第37話「牝と化す罠は2つ」


 ジャパァァァ〜、ジャパァァァンン〜。  日曜早朝まで何度も冷水を浴び続けた結愛子。まるで滝行でもしてるぐ らい、桶に冷水を汲んで気温15度の風呂場で全身に水をかけていた。 「あぁっ、こんなに水を浴びてるのに寒くないなんて..身体が熱い.. 熱が出たとかじゃなくて..股間の火照ってたまんないのぉぉ」  正直な話、指を挿れてかき回したい。美亜子が言ってたようにオナニー ですっきりしたい。でも、やっぱり、もう少しだけ冷水で我慢してみよう と思ってしまう。 (そうよ..まだ快感が治まれば1時間ぐらい持つんだから..)  どうやら、快感の波の間隔は1時間ほどに縮まっており、結愛子自身も 冷水の効果が鈍くなっていくのが分かっていた。 「美亜子ったら..いったい私の身体に何をしたのよぉぉぉ〜。今度会っ たら問い詰めておかなくちゃ!」 (とりあえず、身体の火照りが治まってる間に会社に行かなくちゃ..)  結局、あまり睡眠が取れないままで出社することになった結愛子。  約束の時間より早く来ることになったが、とりあえず伊持に指定された 社内ロビーへ向かった。 (いったい、社内ロビーで何をさせるつもりなの..)  不安になりながらも社内ロビーへ着くと、すでに伊持が不機嫌そうな表 情を見せながら立っていた。 「お・おはようございます..約束の時間前だと思いますが..もしかし て聞き間違えたってことですか..」 「・・・別に、遅くはないわよぉ〜。私が不機嫌なのは別のせいよぉ〜」 「ホッ、そうなんですか..」 「うっふふぅ〜、そういえば奈緒たんをこてんぱんに負かしたそうね〜。 あの奈緒たんにおま●こ丸出しさせる子を初めて見たわぁぁ〜」 「あ・あれは..奈緒さんが自分から..」 「それは分かってるわよぉ〜。今までの子だったら〜、奈緒たんの舌に負 けて不様におま●こ開いて裸踊りしてたのにね〜。桜野たんと同じ、舌に 自信がある子が、私の雑用から逃れようと味試しに出たんだけどぉ〜。奈 緒たんに負けちゃったのよね〜」 「・・・あ・あの..負けた人はいったい..」 「うっふふぅ〜、もちろん全裸勤務したわよぉ〜。桜野たんも負けると思 ったから、いろいろ準備したのに無駄になっちゃったわぁ〜」 「・・・いろいろって..」 「そうそう〜、奈緒たんが桜野たんをあまりいじめるなって心にも無いこ と言ってきたけどぉ〜、まさか、今さら”例の条件”を反故するつもり〜」 「そ・そういうつもりじゃ..例の条件は今でも有効です..」 「うっふふぅ〜、じゃあこれからも社内いじめを受け入れるってことね?」 「・・・は・はい..」 「うっふふぅ〜、いい返事だわぁ〜。けど、私も建前としては社内いじめ を自粛するつもりよぉ〜。今日、桜野たんがあることを受けてくれればね〜」 「あることって..何を?」 「うっふふぅ〜、さっき言ったでしょぉ〜。いろいろ準備したって〜。そ れをこれから2時間だけ受けてくれないかなぁ〜」 「2時間ですか..」(2時間って言うと出社してくる時間の間ってことね) 「そう、桜野たんには2時間だけ社内ロビーで晒しもんになって欲しいの〜」 「!ま・まさか..味試しの会合でみんなが話してたこと..」 「当ったりぃ〜♪これから掲示板の横で全裸で磔になってちょーだい」 「そ・そんな..」  何と逃れたはずの全裸勤務の罰を社内いじめとして受けることになると は思いもしなかった。  今日の休日出勤は多くの社員が出てくるはずなので、確実に多くの男子 社員に裸を晒されることになるだろう。 (いくらなんでも、これは酷すぎるわ..でも、逃げることも出来ない)  ふと川阪に助けられたシーンを思い浮かべる結愛子。 (もし、あの時隼人が助けてくれなかったら、全てを晒したんだから.. やっぱり隼人の借金を無くさなくちゃ..)  結局、結愛子は全裸磔を受け入れることにした。まさか、あの時妄想し たことが実現してしまうとは..  こうして、社内のロビーに設置してある掲示板に「食品部食品課 桜野 結愛子、本人の希望で全裸勤務社員に確定」と書かれた上で、全裸の結愛 子が掲示板の横で飾られることになった。  それも、目に黒い目隠しを、口にポールギャグを付けて、大の字で磔に されたのだ。 (あぁっ、妄想と同じ目に遭うなんて..でも2時間、我慢すれば..)  もしかすると2時間ぐらいなら、あまり社員がこないかも知れない。考 えてみたら休日出勤は午後に来ても構わないので運が良ければ朝から来る 社員は居ない可能性もあるのだ。  そんな一縷の希望を持った結愛子に、伊持が残酷の一言を言ってきた。 「うっふふぅ〜、そういえば1つ嘘をついてたわぁ〜。2時間だけっての は嘘だったのぉ〜♪1日中、そこに晒されてちょーだい」 「うー、うー!!」(約束が違いますっ!) 「うっふふぅ〜、何言ってるか分からないわぁ〜。そっかぁ〜、ポールギ ャグを付けてたんだよね〜。何々〜、月曜まで居てもいいですってぇ〜」 「うー、ううー!!」(そんなこと言ってないっ!) 「えっ?私はもう帰っていいって?じゃあ、お言葉に甘えて帰るわね〜」 「うー、うー、ううーー!!」(いやぁ〜、このままにしないで〜) 「そうそう、1つ追加をしておくのを忘れてたわぁ〜」  と言うと、伊持がマジックを取り出して結愛子のお腹に何か文字を書い てきた。 「ううー、うー、ううー!」(な・何を書いたの?目隠しされて見えない) 「うっふふぅ〜、何書いたか知りたい?」 「うー!うー!」(はい!教えてください) 「”ご自由に犯してください”って書いたのよぉ〜。今日、休日出勤にき た男子社員は運がいいわぁ〜。桜野たんを好きなだけ犯れるんだから〜」 「うううー!うー、うー」(やめてぇ〜、約束が違うわぁぁ〜」 「うっふふぅ〜、何言ってるか分からないわぁ〜♪じゃあ、私は本当に帰 るからぁ〜。気が向いたら夕方来てあげる〜。その時は精液まみれになっ てるかも知れないけどぉ〜」 「うー、うー、ううー!!」(何で?こんな酷いことを!) 「うっふふぅ〜、目隠しされてても睨んでるのは分かるわよ〜、何でこん なことをって?それは奈緒たんを負かしたぐらいでいい気になるなって事 よっ。残念だけど、もう面倒だからゲームオーバーにしてあげるの〜♪自 粛なんて、冗談じゃないわ〜」  どうやら奈緒を舌で負かしたことが、こんな裏目に出るとは結愛子は思 っても居なかった。  もはや絶体絶命!伊持は本当に帰ってしまい、結愛子1人だけ社内のロ ビーに全裸姿で取り残されてたのだ。 (もう駄目だわ..きっと、みんなに犯されるわ。だって..だって、こ んな酷い姿にされてるのに..あそこが濡れてきてる..どうして..)  そう、例の集団エステの快感の余韻が来たらしく、結愛子のおま●こか らは大量の愛液が溢れて垂れてきた。  それも愛液の量は異常なほど出ており、誰か見ても犯してくれることを 望んでいるような淫乱ぶりだ。  そして、最悪なことに今日出社してくる男子社員たちは、あと20分も経 たないうちに来るだろう。  その人数は33人。中には「帰りにピンサロに寄って抜いていこーぜ」と ピンサロ行きを賛同した男子社員が5人ほど居る。  