第6話「騒然たる課内」


時間は少しさかのぼり、隼人と結愛子が女体料理に挑戦しようと している中、社内の食品開発課では男子社員たちが不満をこぼし ながら残業をしていた。 「一体、課長の奴は何を考えてるんだよ!」 「開発課の男子社員は全員残業だなんて、ふざけてるぜ」 崎長食品会社食品開発課。ここは隼人と結愛子が所属している課 であり、社の中では一番大きい課で男子社員45名、女子社員 25名とかなりの人数となっている。 普段は課長命令の強制残業などはないのだが、料理対決の日だけ は、男子社員全員残るように言われていた。 女子社員の方は残業があるものしか残っておらず、何の仕事もない のに残されている男子社員はイライラ感が積もってくる。 そんな男子社員たちの不満が募る中、料理対決を終えた課長が のん気な顔で課に戻ると、一斉に彼らの文句が飛んできたのであった。 「課長、どういう気だよ。何で俺らが残らなきゃいけねーんだ」 「そーだ。全員残れって、どういうことだよ」 「まあまあ、君たち。文句を言うなら明日にしてくれないか〜。けど.. 明日になったら君たちは僕に敬意を払うかも知れないね」 「何だそりゃ、敬意など払えるかっ!」 「ともかく俺らはもう帰っていいんだろ?それとも何かあるのかよ?」 「う〜ん、実はね。君たちに残ってもらったのは料理対決に関係 することでね〜。これから出す試食につきあってもらいたいんだ」 「試食ぅぅ〜。ふざけんなよ。そんなのは女子たちにやらせろよ。 俺たちは川阪のようなすごい味覚は持ってねーんだから」 「大体、それって次の料理勝負の試食だろ?川阪の奴は気が早いぜ! 明日の昼にでもしろっていうんだよ」 「まあまあ、君たちには次の料理勝負の発表記事もまとめて欲しい から残ってもらったんだ」 「ああ〜俺らが何でそんなのをまとめなきゃいけねーんだ?」 「女子社員の方が料理通多いから、そっちにまわせばいいだろ〜」 だんだんと男子社員のイライラ感が増していき、課内は緊迫した状況 になってきた。 そう、時計を見ると午後8時を過ぎており、無意味に残されている 45人の怒りが今でも爆発しそうな感じだった。 「課長っ!!もう8時なんだぜっ!!俺らはそんなので残ってたのかよ!」 ドカッ!「俺らは暇じゃねーんだぜ!試食〜発表記事〜ふざけんなっ!!」 「まあまあ、君らの怒りはもっともだけど、僕がこれから言うことで 怒りなんて吹っ飛んじゃうかもね〜」 ふざけた口調で言ってくる課長に男子社員たちの中では血管が切れそう な者も居れば、すでに拳を強く握って殴りかかろうとした者もいた。 だが、本当に課長の次の言葉で課内の怒りは一瞬で吹き飛んでしまった。 「えっと、次の勝負はね〜。陸永洋蔵が血迷ったみたいで女体盛りに なっちゃった〜♪にょ・たい・もり〜」 課内は凍りついた。ここはどう突っ込んでいいのだろうか? そして、この馬鹿課長の言葉を真に受けていいのだろうか? 誰もがどうすることも出来ない中、男子社員全員と残っていた女子社員 の1人がこう言葉を出してきたのだ。 「課長の言ってることは本当みたいね〜。木佐下食品会社からメール 着たんだけど、公式発表を女体盛りで出すと世間が騒ぐので、いい案 がないかって相談してきたわよ」 「ちょっとメール転送してくれよ!」「俺も!」「いや、直接見せて くれっ!」 衝撃な事実に男子社員たちが先ほどの怒りを忘れて、慌て始める。 「転送しといたわよ〜」「うぉ!マジかよ!」「50周年の料理勝負 なんだぜ..」「こんなの公表したら翌日からマスコミが殺到するぞ」 課内が騒然となる中、課長はのほほんとした態度で自分の席についた。 そして、より課内を混乱させる言葉を出してきたのであった。 「そうそう、男子社員の君たち。試食のことも忘れないでね〜。あっ、 どうしても用事がある奴は帰ってもいいから〜」 試食の言葉に男子社員の誰もが驚き始める。このメールが本物である 以上、出てくる料理が女体盛りであるのは間違いないからだ。 当然、男子社員の中で帰ろうとするものは誰1人いなかった。 だが、ここで大いな疑問になるのは試食の女体盛りの女性が誰なのかと いう点である。 「おい..女体盛りってことは..まさか桜野さんが..」 「馬鹿言うなよ。あの桜野さんがそんな下品なこと、やるわけないだろ?」 「そうだよ。