第47話「振動の罰」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 10年前、学校にパラダイスを築こうとしていた名歯亀。自分の権力と野 望を見せ付けるために爆発でも壊れない自分専用のロッカーを購入した。  だが、これが1人の女子によって彼自身の墓標にされるとは思いもしな かっただろう。  奇跡的に1人の男子の手によって、名歯亀はロッカーから救い出された。  その命の恩人は裾部をも知るあの男であった。 「師よ..まさか、その男子とは笛地ですかっ!」 「うむ、よく分かったのだべ。奴がお前に話したのだべか?」 「いや、笛地が使ってた罰専用のロッカーが師の専用ロッカーだったので。 聞いたらちゃんと師から譲り受けたと聞いたので」 「そうじゃ、我輩を救ってくれたお礼としてロッカーをあげたんだべ。ま さか10年後に教師となって使ってくれるとは思いもしなかっただべ」 「そういうことでしたか。笛地のおかげで師もこうやって力を取り戻した ということですな。あいつを早く研修から戻して一日でも早い我々のパラ ダイスを目指すとしますか」 「いや、奴は戻らなくていいだべ。絶対権力教師は二人は要らぬだべぇー! ずっと研修にいったままでいいのだべ。もう今の我輩にはどんな罠にも効 かぬのだべぇー。この番傘をどんな時でも身に付けてる限りは安心だべぇ」 「?そういえば、いつも身に付けてましたな..それはいったい」 「これはな〜、ただの番傘じゃないだべ。厄除けの効果がある偉大なるも のなんだべぇ〜。これを四六時中身に付けていれば安心と言われたんだべ。 現にこの10年間、番傘を毎日片時も離さずに過ごしたおかげで我輩は平穏 無事だったのだべぇぇー」 「なるほど、そういう意味があったのですな。これからも、ずっと手放す に持ってくださいよ、師よ」 「当たり前だべ〜。あんな過ち、2度とやってたまるものだべ〜。定年を 1年延ばしてもらって今度こそ、我輩のパラダイスを気づくのだべぇぇ」 「おおっ、さすが師よ。今度こそ期待しますよぉ〜」 「うむっ、そのためにもあの葉須香を早く落とさねばいかぬだべ。こうい う休みの時ほど、人は油断するのだべぇぇーー。我輩の神の視線はすでに 葉須香を捕らえているのだべぇぇーー」 「うおっ!抜け目ないですな、師よ。これで葉須香も一気に落とせますな」 「それでは、我輩の葉須香カメラをポチっとだべ」  どうやったか知らないが名歯亀は高度のハッキング技術であやゆる監視 カメラをコントロールすることが出来、数々の人の弱みを暴いていたらしい。  名歯亀の目の前の大型モニタに罰から開放された葉須香の映像が映るは ずだったが..そこに映ったのは違うものだった。

「ん?これは葉須香じゃなく、3組の相崎
と飯倉ではありませんか?」
「そうだべな..ちょっと音声を拾って
みるだべ。ポチッとだべ」
名歯亀がスイッチを押すと相崎と飯倉の
会話が聞こえてきた。
「しかし〜、葉須香も正月からよくやる
よなぁ〜」
「まあ、それが葉須香ちゃんらしいとこ
じゃない〜?」
「ああ..けど、あたしには真似できな
いな」
「そうね〜♪私たちはゆっくり温泉に浸
かろうね〜」
どうやら、相崎と飯倉は葉須香と一緒に
温泉旅行に来ていたようだった。
「師よ。今の会話聞きましたか?これは
何やら葉須香の秘密の匂いがプンプンし
ますな」
「うむっ、だが後回しだ!」「師..」
「そう、今の我らには見守るものがある
だべっ!」「ボインですな!師よ」
「そうだべっ、4つのボインがぶるんぶ
るんと待ってるだべ!」
「同感ですっ、師よ!」
何故か、葉須香のことを後回しにして相
崎と飯倉の入浴シーンを堪能してしまう
名歯亀と裾部であった。
「師よ..年始早々、実にいいものを見
ましたね〜。大きいっていいことですな」
「うむっ。2人で揉みあうシーンは鼻血
ブーだっただべ。眼福、眼福だべぇ〜」
「師よ。相崎が足を滑らして飯倉のおっ
ぱいとドッキングするのも最高でしたよ」

「おおっ、さすが裾部だべ。一瞬2人の身体がおっぱいの身体が弾かれる のが素晴らしかっただべ。おっぱい弾力の瞬間を見ただべぇぇー」 「ええ、最高でしたね、師よ。それじゃ、そろそろ葉須香の秘密へ迫ると しますか」 「そうだっただべな。これで奴の弱みもつかめるだべぇぇ〜」  モニタには大浴場が移り、多くの裸のお年寄りが映っていた。 「・・・師よ..これはどういうことですか?何故、至極の映像のあとで じじいの裸を見なくちゃいけないんですか..」 「お・おかしいだべ?とりあえず音声を拾ってみるだべ〜」  音声がオンになると、お年寄りたちの会話が聞こえてきた。 「こんなワシ等の背中を流してくれるなんて、嬉しいことじゃの〜」 「孫娘だってしてくれないことをするとは感激じゃ」 「ここの老人会に入って良かったわい。こんな可愛い子のボランティアが いるんじゃからな」  どうやら葉須香は地元の老人会のボランティア活動として、お年寄りた ちの温泉旅行に同行して世話をしていたようだ。  