第1話「辱しめの没収」


(今日も忘れ物をしちゃったよ..忘れ物をしたぐらいでノーパンでいる なんて変だけど、忘れた私がいけないんだし..だけど、こんなふざけた 罰だから男子が騒いで困っちゃうよ。ううん、私がそもそも忘れ物をしな ければいいんだから..)  下着を没収されても、負けずに頑張ろうと誓う葉須香。  今の罰は下着没収以上の辱しめをされることはなかった。が、男子が居 ない場所では更なる辱めが待っていた。  それは女子更衣室であり、恥ずかしい罰を続けてることに頭にきていた クラスメイトの女子たちがとんでもないことをしてきたのだ。  一見、葉須香を囲ってお菓子を食べながら談笑しているようだが、そこ はおぞましい風景と化していた。 「しかし、忘れ物したぐらいであんな酷い罰を受けるなんて、この子マゾ なのかしら?」ぽりぽり..ぱりぱり.. 「まあ、忘れ物をしなくても、こういう目に遭うんだけどね〜」ぱくぱく。 「ほら、そこで着替えてる貴女たちもお菓子、食べていいわよ〜」ぽりっ 「は・はい..それじゃ頂きます..」  たまたま着替えに入ってきた女子が葉須香に対して申し訳ない顔を浮か べながら、勧められたお菓子を食べていた。  どうして、そんな申し訳なさそうにしていたかは葉須香が全裸で長テー ブルの上に寝かされていたからだ。  その上にまるで女体盛りをイメージするかのように様々なお菓子が散ら ばっており、執拗な性的イビリをされていた。 「転校もせず、不登校にもならずに頑張っているみたいだけど、この程度 の辱めで済むとは思わないでね♪」 「・・・はい」(みんな、すごく怒ってる..仕方ないよね..) 「聞いた話だと、あんた美術部に入ったようだけど、あそこは最悪って知 ってたかしら?」 「・・・・・」(最悪って..) 「私だったら、さっさと転校しちゃうね。まあ、あんたもこのままじゃ1 ヶ月ももたないけどぉ〜♪」 「・・・・・」(これも..みんなに迷惑をかけた罰なんだから..) 「そろそろいい時間だから、今日はここでおしまいにしてあげるわ。あん たはちゃんとここを掃除しておきな」 「はい..わかりました..掃除しておきます」  酷いことをされたのに丁寧な挨拶をする無様な葉須香を見て、女子たち たちは失笑しながら帰っていった。  ただ1人残された葉須香は、ひどいことをされたのに申し訳ない顔をし ていた。 「これで、みんなの怒りが納まるなら..我慢するしかないかも..次こ そ忘れ物をしないようにしなくちゃ」  本来なら、ひどいイビリのはずだが、葉須香本人がしっかりしており、 真っ裸の肌の上に残っていたお菓子の残りをポリポリと食べていた。 「・・・これおいしい..今度買ってこよう」ぱりぱり.. (意地汚い感じだけど..捨てるのはもったいないし..でも、さすがに 股間の生クリームは舐められないけど..ここ舐めてた子、どんな感じだ ったんだろう..舐めるほうが逆に辛い気がするかも) 「・・・明日は本当に忘れ物しないようにしなくちゃ。いつも男子が騒いでま ともな授業にならないし..女子のみんなも頭にくるのは分かるし..そ うよ!いつまでも忘れ物を続けるわけにもいかないし、明日こそ何も忘れ ないでこなくちゃ!」  こうして忘れ物を絶対にしないと誓う葉須香だが、きっと明日も忘れ物 をしてもっと恥ずかしいことをされるだろう。 (完全に裸にされるまでに忘れ癖を直さなくちゃ!でも..そこまでして くるのかしら..さすがにそんな罰はやりすぎよね)  いきなり裸にされるような罰を受けることはないだろうと思って、翌週 も忘れ物を続ける葉須香に、とんでもない罰が待っていた。 「葉須香ちゃん、おはよう。まさかとは思うけど〜今日も忘れ物はしてな いよね?」 