桜野さんを変な妄想に出すんじゃねーよ」 どうやら隼人の恋人にも関わらず、結愛子の課内での人気は高く、誰 もが清楚な彼女が破廉恥な事をするとは思っていなかった。 けど、試食が女体盛りである以上、男子社員のほとんどの心の奥底では 不謹慎ながらも結愛子にして欲しいと思っていた。 そう、まさかこれからその結愛子の女体盛りが出てくるとは誰もが夢にも 思わなかっただろう。 ただ1人それを確信していたのは課長のみであり、自分への抗議が収まった ところで、席を立ってトイレの方へ向かったのであった。 「ちょっと小便いってくるから」どこかしらウキウキした表情でトイレに 向かうおかしな課長。 それもそのはず、向かったトイレには隼人と結愛子の女体盛り作りを監視 していた例の2人の男子社員が待っていたからだ。 「課長、今、川阪たちはフード撮影中みたいですぜ」 「そうか。じゃあ、もうすぐでお披露目ってことだな〜」 「そうみたいですね。あとこれが写メールで送った桜野さんの下着ですよ」 「おおっ、どれどれ拝見するとみますか〜」 課長が結愛子のショーツを受け取り、すぐに股布のところを確認した。 「ほほぉ〜、こりゃすごい濡れ方だの〜。やはり女体盛りに連れていた時に 濡れていたようだな」 「俺たちも驚いてますよ。桜野さんがこんなに淫らだったとはね」 「こりゃ、もしかすると徹底的に堕とせそうですよ、課長」 「そうだな。久々に私の腕を見せてやるとするか」 「とりあえず、下着のほうを元に戻してから、俺らも参戦しますよ」 「それは必要ない。これは私が預かっておこう」 「でも課長、あとで下着がないことがわかったら、いろいろ不味いんじゃ..」 「心配は無用だよ。もう彼女が下着を着て、会社にくることがないからね♪」 「へへっ、すごい事言いますね。課長」 「下着なしだなんて、もう明日から会社が楽しみですぜ」 「そうだの〜。清楚な桜野くんは明日からは淫乱な桜野くんになるから、 期待してくれたまえ」 とんでもないことを堂々と予告する課長。 そんなことも知らずに隼人と結愛子はまだ撮影を続けていたのであった。
第6話後編
フード撮影室では結愛子の女体盛りの姿が次々とカメラの中に納まれていって いる。 後々、これが資料として残ると思うと結愛子は恥ずかしくてたまらない。 (あぁっ、こんな写真を残したくないよぉぉ..隼人のばかぁぁ〜) 「結愛子、もうすぐで終わるからな。フラッシュが眩しかったら言ってくれよ」 「う・うん」 フラッシュが焚かれる度に、結愛子の疼きが高まっていき、思わず喘ぎそうに なってしまう。 「ぁぁっ..」「すまん、眩しかったか?」 「だ・大丈夫よ..続けて..」 (隼人ったら気づいてないの?私が感じて濡れていることを..) あわびが乗せられているおま●こから次々と愛液が溢れてくる。活きあわびの 刺激が濡らしている原因かも知れないが、かなりの量が出ているのは間違い ないだろう。 (ぁぁ..あそこがいっぱい濡れてるなんて、隼人に言えないわ..) パシャッ!パシャパシャ! 「はぁんっ!」 「どうした、結愛子?」 「気にしないで..大丈夫だから..」 (うそっ..何でこんなに感じてしまうのよぉ〜) カメラのシャッター音がまるでバイブで刺激するようにおま●こに響いてくる。 (ああぁっ..これじゃ、隼人の前でオナニーをしてるようじゃないの..) 結愛子はこんなにも自分が感じ続けてしまうことに驚いていた。 正直な話、オナニーも月に2・3回ほど簡単にすますだけで性欲が発散すること が出来た。それにオナニーをしていても、何か他の用事があると普通に止められ たのであった。 自分はもしかしたら不感症なのかもと思ったときもあったぐらいだ。 そんな結愛子の身体にさっきからずっと快感が襲い続けてきていた。ちょっと でも気を許したら、また隼人の前でイってしまいそうであった。 「結愛子、撮影が終わったよ。すまんな、フラッシュが眩しくて」 「ううん、平気よ..平気だから」 「写真の方は後日、出来るから」 「う・うん、わかった..」 結愛子は出来上がってくる写真に不安を感じていた。きっと写真の中の自分は 恍惚とした表情を見せていることがわかっていたからだ。 (ぁぁっ、興奮が止まらない..こんな状態で課内に行ったらどうなっちゃうの?) 「じゃあ、そろそろ課内の方へ行くか。