そんな彼らにタダマンが与えられればどうなるか予想がつくはずだ。  結愛子の運命はもう決まったのだ。夕方には犯されまくった結愛子の姿 がロビーにあるのだろう。  今度こそ、最悪の状況に陥ったことになり、結愛子の不様ぶりを見よう と伊持が午後7時に会社に戻ってきた。 「うっふふぅ〜、もしかしてまだ輪姦の途中かも〜♪遠くから様子を見る だけにして帰りましょ〜」  ロビーに着いた伊持が遠くから掲示板の方を覗くと意外な光景が見えた。 「!!えっ?ど・どういうこと..あの子しか居ないわ..それに何か全 然、弄られた様子がないじゃない?嘘っ..今まで誰にも犯されなかった なんて..有り得ないわ!」  そう、何故か結愛子は手足を固定された全裸磔なのに、陵辱された形跡 が全く無かったのだ。  目立つ社内のロビーに晒してあるのに、誰1人として何もしてこなかっ たということだ。 「・・・ど・どんな手を使えば..こんなことが出来るのよ..誰か教えて よ..絶対に有り得ないんだからぁぁ」  伊持が頭を抱えて喚いていると、後ろから1人の女子社員の声が聞こえ てきた。 「にゃはは〜。その答え、ボクが教えてあげるよ。伊持先輩ぃ〜」 「!鶴間美亜子っ!そうか..あんたが男子社員を払い避けたってわけね」 「そんなのしてないよ。ボクもさっき来たばかりだし〜、結愛子ちんが休 日出勤してることもやっと分かったんだから〜」 「それじゃ..何であの子は無事なの..」 「にゃはは〜、簡単だよ♪今日、出社してきた33人はほとんど味試しの会 合に出席した男子社員だよ〜。もしもよ〜、結愛子ちんがナオっちに負け たんなら今頃、伊持先輩が望む陵辱のシーンが見れたと思うよ。けど、勝 ったのは結愛子ちんで、ナオっちはおま●こ開いてまで責任を取ったんだ よ〜。だから全裸磔は伊持先輩が勝手にやってることが丸分かりだしぃ〜、 ここで結愛子ちんに手を出せば、それはナオっちのしたことを台無しにす るのと同じ♪ナオっちの逆鱗に触れてまで結愛子ちんを犯す馬鹿はいない でしょぉ〜」 「うぅ..つまり全員が見て見ぬフリをしたってこと..けど、ロビーに あんな姿晒せば出社の時にはっきり見るし、こっそり犯す馬鹿もいるはず」 「ブブー、不正解だよ。休日出勤は社員は裏口の社員専用口から出入りす るでしょ。平日ならロビー近くの正面入口だけど、今日は日曜でしょ?」 「!しまった..そういうことか..私としたことが、こんなミスを犯す なんて..」  ガクッと膝から崩れて、腰をストンと床に着けた伊持。余程、この罠が 確実に上手くいくと思ったのだろう。 「伊持先輩ぃ〜、大丈夫ですかぁ〜」 「・・・た・たとえ、全員が裏口から出入りしたとしても、本当に誰も犯さ ないわけがないわ..奈緒たんの逆鱗に触れるのを覚悟して犯す馬鹿だっ て居るはずよ..それをどうやって防いだっていうの?ワケ分からない」 「さあね〜。その辺はボクにも分からないよ。1つだけ確実なのは伊持先 輩のしたことは全て失敗したってことだよ〜。さて、この後どーするの? 遠目から結愛子ちんを覗いてるだけじゃ本当に犯されてるかどうか、分か らないと思うけど〜。近づいて確認したら、どうですかぁ〜」 「・・・その必要はないわ..遠くからでも、それぐらい分かるわよぉ〜。 近づいて自分をもっと惨めにするつもりはないわ..」 「にゃはは〜、近づく気がないならさっさと退散してくださいね〜。あと はボクが上手く誤魔化しておくから〜」 「言われなくても退散するわぁ〜。