「・・・す・すいません..忘れ物しました」 「呆れた〜。じゃあ、罰なんだから下着はここで没収するわよ」 「・・・わかりました..ど・どうぞ好きにしてください」  朝から下着をクラスメイトの女子たちに没収されることになった葉須香。  が、没収は下着だけで済まされなかった。 「あと今日からスカートも没収するわ」「!スカートもですか..」 「今日から葉須香ちゃんには下半身丸出しで授業を受けてもらうから。笛 地先生の承諾も得てるわよ〜。あと、もちろん大股でね♪」 「ううぅ..わ・わかりました」 (下を丸出しで授業を受けるなんて..非常識すぎるけど忘れ物をしたん だから..)    次の罰は下着だけではなくスカートまでも没収されて、大股状態で座る ことになった葉須香。  それも今日はペットボトルが全く置いてなく、これを知った男子たちが 大勢、パーティションに集まってきた。 「うおっ!!今日は下半身スッポンポンかよ。いくらセクハラ容認の学校 でも、こりゃヤリスギだぜ」 「しかも今日はペットボトルなしだぞ。まあ、肝心のおま●こは前の罰よ りも隠されてるから残念だがな」  実は、葉須香のおま●こは教師の笛地の情けでクレープ生地で隠れてい た。  が、そのクレープ生地にクリームが塗ってあるのが、かなり卑猥なもの だろう。 「それにしても、何で机の上にクレープ生地がいっぱいあるんだ?おま● こを隠すのは分かってるが、そんなに必要ねーだろ?」 「いや、よく見てみろよ。そろそろ時間だから面白いのが見れるぞ」  男子たちが注目してる中、葉須香が机の上のクレープ生地を1枚取って、 おま●こをチラっと見せながら刷毛でクリームを恥丘にさっと塗ってから 交換した。どうやら、30分おきにクレープ生地を交換しているようだ。 「すげっ!マンチラだ。けど交換するの下手じゃねーか?いくらでも見せ ないように交換できるだろ」 「どうやら、それも罰の1つなんだろ〜。きっとマンチラさせるように言 われてるんだぜ。マジで笛地の罰ってサイコー」 「ノーブラの上着も日ごとに1つずつボタンが外されてるようだから、こ りゃすげー事になりそーだ」  ちなみに、30分毎に交換したクリームつきクレープ生地は、ある程度溜 まると教室の外にある”ご自由にどうぞ”と書かれた張り紙つきの籠に置 かれ、誰でも自由に食べていいことになっていた。  言うまでもないが、クレープ生地が置かれたと同時に男子たちが髪や服 をつかみあいながら奪う熾烈な争奪となっていた。  そうまでして手に入れたいほど、葉須香の魅力がすごいということだろ う。ほとんどの男子曰く、葉須香は歩く芸術品のようだと。それでいて何 とも言い表せない色気もある。  そんな色気があるせいか、校内で有名な何人かのスケコマシ男子が噂を 耳にして、葉須香を落とそうと狙いはじめてきた。  が、問題は葉須香には、これだけの辱めを見せながらも憧れの先輩がい て、その先輩は葉須香と同じ学校に通っている。  だけど、葉須香がここまで辱しめられて何も行動を起こさないなんてお かしいだろう。  そう思うと、これほど上玉の葉須香が憧れている先輩は誰なのだろう? と誰もが知りたくなり、悔しくなる。  男子たちは急いで、いろんな手を尽くして葉須香の憧れの先輩を突き止 めた。  そしてその生徒の名を聞いた男子たちは愕然とした。葉須香の憧れの先 輩は丸っこい肥満生徒でオンラインゲームが得意な播田有行という生徒だ った。 「何であいつが?」「これって絶対おかしいだろ」 「あんな子豚みたいな奴がどうして憧れの対象なんだよ」 「我慢できねー、直接聞こうぜ」と納得がいかなかった男子たちはオンラ インゲームを学校でしている播田のとこへ集まり、葉須香との関係を問い 詰めることにした。   