「北風と太陽の羞恥」(読切)


 ある日、北風と太陽がどちらが羞恥な目に出来るか言い争いになりまし た。どちらも自分の方が羞恥にできるといって譲りません。  北風は言います。 「フッ、俺はどんなものでも吹き飛ばすことが出来る。服なんてあっと言 う間に吹き飛ばせるさ。素っ裸にして辱しめてやるぜ」  すると太陽は反論します。 「うん。確かに君の力は凄い。けど、そんなに上手くいくかなぁ〜」  そこへ1人の女子高生が運悪く通りかかりました。  女子高生を見かけた北風と太陽は、どちらが羞恥な目に出きるか羞恥勝 負をすることになりました。 「見ろ、丁度いいところに可愛い子が歩いてきてるぜ。あの子をより辱し めた方が勝ちっていうのはどうだい、太陽?」 「いいだろう。じゃあ早速、君の力を見せてもらおうか?」 「それじゃ、一気に脱がしてやるぜ。おらおらぁぁ〜」  北風は、これぐらい簡単だと言って、風を激しく女子高生に吹きつけま した。女子高生のスカートはあっという間にあおられてパンチラとなりま した。 「きゃあぁぁぁーー」 「どうだ。俺の力は!まだまだこれからさ!上着も飛ばしてやるぜ」  北風はさらに力を入れて強風を繰り出してきます。  ゴォォォー!ビュゥゥゥーー!ゴォォォォォーー! 「んもぉ〜、何でこんな強風が吹くのよぉぉ〜」  そう、これはアニメじゃないんですから大風で女子高生の服を飛ばすの には、かなり無理があるだろう。  そのうちスカートもしっかり押さえつけてしまい、いくら強く吹いても これ以上服が捲れることはありませんでした。  結局は北風は吹き疲れててしまい諦めてしまいました。 「はぁはぁ、はぁはぁ・・・ちくしょぉぉぉーー」 「どうやら、北風くんはここまでのようだね。さて、今度は僕の番だ」  次は太陽の出番です。  太陽はここぞとばかりに女子高生を強い日差しで照らし続けます。  すると女子高生は、余計な服を脱いでいきます。 「何なのよぉぉーーこの暑さはぁーー」 「ふふ、どうだい?僕の力は。あともう少しで彼女はすっぽんぽんだね」 「!しまったぁ〜。こういう手でくるとはぁぁ〜。憎いぜ。太陽」 「北風くん。あともう少しで彼女はスッポンポンになるだろう。さらに 温度アップしますよ」 「おおおぉ〜」  太陽はさらにグレードアップした強い日差しを当てつづけます。  女子高生は暑さでたまらなくなり、服をどんどん脱いでいきます。  でも花も恥らう女子高生。暑さですっぽんぽんになるはずはないでしょ う!結局、脱げる限度までくるとそれ以上変化は起こりませんでした。  太陽もさすがに童話のようには上手く行きませんでした。 「こんなはずはない..こんなはずはないんだぁぁぁ〜!僕の計算が間違 えたと言うのかぁぁーー」 「まあ太陽よ。考えてみたら当たり前の事じゃないか?昔じゃあるまいし、 暑いからってすっぽんぽんにはならないさ」 「ううぅ・・・そんなぁぁ〜、僕の計算がぁぁ〜」  太陽が頭を抱え困っている中、2人のとこに”雨”がやって来ました。 「お2人さん、ここはおいらにまかせてくれないかい?」 「雨、何か手があるのか?」「僕らでも無理だったんだぞ。」  ちっちっ。「おいらにまかせてなって。おいらは雨なんだぜい。」  雨はそう言うと、いきなり女子高生に激しい夕立を浴びせました。  もちろん、女子高生は傘を持っていません。  あっという間にブラウスが肌にぴったりと張り付いてしまい下着のライ ンが丸見えになってしまいました。 「どうだい?おいらのスケスケ大作戦は?」 「おおぉぉ、なるほど!すげーぜ、雨よ!」 「このままいけば下着も透けますなぁ〜」 「そういうこった。もっと透けさせてやんぜ!いくぜ。おいらのスーパー レイン!」  雨は更に滝のような激しい夕立を女子高生に浴びせました。  けど、意外にブラジャーは透けずスカートはただ張り付くだけの絵柄で それほど期待した効果がありませんでいた。 「ううぅ、ブラがなかなか透けねー。おいらの雨が弱いというのか」 「いやいや雨よ。これはこれで、なかなかの羞恥じゃないか。透けて見え るのが僕のツボをついたよ」 「太陽の言う通りさ。雨で濡れた女子高生は最高だぜ」 「しかし..