第1話「社内誕生会」


 3月の下旬、高校を卒業した結愛子は、崎長食品会社の社内特設会場で 開催される社長令嬢の誕生会を兼ねた内定者懇親会で受付係をすることに なった。  寒い会場入口で結愛子は水着姿で誕生会兼内定者懇親会へ参加する男子 社員たちを笑顔で迎えていた。 「本日はご多忙な中、ご参加ありがとうございます」  結愛子は黄色の上下に分かれてる水着を着けていた。ごく普通の水着だ が、男子社員の目はどうしてもDカップの胸にいってしまう。  普段の着衣の時でも、男が魅入ってしまうほどの結愛子のおっぱい。  透けてるわけでもなく、胸の一部が露出してるわけでもないが、衣服の 上からでも分かるぷよんぷよんな柔らかさ、下着ぐらいでは抑えられない 弾力が、見た男の脳内を刺激する。  結愛子の着衣胸を見た男の誰もが1度、服を捲くって生で見たいと思う。  そんな欲望を出させるおっぱいを結愛子が持っていた。  が、こういう美味しい着衣胸を持ってる女性ほど、服を脱ぐとがっかり させられることがある。  あまりの着衣おっぱいラインが良いことから、水着姿の結愛子に不安を 抱いてた男子社員も居たが、実際に見た彼らは口が半開きになるくらいの 感動を覚えた。 「すげぇー、何だよ。あの反則的なおっぱいはぁぁ!服着てても凄かった か、水着になったら超破壊的だぞ。理性がぷっつんいきそうだ」 「おっぱいだけじゃねーよ。身体全身がエロすぎるぜ。どんだけ男のツボ を突くのかよと叫びてーぜ」 「ただの水着であれじゃ、ビキニなんて着けたら超やべー。あいつのパイ オツ映像をこっそり見た奴がいるけど、他のパイオツが醜く見えてしまっ て家にあるエロ雑誌を全部捨てたらしいぞ」 「そりゃマジかよ。でも、あのおっぱいを見ると、それだけの価値がある かも知れねー。高い会費出して、わがままお嬢の誕生会に出た甲斐があっ たな。いや、あのおっぱいが見れれば安すぎる出費だ!」  そう、この社長令嬢誕生会を兼ねた内定者懇親会の一般社員参加は自由 であったが、受付を水着姿の結愛子がしていると聞くと、多くの男子社員 たちが仕事を切り上げて集まってきた。  既婚者の男子社員も財布の中が厳しいにも関わらず、参加していた。  この高い会費で居酒屋十数回分、飲めるのだが結愛子の水着姿を見れる のであれば全く惜しくないらしい。  が、何度も言うが結愛子の黄色の水着は、特にこれといった過激さも透 けることもない、ごくごく普通のものだ。  けれど、男子社員たちは興奮の眼差しで結愛子の水着を食い入るように 見つめている。  もしかしたら、誕生会開催前から男子社員たちの間で広まった結愛子の 公開マッパの噂があるせいかも知れない。  結愛子が着けてる黄色の水着をよく観察してみると下の水着が両サイド を紐で結ぶタイプとなっており、その紐がやけに長い上に結び目も方も緩 い感じになっていた。  正直な話、どこかにちょっとでも紐を引っ掛けたら、すぐに解けてしま うだろう。  上の水着の方も紐で結ぶタイプになっており、こっちの紐も長く、結び 目も緩い感じであった。  いつ解けてもいい状態となっているせいで、男子社員の視線は常に結愛 子に集中している。  そんな結愛子の姿を奈緒は取り巻きのOLと一緒に、離れたとこから見 て楽しんでいた。 「実にいい気味ですね。奈緒様」「マッパの噂をばら撒いた甲斐がありま したね、奈緒様」 「こらっ、2人とも。そんなこと軽々しく口にしちゃダメよぉ〜。大事な 仕事として桜野さんに受付係を頼んだのよぉ〜。