「おい、播田っ!てめー、どうやって葉須香ちゃんと知り合ったんだ?」 「えっ?それって須和さんのこと?ぼ・僕は一緒にオンラインゲームをし ているだけで、あんまりリアルでは会ってないんだ..」 「何呑気に言ってんだよ。葉須香ちゃんがどんな恥ずかしい目に遭ってる のか知ってるのか!」 「知らないよ!僕は今、格闘ゲームのことで頭がいっぱいなんだ」 「おいおい、サイテーな奴だな。葉須香ちゃんが罰を受けてるぐらい分か ってるだろう?」 「・・・けど須和さんだって、それを承知で忘れ物を続けてるんだろ?だか らどんな辱め受けようがそれは自業自得ってもんだよ。他の学校へ転校し た方がいいんだから!」  どうやら播田は葉須香へ転校を薦めてはいるが、忘れ物は無くなると一 点張りの葉須香にムッとしているようだ。  そんな播田の自己中に男子たちは呆れており、逆に播田が葉須香の憧れ の対象で無くなれば良いと思った。  こうして、いろいろと播田を問い詰めた結果、男子たちにとって嬉しい 事実が確認できた。 「おいっ、本当にキスもセックスもしてねーってマジだよな」 「そんなのしないよ。彼女は女子高生なんだよ。未成年なんだよ」 「そんなの律儀に守っているのかよ。お前って、本当に馬鹿だよ」 「うるさいよ。もう須和さんのことはいいだろ、僕は早くオンライン世界 にダイブしたいんだよ」 「情けねー奴だ。俺なら強引にセックスするのにな〜」  どうやら、播田と葉須香はまだ男女の深い仲になっていなかった。そう、 性行為までいってない関係だった。  さらに別のルートから入れた情報では、葉須香はまだ男性経験が無いこ とも分かった。  これは事実であり、葉須香はまだセックスをしたことがない今どきの女 子高生としては貴重な存在だった。容姿がダメなら納得もするが、これだ けの美少女が男性経験が無いなんて珍しい。  彼らはこの事実に大いに喜んだが、もしかしたらセックスを拒む理由が あるのかも知れないと思い始めた。  そう、葉須香がエッチを激しく拒絶するタイプなら、セックス未経験と いう道理が通る。彼らにとってはそういう事実は勘弁して欲しい。  けど、いろいろと葉須香の情報を仕入れていくと、葉須香が純真で恥ず かしがり屋のセックスそのものをあまり理解してない女子であることが分 かった。  中学から今まで葉須香に告白してきた男子は数え切れないほどいたが、 恋愛行為ですら顔を真っ赤にして恥ずかしがる葉須香の返事は全ていいえ であった。  噂ではボディタッチをしてくると、照れすぎて全身真っ赤になって失神 するときもあるという。  この事実を知った彼らは再びガックリし、諦めることにした。 「おいおい、それって男への免疫が全くないってことか..まあ、辱めは 平気みたいだがな」 「確かに、あんな罰を素直に受ける子だから、ある意味分かるな」 「でも、それって宝の持ち腐れだな」 「男にボディタッチされて真っ赤になるなんて、いつの時代のウブな女子 だよっ!」 「まあ、この学校へきた以上、そのうちボディタッチが快感となるがな〜」  辱めを受けてる葉須香を狙っていた誰もが残念に思い、様子見しようと していた時、ある1人のスケコマシが動き出そうとしていた。  その男の名は能谷 京二(のうや きょうじ)校内一のスケコマシと呼 ばれ、彼に堕とされた女子は数十人にも及んでいた。  能谷は今、美術室に居り、何と真っ裸の女子2人にペニスを舐めさせな がら、こう呟いてきた。 「罰はともかく、ま●こ臭い女子のくだらないイビリであの上玉が転校し たら厄介だな。我がままお嬢には申し訳ねーが、上玉をイビる女は俺のク ンニでメロメロに堕としておくか。おい、牝ども!後で適用な理由つけて イビってる女子たちを数人連れて来な」 「はい♪ご主人様。