この時間だと残ってる奴は少ないかも 知れないがな」 「ええ..」(そうだわ..よく考えれば、これだけ遅ければ人が少ないよね) 少しだけホッとした結愛子だが、まさか課長の策略で男子社員が全員残っている とは思っていないだろう。 ただ、自分の女体盛りが晒されると思うと、たとえ人数が少なくても恥ずかしさ がこみ上げてしまう結愛子であった。 撮影室のドアが開き、いよいよ課内に向けて、結愛子の恥ずかしい配膳台が向か っていく。 (ぁぁ..いったい課内に何人ぐらい残ってるのかしら..まさか大勢じゃ..) もし課内に多くの男子社員が残ってると思うと、何故か結愛子のおま●こが激し く疼いてくる。 社のミスコンで1位の、課内ではマドンナ的な存在の自分があられもない女体盛り を晒すと思うと、不謹慎ながら快感が増してきてしまう。 はしたないことに配膳台の愛液のシミがどんどんと広がっていってるのだ。 ついに自分たちの課の前のドアまで来た隼人と結愛子。 「じゃあ、開けるぞ」「う・うん」 隼人が課内のドアを開けると中から多くの人の声が一気に聞こえてきた。 それはいつもの騒がしい課内そのものであり、結愛子が毎日働いている場所。 聞こえてくるどの声も結愛子は知っている。ずっと一緒に働いていた仲間だからだ。 かかってくる電話に対応するもの、大声で指示をしているもの、鼻歌を歌いながら 仕事をするもの、全て普段と変わらない課内だが、1つだけ大きく違うものが あった。 それはいつもは凛々しい格好の結愛子が素っ裸での女体盛りで入ってきたと言う ことだ。 「おおっ、試食品が出来たようだな」 課長がわざと大声で課内のみんなに向けて言ってくる。その課長の声で課内の男子 社員たちが一斉に結愛子の姿に注目した。 「すげー本物の女体盛りじゃん」 「桜野さんがしてるぞぉぉーー」 「度胸あるなっ..感心しちゃうぜ」 「川阪〜、おめぇぇーすごすぎるぞっ」 全員が仕事をやめて結愛子の女体盛りを見つめている。まさか社のミスコンで課内 のマドンナである結愛子がこんなことをするとは思わなかったのだ。 男子社員たちは結愛子の水着姿さえ興奮してしまうだけに、この光景は狂喜に近い ものであろう。 「おい、もっと近くで見せてくれよ」「俺も!」 「おい、どけよっ!」「お前こそどけよ」 「う・嘘だろ..何でみんな残っているんだ?」 隼人は課内の男子社員全員が残ってることに驚いていた。そして、そんな隼人を押 し出して、配膳台の周りには男子社員が群がってきたのだ。 「何で..なんで..」 結愛子も男子社員全員が残っていたことに、どうしていいか分からなくなっていた。 ただ自分のあちこちの部分が男子社員たちに見られていることだけは確かで、突き 刺さる視線にすっかり動揺してしまった。 「凄すぎるぜ..何か本当に素っ裸に見えるよな?」 「かなり過激だけど、川阪の盛り付けが打ち消してやがる」 「女体盛りのイメージが変わってしまいそうだな」 「桜野さん。そんなに恥ずかしがることねーぜ。結構、綺麗だぜ」 「ああ、さすが川阪だよ。いやらしくを見えなくしてるぜ」 意外に課内のみんなは落ち着きを取り戻して、結愛子の女体盛りを正確に評価して きた。 この紳士的な男子社員の態度に少しホッとした結愛子だが、全く別の視線で分析 しているものもいた。 それは課長と結愛子を監視していた2人の男子社員たちであった。 「課長、うまく切り抜けられちゃったみたいっすね」 「あいつら、何も分かってませんね〜。ねぇ、課長」 「まあ、いいじゃないか。よく桜野くんの股間を見てみなさい」 「卑猥な活きあわびみたいっすね。あのあわびから出てる汁がいやらしいっすね」 「まるで濡れてる感じで川阪らしくない盛り付けですね」 「いや、あれはあわびの汁じゃない。おそらく全て桜野くんのマン汁だろう」 「マジっすか..そうしたらすげーな」 「それじゃ、めちゃ濡れまくりじゃないですか」 「まあ、川阪もその辺を考えて、わざと活きあわびにしたかも知れんな。しかし これで今日中にでも堕とすのが容易いとわかったもんだよ」 結愛子の濡れぶりを見て、堕とせる確信を得た課長。 はたして、そんな簡単に結愛子は隼人や男子社員たちの前で堕ちてしまうので あろうか?


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