七夕に私を飾って(読切)


 明日は7/7の七夕の日。  とある地元のある公園では多くの男性が集って、公園内に設置してある 池に向かって何かを必死に期待していた。  そんな様子を遠くから、こっそり覗いて不安がる少女がいた。  その少女の名は星宮 織乃(ほしみや おりの)、この公園から5分ほ ど歩いたとことにある共学の私立高校に通っている女子高生であり、才色 兼備な美人生徒会長としても有名な女子であった。  これだけの容姿と才能を持っていれば男性にもてそうな気がするが、実 は彼女は極度の男性恐怖症であることから、一度も男子とつきあったこと がなかった。  正直なところ、この男性恐怖症を何とかしたく、丁度いいところにこの 恐怖症を無くすことが出来る方法が見つかったのだ。  いや、正確には方法ではなく、伝統のようなものであり、この地元にだ け伝わる”黄金七夕像”をすることによって、男性恐怖症が消えるという ことであった。 ”黄金七夕像”それは年に1回、七夕の日にだけ、彦ぼし公園の池の真ん 中の石台に現れる黄金の女性像のことを表しており、実際には地元の女性 の誰かが1人、地元会に選ばれて、この石台の上に丸1日立って過ごすと いう慣わしであった。  もう江戸時代の頃から、この慣わしは毎年行われており、もしこれを行 わないと次々と災難が降りかかるという言い伝えがあり、現に過去5度ほ ど、黄金七夕像を行わなかった年にいろんな自然災害が起きてしまったの だ。  けど、それは黄金七夕像に選ばれた女性が断ったわけではなく、選ぶ対 象の女性がいなかったみたいだ。  実は選ばれる女性には必ず3つの条件を満たしていなくてはならず、1 つ目は結婚をしてない女性、2つ目は黄金七夕像をしたことがない女性、 最後は苗字に”星”、もしくは名前に”織”が含まれていることが必須で あり、1つ目・2つ目は何とかなるのだが、意外に3つ目の名のところが 難しいのだ。  毎年、3つ目の条件にあう女性を探すのに必死で、地元会では名簿リス トを作って、該当する女性を地元から離れないようにしていた。  つまりは星宮 織乃は全ての条件にあう貴重な女性として、常に像の第 一候補としてあがっていた。  ただ地元の有力者である代議士の星宮が毎年、猛反対をして、候補から 外していた。  ちなみにこの星宮代議士は星宮 織乃の父親であり、自分の目が黒いう ちは絶対に娘には黄金七夕像をさせないと言い続けている。  ただ、この黄金七夕像をした女性は何故か自分が抱えていた悪しき症状 や病気などが全て完治させることが出来、同時に幸せが訪れるということ で、わざわざこの土地に引っ越してまで像を希望する女性もいるぐらいだ。  そして江戸時代から今日まで黄金七夕像をした女性は社会的にも100 %成功を納めてるので良い事尽くしのものと言えよう。  そんな良い効果がでるものをどうして実の娘にさせないのだろうか?  それは黄金七夕像が黄金の女性像ということで一糸まとわぬ姿で身体を 黄金色に染めて石台の上で丸1日立つからである。  簡単に言えば素っ裸になって黄金色に塗られた姿で、丸1日公衆の面前 で晒されるということになる。  さらには、江戸時代から伝わっている割には七夕像のポーズは現在でい う”Y字バランス”となっており、これを行った女性のおま●こは丸見え とされてしまうのだ。  他の女性がこれを行うなら、楽しめるかも知れないが男性恐怖症の実の 娘が公然の面前でおま●こ丸出しなんて絶対にして欲しくない事だった。  今年も娘の名前が候補に挙がったことで、星宮代議士は怒りの声をあら わにして抗議した。 「何で今年も娘が最有力候補にあがってんだっ!ふざけるなっ!」 「まあまあ、星宮さん。落ち着いてください。この黄金七夕像は決してい やらしい慣わしじゃないんですよ」 「そうですよ。江戸時代から続いているちゃんとした伝統ですよ。それに 黄金七夕像をした女性で不幸になった人はいないんですよ」 「うるさいっ、うるさい!