第1話「下着姿で立つなんて嫌っ」


 こんにちは、須和 葉須香です。不名誉なわすれんぼの葉須香という代 名詞は高校に入ってからずっと続いています。(ぐすん)  今は3学期、もうすぐ高校2年生になるのですが、私下着姿で教壇の端の 所で立っています。  それも、手は横に付けて下着を手で隠すことも出来ずに立っています。  すごく恥ずかしいです。顔も真っ赤だし、全身も真っ赤です。 「・・・あつい」あまりの恥ずかしさで汗をかくほど暑いぐらいです。  外はすごく寒くて、教室もそんなに暖かくないはずなのに、私1人だけ 恥ずかしさで暑くなっています。 (いやぁぁぁ〜、みんなジロジロ見ないでぇぇ)  もちろん、下着姿で立つようになってから何日か過ぎてますけど、慣れ ることはありません。  どうして下着姿で立っているかって?それは罰だからです。  罰じゃなければ私だって、こんな恥ずかしいことしませんからぁぁ〜!  いったい、女子高生が下着のままで教壇の端で立つ罰って、どれほどの 重罪なのだろうか?よっぽど、世間様にすごい迷惑なことをしなければこ んな風にはならないですよね? (でも私、何も悪いことなんてやってないんですよ!)  そう、教科書を2・3冊忘れただけなんですっ。それだけで女子高生が 下着姿で1日中教壇の端で立たされるんですよ。  それも首から「今日も私は忘れました」の札をかけて...  ただ、誰かに脅されてしているわけでもなく、この罰をしないからって ペナルティを与えられることもありません。  こんな恥ずかしい罰なんて、すごく嫌なのに..教室に入ってきた私は 忘れ物をしたんだから罰をしなければいけないという自戒の念を込めて服 を脱いでいきます。 (忘れ物をしなければいいだけのことなのに..何故、こんな簡単なこと が守れないの..)  私の忘れ癖は小学・中学の頃から治ることがなく、高校に入ってからも 自分でも呆れるほどにひどくなっている。  だから、私に恥ずかしい罰を与えれば忘れ物が無くなるだろうと先生公 認の元、わすれんぼの罰は始まったんだけど..  最初の方は校歌や難しい歌を歌うとか校庭を3周するとか、恥ずかしい と言っても周りが納得できるものでした。  だけど、この程度の罰じゃ私の忘れ癖が直りませんでした。  逆に歌うのが上手くなったり、足が速くなったりと何か変な感じになっ てしまったんです。  そこで、今度は本当の意味での恥ずかしい罰がされる事になってしまい、 私も渋々、受け入れることにしました。  もちろん、最初はスカートを3秒間めくるとかの程度の低い罰だったん です。  けれども、この罰は男子たちには衝撃的なものだったらしいです。  高校生になった私がみんなの前で自分からスカートを捲るなんて、あり えない辱めだから。  たったの3秒っていうけど、私には何十分も捲ってる感じがきて、すご く恥ずかしくて後悔しました。  なのに、こんな辱めを受けても私の忘れ物は続いたんです。  自分自身も呆れました。何で私ったら、また忘れてるのよぉ〜って。  もしかしたら、もっと悔やまないと忘れ癖が治らないのかも..  それなら、恥ずかしいけど..こんな破廉恥なことやりたくないけど.. 罰を受け入れるしかないと。  こうしてスカートめくりの罰を続けたんだけど..いつまでも成果が出 ないことにみんな困ってしまいました。  私もいつまでもこんなこと続けたくないし、忘れ癖が治るのなら、罰を 変えてもいいと思いました。  それがどう伝わったのか分かりませんが、罰の内容をエスカレートする ことになりました。  当然といえば当然なのかも。今よりも恥ずかしくない罰で私の忘れ癖が 治るとは思わないし、罰の内容を過激にするしかないんです。  だけど!だけど〜、ブラを見せるなんてあり得ないです。  一瞬だけでいいと言っても何で男子に服を捲って見せなくちゃいけない の?こんなの絶対おかしいです。  こんな罰やる必要なんて無いんだからと、心の葛藤を続けた私なんです が、お小遣いが毎回忘れる傘代に替わってしまうと思うとやるしかないと 思いました。  これだけ見せるのに抵抗があるブラ見せなら、後悔して忘れ癖が治るか も知れない。  でも..でも..それでも駄目でした..ブラの3秒間見せになっても 私の忘れ癖が治らないんです。  こんな恥ずかしいことやってるのになんでなの?私、馬鹿じゃないのに..  このままじゃ、忘れ癖が悪化してもっと大変な目に遭ってしまうのかも 知れない。  それだったら、このわすれんぼの罰で辱めを受けても忘れ癖を止める方 に掛けてみたい。  そうなんです。恥ずかしいことを絶対にしたくないから、忘れ物をしな いようにいろいろと心掛けることが出来るから..  もし、この罰が無かったら忘れ癖がひどくなるのは目に見えている。  