第33話「全裸尻叩き」


 料亭「千兆」の座敷から、パシーンパシーンと大きな音が響いてくる。  中では全裸で4つんばいの結愛子が、お尻に赤い手形を増やしながら奈 緒の尻叩きを受けていた。  結愛子の綺麗な桃尻は熟した桃のようにピンク色に染まっていくようだ。  パチィィィィーーーンンッ!「ああぁぁっ〜」 「まだまだ許さないわよ。これは失言したお仕置きよっ」 「ああっ、ぁぁっ..もうお尻を叩かないでぇ..」  パシィィィィーンンッ!「口答えは無用よっ。これも罰の1つよっ」  奈緒は容赦なく、結愛子の桃尻を親の敵でも打つような勢いで連続で叩 き続けた。パチンッ、パシンッ、パチンッ、パシンッ 「ぁぁっ..勘弁してください..お願いします..」  真っ赤になっていく結愛子の尻を見て、奈緒の興奮が高まってくる。 「尻を叩いてる間は貴女の裸が晒されなくて済むのよ。感謝しなさいっ! もっと叩いてくださいと嘆願しなさいっ!」  バシィィーーンッ、バシッバシンッ!バシッバシッバシィィーン! 「痛いっ..痛いっ..ああぁっ、やめてぇ〜」  結愛子の尻は、可哀想なほど真っ赤っかに染まった。おそらく、奈緒が 力いっぱい叩いているからだろう。 バシッバシッ、バシッバシッ! 「いたい..ああっ!いたい..いたいぃ」  もう結愛子の口からは苦痛の言葉だけとなり、この痛みから解放される のなら何だってしてもいいと思い始めていた。  バシッ!バシィィーーンッ 「な・何でもしますっ!しますから、やめてください」  尻叩きに耐え切れなくなった結愛子が叫ぶが、奈緒は黙々と叩き続けた。  バシッバシッ、バシッ! 「晒しますっ!どこでも言われたところを晒しますからぁ〜」  もう何よりも尻叩きをやめてもらえることを優先することにした結愛子 に奈緒の口元がニヤリと緩む。この惨めな女が、あの凛とした結愛子だと 思うと大笑いしたくなってきた。 「あっははははははは〜、やめて欲しければもっと自分の口から詳しく晒 して欲しいって言いなさいっ。ただ晒しますって言葉じゃ分からないのよ〜」 バシッバシッバシィィーン! 「わ・わかりましたぁぁ〜、は・裸野結愛子の卑猥な裸をみんなの前で晒 させてください。お・おま●こも開きますのでぇ〜」  涙がぼろぼろ流れる中で、結愛子は自分が考えた精一杯の卑猥な哀願を 奈緒に言った。 「あっははははははは〜、いい答えだわぁぁ〜。いいわ♪そろそろ、ここ の馬鹿男共も痺れを切らしてるようですし、やめてあげるわ」 「あ・ありがとうございます。奈緒様」  結愛子がすっかり従順になったとこで、ようやく奈緒が叩く手を止め、 結愛子に最後の命令を出した。 「じゃあ、裸野さん。あなたはこれから立ち上がって、あそこを自分の手 で開いてから男子社員のほうへ振り向きなさい。ここまではいいかしら?」 「はい..立ち上がって、おま●こを開いてから振り向きます」 「その後は、もう1度全裸勤務することを宣言しなさい。いいわね」 「はい..おま●こを開きながら、宣言いたします」 「上出来ね♪裸野さん。振り向く合図は私が出すから、合図と同時に思い 切り振り向くのよ〜」「はい。思い切り振り向きます」  よほど、尻叩きが効いたのか、今の結愛子には奈緒に抵抗する様子が一 切なかった。  奈緒の方も結愛子が確実に堕ちたことを確信した。  どうやら、奈緒は念には念を入れて、結愛子を堕としてきたらしい。  