年頃の娘を素っ裸で晒せるかっ!確かにこの慣 わしは変なものではないのは十分に分かる。だが、最近の若者はただのエ ッチイベントと思って楽しみにしてるのが悔しいんだ」  そう地元の若者はただ裸で晒される女性を見るのが楽しみであり、慣わ しの意味などちっとも理解してなかった。  その上、全ての条件にあう美人生徒会長の星宮 織乃がいつしか素っ裸 で立つ事を毎年、七夕前に公園に集って願っていたのだ。 「あんな奴らに娘の裸は見せんぞ!わしが生きてる限り、ずっと阻止続け てみせるぞっ」 「けど星宮さん。娘さんの方はしてもいいと言ってるのだから、ここは娘 さんの意思を尊重してだな〜」 「馬鹿もんっ!あいつは事の重大性がわかってないんだ。男性恐怖症であ る自分が裸を晒したら大変な目に遭うとわからないんだ!」 「じゃが、その男性恐怖症も像をすることで治るんじゃぞ。過去に余命い くばくである美少女が、像をしたことで完治して今も元気で生きてると聞 くぞ」 「男性恐怖症など治らんで結構だ!わしの目に叶う男などこの世にはおら んからなっ!」  どうやら、星宮代議士にとって娘は外に出したくないほど可愛い箱入り 娘であり、男性恐怖症であることを密かに喜んでいるようであった。  だが娘の織乃にとっては男性恐怖症を治して、恋人をつくりたいと願っ ており、それを完治させる力がある黄金七夕像をしてもいいと思った。  もちろん、像を行えば自分の裸を晒すことになるが、若い頃の母親が行 った黄金七夕像をしてみたいという夢もあわせて叶えることが出来る。  実は毎年、七夕の日に像を遠くから見ていた織乃であったが、正直なと ころ、恥ずかしいという気持ちよりも、魅入ってしまう気持ちの方が大き かった。  なぜ、あんな恥ずかしい行為に魅入ってしまうのかは分からないか、い つの日かはしてみたいとは深く思っていた。  ただ父親は絶対に許すはずは無く、地元会に織乃がこない様に毎年、徹 夜で泊り込んで見張っていたのだ。  何せ、この黄金七夕像はただの黄金塗料を身体に塗りつけるものではな く、江戸時代から引き継がれていた黄金汁を塗らなければいけないからだ。  不思議なことにこの黄金汁には塗料と違って皮膚呼吸ができる上に、塗 った者の身体を3日ほど硬直させることが出来、硬直してる間は飲まず食 わずでも全然平気でいられる効果があった。  その黄金汁を地元会のメンバーに全身に塗ってもらい、硬直したところ で石台に飾る流れになってるので、この像をするには地元会に足を運ばな ければならなかった。  何せ黄金汁はこの地元会で大事に保管されており、ここにしか存在しな いものであったからだ。 (今年もお父さん、地元会の中で座り込みで阻止するんだろうな..)  ちなみに今年の黄金七夕像で織乃が断ったときは第2候補である星太  織江(ほしぶと おりえ)という全身ガングロの90キロの巨漢女性がす ることになっているので、最も見たくない黄金七夕像が飾られることにな るであろう。  だが、この織江の登場が織乃にとっては好機が訪れることになった。  毎年のように織乃の黄金七夕像姿を願っていた”織乃ファン倶楽部”が 強引な行動を起こしたのだ。  何とこっそり地元会から黄金汁を持ち出して、像が飾られる公園の池の ところまで運んでしまったからである。  そして大胆なことに織乃に手紙を出して、自分たちが黄金汁を塗って像 にすると言ってきた。  しかし、”織乃ファン倶楽部”の大半は織乃が通っている高校の男子な ので、黄金汁を塗るということは彼らの前で素っ裸にならなければいけな いのである。 (どうしよう..でも、像になったら裸のままになるんだし..)  迷いながらも織乃の足は自然に池の方へ向かっており、織乃が向かって くる姿を見た男子たちは狂喜しはじめた。 「おおっ!美人生徒会長さまが、ついに俺らの前で裸になる時が来たぞ」 「長年、願っていた織乃ちゃんのヌードが拝めるぞぉぉぉーー!」 