最終話「晒される淫夢が現実に」


「はぁはぁ..私ったら何て夢を..」  GW3日目、結愛子は全身汗だくになりながら目を覚ました。しかも着 ていたパジャマや下着を無意識に脱ぎ捨てていた。 「え?何で裸になってるの?ぁぁ..それも..おま●こがすごく濡れて るなんて..:  どうやら、淫らな夢を見たらしく、身体の火照りが未だに収まらない。  何故なら、結愛子は大勢の男によって裸に剥かれ、館内を引きずり回さ れる夢を見たからだ。  それは、これから出かける江戸時代中期の展覧会を拝観している際、男 たちに囲まれ、難癖をつけられた挙句に服を脱がされる。  そして、「市中引き回しの刑だ」と言ってしばらくの間、裸のままで館 内を連れまわされて、最後に中庭に設置した馬の像に括り付けられたので あった。  いろいろとおかしな点があるが、恥ずかしい夢を見たことには間違いな い。 「…あんな夢を見たから服を脱いでしまったのかしら..まあでも、ぐっ すり寝てたのは間違いないか..うぅん……眩しいぃ〜、今日はいい天気 みたい」  カーテンを開けると、そこには雲一つ無い青空が広がっていた。 「いい天気♪さて朝の散歩に出掛けよ」と明るい気分で服を着て出掛ける 際にとんでもない失態をしてたことに気づいた。 「え?鍵がかかってない..私ったら鍵を掛けないで、あんな姿で寝てた の?」自分の失敗に結愛子はガックリとうなだれてしまった。 「だ、誰も入ってきてないよね?管理人の井藤さんも下に住んでるんだし、 とりあえず、井藤さんにそれとなく聞いてみよ」  重い足取りで朝の散歩をし、終えてアパートに戻ると管理人の井藤工作 (いとう こうさく)が掃き掃除をしていたので、しばらく談笑。  管理人が心優しい人で、いつも親身になって話を聞いてくれるせいか、 ドアの鍵のことも話してみたら、「物騒な物音はしなかったから、安心し ていいよ。鍵を閉め忘れても、結愛子ちゃんを危険な目には遭わせないか ら」「ありがとう、井藤さん」 (すごくホッとしたわ。やっぱ管理人さんが下に居ると安心よね) 「そうだ。僕があげたブレンド茶でぐっすり眠れたかい」 「はい。おかげさまで。気づいたら朝になってました」「そりゃ良かった」 「ただ変な夢を見ちゃって..今日行く展覧会をどうしようかなと」 「そういう時は夢で着た服装を真逆にすると正夢にならないと聞いたよ」 「そうなんですか!じゃあ今日は違う服で行ってきます」  何か、こういうアドバイスを受けると、念のために夢とは違う行動を起 こした方がいいと結愛子は強く思った。 「…確か、夢ではあまりにも地味な服を着ていたのが不味かったのよね.. あれが逆に目立ってしまったのよね..」  本来は夢と同じ地味な服装で展覧会に行くつもりだったが、不吉なイメ ージを払拭できない以上、少し派手な服装で行くしかない。 「あれ?こんな大胆な服持ってたんだ..これぐらいなら平気よね..」  クローゼットからクリーム色のチューブトップワンピースを取り出して きた結愛子。 「ブラは肩紐が無いものじゃないと..」  バストを強調するようにフィットしているせいか、結愛子のDカップの 胸は普段以上に揺れており、丈も短いので美脚が丸出しと言ったところだ ろう。まあ、露出度が少し高いといっても普通に街中を歩けるファッショ ンである。 「やっぱ..もうちょっと地味な方が..生肩を出すなんて、恥ずかしい」  鏡台で自分の姿を確認した結愛子は派手な姿に戸惑いはじめ、地味な服 へ着替えなおそうと考えた。  が、地味な服がどうも良く見えない。だんだんと今着ている服の方が良 く感じてきた。 「べ・別に..肩ぐらい出しても変じゃないし..胸だってちゃんと隠れ てるし..いや、もう少しぐらい下げても..」  結愛子は何故かチューブトップワンピースを下げてきた。かろうじてス トラップレスブラが隠れるほどであり、何かのハプニングでずり下がった ら確実におっぱいがポロリするだろう。  そんな危険があるにも関わらず、結愛子はトートバックを持って展覧会 がある最寄りの駅へ向かった。 「えっと、あのバスに乗ればいいのね..確か、1時間かかるのよね」 (あれっ?人がいっぱい並んでる?この展覧会ってそんなに人気があった のかしら?)  結愛子がこれから行く展覧会は人が殺到するほどの人気はなく、昨日の 日曜でさえも1日の来客数が50人もいかなかったぐらいである。  なのに今日は展覧会行きのバスがやけに混んでいる。だからと言って、 引き返すわけにもいかない結愛子はそのままバスを待つことにして、満員 のバスに乗った。  大勢並んでいたせいか、バスは満員でおしくらまんじゅうの様になって いた。 (すごく混んでる..ああ、それも私の周り、全員男の人だわ。さすがに これ以上は乗ってこないよね)  そう、結愛子の周りは不幸なことに男性ばかりで、さらに次の寂れた停 留所で人が降りずにさらに乗り込んでくる。