そんな私が彼女を苛める わけないでしょぉ〜♪それにこんなに集まったのも彼女のおかげよ」 「失礼しました。そうですね、これは地元ミスコンの華となった彼女しか 出来ない大切な仕事ですよね。去年の数倍近く集まって..!す・すいま せんっ、今のは失言でした」 「いいのよぉ〜。去年は男子社員より女子社員が多かったし〜。私の誕生 会は一流料理がたくさん出るから高くなってるしね〜」 「とりあえず奈緒様、くだらない噂が本当にならないように私たちが傍に ついて目を光らしておきますね」 「お願いね、2人とも。まあ、何かの拍子で紐を掴んだとしてもそれは仕 方のないことですわねぇ〜」 「はい、仰るままに。奈緒様」「一番の見せ所を用意しますわ。奈緒様」 「うふっ、頼りにしてるわぁ〜。それじゃ、私は高みの見物をさせていた だくわぁ〜」  奈緒が取り巻きと話している中、結愛子は水着の紐のことを気をつけな がら、これから起こることを考えていた。 (やっぱり..公開マッパの噂は本当なの?そんなこと絶対にさせないけ ど脱がされたらどうしよ..こんなこと考えたら気持ち悪くなっちゃうし、 あそこも濡れてきちゃう..)  どうやら結愛子の耳にも今日の噂が届いており、奈緒たちが自分を男子 社員の前で辱しめることに警戒していた。 (おそらく..この紐を引っ張るつもり?それじゃ掴まれない様に注意し なくちゃ。もしかして、この長い紐の水着を着けることと結び目を緩くす るのはそういう意味があったのかしら..緩くはしなかったけど)  今頃になって結愛子は奈緒の意図が何となく分かったらしい。  そう、結愛子は真っ裸になる約束などしておらず、奈緒がどうしても男 子社員たちの目の保養(サービス)をさせて欲しいということで、渋々、 紐で結ぶ水着を着ることと結び目を緩めに見せることを承諾した。  実はこの結び目も緩そうに見えながらも、簡単には解けないように結愛 子が苦心して結んだらしい。  だが、奈緒の方もそれぐらいのことは百も承知だ。  より確実な方法で結愛子を真っ裸にしようと取り巻きに指示を与えてた。 (うふふ〜、多少は警戒しているようね。あれだと迂闊に紐を掴めば悲鳴 をあげてきそうね。それじゃ、つまらないわ。貴女の裸を無様に晒してこ そ、私の気がすかっと晴れますのよ♪)  奈緒が思い浮かべるのは、結愛子が何の抵抗も出来ずに全ての恥部が公 衆の面前で無残に晒されるシーンであること。  そう、地元ミスコンで優勝を結愛子に取られたあの日から、ずっと思い 浮かべていた。  理想としては淫乱な女と呼ばれるまで堕としまくる。結愛子が耐え忍ん でくれれば何回だって辱めを続けてやりたいようだ。  前回の海外ボランティアでの結愛子の辱しめで奈緒は快感を覚えており、 今回でそれが終わってしまうかもと思うと、少しがっくりする気もした。  普通の女性だったら、海外ボランティアの辱めで懲りて辞めてしまうと ころだが、結愛子は最後まで耐えた。が、そんな結愛子でも今回の辱めに は耐え切れない可能性があり、それを理由に入社してこないかも知れない。  ここまで頑張った結愛子が入社しないのは少々惜しいが、それだけ今回 の辱めには絶対の自信がある。  が万が一にも、それを切り抜けでもしたら、奈緒にとっても次はより完 全な方法で結愛子を堕としにかかるだろう。  そう考えれば、結愛子はここで無様に素っ裸を晒し、これを理由にして 違う会社を探した方がいい。  皮肉なことだが、結愛子はこの罠を切り抜けないようにすべきであり、 罠を切り抜けてしまったら、先に待ってるのはより恥辱な未来であるから。  