プロローグ


(だ・大丈夫っ。忘れ物さえ無くなればいいんだから。あんな恥ずかしい 罰をして懲りたんだものの。2度と忘れものしないはずよね?)  わすれんぼの葉須香。  これが、須和 葉須香(すわ はすか)の代名詞であり、その名が示す 様に葉須香はわすれんぼが多い女子であった。  その度に恥ずかしい罰を受けてしまい男子たちを喜ばせることで有名だ った。  葉須香も罰を承知して受け入れており、これで忘れ物が無くなるのなら どんな羞恥でも我慢して乗り越えようと誓っていた。  けれど、何度辱めを受けても葉須香は忘れ物を続けることになる。  わすれんぼの罰は高校に入学してから続いており、2年生となった今で は恥部を晒されたことも何回かある。  それなのに今日も忘れ物をしてしまい、罰を受けることになった。  今日はどんな罰を受けるかを廊下から見て分かるように先週から巨大な 透明ガラスのパーティションで仕切るようになったので、朝からパーティ ションに多くの男子が詰め寄ってきていた。 (葉須香のクラスがオープンスペース型の試験的な運用に選ばれた為)  彼らの目当ては今まで見ることが出来なかった葉須香の罰であることは 言うまでもない。 「うぉっ!あれが噂の葉須香ちゃんか〜。聞いた話より可愛いじゃねーか」 「こんなことまでされて忘れ物をするなんて、すげーことだぜ」 「ああ、何せ忘れ物をしたら、うれしはずかしのピンク罰だからなぁ〜」 「こんな罰を受けて耐えるなんて信じられねーな。けど他の女子たちは文 句を言ってこねーのか?」 「いや、それが聞いた話だと、クラスにいる我がままお嬢に睨まれてるよ うだぜ。何か男子にちやほやされるのが頭にくるらしいってことだ」 「おいおい、あの我がままお嬢を敵に回した女子って、裏で辱しめられて るって噂じゃねーか?俺だったら転校しちゃうな」 「まあ、この学校に居たいという理由が葉須香ちゃんにあるって噂だぜ。 理由は憧れの先輩がいるらしいぞ!」 「そうなのか?けど、どこの馬鹿野郎だよ?辱められてるのを知ったら、 転校を薦めるぜ。まあ、俺たちは葉須香ちゃんが転校するまで楽しめれば いいんだけどな」  鼻の下を伸ばした男子たちが、葉須香を見ながらずっと談笑しており、 当の葉須香はただ黙って我慢するしかなかった。 (ガラス張りだから丸見えだよぉ〜。けど、忘れた私が悪いんだから見ら れるぐらいは覚悟しなくちゃ..まだすごい罰を受けてることもバレてな いんだし..)  男子たちに注目されている葉須香は顔を真っ赤にしながら、忘れ物の罰 を受けていた。  その罰はショーツ没収の罰であり、1日中ノーパンを強要された葉須香だ った。 (忘れ物の罰でショーツ没収って恥ずかしいよ..ううん、挫けずに頑張 らなくちゃ!)  このショーツ没収の罰が始まった頃は幸いなことに辱めを受けてるもの が何であるかを男子たちは気づかなかった。  が、ショーツ没収の罰が続けば自然と分かることであり、葉須香がノー パンでいることを知ると大騒ぎとなった。透明ガラスのパーティションに は砂糖に群がる蟻の様に葉須香の辱しめの罰を何とか見ようと集まってき た。  そう、美少女と言っても過言ではないほど、葉須香の容姿は可愛く、天 から舞い降りてきたんじゃないかと思うぐらいだ。  それも身体のラインは完璧に近く、推定Cカップのおっぱいは服を着て ても弾力を見せ付けて、ぶるんぶるんと揺れており、ウエストは男子が好 む程度にしまって、ヒップはお尻好きを魅了させるラインを描いていた。  かなりエロエロなボディを持っていながらも、顔の方は大和撫子を思わ せる清純さと清楚さがにじみ出ているのだから、男にとっては実にたまら ない。それでいて元気で運動・スポーツが大好きと言うのだから、天は葉 須香に何物を与えれば気が済むのだと思うぐらいだ。  だから、これほどのひどい忘れ癖を与えたのかも知れないが..  そんな可愛い葉須香が辱めを受けているとなれば男なら誰だって見たい だろう。  パーティションからは丁度、一番前に座席に座っている葉須香の全身が 覗けるようになっており、ほとんどの男子たちの視線は足を大きく開いて 座っている葉須香の股間へ集中した。  よく見てみると、葉須香の股間の前には500mlのペットボトルがキャッ プが取られた状態で3本置かれていた。 (少しでもこぼしたら、スカート没収されちゃう..でも見られて恥ずか しい..ふざけた罰だけれど忘れ物をしたのだから)  どうやら、葉須香はペットボトルに触れないように強制されていた。  この高校のスカート丈は膝上10cm以上の短いものとなってるので、足 を閉じて座ってなければ必ず下着が見えてしまう。  ましてや大股で座ったら下着は丸見えだが、そんな生易しい辱めじゃ済 まなかった。  今日の授業が始まる前、葉須香は先生にショーツを没収されたらしく、 罰を見学にきた男子たちもノーパンであることに気づいている。 「おいおい、やっぱ穿いてねーよな?真ん中のペットボトルが邪魔で見え ねーが、ありゃノーパンじゃねーか」 「ああ、もろノーパンだぜ!見る角度次第で、おま●こ丸見えらしいぞ。 まあ、ここからだと影もかかるからはっきりとは見えないがな」 「相変わらず、笛地の罰は半端ねーな。けど、ノーパンで股開いてるのに 肝心な部分が見えねーのは残念だな」 「ああ、割れ目がしっかり閉じているけど、今の罰でノーパン大股じゃ、 次の罰はどうなるんだ。くくっ」  次回の葉須香の姿を想像し、男子たちが股間を勃起しながらニヤニヤし ていたが、翌週にはブラまで没収されたのでCカップのおっぱいまでが透 けて見えることになった。 (・・・これだけ恥ずかしいことをしたんだから、もう忘れ物をしないはず よね?明日こそ忘れ物をしないようにしなくちゃ!)  わすれんぼの罰を必死で耐える葉須香。もちろん、この辱しめはまだ序 章にすら過ぎなかった。これから本格的な葉須香の恥辱が..いいや言葉 で言い表せないぐらいの辱めが始まろうとしていたのであった。


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