第31話「結愛子のストリップ」


(間違いって..どういうこと?)  結愛子は顔を歪めながら社長の言葉に耳を疑った。全裸土下座すること よりも自分の舌が間違えていたことに動揺した。 (いや、答えが1つであるわけがないわ!)  たとえ、自分の置かれてる状況が悪化したとしても、社長にもう1度答 えを確認してきたのであった。 「そんな答えは嘘です!社長っ!本当に答えはBとEなんですか?」 「・・・桜野くん、残念ながら君は答えを深く読みすぎたようだな。もう1度 言う、正解はBとEだ」「・・・う・うそぉ..」 「んふふ〜。ほらぁ、やっぱBとEじゃないの。さぁて〜、桜野さん♪約 束の話、どうするのかしら〜。そうね〜、変な勘違いでもされても困るか ら別に止めてもいいわよ。今回だけは特別に許してあげるわ。特別にね!」 「えっ?」  結愛子を辱められるチャンスを奈緒がわざわざ棒に振ってきた。 「その代わり、自分の馬鹿舌を思い切り宣言しなさいっ!それで全て水に 流してあげるわ〜」 (・・・私の舌は間違えてないはず..ここで引くわけにはいかないわ) 「・・・い・いえ、約束は約束です。裸で土下座させてください」 「意味が分かって言ってるのかしら?裸になるってことは、ここで全て脱 ぐってことよ〜。それでも構わないってことかしらぁ〜」 「・・・わ・分かってます。私も自分の舌を裏切ることが出来ません。約束 どおり、ここで全部、服を脱ぎます」 「んふふ〜、その決意、素晴らしいわぁぁ〜。じゃあ、せめてもの慈悲で 私の近くで服を脱ぎなさい。土下座するまでは、みんなにはお尻を見せる だけで済ましてあげるわ♪」「奈緒さま?せっかくの機会を..」  何故か、この時の奈緒は結愛子に次々と優しい条件を投げかけてきた。  どうやら、自分の舌が勝ったことにかなり陶酔しており、勝者のゆとり からくる敗者への情けみたいなものだろう。  もちろん、結愛子としても少しでも辱めを低減できるならと、奈緒の言 うがままにすることに決めた。 「あ・ありがとうございます。では、前の方で服を脱がさせて頂きます」  そう言って、結愛子が席を立って社長と奈緒がいる大座敷の奥まで歩き 出す。当然ながら、席に座っている男子社員たちが通り過ぎる結愛子の身 体をじろじろと見てきた。  まあ、数分後には、今歩いてる結愛子の服が脱がされるのだから男子社 員たちが凝視したくなる気持ちはすごくわかる。  そして、結愛子が社長と奈緒が座っている位置まで着き、奈緒に確認を 取った。 「この位置でよろしいでしょうか?」 「ええ、問題ないわ。貴女も見て分かると思うけど、貴女の正面に居るの は私とお父様だけよ。お父様には見られてしまうけど構わないわよね?」 「は・はい..社長にも迷惑をかけましたので、見られても構いません」 「いい心構えね。じゃあ、さっそく一枚残らず脱いでちょうだい」 「はい、それでは最後まで脱がさせて頂きます」と結愛子がさっそく上着 に手をかけたのだが、ここで奈緒がストップを掛けてきた。  「ちょっとぉ〜、桜野さん。貴女、何こっちを向いて脱いでるのかしら?」 「えっ..あの、土下座するまではお尻だけでいいって..」 「ええ、それは間違いわないわよ。だからって最初から、こっちを向いて 脱いでいいなんて言ってないわよ」 「そ・そんな..じゃあ、私はどうしたら..」 「胸を出すとこまできたら、こっちを振り向いてもいいわよ。それまでは 皆の方に向いて服を脱ぎなさい。いいわね♪」 「・・・わかりました。仰るとおりにいたします」  どちらにしろ、土下座の後には全裸を晒すことになる以上、ここで抵抗 しても無意味だろう。  そう感じた結愛子は奈緒に言われたままに集まった48名の方へ振り向き、 服を脱ぐことを決意した。  これからいよいよ、結愛子のストリップが開始する中、あちこちで男子 社員たちの唾をごっくんと飲み込む音が聞こえてきた。  まだ全然、服を脱いでいないにも関わらず、結愛子の悩ましいボディラ インだけで男子社員たちの興奮が高まっているようだ。  そう、結愛子の白いブラウスから少し透けてるDカップのブラを生で見 れると思っただけで生唾が止まらない。    ストリップするという予告だけで男をこれだけ惑わすのだから、実際に 脱いだらブッツンしてしまう男子社員も出てしまうだろう。  そんな状況の中で結愛子は脱がなければならず、まずは白いブラウスの ボタンを少しずつ外してきた。  そして結愛子のベージュのブラがブラウスの中から見えると男子社員た ちが歓喜の叫びを上げた。 (ちょっと〜、何でそんなに声を出してくるのよぉぉ〜。まだ、ブラが少 し見えただけなのに..)  男子社員たちのあまりの過剰な反応に結愛子は驚いた。