さて問題は、奈緒の罠がどこで起こるかであり、結愛子や会場にいる男 子社員も気がかりになって仕方が無い。  結愛子の方としては、紐が少しでも誰かに解かれたら、すぐに悲鳴をあ げてこの場から逃げようと考えていた。 (解けたら..手で隠して逃げるしかないよね..)  見事なまでに奈緒の予想どおりの作戦を立ててる結愛子に着々と罠の準 備を進めていたのだが..  奈緒の取り巻きの1人が意外な事実を見つけてしまった。 「奈緒様っ!大変ですっ。結愛子の結び目のことなんですが..」 「そんなに慌ててどうしたの?結び目が思った以上に固く結んでいるって ことね。けど、そんなのは分かりきってることじゃない?それを確実に解 く手は考えてあるわっ」 「いえ..それは分かってます。あの女が一見、緩そうに見えながらも固 く紐を結んでいるぐらいは..」「じゃあ、何が大変なのよっ」 「えっとぉ..よく分からないのですが、その紐が本当に解けそうなんで すよ。上も下も..」「はぁ?ど・どういうことっ!」 「それが、見た目通りなんですっ。あいつが時間をかけて結び目に苦心し てたのは事実なんですが、実際は最初から緩いままだったんですっ」 「なんて事..これは謀られたわっ!自分から紐を解きやすくすれば、そ れを理由にして逃げられるじゃないっ!あの子がそんな大胆な手を取って くるとはね..」 「いや..奈緒様。それも違うと思います。あの結愛子の顔は結び目をし っかりとしたというものです。いつでも解ける状況じゃ、あんな堂々と出 来ません」 「ええ、それもそうね。私があの子の顔を見たとき、固く結んであるとい う目つきをしてたわ。あれは演技じゃないし、今でも本人は固く結んでい ると思っているわ」 「どうしましょう、奈緒様。このままじゃ私たちの作戦が..」 「しゃくに障るけど..解けないようにあなたたちがフォローしなさいっ! けど、あの子らしくないミスだわ..もう周りの男どもも気づいているじ ゃないのっ!」「奈緒様..」「とりあえず、全力でフォローします」  そう、結愛子の水着の紐は完全に解け掛かっており、周りの男子社員は 結愛子自身が紐が緩いのを見て見ぬフリをしてる風に思えた。  ぼそぼそ「おい、桜野さんの黄色のボトム、どんどんずれ落ちてるぞ」  ぼそぼそ「後ろ見ろよ。ケツの割れ目少し見えてるよ」  ぼそぼそ「上の方なんか、黄色のブラが浮いてねーか。あれじゃ上から 見たら乳首が丸見えだぜ」  ぼそぼそ「それにしても桜野さん、どうして紐を結び直さないんだ?あ れじゃ、もうすぐマッパになりますって言ってるようなもんだ」  ぼそぼそ「いや、本人も水着が取れるのは分かってねーか?このまま紐 がほどけるのを待ってる感じだな。へへっ」  ぼそぼそ「すげぇ〜、それじゃ本人承諾済みのマッパかよ。桜野さんも よくやるぜ〜」  男子社員たちが言うように、まるで自分自身から真っ裸になろうとして いる結愛子だが、気がおかしくでもなったのだろうか?  いや、本人はいたって真面目のままであり、何か大きな勘違いをしてこ の危機的な状況を放置していた。 (何かおかしいわ..いつでも解けそうな感じだけど、固く結んだはずよ ね..わざと、そういう風に見せるように結んだんだけど、こんなに解け てくるものかしら..どうしよう)ドキドキッ..  結愛子の心臓の鼓動が速まっていく。 (やだぁ..ブラが浮いてるんじゃないの?でも、これ以上は浮くことは ないはずよ..下も下がってきてるけど止まるよね。