「ひゃっほぉぉーー、早く素っ裸になっちゃぇぇーー」  男子たちの卑猥な野次が飛ぶ中、織乃は池の前まで着いてしまった。  すぐ間近に男子たちが大勢いるというのに何故か男性恐怖症が出ること がなく、逆に身体は火照りはじめてる。 (おかしい..何で今日だけは男性に近づいても平気なの?)  困惑している織乃に早速、男子たちが服を脱ぐように言ってきた。  さすがに強引に脱がすことなど出来ず、あくまでも織乃の自主的判断に 任せるつもりであった。  だが、驚くことに織乃がためらうことなく服を次々と脱いでいき、数分 も経たないうちに一糸纏わぬ姿になってしまった。  どうやら決心が揺るがない内に像にして欲しく、男子たちに嘆願するよ うに「どうか私を早く像にしてください..泣け叫ぶ前にお願いします」 と言ってきた。  男性恐怖症の自分が男子に取り囲まれた中でストリップをするなんて、 正直、いつ気が触れてしまってもおかしくないと思ったからだ。  さすがに男子たちも織乃が泣き叫んだら何も出来なくなってしまうので ここは早く塗ることにすることにした。  何せ、Y字バランスの像なので、織乃の決心が固いうちにポーズを取っ てもらわないといけないからだ。 「織乃ちゃん、今すぐ塗るから像のポーズを取ってくれないか」 「すぐに塗るから頼むよ」 「わ・わかりました」  男子たちにおま●こを見られるのは恥ずかしいが、ここはY字バランス をするしかなく、全員が注目する中で大きく片足をあげてきた。  不思議なことに男子たちは一切、声を出さず織乃の不安を呼び起こさな いようにしながら、ついに黄金汁を塗り始めた。  ただ、黄金汁を塗るときは男子たちの理性が効かなかったらしく、乳首 を摘んだり、陰唇を開いてしまうなど、織乃の恥部を弄り始めており、途 中からは夜のオカズ用に写真も取る馬鹿も現れてしまった。  しかし、この時の織乃には男子たちの行為に不快を示さなくなり、逆に 快感に悶えてる感じになってきていたのであった。  こうして黄金汁が全身に塗り終わり、織乃の身体が完全に硬直してしま ったのを良いことに男子たちの視線が一斉におま●こに集中してきた。 「すげぇぇーー、織乃ちゃんのおま●こがぱっくり開いたままで黄金色に 輝いてやがるぜ」 「やっぱり男性経験はなかったんだな。処女膜が黄金色に染まって丸見え で光ってるぞ」 「おま●この方は柔らかいままだから、感触がたまんねーな」 「夢にまできた美人生徒会長のおま●こを弄り放題とはすげーよ」  織乃の黄金色のおま●こを目の前にした男子たちの行為は暴走しはじめ、  ついには環状処女膜で真ん中に開いている穴から男子たちの指が次々と 入って弄っていく。 (い・いやぁぁっ..そ・そんなとこに指を挿れないでっ!)  何と織乃自身の意識はあるらしく、男子たちの行為を心の声で叫びなが ら、ただ何も出来ずに見続けるしかなかった。  しかし、徐々に男子たちの指戯に感じ始め、黄金色の愛液がタラタラと 流れ始めてきた。 「おいおい、黄金のマン汁が出てきたぞっ!ここまで黄金色に染まってい るのかよぉぉー」 「けど、濡れてきたってことは、あの清楚な織乃ちゃんが感じてるってこ とかぁぁーー!こりゃ、もっと卑猥にしてやんねーとな」 「卑猥といえば、まだ肝心なお豆ちゃんが姿を出してねーぞ」 「おっ、本当だっ!ここを忘れていたとなっ」 (ああぁっ!そこはだめだめぇぇーー!私だって、痛くてそこを捲ったこ とないのにぃぃーーー)  織乃自身も一度も捲ったことがないクリトリスの包皮へ男子たちの指が 集まってくる。  そして、織乃の心の叫びもむなしく、包皮が捲られていくと、何と見事 なピンク色の綺麗なクリトリスが姿を現したのであった。 「おおおおおっ!ここだけピンク色だぜぇぇぇぇーー!」 「黄金おま●この中で唯一のピンク部分だなんて、興奮もんだなっ!」 (ぁぁぁっ..お願いだから、ここも黄金にしてぇぇーー)  興奮した男子たちが、押しかけるように剥かれたピンクのクリトリスを 揉みはじめていく。  