こんな中で更に 脱がなければいけないと思うと、相当な恥ずかしさが襲ってきそうだ。 (脱ぎたくない..けど、それじゃ私自身が自分の舌を裏切ることになる わ..まだ、あれが正解とは信じられない。この舌を納得させる理由を聞 かないと..そのためなら、たとえ裸になっても構わないわっ!)  どうやら、まだ結愛子は先ほどのテストの答えにどうしても納得がいか なかった。が、あの場で社長を問い詰めることが出来ないと思った結愛子 は1度こっちが引き下がってから、社長に真意を聞くことを決めた。  もちろん、1度引き下がるってことは素っ裸で謝罪することになるのだが、 それでも本当の答えを社長の口から言ってもらいたかった。 (何度も..何度も舌で確認して出した答えなんだもの。奈緒さんの答え が正解なんてあり得ない。私を裸にしたいだけで、こんなことをしたなら 絶対に許せないっ!いいわ、この舌があってることが証明されれば裸にだ ってなってあげるわ)  自分の舌が正しいと認めてもらえるためなら、裸になることも辞さない 覚悟を持って結愛子は服を脱ぎ続けることを決めた。  そしてボタンを全て外しブラウスを脱くと、ベージュのブラが完全に男 子社員たちの前に晒された。  ベージュのブラは結愛子らしい清楚な上品さがあったが、そのブラに押 さえつけられてる結愛子のおっぱいは今でもこぼれて飛び出そうなぐらい のボリューム感を出していた。  ぶるん、ぶるんっ。「すげぇぇー、あれが噂の反則的な美巨乳かぁぁ〜、 想像以上のすごさじゃねーか?」 「今まで桜野さんのおっぱいを見た奴らが、しばらく他の女のおっぱいが がっくり見えるって言ってたが、分かる気がするぞ」 「ブラだけでこんなに興奮させてくるのかよぉ〜、あれが外れたら俺、鼻 血を出しそうだ」 (ぁぁっ..そんなに私のおっぱいのこと言わないでぇぇ〜)  男子社員たちが結愛子のおっぱいに感動するが、結愛子自身にとっては すごく恥ずかしくてたまらない。ここまでして、自分の舌の名誉を守らな ければいけないのかと心が折れそうにもなる。  でも、こんなとこで立ち止まったら、自分の努力は全て水の泡になって しまう。 (下着ぐらい..下着ぐらい見せてあげるわよっ)  恥ずかしさをぐっと堪えて結愛子はスカートのホックを外した。  パチンと外れる音の後にストンと落ちる音が響き、スカートが床に落ち た。これで結愛子の身にまとってるのは下着とパンストだけになった。  その後はパンティストッキングをくるくると巻きながら脱いでいき、つ いにブラとショーツの2枚だけとなった。 「うぉぉぉっ、桜野さんの下着姿だぁぁ〜。これだけで俺、十分だよ」 「ああっ、ここまで脱いだならもういいだろ。さっきの暴言は許すよ」 「そうそう、誰だって間違いがあるんだ。社長もここで止めれやれよ」 「桜野さんもこれ以上、脱がなくていいよ」  もう、ここで終わりにしてもいいと、ほとんどの男子社員が社長に嘆願 してきた。本心としては、最後まで見てみたい気持ちでいっぱいだが、こ こが社の命運を託す大事な場所ということもあって誰もが自重してきたの だ。さらに、あの奈緒が意外にも寛大な処置を見せてきた。 「桜野さん、これ以上脱ぐのはいかがなものかしら?ここで私の条件を飲 んでくれたら下着を脱がなくてもいいし、裸の土下座も許してあげるわ」 「えっ?」  普段の奈緒とは思えないほどの提案に、結愛子は驚いた。 (ど・どうしよ..やっぱり、これ以上は脱げないし。悔しいけど、ここ は奈緒さんの条件を聞いて、その後から社長に聞いてもいいのかも..) 「どう?まずは私の条件を聞いてみるかしら?嫌だったら、そのまま脱げ ばいいだけのことなんだから〜」 「わ・わかりました。条件って何ですか?」 「すごく簡単よ。みんなの前で「自分の舌は馬鹿舌でした。今後一切、く だらないことを言わないことを約束します」って言ってもらえるかしら?」 「!!」 「どうしたの?桜野さん、すごい形相よ〜。答えを間違えたのは貴女でし ょ?まさか、まだ自分の舌を信じているのかしらぁ〜」 (私の舌は馬鹿舌なんかじゃないっ!信じるわ!最後まで..) 「・・・ぬ・脱げばいいんですね..」 「あら?何を言ってるのかしら?私は貴女を裸にしたいわけじゃないのよ。 裸になってまで、そんな馬鹿舌を守っても仕方ないでしょ?」 「!馬鹿舌じゃありませんっ!このままブラを取ります。胸を出すとこま できたら振り向いていいんですよね?」 「ええ、そうだけど。馬鹿舌のためにブラなんか外しちゃうの?後悔する わよぉ〜」「・・・それでも構いません」  結愛子はやはり、自分の舌を裏切ることが出来なかった。このまま裸に なっても、馬鹿舌なんて言葉を言いたくなかった。  そして、今の奈緒の言葉で分かったことが1つあった。