にしていたのだった。 そんな中、学楽ばんびは衣愛代のベットに乗り下半身部分だけ布団をめくったのだった。 そして、いきなり衣愛代の下のパジャマをずり下ろしてしまった。それもパンティと一緒に! 衣愛代のお尻が完全に丸見えとなり学楽ばんびの2人はそのお尻になんとぺちぺちと軽く たたきながら言った。「へえ。今度は本当に若い女じゃねえのか?」少しまずそうな感じで 言ってる中、相方が「でも今回おれたち舐めも頬擦りもしねえぜ。」とあくまでもここに寝てる のはとんでもないものと思いながら続けてこう言った。 「第一、若い女だったらおれたちが尻たたいた段階で跳ね上がるぜ。これは相当だますのに 凝らしているぜ」と相変わらず衣愛代の尻を軽くたたきながら言った。 それを聞いたもう一人の相方もその言葉で吹っ切れ「そうだな。じゃあもっとやっちゃうか。」 と今度は布団を肩の所までめくり、ついに上のパジャマをブラごと肩までめくってしまった。 いまや衣愛代の姿は顔だけが布団で隠れたうつぶせの裸の状態になっていた。 ただ、Cカップの胸はうつぶせでもその迫力はすごく、脱がした相方はまた不安そうな口調で 「おい。この胸やっぱ女だぜ。まずいんじゃねえか?」と少し小声で相方に尋ねた。 相方は「大丈夫、きっとニューハーフがドブスな女だよ。だってここまでやってもまだ反応 してねえぜ?変だろ?」とあくまで自分の考えが正しいと主張してきた。 「そうだな。おいお前さっさと起きないとこんな事もしちゃうぞ!」 もう1人の相方は足を少し開き大胆にも衣愛代の大事な所を覗いてきたのだった。 だがこの行為がまた1つの疑問を生み出してきたのだった。 「!!おい?この子本当に若い女じゃないか?何かやばいんじゃないか?」 ますます不安になる相棒を見て相方は思い切ったアイデアを閃いたのだったが、 このアイデアがさらなる羞恥の生む事になったのである。


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