今までクリトリスを刺激してなかった織乃にとってはすごい快感が次々 と襲い掛かってきた。 (はぁぁぁぅぅぅぅんんんっっ!こんなに気持ちいいものなのぉぉぉーー 頭が蕩けちゃぅぅぅぅぅっ〜〜〜)  こうなると恥部を弄る男子たちはますます暴走し、気がつくと織乃の黄 金色のEカップおっぱいも思い切り揉まれ始めている。  形の整った綺麗なおま●こに負けないぐらいの美乳のおっぱいなので、 ここを揉み始めた男子たちは涙が出るほどの感動を覚えたのだ。  そんな男子たちの弄る様子は織乃にも伝わっているのだが、どうやら身 体の火照りが止まらなくなっていた。  恥ずかしいことに黄金のおま●こからはぴゅっぴゅっと音が聞こえるぐ らいに愛液が飛び散っており、淫らな状況となっていく。 「すげぇぇー、黄金のマン汁が飛び散っているぜ」 「こりゃ、もしかして言い伝えに聞く黄金汁を補給する伝説の黄金七夕像 じゃないのかっ」 「確か..伝説の黄金七夕像は一部分がどんなことをしても黄金色になら ないと言ってたぞ」 「って言うと、その部分ってクリトリスだったのかよぉぉ〜。よく見りゃ このクリってピンク色に光ってねーか」 「うぉぉ、本当だ。クリトリスがピンク色で光ってるぜ!何か弄れば弄る ほど光が増してきてねーか」 「もし黄金汁を補給する伝説の黄金七夕像なら、徹底的に弄ってもいいこ とになってるよな。つまり俺たちのやってることは慣わしにそって認めら れた行為になるぞ」 「つまちりは遠慮は無用ってことか。おい、空のバケツを持ってきて皆で 黄金汁の補給を始めよーぜ」  何と不運にも織乃は伝説の黄金七夕像であったらしく、男子たちに弄っ ていい正当な理由を与えてしまったようだ。  でも、織乃にとってはそんなことはどうでも良くなっていた。  もはや、快感を素直に愉しみはじめており、何回でもイかして欲しいと も思っていた。  そして、ついに男子たちの前で黄金の潮を吹いてしまった織乃。  その淫らな潮を見た男子たちは狂喜しはじめて、また潮を吹かせようと して徹底的に弄りはじめた。  不思議なことにここまで理性がなくなってる割には誰もが弄ることだけ に集中して、男性器を使わなかったということだ。  これももしかしたら黄金七夕像の秘められた力なのかも知れない。  弄る男子たちのイチモツは全員、激しく勃起しているのだが、不思議な ことに誰一人として射精することすらも出来なかった。  これは男性にとっては生殺しに近いものがあり、発散できない興奮をい つまでも保ちながら一心不乱に黄金七夕像を弄り続けたのであった。  結局、男子たちは徹夜で織乃の身体を弄りつくすことになり、数え切れ ないほどの潮を吹かされ続けた織乃の意識も完全に真っ白となっていた。  そして男子たちは全員、その場で股間を盛り上げたままで倒れており、 後からきた地元会の人たちによって休憩所に運ばれることになった。 「さすが、黄金七夕像の力はすごいの〜。若いもんの暴走を上手く利用し おったわい」 「見てみい、こやつらのイチモツを。黄金でカチカチにされてんぞ。これ じゃ出せるもんも出せないなっ。って言うのか下半身がほとんど黄金像み たいになってるの〜」 「おそらく黄金汁が染みて、そうなったのじゃろう。黄金七夕像に悪さし ようと思っても無駄に終わるということじゃ」 「まあ、これだけの身体を見て、弄ることが出来ただけで果報もんじゃろ」 「けど、今年も無事に何とか乗り越えられたの〜。まさか、黄金汁まで大 量に補給できるとは思わなかったぞ」 「今年は伝説の黄金七夕像だから、盛り上がりそうじゃ」  こうして今年の黄金七夕像はいつもにも増して大盛況となり、織乃の光 るピンクのクリトリスは多くの人に見られることになってしまった。  ただ、黄金七夕像を終えた織乃には信じられないぐらいの幸運が次々と 訪れることとなり、幸福がずっと続いたのであった。 <おわり>