母乳アイスを召し上がれ♪ 読切


 とあるニュースが飛び込んできました。  世界最大規模の動物の権利擁護団体(通称PETA)がこの度、アメリカの アイスクリームメーカーに人間の母乳でアイスクリームを作るよう要求し たそうです。(※このニュース本物です。気になる方はググって下さい)  この団体によると、牛乳を使用して製造されたアイスクリームは、いろ んな病気の原因となるようなので、アイスは母乳で作った方がいいと言う ことです。(※詳しく知りたい人は何度も言うけどググってね(^_^;))  そのニュースを聞いて、何故か日本政府が動くことになりました。  それはタイミングよく日本の某研究機関が、妊娠しない女性からでも母 乳を採ることに成功したからです。  何というグットタイミングでしょう。更に!これはもしかして大儲けで きるかなと思った日本のアイスクリームメーカーも立ち上ってくれました。  だけど..考えてみたら女性がこんな恥ずかしいことに協力するわけな いだろう。そもそも日本政府が動くわけがあるはずない!  そう、これは幾つかの奇跡?が重なって実現してしまったのだ。  ちょっとだけ時を遡って、とある超お嬢様女子高では今度開催する文化 祭で世間に何か貢献できるかを考えていました。  この女子高は名家の世間知らずの超お嬢様ばかりが集まったところであ り、携帯もTVも見たことがないお嬢様なので、考え方もちょっとズレて いるようでした。 「今度の文化祭ですが、アイスクリームを作って売るのはいかがでしょう?」 「えっ?アイスクリームですか?それは牛乳からつくると聞きましたが.. わたくしたちには製造する技術がありませんわよ」 「いえ、牛乳を使用して製造されたアイスクリームは、どうやらいろんな 病気を発症させるという噂を動物の権利擁護団体を手伝ってる海外の友人 から聞きましたの」「それは本当ですの?そんな怖い事実が見つかったな んて..」 「どうやらアイスクリームは人間の母乳から作った方がいいのですの」 「母乳ですか?でも私たちは男の方とケッコンしてませんし、ケッコンし ないと母乳をつくることが出来る行為もしてはいけないと聞きましたわ」  ※要はセックスのこと。ここに通ってるお嬢様は全員処女なのである! 「・・・実は裕子様のお姉様が、この度妊娠しない女性からでも母乳を採る ことに成功したそうです」「それは東大やハーバード大など幾つかの大学 にあっさりと合格した超天才の令嬢の優奈様のことですね」 「ええ、あと我が校に在籍しております敬子さんが装置化に成功したそう ですの」「あの現在のエジソンといわれてる敬子さんが!」  ※説明しよう。超お嬢様の中には頭の良い子が多くおり、世間ではやら ないことを次々と興味本位で莫大な資金を元に研究・実現しているようだ った。  こうして、処女から超安全に母乳を採る技術と装置を得たお嬢様たちは 大胆にも母乳アイスを作ることを始めました。  母乳を採る装置もアイスクリーム製造機能をつけてコンパクト化してい まい、装置自体も幾つかつくることが出来ました。 「みなさん、こうしてアイスクリームも作ることもできましたし、試しに 文化祭で売ってみるのはいかがでしょう?」 「わたくしたちのアイスクリームですか?でも素人がつくったものを買う 人などいるのでしょうか?」 「・・・そうですね。世間ではまずリサーチというものがありますので、わ たくしが率先して校門で売ってみることにしますわ」 「それは名案ですわ。お値段はいかがします?」 「素人のわたくしたちが作ったものなので、100円でよいかと。世間では 百円玉という銀色のメダルでアイスクリームが買えると聞きましたので」  こうして、超お嬢様が大胆にも独自で販売を試みました。  学校の正門で母乳アイスを生産者自らが販売する「顔写真入りバニラア イス」が大人気を呼びました。  ええ、全国から多くの男性が買い求めてきましたさ(笑)  清純なお嬢様が顔を赤らめながら、自分の母乳アイスを売ってるなんて、 考えただけでも興奮するシチュエーションではないか! 「おひとつ、いかがですかぁ〜」と、あまい声が出しながら胸がぶるんと 揺れちゃ、どんな男でも買わずにはいられないだろう。  何せ、ぶるんと揺れる胸を見ながらアイスを買うのは至極な魅力。  もちろん、制服を着てるので生乳は見えないが、そこは妄想力で十分カ バーできる。  それも!ちょっと嬉しいことに、このお嬢様女子高の制服は何故か某ア ンナミラーズを彷彿させるデザインであり、思い切り胸が強調されていた のだぁぁぁぁ!  さらには下のブラウスの生地が薄いんじゃないかなと思うほどのシース ルーな感じだ。視力が良ければ透けるブラの色や形を確認できそうだ。  まさしく、生産者の顔..