宣言で理性を狂わし、土下座で理性を壊し、尻叩きで躾を仕込んだ今の 結愛子は奈緒の操り人形と化しており、どんな恥辱な命令も迷わず実行す るだろう。  男子社員たちも、これでようやく結愛子の裸を拝めるとなって、奈緒の 合図を今か今かと待ち望んでいた。 「じゃあ、まずは立ちなさい」「はいっ」 「素直で結構ね〜♪それじゃ、次は自分の手でアソコを開きなさい」 「わかりました」結愛子はためらうことなく、自分の指で大陰唇を摘んで 左右へ引っ張った。  くぱぁ〜♪「奈緒様、これでよろしいですか?」 「はぁ?それ何の冗談?それが開いたっていうのかしら〜」 「すいません。もっと開きます」結愛子は痛みがくるほどまでに思い切り 引っ張った。 「な・奈緒様ぁ..こ・これが限界です」 「・・・ダメね。もっと開きなさい」 「ぅぅ..わかりました」尻叩きの痛みに比べたら、まだこれぐらいの痛 みの方がマシと思い、激痛を覚悟して更に引っ張った。 「こ・これ以上はもう..」 「んふふ〜♪それで許してあげるわ。こんなに女性のアソコが伸びるなん て初めて見たわよ。貴女らしい、実に卑猥な姿だわぁ〜」 「はぁはぁ..お褒めの言葉、ありがとうございます」  奈緒が満足する受け答えをする結愛子。激痛がくるほど、大陰唇を引っ 張っている今の状況では、奈緒の機嫌を損ねるわけにはいかなかった。  もはや奈緒の言うがままにするしかない。それがどんなに恥ずかしいこ とでも結愛子は笑顔で実行しなければいけないのだ。  そんな結愛子の後ろ姿を見て、男子社員たちは驚きと喜びの声をあげて きた。 「すげーな。ついに、ま●こまで開かせやがったぜ。こっちから全然見れ ねーのが悔しいぜ」 「しかし、どんだけ手で開いたんだ。まさか、これから桜野さんのぱっく りおま●こまで見れるとはな〜」 「おい、そろそろ桜野さん振り向くんじゃねーか。美乳とおま●このWセ ットだなんて、今日は最高の日になりそうだ」 「今度こそ頼むぜ!この前の誕生会みたいなお預けは勘弁してーぜ」 「ああ、俺らをこれ以上、生殺しにすんなよな〜」  男子社員たちの異常な視線が集中する中、ついに待望の合図が室内に響 き渡った。 「さあ、裸野さん。今から振り返って存分に自分の裸を晒しなさいっ!」 「はい..わかりました」結愛子が素直に頷き、足を動かし始めた。  もうここまで来たら、誰も邪魔することは出来ないだろう。  男子社員たちは数秒後にくる歓喜の瞬間を声を出して待っていた。 「うぉぉぉ〜、ついに来たぞ。この時がぁぁぁーー」 「桜野さん〜、早く俺たちに全てをぉぉぉーー」 「振り向くぞぉぉぉーー!ふりむくどぉぉぉぉーーー」  結愛子がくるりと振りむいた瞬間、座敷内は男子社員たちの割れんばか りの歓声が響いた。  これでようやく結愛子の全てを見られる嬉しさと、今まで期待させるだ けさせておいて結局見れない悔しさを味わったこと。結愛子の裸をハプニ ングで見れた連中を羨む気持ち。いろんな想いが交差し、ようやく念願が 叶ったと思うと頭の中がパラダイスな気分になっていた。  この場にいた男子社員たちは、ほとんどそんな感じであり、まずは何は ともあれ感動ありき。この嬉しさをあらわすために近くにいる同志たちと 肩と肩を抱き合って「俺たち、ついにやったよぉ〜」と実感しあった。  が、彼らは感動のあまり、まだ肝心の結愛子の裸を確認していなかった。  いや、くるりと振り向いたのなら、すぐに結愛子の裸は見れたはずだ。  今頃になって、結愛子の裸が思い出せないことに男子社員たちは気づき、 慌てて確認しはじめた。 