第48話「なわなわの罰」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 前張りが剥がれる寸前で授業が終わって安心する葉須香だが、まだ油断 出来ない状況だろう。  裾部がすんなりと縛った手を開放するかが問題であり、縛られたままで は前張りを押さえられないからだ。 「よく頑張ったぞ、葉須香くん。じゃあ、すぐに縄を外してやるか」 (えっ?)  あっさりと何もしないで縄をほどいて来た裾部に葉須香は驚いた。  が、裾部には裾部なりの作戦があったらしい。 「そういや、葉須香くん。相当感じてたんじゃないかぁ〜。乳首がものす ごく勃起してるじゃないか。いや、よく見ると乳輪も膨らんでないか?」 「あぁっ!!」  裾部の言うとおり、葉須香の乳首は見事にピンと真っ直ぐに固く勃って おり、乳輪の方も少しぷっくりと膨らんでいた。 「いやぁぁぁ〜」  葉須香が胸の方に意識を向けたせいで、股を押さえてる力が弱まった。  次の瞬間、前張りが動いてしまい落ちてしまった。  びりびりぃぃーー 「あああぁぁぁぁぁーーー!そんなぁっ」  前張りが床に向かって勢いよく落ちていく。  そして、床に落ちたと同時に葉須香の耳に聞きたくない音が響いてきた。  ぴちゃぁぁっっ..  そう、明らかに水が含んだものを落とした音であり、その水が愛液であ ることは誰もが知ってることだった。  ただこの音が聞き取れたのは近くに居たものだけであり、葉須香以外で は裾部にしか届いていなかった。  それでも葉須香にとっては卑猥な音を出したことに少し呆然としてしまう。  その後、すぐにしゃがんで隠したので全ての男子には見られなかったの だが、一部の男子には開いたおま●こを少し見られたかも知れない。  だが、それよりも卑猥な音を聞いた為に葉須香の身体中は真っ赤になっ てしまう。  息も恥ずかしさで荒くなり、気を失いそうな状態であった。  今日はこれで授業から開放されるのだが、次の日には同じ前張りの罰が 続くのだ。これからずっと、こんな恥ずかしい葛藤を繰り返すことになる のだろうか..  葉須香の不安は高まるばかりであった。    一方、葉須香の卑猥な姿を間近で見た裾部はまた良からぬことを思いつ いてしまったらしい。 (ちょっと開いたおま●こを見るだけで、ここまで時間がかかるとは師も ずい分と年を召されたようだ。これじゃ笛地と同じではないか..そうだ。 師に俺の罰の速さを見せてやるか)  どうやら、名歯亀に見せ付けるために鴨野に対する罰を開始することに した。  追試の結果は聞くまでもなく赤点であり、約束通り鴨野の辱めの罰が行 われることになった。  翌日、ホームルームの時間に鴨野が1組の教室に身体全体にマントをか ぶって裾部と一緒に入ってきた。  マントをかぶってきた鴨野に驚くクラスメイトに裾部が説明を始めた。 「みんなも知っているが、鴨野は..いいや、鳥子は勉強をおろそかにし て赤点ばっかりを取って非常にまずい状態になっている。そうだな?鳥子」 「はい..間違いありません..」 「これ以上、赤点を取らないためにも鳥子には恥ずかしい罰を受けて、や る気を取り戻して欲しいと思ってる。もちろん、鳥子も納得済みだ」 「はい..納得してます..」 「すげぇぇーー、俺らのクラスでもエッチな罰が見れるのかよぉ〜」 「じゃあ、最初はどんな感じの罰でいくんっすか?」  男子たちが次々と鳥子の全身マントの下を予想しながら言ってくるが、 そんな発言に対して裾部はこう言ってきた。 「俺はそういう面倒なレベルアップなどするつもりはないっ!恥ずかしい 罰と言うものはこういうのだと見せてやろう!」 「おおっ。じゃあ、いきなり下着っすか」「いや、手かくしだろ?」 「悪いが、それでも生緩いなっ!」  裾部の言葉に男子たちがざわめき始める。スケベな国語教師で有名な以 上、過激な罰がいきなり来てもおかしくないだろう。  けど、昨日までは一切の罰を受けていないクラスメイトの鳥子が、果た してどんな罰を見せるのであろうか?  こう見えても鳥子はクラスの女子の中でも1・2番の人気があり、大人 しく可愛かったせいか、何人かの男子は告白までしたぐらいであった。  男子たちの予想は派手な下着か水着姿というぐらいでまとまっており、 それでも過激すぎるんじゃないかと思うほどだ。 「じゃあ、鳥子。マントを取っていいぞ」 「は・はい」  裾部の言葉によって全身を覆っていたマントをほどきはじめると、男子 たちが失神するほどの光景が目の前に広がったのだ。 「うぉぉぉーーー!