いや、生産者の胸を確認して買えるのが大好 評だった。  ただ、母乳アイスの販売者はまだ3人しかいなかった。まあ、自分の顔 写真を入れて売るのだから、かなりの度胸がいるだろう。  しかし3人の売り上げがすごいことになったのを知ると、他のお嬢様た ちも百円玉という銀色のメダル欲しさに参加してきたのだ。 ※またまた説明しよう。超お嬢様たちは硬貨など触ったことが無かったの だ。カード1枚で何でも好きなものが買えるからだ。  あと、別に胸を見せる訳ではなく、装置は校内で作ってもらえるし、ア イスクリームの原料も自分で用意できるからだ。  ちなみに味はそんなに美味しくないのだが、そんなこと世間の男にとっ てどうでもいいことである。  そもそも、ここに買いに来ているほとんどの男は味なんて二の次で考え ているので不味くなければ問題ないさ。  もちろん、このビックビジネスを日本のアイスクリームメーカーが見逃 すはずはないだろう。  何とこの母乳アイスを大量生産しようと考え始めた。  超お嬢様女子高から技術と装置を提供してもらい、お嬢様に対抗意識を 燃やしている全国の美少女女子高生たちと直接契約し、美少女にこだわっ た母乳アイス開発を始めた。  そして、女子高生100%母乳を堪能できるアイスを販売し、予約販売の 段階で完売となった。  どうやら女子高生を厳選した「生産者の水着写真が見えるアイス」が多 くの男性の支持を集めたらしい。  別のアイスクリームメーカーでは出身校を指定した生産者の顔の見える 母乳アイスを発表し、アイスの方にも母乳の甘みや香り、母乳本来の爽や かを出してきた。  また違うメーカーでは、お嬢様として育ったことを全面に出したお嬢様 100%母乳アイスを発表した。お嬢様特有の香りや蕩けるような母乳の味わ いがするようだ。  次々といろんなところから母乳アイスが出てきたが、未だに大きな問題 が残っていた。  それは1人の女性が出す母乳には限界があることだった。  そんなとき、タイミングを合わせたかのように新たな朗報が飛び込んだ。  日本の某研究機関が、大量に母乳を出す薬を作ることに成功したそうだ。  その薬の名は「みるみるみるく♪みるくんるん」別にビームとか出ません。  この薬を飲むと何と一定時間の間だけ、大量に母乳が溢れ出るそうだ。  それも副作用一切無し。絶対超安全の薬なのであった。  早速、日本のアイスクリームメーカーがこの薬に目をつけて、画期的な 生産工場を一斉に作りました。  何せ、今までは人海戦術で母乳アイスの生産を行っていたが、これだと 量産は出来なかった。  そこで母乳の採取からアイスの作成までを全自動で仕上げるラインを導 入したのだ。女子高生本人たちも、ただ座ってるだけで済むのでずっと負 担が少なくなった。  しかし工場内部の光景は、男性にとってはかなり淫猥だ。  工場に入ってきた100名近くの美少女女子高生が、おっぱい丸出しでや ってくるからだ。  200個のおっぱいがぶるんぶるん揺れる光景なんて、銭湯だって見れな いぞ!  さらに注目すべきことに、母乳を出す薬のせいだろうか。彼女たちの乳 首はどれもはしたなくビンビンにそり立っており、おっぱいの方もパンパ ンと張っていた。  そして誰もが、早く絞ってぇ〜と言わんばかりの表情をしながら所定の 位置へ座っていく。  彼女たちは30名ずつ横並びで座り、おっぱいを専用の搾乳機へセットす る。もちろん、1人1人には透明の仕切り板があり、他人の母乳が混ざらな いようにしてある。  ちなみに搾乳機と言っても従来の吸引タイプを使うわけではない。  吸引だと乳首や乳房に負荷を掛ける為、揉んで出すものになっている。  コンピュータで計算・制御された自動揉み機が彼女たちのおっぱいを傷 つけないようにしながら揉んでいくのだ。  つまり、ぴゅーぴゅーと盛大に噴水のように飛び散るようにしており、 底に溜まった母乳を排出口より回収してアイスを作っていく。  これをちょっと離れて一望すると、男性は卒倒するぐらいの興奮が襲う だろう。  横1列に並んだ女子高生30人の60個のおっぱいが母乳を噴出しっぱなし するのが見えるからだ。  だが興奮するのは男性だけではなく、母乳を出してる女子高生たち自身 も興奮しているようだった。  誰もが初めて母乳を大量に出るところを見ると全身を真っ赤にして動揺 してしまうらしい。  自分の乳首が今まで見たことがないほどに固くそそり立っており、そこ から大量の母乳が水鉄砲のように飛び散るからだ。  さらに自動揉み機が絶妙な手加減で揉んでくるので正直、気持ちいい。 「あんっ!いいっ♪」「もっとぉ、もっとぉぉ〜」  あちこちから、はしたない喘ぎ声が響いてくる。中には口から涎を垂ら しながら感じまくってる女子高生もいた。  