「「「ふっすまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー」」」  座敷内に意味不明な「ふすま」の大声が響き渡った。  それもそのはず、結愛子が立っていた場所には1枚のふすまだけが横た わっていたのだ。  これはどういうことなのだろうか?男子社員たちがよく観察してみると、 横たわったふすまの下に裸の結愛子が倒れていた。  おそらく、振り向こうとした結愛子目掛けてふすまを投げた馬鹿者がい たらしい。どこの誰の仕業だが知らないが、結愛子の危機を寸前で救った ようであった。  またしても、ぬか喜びとなった男子社員たちが一斉に怒り始めた。 「ふざけんなぁぁっ!誰だ、こんなことした奴はぁぁー」 「出て来いぃぃ〜、俺たちが袋叩きにしてやるぅ〜!」 「いや、まだ間に合うんじゃねーか。あのふすまをどかせば、桜野さんの 裸が見えるんじゃねーか」 「そっか!まだ俺たちに勝機ありっ!」  諦めが悪い男子社員たちが動こうとした瞬間、今度は薬局店頭に置いて ある巨大な宣伝人形が座敷内に飛んできた。  どんっ!ごろごろごろっ.. 「!!だ・誰だぁぁ〜。こんなの投げた奴〜」 「けど..いったい誰がこんなのを..」 「おい、誰か立ってるぞ。あ・あいつはぁぁ〜」  そう、この楽しいムードを一瞬にして壊した者が座敷内に入り、大声で 叫んできた。 「ひっくっ!おーい、馬鹿社長っ!来てやったぜぇー!そこドケェェー! ばかしゃちょぉぉぉ〜」ドカァァッ!  男は平然と座敷の奥へ進んでいくと、今度は何と社長の頭に思い切り蹴 りを入れてきたのであった。  そして、ふすまの下で倒れてる結愛子を見て、こう言ってきた。 「ひっくぅ〜、なんだぁ〜?結愛子か?何ふすまの下で素っ裸になってん だ?味試しの会合で何やってんだぁ〜?いつから、この座敷はストリップ 劇場になったんだぁぁ〜」 「・・・は・隼人..」「ひっく。これって、このエロ社長の仕業かぁ〜? それじゃ、もう2・3発蹴り入れとくかぁぁ〜」  そう、座敷に入ってきたのは川阪であり、味試しの会合をさぼって飲ん だ帰りにここにきたらしい。それもかなり泥酔しており、近くの薬局の宣 伝人形を抱えてやってきたのだ。  そして自分の蹴りで転がった社長に対して再び蹴りを入れてきた。  ドカドカッ「か・川阪君、暴力はやめたまえ〜」 「ひっくぅ〜、暴力って言える立場かぁ?社内のOL使ってストリップ劇 場なんてやってんじゃねーよ。おらおらおらぁぁっ」 「!は・隼人さんっ!お父様に暴力はやめなさいっ!」  泥酔している川阪の行為を奈緒がすごい形相で止めてきた。  ただ、何故か奈緒は川阪のことを下の名前で呼んでおり、奈緒に返答す る川阪の方も呼び捨てで話してきた。 「・・・ひっく、奈緒か..お前がいながら、この乱キチ騒ぎは何だ?」  お互い、元恋人同士なのか今でも川阪と奈緒は下の名前で呼びあう仲ら しい。 「う・うるさいわよっ、私の勝手でしょ!隼人さん」 「・・・ひっく、奈緒、お前もいい加減、こんな新人イビリなんか止めな.. 結愛子をいじめるために、味試しの会合までも利用したのかぁ〜」 「ち・違うわよっ。今回もちゃんとした味試しの会合だったのよっ!遅れ てきた上に、お父様に暴力を振るうなんて、最低よ。隼人さんっ!」 「ひっくぅ〜。何が最低だぁ?座敷の外からも聞こえてたぜ。おっぱいや ら、おま●こやら、料亭に相応しくない馬鹿連中の声がなっ!