いきなり全裸かよぉぉぉぉーーーー!」 「最初から手かくしの罰なんてすごすぎるぜぇぇーー!」  男子たちの歓声が響く中、鳥子が必死に恥部を手で隠しており、見事な プロポーションが露となっていた。  今まで大胆な姿を1つも見せなかった鳥子がクラスメイトの前で全裸で 立っている。  しかも、必死で隠している手をどかしてしまえば、完全なすっぽんぽん となるのだ。  鼻息を荒くしてきた男子たちが、鳥子の隠してる恥部を視姦しており、 片腕で隠しているおっぱいなどは、こぼれそうな感じで目が離せない感じだ。  これだけでも満足の男子たちたが、やはりそれ以上の罰も見てみたい。  早く罰を!罰をしてほしいという男子たちの願望が教室の中にあふれて おり、そんな雰囲気の中、裾部が鳥子に指示を出してきた。 「じゃあ、鳥子。教壇にあがって罰をするんだ」 「はい..」  裾部に言われ、教室の端にいた鳥子が恥部をかくしたままで教壇にあが っていく。  邪魔な教卓は裾部が教室の角に持って行き、裾部自身は椅子を教壇近く に置いて一番いい位置をキープしてしまう。  これから鳥子の罰が始まることになり、まずは予め裾部に言われたこと を口にすることになっていた。 「今日は赤点ばかり取った私のために罰の時間を取らせていただいて、あ りがとうございます。本当は下着でいいと先生が言ってくれたのですが、 それでは自分のためにならないと思って、全裸を見せる罰を受けさせても らうようにお願いしました」 「そうなんだよ。俺もいきなり裸はまずいと言ったんだがな〜」  裾部の言葉が白々しいのはわかっていたが、ここはあえてその言葉に乗 って鳥子を辱め続けようと思う男子たちであった。 「さすが鳥子ちゃん〜、けど言葉の割には肝心なとこは隠してるよなぁ〜」 「そうそう、全裸の罰なんだから手をどかさなくちゃなっ」 「ほら、早くヌードになっちまえよっ」 「「「ヌード!ヌード!ヌード!」」」  教室の中で鳥子へのヌードコールが湧き上がる。もう鳥子には後戻りを することは出来ず、手をどかして裸を晒すしかなかったのだ。 「わかりました..手をどかします...どうか、鳥子の大きいおっぱい と..いやらしいおま●こをじっくり見てください..」  自分から卑猥な言葉を出して、手を下ろしていく鳥子。  ついに男子たちの目の前に鳥子のおっぱいとおま●こが丸見えとなって しまったのであった。 「おおおっ!鳥子って意外におっぱいでけぇぇぇーーー」 「下の方もマジで何もつけていねーぞ!」 「うひょぉぉぉぉーー!おま●こ丸見えだぜーーー」  かって付き合っていた男性にだって、はっきりと見せてなかった鳥子の 全てがあっさりと男子たちの前に晒されてしまった。  裸を見られて、屈辱感でいっぱいの鳥子だったが、そんな鳥子に裾部の 更なる恥辱の仕打ちの言葉が掛けられた。 「今度また追試があるから、次は赤点を取らずに頑張るんだな。もちろん 悪い点を取った場合は今よりも恥ずかしい罰をしてもらうからな」 「は・はい..わかりました」  葉須香よりも先におま●こを晒されてしまった鳥子に、はたして今後ど んな罰が来るのだろうか?  そして、この裾部の過激な罰を知って名歯亀はどうするのだろうか。  だが、この事を後日耳にした名歯亀は葉須香の前張りの罰を前張り足開 きの罰へレベルアップしただけで、裾部が求めるような過激なことはして こなかった。  それも次の葉須香のレベルアップの罰では意外な罰を用意してきた。  誰もが次こそ、おま●こを晒すような過激な罰を期待していたのだが、 とんでもないビックリな罰を出してきたのだ。  当の葉須香もこの新しい罰に声を出して驚いた。 「あ・あの先生..これでいいんですか?」「問題ないだべぇー。さっさ と着るのだべぇぇー」  罰である以上、葉須香は準備室で素直に新しい罰の服へ着替え始め、全 てを終えた段階で教室へ向かった。  葉須香が教室へ入ると、その姿を見たクラスメイトが全員言葉を失った。  何と今回の葉須香は中世のプリンセスの姿でやってきたからだ。  いつもだったら、服を着てきた段階で男子のブーイングが入るとこだが、 男子の誰もが口をポカンと開けて葉須香の王女姿に見惚れていた。  罰を命じた名歯亀もここまで葉須香が美しくなるとは想定しなかったよ うだ。(おおっ、後光が差しているだべぇぇーー)

そう、新しい罰とは何と「プリンセスの罰」
であり、手先から足先まで中世のプリンセ
スをイメージさせる衣装を纏っていた。
それもこの衣装は誰が見ても高価に思える
ものであり、何と某高級姉妹のゴージャス