これぐらいで負ける私じゃないわぁ〜。 あの子にもその辺を伝えてちょーだいね」 「りょーかい♪お疲れ様ですぅ〜、伊持先輩〜」 「・・・ふんっ!」  伊持が唇を噛みしめながら去っていくと、美亜子が頭を掻きながらこう 言ってきた。 「にゃはは〜、伊持先輩はお馬鹿さんだね〜。近づければ一発逆転のチャ ンスがあったのにね..いや、ボクのせいか..ボクがもうちょっと遅く くれば良かったか..まったくぅ〜、結愛子ちんは恐ろしい子だね..」  少し顔を青ざめた美亜子が掲示板の所へ向かうと、愛液を大量に垂らし ながら気を失ってる結愛子の磔姿があった。 「うわぁ〜、マン汁出しまくりに、涎出しまくりじゃないのぉ〜。伊持先 輩もこの異変を見れば、すぐに違う手を考えたはずなのに〜。あの感じじ ゃ結愛子ちんが濡れてたことに気づいてなかったか〜。残念っ」  もし、伊持1人が近づいて、今の結愛子を見たらすぐに外へ連れまわす 事を考えただろう。奇しくも美亜子が阻止してしまったことになったのだ。  いや、実は結愛子が犯されるのも美亜子が防いでしまったらしい。 「伊持先輩..きっと4・5人はこっそり犯しにきた筈だよ〜。そして、そ のまま犯されたと思うよ、100%ね。それも邪魔しちゃったみたいね..」  実は美亜子の言った通り、ピンサロに行こうとした5人の男子社員が昼 間にこっそり結愛子を犯しにきたのだが、結愛子の姿を見て慌てて逃げて 行ったのだ。  何故なら、磔という辱めを受けてるのにポールギャグからは涎が次々と 溢れ、愛液が床に水溜り作るほど噴き出ていたからだ。  普通だったら犯しやすい状況だが、あまりの乱れぶりに恐怖を感じて身 を引いたということだろう。後はここまで堕とされた結愛子の全裸勤務が 確実になったと勘違いし、無理して犯す必要はないと思ったのだ。 「にゃはは〜、ボクのしたことが全て伊持先輩の最強の手をつぶしちゃっ たようだね..磔で精神的に結愛子ちんを苦しめるつもりだったけど、当 の本人は途中で快感の波で気を失ってるしね〜。伊持先輩にとっては想定 外のことが起こりすぎたね..まあ、それはボクの方も言えることだけど」  美亜子の脳裏に加藤が言ってた寸止め生殺しから逃れる方法が浮かんだ。 「たった1つだけ逃れる方法はね..強制的に手足を固定すること、けど それだけでも足りないから目隠しや口枷もすることなんだよ〜。それも裸 で1日ほど固定出来ればいいんだって..結愛子ちんでは絶対に100%出来 ない方法だったんだけどね〜。こんな逃げ道を示すなんて..」  自分の手を見事につぶされたのが相当精神にきたらしく、美亜子の顔面 が1分も経つと真っ青になり、いきなりしゃがみこんで吐いてきた。 「ぅぇぇ..げぇぇ..こんなの有り得ないよぉぉ..ボクの手と..伊 持先輩の手を..相殺したってことじゃん..どっちかが欠けてたら、間 違えなく成功したはずじゃん..怖いよ..いったい何なのよぉぉぉぉ〜」  確かに、今回の恥辱の罠はどちらかが余計なことをしなければ、結愛子 は確実に堕ちたのであろう。  もしかすると結愛子には本当に何かとんでもない力が働いているのかも 知れない。  が、残念なことに結愛子が伊持や美亜子からの手から逃れても、新たな 恥辱を引き起こす者の足音がもう近くまで迫っていたのであった。


(最終更新:2011年4月13日(前編)新規追加
      2011年4月14日(後編)新規追加
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