そんな女子なんて性奴隷にしちゃってください〜」 「今日のこの日をお待ちしてましたわ。いじめをする女子なんて絶対、牝 以下にしてくださいね〜」 「アハハッ、僕に任せておけ。さて、僕の方は上玉の方に軽く手をつけて おくかぁ〜」  その頃、葉須香はすでにボタンを全て外されており、横乳がチラチラと 見える中で教師の笛地に次回の罰についての概要を聞かされていた。  次回のわすれんぼの罰の格好。    ソックスとネクタイ以外の制服と下着は没収する。    恥部は一応、情けで隠してもらえる。    ただし乳首はとんがりコーン、おま●こはうまい棒で隠すこと。    30分毎に交換すること。その際、マンチラと乳首チラはすること。  恥辱な概要を聞かされた葉須香は、恥ずかしさで眩暈を起こしそうだっ たが忘れ物をしなければいいだけのことなので承諾するしかなかった。 「わかりました..私だっていつまでも忘れ物を続けるわけにはいかない ので..が・頑張ります」 「期待してるぞ、葉須香。これだけのすごい罰なら、忘れ物をしないだろ」 「は・はい..」(そうよ..こんなこと聞かされて忘れるわけないよね。 大丈夫、きっと大丈夫)  そういう割には次々と恥ずかしい罰を受けてしまう葉須香であったが、 今度の今度こそ、忘れ物をしないように出来るかも知れない。  あと、こんな辱めの罰を受けたとしても葉須香は忘れ癖を何とかしたい と頑張っているのだ。  が、この必死な頑張りが数時間後にあっさりと崩されてしまうことを今 の葉須香は思いもしなかっただろう。  とりあえず、今の罰はワイシャツ全開までで済んだので何とか乳首だけ は見せずに済んだ。  いつもだと、放課後にクラスメイトの女子に呼ばれて屈辱なイビリをさ れるのだが、今日は何故か無かった。 (あれ?何で更衣室に来なかったんだろう?まあ、今日はそのまま家に帰 ってもいいよね)  こうして、学校から出ようとした葉須香だが、昇降口近くでいきなり能 谷に手を掴まれて強引に人の気配がない場所まで連れていかれた。 「あ・あの..えっとあなたは確か..美術部部長の能谷さん?あの.. 何の用でしょうか?」 「アハハッ、相変わらずのん気な答えだね。今日は君に忠告をしたいだけ でここに連れてきたさ」 「えっ?忠告って..どういうことなんですか..」 「君って無防備すぎるし、無垢すぎなんだよ。僕の美術部勧誘も素直に受 け入れるし、今もあっさりと僕にこんなとこまで連れてこられるなんて、 どうかしてるよ」 「えっ?美術部は私、絵を描くのが好きだし..あまりよく分からないん ですが..」 「アハハッ、君って全く無垢だよな〜。君が今まで女子のイビリ程度で済 んでたとは奇跡のようなものさ。君は何も分かっていない」 「分かってないって?」 「まあまあ、あんまり君を怯えさせるわけにもいかないな〜。そういえば 君は聞いた話だと男のボディタッチが苦手で全身が真っ赤になるんだって?」 「は・はい..何か恥ずかしくて..苦手っていうわけでもないんですが」 「アハハッ、じゃあこんなことされたら全身に湯気が立っちゃうかな〜」 「!!えっ?」  能谷は何と堂々と葉須香の胸をつかんで揉み始めた。が、葉須香は何故 か胸を揉む中条の手を払うことが出来なかった。 (!な・何で部長の手を払えないの?そ・それに男の人に胸を揉まれてる のに動揺しないなんて..)  普段だとあまりの恥ずかしさで頭が混乱するはずの異性からのボディタ ッチが今に限っては心地良く感じてしまう。  これから、この心地良さが葉須香にとって、恥辱の展開を迎えることに なるのであった。


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