衣装ぐらいでは太刀打ちできないほどの金
額のようだ。
衣装で使われている生地も普通の人が見て
も高級と思うものであり、頭につけてる冠
も純銀製とまさしく本物のプリンセスが付
ける品物であろう。

「綺麗..本当の姫様みたい」
女子がうっとりとした声で葉須香を褒めて
きた。
同性すらも魅入ってしまうほど、今の葉須
香の美しさは格別のものだった。
だが、罰としてはこれは如何なものかと言
いたいが、その辺りも名歯亀がちゃんと考
えてたらしい。
「葉須香には罰として定期的に前後の黒板
を行き来してもらうだべぇぇー。ただし、
この縄の上をまたいで渡ってもらうだべぇ
ぇぇーー」
そう言った名歯亀が手に持った縄を教室の
真ん中に張っていく。
あっと言う間に教室の中に1本の縄が前の
黒板から後ろの黒板へと張られたのだ。

 それも縄には結び目の瘤が3つほど等間隔に設置されていた。 「こ・これをまたいで渡るんですか..」 「そうだべぇー。もちろん、服を脱ぐ必要はないだべぇぇー。衣装に傷つ いても構わないだべぇぇー」 「でも、こんな高い衣装に傷なんて..」  葉須香自身も、この衣装の値段がとんでもないほど高いのは気づいてお り、傷ついてもいいと言われても「はいそうですか」と素直に受け入れる ことが出来なかった。  結局、葉須香は自分から両手でスカートを捲りあげて縄にまたがったの であった。 (やっぱり..傷つけられないよぉぉー) 「おおっ、プリンセスがおま●こを見せたぞぉぉぉーー」 「すげぇぇー、王女のおま●こだぁぁぁーー」 (ちょっとぉぉーー、いつも見てるんだから見せただけで喚かないでーー。 私も何でこんなに恥ずかしいのぉぉー)  捲りあげたとこからは下着ではなく、葉須香のノーパンの恥丘が現れた。  当然ながら、葉須香の恥丘は当たり前のように見せていた箇所だが、今 日の恥丘は新鮮に見えていたらしい。  それは純真無垢なプリンセスが下半身を晒したかのようであり、葉須香 の恥丘が一段と眩しく見えた。  その眩しいおま●こに縄の魔手が襲い掛かる。  そう、縄の高さがちょうど股間の高さにあるので、これを股に挟んで渡 ると言うことは間違いなく、縄が葉須香のおま●こにしっかりと食い込ん でしまうであろう。  プリンセス姿のままで縄を跨ぐ姿は男子たちにとって相当、興奮するも のであり、男子たちの喝采が響く中で葉須香は諦めて縄をおま●こに食い 込ませながら縄渡りを始めた。  始めの方は平常心で進んでいた葉須香だが、何度も縄の上をいったり来 たりしていくと息が荒くなってくる。 (やだぁぁ..股間が熱くなってくる..これは摩擦のせいよね..暑い ..あついわ..) 「おい、また葉須香ちゃんが結び目の前で止まったぜ」 「あれは相当食い込むからな」 (・・・また結び目だわ..我慢していかなくちゃ) 「!はぁぁぅ..」  どうやら、結び目の瘤を通るたびに葉須香は耐え切れずに快感の声を漏 らしてしまう。  ロープには3つしか結び目の瘤がないが、これが相当な関門となって先 に進むことが出来なくなってきた。  そして先へ進むことが出来なくなった葉須香には更なる仕打ちがされる のであった。 「葉須香ちゃん、時間内に往復出来なかったからボタンを外させてもらう よ。これで、おっぱいはポロリだな」「ぁぁっ..」 「へへっ、このままじゃ素っ裸になっちゃうぜ〜」 「けど、さすが名歯亀だ。上もノーブラだったな。まるで俺たち、本当に プリンセスを辱めてる感じだぜ」 「いや、目の前にいるのはプリンセスだよ!俺、興奮が止まらねーよ」  そう、決められた時間内に往復できないと衣装のボタンを少しずつ外さ れることになり、時間が経つほどに淫らな姿と変わっていく葉須香。  純白のプリンセスが縄渡りでどんどんと辱められていく姿は男子たちに とってはかなりツボとなったらしい。  そして縄の方には汗か..それとも別の何かの液体でしっかりと濡れて きている。  腰がヒクヒクとしていることから、もしかしたら葉須香の愛液なのかも 知れない。  この後は何とか、あまり縄を濡らさずに乗り切った葉須香だが、顔の方 は真っ赤になっていることから、縄渡りで感じてしまったことには間違い ないであろう。  名歯亀は明日以降もこのプリンセスの罰、別名「なわなわの罰」を続け ていくようであり、これからはレベルアップとして少しずつ結び目の瘤を 増やしていくみたいだ。  前張りの罰といい、今回の罰といい、葉須香のおま●こは少しずつ男子 たちの前で開かれようとしているようであった。


第49話へ