第9話「卑猥な刺身のレシピ」


 私は課長に2度もイく寸前で止められたせいか、高まる性感をすでに抑 えれなくなっていた。  そう、課長の狙いは、この私自らに淫女であることを何度も宣言させる 事だろう。  何とかして、この企みから逃れたい私だが、繰り返される焦らしに身体 が狂い始めてる。  今まで、こんな凄い快感は感じたことはなく、正直言って身体はこの快 感を欲しがっていた。  そう、至極の料理を口にして美味さに支配されると同じに、至極の性感 を身体に受けて気持ちよさに支配されようとしている。  この続きを欲すためなら、どんな言葉も態度も惜しくないと精神までも 狂い始めている。 (このままじゃ...課長たちの思うがままだわ..でも..身体が疼い て..疼いて..)  何とか必死に理性を奮い立たせようとする私だが、課長がそれを許すは ずはなく、巧みな言葉責めが再び始まってしまった。 「桜野くん、どうしたかね?課内のみんなに食べてもらいたいんだろ?」 「・・・・・」 「今回のテーマは最高の女体盛りなんだ。君はその為に喜んで身体を奉げ たんだろ」 「ち・違う・・・・」 「川坂は最高の女体盛りを上品な芸術品と考えていたが、それは違うな。 男を自然にのめり込ませるのが最高の料理とも言えよう」 「そ・そんなのは・・・ただの下品な料理よ・・」 「下品な料理か..だが、お前の料理は、その川坂をものめり込ませてる ぜ。よく見なよ」 「ど・どういうこと..?」  私が課長の言葉に疑問を思い、部屋の端で困惑している隼人の姿を確認 すると、とんでもないものが目に飛び込んできた。 (!!そ・そんな..)  何と隼人の股間は見事に膨らんでおり、今でもチャックを壊れるぐらい の大きなテントとなっていた。 (う・・うそ・・・)  恐らく、隼人は勃起していることには気づいてないだろう。何せ、目の 前でこんな私の卑猥な姿を見て正気ではないのがわかるからだ。  けど、私は大きなショックを受けた。  裸で抱き合った時でさえ隼人の股間は膨らんでなかったというのに、こ んな事であんなに大きくそそり勃つなんて..  隼人の勃起した股間を見て、私の何かが壊れた感じだった。  そんな私に課長が、また耳元に来て小声で話しかけてきた。  ぼそぼそ(さあ、お前の川坂も股間を膨らまして期待してんだよ。さあ、 頭の中で”川坂を喜ばせる淫女です”を復唱するんだ!) 「・・・そ・そんな馬鹿なこと出来ません...」  課長の馬鹿げた言葉に反発した私だが、何故か頭の中では自然に課長が 言ってた言葉が繰り返し聞こえてきたのであった。  <私は..隼人を喜ばせる淫女なの?>(そうなの?)  <私は..隼人を喜ばせる淫女です>(そんな..)   <私は..隼人を喜ばせる淫女だった..> (そうよね..)  <私は..隼人を喜ばせる淫女なら?> (そうなら..)  <私は..隼人を喜ばせる淫女になれ!> (そうよ!)  <私は..隼人を喜ばせる淫女になろう..なるわぁぁ>  「ぁぁぁっ・・・・ぁぁ・・・・」  ぼそぼそ(ほら、そろそろ川坂も股間をもっこりして料理を楽しみに待 っているんだぞ。さあ、素直に言ってみるんだ) 「は・・はぁぃ...」  私は何故か課長の言葉に逆らえず、ついにみんなの前で卑猥な言葉を口 に出してきた。 「わ・私の・・・結愛子の料理をみんなで食べてください・・・・結愛子 のエッチな愛液漬け刺身を・・・」 「よろしい、じゃあ皆で試食してみようじゃないか。けど、簡単なレシピ ぐらいは説明してくれないかな?」 「は・・はい..レシピですね..」  私は課長の質問に素直に応じてしまい、何と両手を自分の秘部の方まで 持っていき、自分の指で陰唇を掴んで大きく開いたのであった。  