究極の選択かも知れないんけれど、何も思いつかない今はわすれんぼの 罰を受け入れるしかないんです。  この時はまさか、このわすれんぼの罰が後々とんでもない恥辱のものへ 変わっていくと思わなかったから..  こうして、わすれんぼの罰を続けることになったんだけど、まさかスカ ート下ろしまでする日が来るなんて..  何で高校生の私がみんなの前でスカートを下ろさなくちゃいけないの?  手で隠してもショーツの柄が分かっちゃうし、こんな姿で授業を受けな くちゃいけないなんて..いやぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜。 (でも、これなら..これなら絶対、忘れ物をしなくなるよね。こんな目 に遭って忘れ物を続けたら私はどうかしてるもの)  こんな異常な罰を考えた先生に頭にくるけど、これで忘れ癖が治るのな ら安いものかも知れない。  そう思ったのに、こんなすごい辱めでも私も忘れ物は続いている。 「葉須香ちゃーん、そろそろ忘れ物をやめないと手隠しも禁止しちゃうぞ」 「うぅ..」(ショーツ丸出しなんて..絶対嫌ぁぁぁ〜)  だけど、忘れ物が続いてしまったことでショーツ丸出しの罰へ変わって いき、それでも効き目がないと分かると、何とブラ丸出しの罰とレベルア ップすることになりました。  こんなの絶対おかしいよっ!私、人に見せて感じる変な性癖もないし、 下着姿を見られても恥ずかしいだけで、全然感じることもないんです。  いつも強い後悔に襲われて絶対に忘れ物をするもんかと思うのに!  他の女子も何で私が忘れ物を続けているのか理解できないと思います。  そんなの自分自身がわかってる..わかってるのに..  普通だったら羞恥心の方が勝って、忘れ物をしなくなるはず。これが無 理難題だったら誰でも理解してくれるはず。  例えば、成績が悪い人が成績トップにならないと罰をするのなら、これ はひどいんじゃないかと誰も思います。  けれど、忘れ物をしないということは気をつければ誰でもできます。  誰でもできることができないのだから、こんなひどい罰を受けるのも、 仕方ないのかも知れない。  私だって..そう思う。何で忘れ物を続けるんだろう..  だから、こんな下着姿で立つという罰も受け入れることになったんです。  忘れ物をしないだけで回避できることなのに、何で忘れ物を続けている のか本当に分からない..  もう2度と忘れ物はしたくないと常に思っているのに。  当然のことだけど、男子たちにとっては夢の様な毎日が続いている。  私はあんまり自分のスタイルがいいとは思わないけど、男子たちはすご くいいと言ってるみたいです。まあ、胸の方はCカップと普通にあるほう だと思うけど。  顔の方もそんな可愛いと思ってないけど、何か新聞部で行った校内ベス ト美少女の3位になっていたようなので自分自身が驚いています。  そんな私が水色のフルカップブラジャー、同色のショーツ丸出しで立っ ていれば男子たちが騒ぐのは当たり前の反応だと思います。 (明日こそ..絶対にぜったいに忘れないんだからっ!)  こんな辱めを受けても忘れ物を続けてる私だけど、親友から言わせると 忘れ癖が治まってきてるんじゃないかと言っています。  高校は別々になったけど、小学・中学からの親友の彼女とは時々会うん ですが、忘れ癖が悪化してないと話してきました。 「え〜、私まだ忘れ物が続いているんだけど〜」 「んまあ、それはそうなんだけど、はっちゃん(葉須香)の忘れ癖はひど かったから、それが出なくなってる気がするよ」 「どういうこと?さっちゃん」 「だって、前は定期持ってなかったでしょ?すぐ置き忘れちゃうから切符 買ってたよね?その切符も3回に1回は置き忘れちゃうでしょ?」 「うぅ..そうだけど、最近はもうそんなことしてないよ〜。定期も春頃 は置き忘れたけど、今はちゃんと無くさないで持ってるから」 「だから、それが忘れ癖が治まってきている証拠でしょ?」 「あっ!そ・そうね..」 「私、すごく心配してたんだよ。どんどん忘れ癖がひどくなって生活でき なくなっちゃうと思ったこともあったのよ」 「そこまで悪くはならないわよ..でも効果はあったんだ..」 「効果って?何か、はっちゃん忘れ物対策でもしてるの?」 「う・うん..対策というか..まあ、とんでもないことだけど..」 「何よ、それ?まあ、はっちゃんの忘れ物対策はいろいろみんなで考えた けどどれも効果無かったから、これってすごいことかもよ?」 「そ・そうかなぁ..」(あんな恥ずかしいのが効果あるなんて..) 「ん?何か顔が赤いけどどうしたの?」 「な・何でもない..さっちゃんにそう言ってもらえると嬉しいかなと」 「?