そういう風に固く結 んだはずなんだから..でも結び直した方が)ドキドキッ..  結愛子はここで紐を結び直すかを迷っていた。だが、結び直すという行 為は悪戯に奈緒を刺激することになる。そうすれば強制的に結び目を解き にくるのかも知れない。ここは自分を信じてそのままにするしかない。 (きっと..私がオーバーに感じてるだけかも。実際、そんなにひどくな ってないよね..固く結んだ紐がほどけるはずない!ほどけるはずないっ! ほどけるはずないから..)  自分自身に強く言い聞かせる結愛子だが、水着の紐の方はどこの箇所も 寸前のとこまで解けており、これを知った奈緒の取り巻き2人も焦り始めた。 「ちょっと、あいつったら。完全にマッパ寸前まできてるわ!いったい、 何血迷っているのよ、あのバカァァァ」 「文句言ってる場合じゃないわ。何とかしないと奈緒様の作戦が台無しよ。 紐が解けないような、いい手を考えないと」 「何かイラつくぅぅ〜。私たちはあいつをマッパにする側よっ!紐を引っ 張る方よっ!その私たちが何で紐が解けるのを阻止しなくちゃいけないの よぉぉ〜」 「私だって頭きてるわよっ!あのまま、放っておきたいわよ。けど、それ じゃ奈緒様の作戦が全て台無しに..」 「ああぁぁっ!また水着がずれてるじゃない?周りの男が鼻伸ばしてのに 気づいてないってぇぇ〜、嘘でしょ」 「あの感じじゃ、マジで解けないと思ってるんじゃない?奈緒様の作戦が 無ければ、素っ裸にさせてやるのに..」 「私もそーしたいけど..阻止するしかないわね。でも本人は私たちを警 戒してるわ。「結び直してあげるわぁ〜」なんて通じないよね?」 「いや、それ以前に迂闊に近づくことも出来ないわ。今、身体を大きく動 かされたら一気に紐が解けそうだわ」 「ああぁぁっ〜!むかつくぅ〜、むかつくぅぅぅ〜!あんなに水着ずれて るのに取れねーと思ってるのかしらっ!あいつ、意外に鈍感じゃないっ」 「そりゃ言えてるかも。もう、あそこまで解けちゃ手遅れね。いい手も思 いつかなし..ああっ、きっと奈緒様は私たち以上に怒っていそうだわ..」  奈緒の取り巻きが何も出来ない中、非情にも結愛子の水着の紐がどんど ん解けていく。男子社員たちはまばたきを惜しむように目を見開いて結愛 子のマッパコールを熱く熱く心の中で叫びはじめた。  男子社員1(まっぱっ!まっぱぁっ!うおぉっ〜、またずれ落ちたぁ! 恥丘ぎりぎりだぁぁ〜。恥丘までもう少しだぁぁぁ〜)  男子社員2(まっぱっ!まっぱぁっ!ブラがさらに前に浮いたぞぉぉ! 横乳ばっちしぃぃーー。早くビーチク飛び出てこいぃ〜)  男子社員3(まっぱっ!まっぱぁっ!完全にローライズ超えたぜぇぇ! お尻の割れ目が見えちゃってるぞ。桃尻丸出しまで、あと一歩だぜ!)  こんな状況になっても、まだ結愛子は紐が解けないと信じていた。  スルスルッ.. (結愛子)(ほ・ほどけるわけ..な・ないよね..)ドキドキッ (取り巻き)(ブラの紐がっ..あのバカぁっ!) (男子社員たち)(やったぁぁぁぁぁー、ブラ崩壊ぃぃぃっ!)  パラリッ.. (結愛子)「えっ?」 (取り巻き)「!背中の紐が..」 (男子社員たち)「おっぱぁぁぁぁぁっ〜〜〜」  まずは結愛子のブラの背中の紐が解けた。首のとこの紐も緩んでいたの で、ブラは思い切り前へ浮いた。  横から、おっぱいが丸見えとなり、チラチラとピンクの乳首が飛び出て いたのであった。


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