ピンク色の膣壁がみんなの前に曝け出される。  こんな屈辱的な事を自分自らやってしまうとは実に悔しいことだが、皮 肉なことに秘部の方はますます濡れていく感じだった。  そして自分の口から言ったとは思えないほどの卑猥な言葉が次々と出て きた。 「みなさん、結愛子のおま●こを良く見てください。今回の愛液漬け刺身 の為に愛液にこだわって、淫乱で愛液が豊富な結愛子のおま●こを用意い たしました。新鮮で濃厚な愛液をたっぷりと付けてご賞味ください。いや らしい結愛子の深みがわかる刺身となるはずです」 「なるほど、なるほど。しかし愛液がなくなったらどうするんだい?」  課長がとんでもない問いをしてくる。私には、こんな下衆な問いにも素 直に答えてしまった。 「はい..愛液が少なくなったときは、結愛子のビンビンに膨らんでいる ピンクのクリトリスを摘んでください。いくらでも新鮮な愛液が止まらな く出ますので」 「だが、そんなに愛液が続くもんかね?本当に切れないのかい」 「はい..結愛子はエッチが大好きなので、いつも汁を止めるのに苦労す るんです。今でもほらぁ、おしっこのように汁出てますからぁ」 「なるほど、確かに淫らなおま●こだな。ほら、女子社員も君の事を呆れ て見てるぞ」  くすくすくす...「馬鹿じゃないの..あの子」「そうね、いいざまぁ」  奥の方で同性のOLたちの失笑が聞こえてくる。社内ミスコンで優勝し た女性への嫉妬心が一気に爆発した感じのように私を嘲笑ってきている感 じだった。  逆に男子社員たちは今でも飛び掛ってきそうな目つきで、試食を心待ち にしている様であった。  そんな男子社員に課長がついに試食のGOサインを出してきたのだ。 「桜野くん、もうみんなに試食してもらって構わないよな?」 「は・はい..みなさん、愛液が乾かないうちにどうぞ試食してください..」  私の卑猥な言葉と共に男子社員たちが一斉に私の下半身目掛けて詰め寄 ってくる。  そんな男子社員たちを課長が上手く一列に並べ、いよいよ試食が始まっ てしまった。 「じゃあ、1番手の後藤くん。さあ、桜野くんの中に入れて味わいたまえ」 「は・は・・は・はい...」  緊張した彼の手つきが下半身に近づき、私の濡れている秘部の刺身が触 れた。 「ひゃぁぁんんっっっ・・・!!」  さっきは、あんなに悪寒が襲った刺身が、今では身体をのけ反らせるほ どの快感が走る。  そして腰が勝手に上下に細かに動き、陰唇で刺身を擦る感じで挿入を待 ち望んでいた。 「ほらっ、桜野くんが早く入れて欲しいとせがんでおるぞ。早く入れてあ げなさい」 「い・いいんですか..ほ・本当に..?」 「いいんだよな?桜野くん?」 「は・はい...早く中に入れてください..はやく..」 「は・・はい..」  彼は刺身を持つ箸に徐々に力を入れながら、私の秘部の中に刺身をいれ てくる。 「くはぁぁぁぁっっっっ・・・・」  再び、刺身が入ったことにより、さっきのあの快感が戻ってくる。  だが、彼は膣奥に入れる前にあっさりと手を引き、刺身を抜いてしまった。 「ぁぁぁぁぁ...」  あまりにも中途すぎる行為に、恥ずかしながらも私は小さなすすり声を 出してしまう。  だが、彼の方は大満足に刺身を味わって去ってしまった。  そんな私の様子を見ながら課長が卑猥なことを言ってくる。 「今のじゃ満足できないよな?まあ、でもまだまだ試食は続くんだ。楽し みはまだまだだ」 「ぁぁっ・・・」(そうよね..まだ次が..) 「さあ、次は三宅だな。後が支えてるから早く入れちまえ」 「はい。じゃあ、桜野さん。いただきますね」 「はい..どうぞ..」  私が言うと同時に彼は一気に刺身を入れて、少し掻き回したと思ったら 何と一気に刺身を抜いていく。 (えっ?ちょっと早すぎるわ..)  今度はあまりの早さに何故か満たされない気分が沸いてくる感じだった。  そう、よく考えれば当たり前の話である。今まで同僚であり、社内の華 でもある女性の秘部に、いきなり刺身を突っ込んで食べろと言っても上手 く出来るわけがない。  ほとんどの男子社員は刺身を入れて少し弄っただけで満足して抜いてし まう。  同性のOLにしても汚わらしい感覚が先に立って、ただ乱暴にかき回す だけで、あまり快感が湧くはずはない。  結局、性欲が解消されないまま最後の2人の試食へとなってしまった。  それも最後の2人は私が一番嫌っているあの菊谷と森野であった。 「さて、俺らが最後のようだな。おま●こ濡らして心待ちだったろう。く くっ」 「たっぷり味わってやるぜ。結愛子ちゃん〜」 「はぁ..はぁ..」  2人はニタニタしながら私の元に近寄ってくる。けど、自分をここまで 堕としたこの2人にはまだ素直に屈する事は出来ず、理性を奮い立たせて 睨みつけた。 「ほぉ〜まだ、そんな目つきが出来るとはな..だがな、身体は違う感じ だな。おま●こがパクパク言ってるぜ」 「そうそう、目だけ睨んだって意味ねーぜ。牝汁出しまくりじゃねーか。 ははははははっ」  確かにこの2人の言うとおりだった。いくら睨みつけても口は涎を垂ら しながら甘い吐息を出しており、腰も性欲を欲するかのように淫らにヒク ついていた。  それでも、私は睨みつけるしかない。それは、この2人に全てを屈した くない私の最後の抵抗であった。 「くくっ、俺らは相当嫌われてるって感じだな。悲しいなぁ〜結愛子ちゃん」 「まあいいじゃねーか。そうだ。よく考えたら俺たち以外にも試食してね ぇ〜奴が奥に1人いたなぁ」 「!!」(ま・まさか..それって!) 「おいっ、川坂ぁぁ〜!おめえも良かったら試食すっかぁぁ〜」 「そうそう、チ○ポおっ勃てて、ぼーと見てるんじゃねーよ」  2人が部屋の端に立っていた隼人に声をかけて来た。  2人の声で下半身の事にようやく慌てて身体を動かしてきた隼人だが、 それがとんでもないハプニングを起してしまった。  ブチッ!慌てた隼人のズボンのボタンが外れて飛んでしまったのだ。  それと同時にチャックを押し下げて勢いよく出た隼人のそそり勃ったイ チモツに課内の視線が一気に集中した。  見るからにズボンの中では抑え切れなかった黒々とした立派なイチモツ であり、トランクスの真ん中のボタンまで吹き飛ばして飛び出てきた。 「ぁぁぁ..これはその..ち・違うんだぁぁぁ..」  慌てる隼人にとどめを刺すように課長がとんでもない言葉を言ってきた。 「川坂くん、これは試食会だよ。違うモノで試食されては困るんだがな」 「そうだぜ。挿れたいのはわかるけど場をわきまえろな。あははっ」 「結愛子ちゃん、これが川坂の本性だぜ。わかっただろ?」 「・・・・は・隼人..」 「・・・・ゆ・・結愛子・・・ご・ごめん」 「隼人?」 「う・うわあぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!」  ガチャ!バタン!ダダダダッッッ・・・  隼人はいきなり大声を喚きながら部屋を飛び出していった。  よほど、私に欲情した姿を見られるのが堪えたらしく、隼人が再びここ に戻ることはなかったのだ。 (・・・隼人の..ばかっ..) 「結愛子ちゃん、川坂がいなくなっちまったなぁ〜」 「まあ、俺達が奴の分まで満足させてやるからよぉ」  隼人のいなくなった室内..たとえ隼人がいなくなっても私の試食会は まだまだ続くのであった。


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