おいらはまだ満足できねーー」 「まあまあ」  悔しがる雨に太陽と北風は健闘を誉めてあげました。 「まあ、雨よ。悔やむことはないぜ。ここまで見れれば上等だぜ」 「そうだよ。君の力はじんとくるものがあったよ」 「すまねーな。北風、太陽..」 「おいおい。最後はいつもの馴れ合いかい?お3人よぉぉー」 「雹!!」「雹か?」  今度は3人の前に少しワルっぽい”雹”が来ました。 「いいかい、こういうのは最初からこうやればいいんだぜ!」 「いくぜぇぇぇ!!この雹の拳を受けてみろぉぉぉーーうぉぉぉぉーー!」  雹はいきなり咆哮をあげると凄まじい雹を女子高生に振りそぞぎました。  その雹は正確無比。まるで某南斗●拳の様でした。  数秒間の雹が終わると、雹はパチンと軽く指を鳴らしました。  パチン♪パラリン♪    すると女子高生の服と下着だけが一瞬でただの布切れとなって散ってし まいました。 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!」  見事なすっぽんぽんの女子高生の出来上がりです♪  女子高生は顔を真っ赤にしておま●ことおっぱいを押さえながら走って いきました。  そう、これで羞恥勝負は雹の勝利と思ったのですが...  ツルン、パックリ♪人ごみを恥ずかしながら逃げる女子高生は”ある物” に足を取られて大満開M字スペシャルで転んでしまいました。  それはバナナです♪バナナが何と女子高生を最も羞恥な姿で晒しました。  周りの人たちも上から見ていた4人も、このパックリスペシャルに狂喜 しました。 「バナナすげぇぇぇーー!皮の癖してやるじゃねーか!」 「これ以上ない至極のものを見せてもらったよ。なあ雨よ」 「おいら感動だぁぁ〜。ピンクのあわびに感謝だな」 「雹の俺も一本取られたな..」  が、ここでまた新たな来訪者がやってきました。 「くくくっ。バナナなんかに負けていいのかい。お前たち」 「!雪の姉御」「もしかして姉御にいい手が..」  何と今度は色っぽい”雪”がやってきたのです。 「いいかい、辱めっていうのは一瞬じゃ面白くないのよ。長めにしなくち ゃ意味がないわ」 「長めって、いったい何を」「雪でどうやって辱めるんだ?」 「あんたら忘れたのかい。雪は凍るもんよ。こんな風にね」  雪は大量の雪を女子高生に浴びせると、次にその雪を一瞬に凍らせまし た。丁度4つんばいになっていたので、女子高生の手足は地面にくっつい てしまいました。 「いやぁぁぁ〜。手も足も地面から離れないよぉぉ〜。私裸なのにぃぃ〜」  女子高生は身動きが取れず、裸の4つんばいを晒すことになりました。  これで、雪の勝利は間違いないでしょう。 「さすが雪の姉御。素晴らしいぜ」「僕たちの負けですな」 「おいらも満足だ」「ちっ、俺の負けだ」 「んふふ〜、これぐらい大したことないわ」  が!この5人が驚くことが起きてしまいました。  何と近くにいたワンちゃんがやってきて動けない女子高生のおま ●こをペロペロ舐め始めました。 「はぁぁんん〜。だめぇぇ〜。そんなとこ舐めないでぇぇ〜」  このワンちゃんに5人は脱帽してしまいました。 「おいおい、公衆の面前でバター犬プレイかよっ」 「あの白い犬、すげぇぇぇー」 「おいらたちにはとても真似できねー」 「これは完全に俺たちの負けだ」 「ふっ、あの犬やるじゃないの」  そう、最終手にはワンちゃんが1番、女子高生を辱しめることが出来た のです。4人は惜しみない拍手を犬に送って勝利を認めましたとさ。  めでたし、めでたし。 「めでたしじゃないわよぉぉ〜。この犬何とかしなさいよぉぉぉ〜。それ もこいつオスじゃないのぉぉ!」  もしかすると、羞恥じゃなくて陵辱になってしまうのでしょうか?  いや、これは楽しいお話なので、さすがにこれ以上は不味いでしょう。 「当たり前よぉぉ〜。あ〜ん、この犬〜!すごく勃起してるよぉぉ〜」  とりあえず、何とか最悪の事態を避けてもらうように願いましょう。  このままいったら、合体して膨らんで抜けないプレイになりそうだから.. 「そういうマニアックな説明はダメなんだからぁぁ〜。太陽たち!さっき の力で何とかしなさいよぉぉぉ〜」 <ちゃんちゃん♪(おわり)>


「北風と太陽の羞恥」完