結愛子は手足が動かせないほ ど身体を押しつぶされてしまった。 (!ちょっとぉぉ〜、これ以上、乗ってこないでぇー)  もちろん、密着度が増しても変なことをしてくる者など居ないが、恐れ ていたハプニングがやってきた。  人ごみで身体が密着していることからワンピースが引っ張られていくの だ。しかも身動きが取れないので、どうすることも出来ない。故意的にし てるわけじゃないので悲鳴をあげるわけにもいかない。 (あぁ..どんどん、ずり下がってる..誰かに気づかれる前に何とかし なくちゃ..)  胸が完全に飛び出す前に何とかしなきゃと思う結愛子をあざ笑うかのよ うに更に恥辱の罠が降りかかってきた。  何と急ブレーキがかかって乗客全員が進行方向によろけ、誰かが結愛子 のワンピースを掴んできたのだ。  同時に結愛子の姿がすごいことになった。  ワンピースがブラと一緒に下ろされ、Dカップのおっぱいがぶるんと飛 び出した。 「ああっ!」  服から開放された釣鐘型の美巨乳がバスの揺れで激しく上下に揺れる。  少々、大き目の乳首は既にピンと硬く、立派な真っピンクの円柱となっ ていた。  すぐに手で隠したい結愛子だが、身動きが一切取れないので丸出しのま まである。ただ周りの乗客は何も気づいてないらしく、結愛子1人だけが 顔を真っ赤に染めて動揺しているだけだ。 (は・早く何とかしないと..大騒ぎになっちゃう)  もし、おっぱい丸出しの姿がばれたら車内は大騒ぎになるはずだ。そう なる前に手を動かしたいのだが.. (…何かおかしい..手だけががっしりと押さえられてるような..)  何故か、両手だけが動かせない状況に疑心暗鬼になる。まさか胸が出て ることを知ってて隠せないようにされてるとか..  キキーー!また急ブレーキがかかり、結愛子のワンピースが引っ張られ たが、ずり下ろされたわけじゃない。  今度はずり上げられ、ワンピースが結愛子の胸の下まで戻ってきたのだ。  ただ、おっぱいは依然として晒されたままだった。 (こ・これじゃ意味がないわっ..それに今度はショーツが..)  驚くことに今度はショーツの方が丸出しにされた。しかも背を向けて結 愛子に密着している2人の男性の革鞄がとんでもない位置に配置した。  偶然というには、あまりにも不自然な..それぞれの革鞄の横の金具が 結愛子のショーツの両端を摘まもうとしているのだ。 (!どういうこと?2人ともこっちを見てないし、鞄を持つ手も変な動き してないし..でも、このままじゃショーツに引っかかっちゃう!)  そう、結愛子の言うとおり、2つの革鞄はバスの揺れに合わせて動いて いるようであり、たまたま横の金具がショーツの両端付近で揺れている。  第一、ショーツを下そうと意図があるなら、こんな面倒な方法じゃなく 直接掴んで下せばいいだろう。そう考えると、これは偶然の罠とも言える。 (…わざとじゃないんなら..声も出せないし..とりあえずよけなきゃ)  結愛子は腰を振りながら、2つの革鞄の金具から逃れようとした。  あまりにも不格好な姿だが仕方ない。最悪の展開に陥るよりはマシだか らだ。  けれど、満員バスで動かせる範囲など限られており、健闘むなしくショ ーツの左端に金具が引っかかり、それから1分も経たない内に右端も引っか かってしまった。 (そ・そんな..両方ともしっかりと引っかかったなんて..でも..鞄 が下に行かなければ..大丈夫..)  結愛子はこれが偶然の出来事と信じ、鞄が下がらないことを祈った。  が、気分はゲームに敗北し、罰ゲームを待ってる感じになる。まるで、 この様子をどこかで中継されてる空気が漂う。  そうだとすれば、今頃は画面を覆い尽くすほどの大量のコメントが書か れてるのだろう。  そして、投稿者が大量のコメントに応えるかのように罰ゲーム執行の合 図を送ると、2つの革鞄は下へ向かっていった。  歓喜のコメントが溢れる中で結愛子のショーツはスルスルと下ろされる。  同時に画面いっぱいに一本の縦すじの部分がくっきり見える結愛子のお ま●こが現れる。毛は生えているが、割れ目の上側にわずかに生えてる程 度なのでマンスジラインはつるんつるんなのだ。  膝上まで下ろされたショーツを何とかあげようとする結愛子だったが、 ここでまた急ブレーキがかかって乗客全員が一斉に前のめりになって倒れ そうになった。  この一瞬の間に結愛子のショーツは膝から足首まで下ろされ、誰かの靴 の先がショーツを踏んできた。  それはショーツが床に固定されたのと同意であり、バスの揺れでよろめ く結愛子の足はショーツからあっさりと離れてしまったのだ。 (!う・うそっ..ショーツが..)  こんな激しい揺れの中じゃ故意的に出来ないと思うが、まるで計算され たかのように今度はしっかりと閉じていた結愛子の両足が外側に引っ張ら れ、股まで開かれてしまった。 (ああぁぁ..股が開いちゃう..何でこうなっちゃうのよぉぉ〜)  不運なハプニングに対して、心の中で悲鳴をあげる結愛子。  それにしても、こんな卑猥なことが偶然の重なりで説明つくのだろうか?  先ほどのような誰かが裏で操作している方が、よっぽど納得出来る。  未だに手足が動かせない、おっぱいやおま●こが都合よく晒される、気 付くと結愛子の正面だけ大きな隙間が出来てバスの外から痴態が見えてい る。実に見事なまでの罰ゲームの仕上がりといったところだ。  中継されていたら、投稿者を褒め称える弾幕が出来てるはずだろう。 (…ま・まさか、正夢になるなんて..)  今朝見た悪夢と多少食い違う点はあるが、根本的なところは現実と化し てしまった。  いや、こっちの方が悪夢より酷い状況になっている。あまりの混雑ぶり に満員通過で走っており、誰か降りない限り人の動きは発生しないからだ。  つまり、それまでずっと結愛子は手足を固定されたままで恥部を晒し続 けるのだ。  しかも信号待ちや渋滞になるとバスはしばらく止まり、その間は外から はっきりと結愛子の痴態が覗けてしまう。 (ああ、お願いだから誰も気づかないでぇぇ〜)  本当なら結愛子は大声を出して助けを求めたかった。が、周りの無反応 さを崩すわけにもいかない。 (・・・大声を出したら..今のこの姿を乗客全員に見られちゃう..怪し いけど、偶然のトラブルとして思うしかない)  そう、騒がれないうちは現状を維持するしかない。が、恥部が晒されて ると思うと身体が火照り、陰唇がヒクヒクと反応してきた。  ついには愛液が膣内で溢れ、床に向けて垂れ始めたのであった。 (いやぁぁぁ〜!何で濡れてくるのぉぉ〜。こんなの望んでないのにぃ)  もしかしたら、乗客たちにばれて辱められる方がマシなのかも知れない。  そうすれば悲鳴だってあげられるし、こんな市中引き回しみたいな辱め を受けることもない。  何せ、結愛子の乗ったバスは”市内”循環しており、言い換えれば現在 版の市中引き回しが再現されてるようだ。  これでもまだ騒ぎにならないというのだから、たまたま運がいいのか見 てみぬフリをされてるのかのどちらかであろう。  そんな結愛子に最大の試練が与えられる。 「次は、**駅〜。**線に乗り換えるお客様はお降りください」と同時 に停車ボタンが押されてブザーが鳴り響く。  それは結愛子の痴態が確実にばれてしまう瞬間がくるということだ。  逆に手足を動かせるチャンスが訪れることにもなる。ただ視界の向こう に大勢の人がバス停で待っている光景が映った。  全員がバスの方を見ているから、結愛子の裸は誰かに見られるだろう。  そして、バスの方はあと30秒も経たないうちにバス停に着くのであった。  まさに絶体絶命の中、結愛子は最後まで諦めずに手を引き抜くことに集 中した。  時間にして15秒前。行列のバス停にバスが入る直前に両手を引き抜いた 結愛子は咄嗟にワンピースを一気に戻す。左手は胸の方、右手は股間の方 を整える。  全身を真っ赤にしながら、何とかバス停に着くまで恥部を全て隠すこと が出来、最悪の展開は免れた。  バス停に着いた結愛子は、この場から逃げるように慌てて降り、駅の方 へ一目散に走っていった。  そしてトイレに駆け込み、乱れた服装を整えることにした。 「!!な、何で、こんなに濡れてるのっ。触られたわけじゃないのに..」  あの時、確かにおっぱいやおま●こを晒されたショックはあったが、そ れよりも恥ずかしさが勝っていたはずだ。なのに、いざ予備の下着を穿こ うとしたら、ショーツがお漏らししたかのように濡れてることに気付いた。  これは明らかに快感に酔いしれた証拠でもある。あんな辱めを受けて感 じてしまったということなのか? (そんなことは絶対ないわ!ここでしばらく落ち着かなくちゃ)  その後、落ち着きを戻した結愛子は展覧会に寄らずに家に戻ることにし た。  途中から霧雨が降ってきたが、結愛子には心地よいシャワーのようだっ た。すでに、さきほどの気持ち悪さはなく、逆に身体が火照っている。 (もしかして..本当はもっとバスに乗っていたかったのかも..)  雨に打たれる中、結愛子は自分自身を振り返り、バスの中では晒される ことを願っていたことを理解した。  けれど、それを認めたら結愛子は更なる淫らな道へ進んでしまう。その 道を絶対に避けたい自分がいることも間違いない。 「くちゅん。どちらにしても雨宿りしないと風邪を引いちゃうわ」  結愛子は目の前に見えた場所で雨宿りすることにした。これがまた新た なる恥辱へ繋がるとは、この時の結愛子は思っていなかった。  結愛子の媚肉料理はまだまだこれからなのかも知れない。 <完>


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