一応、飲む薬も揉む機械も一切の副作用も後遺症も残ることはないのだ が、ただ1つだけ、とんでもない問題が潜んでいた。  自動揉み機が、おっぱいにあるあらゆる性感帯を刺激し、開花させてい く。つまりはおっぱいを性感のかたまりにしてしまうらしい。  だから1回、2回イくのは当たり前となっており、もはやバイトで来てい るというよりは性感マッサージに来ているような感覚に誰もがなっていく 感じであった。 「イ・イ・イっちゃうぅぅっ!」プシューー!  1人の女子高生が大股を開きながら思い切り絶頂し、噴いた潮が透明ケ ースの外側に放水したかのように掛かっていく。  そう、よく見ると彼女は下の方も何も着けておらず、素っ裸でバイトを していた。  どうやら愛液で下着や服がぐしょぐしょになるのが分かっているので、 初めから全裸でした方がいいと判断したらしい。  そう、最近は彼女のように愛液で濡れてしまうのなら全裸の方がいいと いう女子高生が多くなった。  バイトが終わるころになると工場内は女の汁だらけとなっており、匂い の方も強烈なものとなるみたいだ。  全員ぐったりとして動けない中、数人のおばさんが工場を清掃するため に入ってきた。 「今日もまた派手にやったわね。若いっていいわね〜」 「さあ、いつものようにこの子らを運びましょう」  清掃のおばさんたちが女子高生たちを手馴れた手つきで次々と工場裏手 の芝生まで運んでいき、並べてしばらく日光浴させるのだ。  もちろん、この芝生の中も関係者しか立ち入り出来ないので覗かれる心 配はないはずだ。(たぶん..)  そして、おばさんが彼女らの身体を拭いていき、何度かひっくり返して いくと何人かは意識を取り戻してくるのだ。  意識が戻った女子高生は、おばさんに礼を言ってから服を着替えに更衣 室へ戻っていく。  こういった日常を繰り返していくと、彼女たちの羞恥心が薄れてしまう ようであり、それを狙ったかように男性たちが大喜びする朗報が発表された。  何と生産者表示に限って、彼女らの胸の写真を載せてもいいと国からの 許可が下りたのだ。  どうやら、選挙が近い与党が成人男性票欲しさと、莫大な経済効果を狙 ったためだと思われる。  経済効果を試算したところ、胸写真付母乳アイスを売り出した場合、日 本中の男性の財布の紐を緩めることになり、その経済効果は3兆円に上が るらしい。    試算では、どうせなら海外にも輸出しちゃおう♪とすれば、世界中でも 馬鹿売れすると想定(笑)。  国内不況を一気に打破できることを期待し、予想総額は30兆円になる と推計した。  早めにしないと欧米諸国がボンキュッバンの母乳アイスで対抗するので この日本経済の起爆剤はすぐに投入しなければいけなかった。  ただ、こんなことをすれば世界中がエロエロになってしまうと危惧する 声も出ていたが、もはや手遅れです。  日本の公共事業?は動き出したら止まりません。  状況が変化しようが、反対運動が起ころうが、途中で見直しがされるこ とはほとんど無いでしょう。  これはちょっと不味かったかなと思っていても、政府は適当な口実を出 してきて胸写真付母乳アイスをどんどん推進してしまった。  こうして、胸写真付母乳アイスは大量に売り出されることになり羞恥心 が薄れてしまった彼女たちも悦んで写真を載せることをOKした。  ただ、次第にメーカー側の拡大解釈がされ始め、気がつくとTVでのコ マーシャルでも胸出しがOKとされてしまった。  しかし、これが非常に不味かった。何せ、母乳アイス各メーカーは資金 力が強かったため単独スポンサーが多く、それも各局のゴールデン番組の スポンサーとなったのだ。  つまり、ゴールデン番組帯はどのチャンネルを回してもおっぱいだらけ となり、気がつくとなし崩し的に事実上の”おっぱい解禁”に至ってしま った。  いや、街中の広告や公共乗り物の中吊り広告でもおっぱいだらけになっ たので、夏が到来すると一挙にトップレスブームが巻き起こった。  海やプールでは当たり前のように一般女性が何の恥じらいもなく胸を出 しており、胸を隠す時代ではなくなってしまったらしい。  誰もが到底思いも知らなかったトップレス時代に突入してしまった日本。  いや、すでに世界中がトップレスOKとなっており、いったいどうして くれるんだこの状況と各国が頭を悩ますが、すでに解決できるような問題 ではなくなっていた。  だが、まだまだこれは序の口かも知れない。  今後、世界中には「もうボトムレスもいいんじゃないか?」と蔓延する 恐れも出ており、エロエロ時代が到来するのは間違いないだろう。  たがが母乳アイス、されど母乳アイスのことが世界中をエロエロスパイ ラルに陥れたこととなり、これからも男性大万歳?の時代が続くのであっ た。(続くかな?) <完>


「母乳アイスを召し上がれ♪」完