おやおやぁ、 みんな立派なテントを張ってますなぁ〜。おい、奈緒っ。あの中でどれが 一番デカイと思う?」 「は・は・隼人さんっ!ふ・ふ・ふざけないでっ!」 「ひっく、いいじゃねーか。どーせ、ここはストリップ劇場なんだろぉ? おい奈緒っ、どーせなら結愛子よりでけぇ〜お前のロケットデカパイも見 せたらどーだ?」  ボンッ(顔が真っ赤になる音)「は・隼人さんっ、馬鹿言わないでっ!」 「ひっく、冗談だよ。ところで腹減ってんだ。そこの料理くわせてもらう ぞ〜」と川阪は千鳥足で近くの社員たちの食事を強引に奪って食べ出した。 「ん?ひっく、何だぁ〜、この@ABって奴はぁ〜。まさか、こんなので くだらねー味試しでもしてたのかぁ〜?まあ、いいや。3つともケーキ頂 くぜ〜」と川阪は酔っ払いながら、自分の周りにあるケーキを次から次に 口の中へ放り込んだ。 「隼人さん..よく、酔っ払った状態でケーキなんて食べれるわね..」 「美味しければいいんだよ。しかしよ〜、AとBのケーキは何だよ。わざ と味を崩すなよ。せっかくの同じ甘さが台無しだな」 「!えっ?は・隼人さんっ..同じ甘さって..どういうこと?」 「ひっく〜、何驚いているんだよ。このケーキ、全部同じ糖度だな。一般 的には@が甘く感じるが、鋭い舌を持ってる奴はBが甘いと感じるな。だ が舌先と舌の両サイド、舌の奥で丁寧に転がしてみな〜。変な細工をして るのが丸分かりだ。それさえ分かれば美味さの概念を捨てて糖度だけを計 れるんだよ。奈緒、お前まさかBが甘いと思ってんのかぁ〜、甘い女だ」 「ち・ち・違うわよっ!そ・それじゃ、そこのワインはどうなのよっ!」 「ひっく〜、おおっ♪さすが味試しの会合だな。ワインでもくだらねーこ とやってたのかぁ〜。じゃあ、遠慮なく頂くぜぇ〜」と今度は次々とC、 D、Eのワインを飲んでいったが、しばらく飲んだ後に突然吐き出してし まった。 「おえぇぇぇぇっ!お・おえぇぇっっ!」「ちょっと、隼人さんっ!何、 堂々と吐いてるのよっ!」 「ひっく〜、うるせぇぇー!てめぇぇー、食品会社のくせに偽のワインで 味試しなんかしてるのかよっ!くだらねー、古さなんか出しやがって化学 調味料の固まりなんか飲ますんじゃねーよ」 「か・化学調味料?そ・それって、どういう意味よ..」 「ひっく、ワイン好きのお前が知らなかったのよ?どれも、限りなく年代 モノのワインに似せているが、こりゃ全部人工的に作られたものだな」 「・・・ろ・ろ・Eも人工ワインってわけ?」 「ひっく、Eも人工ワインだ。それも、こいつが一番たちが悪い。ワイン 愛好家が騙されて買いそうな1番古く見せてる年代モノだな。まあ、ワイ ンのうんちくを語る奴はCが1番古いと感じるんだろーな」 「う・うそっ..それじゃ@、A、Bは同じ甘さ..C、D、Eは全部、 偽者ってこと?」 「ひっく、何の確認だが知らねーが、それで間違いないな。まあ、お前は 自分の舌に過信する悪い癖があるから、BとEなんて言うだろうな、奈緒」 「・・・・お・お父様?こ・このテストの正解..あの酔っ払いの言う通 りかしら?」ぷるぷる..ぷるぷる..  奈緒が身体全身を震わしながら、今まで見せたことないような怒りの視 線を社長に向けてきた。  おそらく奈緒にとってはこれほど侮辱的なことは無いのであろう。


(最終更新:2011年4月8日)
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