どんな忘れ物対策してるか聞かないけど..それはきっとはっちゃん にとっては辛いものかも知れないね」 「何でそう思うの?」 「だって私にも内緒にしてるぐらいだから、辛いものかなと思っただけ。 けど、その対策ははっちゃんが思う以上に効いているのかも..」 「でも..あれはちょっと..」 「・・・もし、どうしても辛くて駄目になったら私に言って!私が代わりに 文句言ってあげるからっ!はっちゃんはお人よしなんだから、その対策が 絶対に辛いものだと分からずに受け入れてしまうところがあるから」 「う・うん、わかった。ありがと、さっちゃん」 「ところで、その対策って私がやったらどうなるの?どんなのか聞かない けど、私が辛くて出来ないものだったら絶対にやめた方がいいと思う」 「・・・え・えっと、さっちゃんも最初は辛いかも知れないけど、何か普通 に慣れてしまうのかも..」 「慣れる?私には効果ないってこと?それって、私が思っているほど辛い ものじゃないってこと?」 「う・うん..」真剣に考えてるさっちゃんに本音を言えない私。  すごく真面目で可愛い私の親友のさっちゃん。そんなさっちゃんが私の 立場でわすれんぼの罰を受けたらどうなるかは想像できるんです。  初めは私と同じに泣くほど恥ずかしがると思うけど..その内、心の中 でこう言ってくるはずだから.. <あぁぁ..これは罰でしているだけなんだからぁぁぁ〜。で・でも、下 着姿で立っていると..感じちゃうよぉぉぉ〜。これじゃ罰じゃなくて、 褒美になっちゃうかもぉぉぉ〜>  そう、親友のさっちゃんにはわすれんぼの罰は効かないのかも..私の 忘れ癖よりもさっちゃんの悪化する性癖の方が心配なんだけど。  さっちゃんは自分の性癖がばれてないと思うけど、さっちゃんにハシタ ナイない性癖があることを私は知ってるの。  いつか私の忘れ癖が治ったら、今度はさっちゃんの性癖を私が力になっ て治してあげなくちゃ。  とりあえず、さっちゃんのおかげで少しずつだけど忘れ癖が治まってい る事実を知ったのは良かった。  あんな人に言えない辱めを堪えてきた甲斐が出ていたなんて思いもしな かったから。 (だけど、これ以上は罰をレベルアップしたら駄目っ!絶対、駄目っ!)  下着姿だけでも相当な辱めなんだけど、忘れ物をしたらこれ以上の罰が きてしまうんだから。  だって、現に国語教諭のスケベ教師裾部先生までも、便乗した罰をし始 めてきたんです。 「葉須香〜。今日も下着姿で立ってるのか〜。まあ、俺の授業でも忘れ物 してるから追加罰で朗読でもしてもらおうか〜」 「は・はい..」  この朗読罰を聞いた男子たちは大喜びをする。その理由はこの後で私自 身が言うからである。 「そうそう、毎度毎度で悪いが、俺がするセクハラは正当であることを言 ってくれ。今はいろいろ煩いからなぁ〜」 「は・はい..こ・これから朗読をしますが..私が読み間違えるたびに 裾部先生は軽いセクハラをします。それは..ば・罰なので認めますし、 私も一切の抵抗はしません..」(ぅぅ..) 「まあ、そういうことだ〜。葉須香がちゃんと朗読すれば何もしないって ことだ〜。葉須香は優秀だから20Pぐらい軽いだろ」 「!に・20ページ..」  下着姿で朗読する自体、恥ずかしいことなのに読み間違えないようにす るなんて無理な話です。  男子たちもそれを理解しているから興奮しているし、こんな異様な雰囲 気で朗読なんて出来ないよ。 (け・けど、忘れ物をした私が悪いんだから..読むしかないのね..)  こうして朗読を始める私なんですが、3ページ目で読み間違えました。 「葉須香〜、それじゃ1回だけするぞ〜」 (ああ、お願いだからとんでもないことをしないで..)  けれども、裾部先生は私が一番恥ずかしがることをしてきます。  何とブラを少し持ち上げて下乳を出してきたので男子たちは声をあげて 喜んできました。  いや、これはまだ序の口なんです。朗読が終わるまでは私には一切の抵 抗が許されていません。  5回ぐらいの間違いで済めば大したことにはなりませんが、それ以上だと ブラを数秒間捲ってくるんです。 「おおっ!今、葉須香ちゃんの乳首がチラっと見えたぞぉ」 「裾部の奴、やりすぎだ。けど大歓迎だぜ!」 「今度は右の方の乳首、捲ってくれぇ〜」  とんでもない男子たちのリクエストに私はただ朗読を続けるしかありま せん。そう、この辱めを悔やむことで忘れ物をしないように強く思うしか ないから。  この時は私は15回間違えて、左の乳首だけじゃなく、右の乳首もチラリ と晒されました。けれど次の朗読で20回間違えたら、ショーツも捲ると裾 部先生が断言してきました。  それまで絶対に忘れ物をしないようにしなくちゃと今日も必死に誓う私 でした。


第2話へ