おそらく、彼女 も自分の舌に絶対の自信があり、その舌を証明することを何よりも優先し てると言うことだ。 (・・・これは奈緒さんの罠じゃないんだわ。私を裸にするつもりなら、こ んなことを言ってこないわ..奈緒さんも自分の答えを信じているんだわ)  そう、まだ結愛子と奈緒の舌の勝負の決着はついてなかった。  これが舌での勝負なら、後に引くなんて出来ない!と思った結愛子は、 脱ぎ続けることを選んだ。そんな結愛子は何の迷いもなく背中に手をまわ し、そのままブラのホックを外してしまった。  パチンッ。(奈緒さん、私はあなたに負けないっ)  次の瞬間、押さえつけられていたDカップのおっぱいが大きく上下に揺 れた。そして結愛子は一切隠そうとせす、男子社員たちがはしゃぐ中、じ っと耐えるだけだった。 「やったぁぁ〜、ブラのホックを外したどぉぉ〜」 「おいおい..桜野さん、隠すつもりねーのかよ?両手を下ろしちまった ぜ」「すげぇ〜、両方とも乳首ぎりぎりだぜ。あと少しで乳首も解禁だな」 「見てみろよ、ストラップが肩から落ち始めてるぞ」 「うひょぉぉ〜、これで桜野さんのおっぱいが見えるぜっ!」  どうやら、結愛子は奈緒との約束どおりに、おっぱいを出すまで振り向 かないようにしていた。 (すぐに..すぐに振り向けばいいのよ..)  時間としては5秒ほどだろうか..結愛子の肩からブラのストラップが ずれ落ち、そのまま真っ直ぐ床に向かってブラジャーは落ちていく。  そして、この間の結愛子のDカップの美乳は無防備なままで思い切り男 子社員たちに晒された。  たまに、下着姿で素晴らしい女性がブラを取ったら、がっくりなおっぱ いが現れる場合があるが、結愛子のおっぱいはそんなことはなかった。  逆に、想像を遥かに超えた美乳に男子社員の誰もが思い切り口を開け、 その開いた口がしばらく塞がることがなかった。 「ま・真っピンクだ..いや桜色だ..乳首がおっぱい以上にすげぇぇ〜」 「何だよ。あの形..あの弾力..あの柔らかさ..反則のオンパレード じゃねーか」 「俺、桜野さんのおっぱい以外は、おっぱいと認めねーよ。断言するぜ」 「ちきしょぉ〜、もっと良くみたかったぜ。見せるの短すぎねーか」 「いや、一瞬でも見れれば満足だぜ。あの映像は絶対に忘れねぇぇー」  そう、ブラが床に落ちたと同時に結愛子は社長の方へ振り向いたので、 彼らからはもう結愛子のおっぱいは見えなくなっている。  が、彼らの脳内ではたった5秒の出来事を何百回も繰り返し再生していた。  恥ずかしいことに座ってる彼らの股間はどれも恥も外聞もかなぐり捨て たかのように思い切りフル勃起のテントを張っていた。  それだけ結愛子のおっぱいの魅力が素晴らしいということだろう。  男子社員たちがビンビンになったチンポを全く抑えきれない中、結愛子 の手はそのままショーツに手をかけてきた。  いくらなんでも、これ以上結愛子が裸になることは不味いと感じた男子 社員たちが次々と大声をあげてきた。 「さ・桜野さん。それ以上は脱がなくていい」 「そうだよ。社長も鼻の下伸ばしてねーで止めろよ!」 「ストップ!手を止めるんだ。桜野さんっ!」  チンポの勃起を隠せないほど興奮している男子社員たちだが、このまま 欲望の赴くままに結愛子のストリップを喜ぶわけにもいかず、ショーツを 下ろそうとする結愛子を止めてきた。  だが、結愛子の口から意外な言葉が出てきた。 「・・・皆さん、ありがとうございます。けど、これは私の舌の意地です.. 最後まで脱がせてください」と言うと、結愛子はあっさりとショーツを下 まで下ろしてしまった。  と同時にさっきまで脱ぐのを制止させようとしていた男子社員たちが、 一転して喜びのおたけびをあげた。  彼らからは、結愛子のお尻しか見えてないが、おっぱいに負けないほど のぷりっぷりんと揺れる桃尻に、思わず理性が吹っ飛んでしまったようだ。  結愛子の桃尻はきっと、お尻好きな男が間違いなく大満点を出すほどの ものであった。  これで、ついに素っ裸となった結愛子が堂々とした態度で奈緒に確認を とった。 「奈緒さん、約束どおり裸になりました。これでよろしいですか?」 「ええ、問題ないわ。そうだわ、土下座する前にもう1度だけ、確認する けど本当にこのまま裸を晒しても構わないのね?」 「はい..晒しても構いません。覚悟は出来ています」 (絶対に答えは違うはず..自分が納得できるまで、どんな仕打ちを受け 入れてみせるわっ!)  結愛子は最後まで自分の舌を信じることに決めた。そのせいで、あやゆ る屈辱を甘んじてその身に受けてもいいと思うのであった。


(最終更新:2011年4月5日)
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