そして、何とお年寄りたちの背中を1人1人優しく洗っており、しかも葉 須香は全裸でそれを行っていた。 「いつもすまないね。でも葉須香ちゃんは裸じゃなくてもいいんだよ」 「私なら平気だから。おじいちゃんたちも裸で私1人服着てたらおかしい でしょ?」「いい娘じゃのぉ〜。その上、いい乳じゃいい乳じゃぁ〜」 「あんっ、ちょっと〜おじいちゃん、おっぱいは揉まないでぇー」 「おい源さん。そういう悪ふざけはダメじゃぞ!なぁ、葉須香ちゃん?」 「あ・あのぉ..お尻を撫でてるんですがぁ..」 「おっ、すまんの。あまりにもいい桃尻だったので」 「おいおい、わしにも参加させてくれよ」「わしもぉ〜」 「ちょっ・ちょっと、おじいちゃんたちぃーー!変なことはダメぇぇー」  葉須香にわらわらと群がる老人たち。そんな映像を見ていた名歯亀が顔 を真っ赤にして怒り出した。 「このエロじじいどもぉぉーー!何たる罰あたりな行為だべぇぇーー!人 の善意を無為にするとは許さんだべぇぇーー!この名歯亀が天に代わって お仕置きするだべぇぇぇーー!」 「あ・あの..師よ。葉須香を落とすんじゃ..」 「葉須香..いや、葉須香ちゃんは我輩が守るんだべぇぇーー!全て我輩 に任せるのだべぇぇーー!」 「だから..師よ..それじゃ目的が..」  結局、名歯亀の十八番は葉須香には通用することなく3学期を迎えるこ とになった。  3学期が始まり、葉須香も今度こそは忘れ物をしないように深く誓った 割には初日から、提出物を忘れてしまい新しい罰を受けることになった。  ただ、見た目はレベルダウンしたようなものであり、男子たちからブー イングが殺到した。 「おい、何で前張りなんてしてんだよ〜。こりゃ、どういうことだよ」 「これでいいのだべ。今度の罰は前張りの罰だべぇ〜」 「前張りって..ま●こ隠しちゃレベルダウンじゃねーか?」 「大丈夫だべ。よく葉須香の表情を見るのだべぇ〜」  名歯亀に言われて、男子たちが葉須香の表情を見ると何か火照っており 白い吐息を何回も出していた。 「何か..葉須香ちゃん、感じてねーか?こりゃいったい」 「それは、この前張りが振動パットだからだべ。微細な振動がかかるよう になっている超小型の振動パットなんだべぇー」 「おいおい、それじゃ常にま●こが刺激されてんのか?」 「こりゃ、すげーな」 「驚くのは、まだ早いだべ〜。この前張りの粘着部分は水分に弱いのだべ。 つまりは濡れてくると、剥がれてしまうのだべ」 「要はマン汁出すと剥がれることかよ〜」 「いよいよ、葉須香ちゃんのま●こ解禁が迫ってきたぜー」  年初めから、とんでもない振動の罰を受ける羽目になった葉須香。  男子たちは、今まで閉じっぱなしの葉須香のおま●こが開かされると知 って、3学期になった嬉しさを噛み締めていた。  まだ前張りでしっかりと隠れているが、これが剥がれれば葉須香の興奮 した恥部が出てしまうのは間違いないだろう。  男子のほとんどが、どんな恥部が見えるのかを今から楽しみで仕方ない。  もちろん、葉須香は必死に感じないようにしながら1日乗り越えようと していた。  そして、何とか最後の授業まで前張りを剥がさずに頑張れたが、次の授 業が最後の難関かも知れない。  何せ、最後の授業科目の教師はあの裾部だからである。  教室に入ってきた裾部の目の前に火照って息を荒くしている葉須香の姿 が入る。  普通の教師なら救いの手を出すのだが裾部は更なる羞恥を葉須香に与え てきた。 「葉須香、何興奮しているんだ。これは罰なんだぞ」 「・・・で・でも・・・男子たちの視線が・・・」 「視線で興奮するお前が悪い。興奮した罰として後ろに手を回して縛るこ とにする」 「そ・そんな・・・」  裾部のこの罰はおかしすぎる。見られて興奮してるのに、より見られる ようにするなんて正反対の罰なのだ。  両手を後ろで縛られたことによって手の自由を奪われてしまった葉須香。  手を後ろに縛られての剥がれかかった前張りだけの姿に男子たちは狂喜 している。  あまりにも屈辱的な仕打ちに必死で耐える葉須香は手を縛ることに納得 いかない。  こんな手を縛って何をしたいのか? ただ自分に屈辱を与える為だけの ものか?  だが、この後で手を縛った意味を葉須香は理解するのであった。  ぺりぺりっ・・・・  前張りが剥がれる音が身体に響く。  不安になって下を見ると何と前張りが下がり始めてきたのだ。 (そ・そんな?さっきまで、まだ大丈夫だったのに..)  葉須香は前張りが急に下がっていく事に疑問に思う。しかし、前張りの 振動が強くなってる事を感じて、ようやく答えがわかったのである。 (この前張りの振動、強くされたんだわ..剥がれても手で隠せないよう にしたんだわ)  そう、手を縛ったのは前張りが剥がれそうになっても押さえられないよ うにする為であった。  どうやら裾部の罠にはまってしまったようであり、このまま裾部の思惑 通り前張りが剥がれてしまうのだろうか。  男子たちも当然、この仕組みに気付いており、前張りが剥がれる事を期 待していた。  時間が経つことに徐々に前張りが下に下がっていく。  すでに恥丘わずかまで迫り、まずは恥毛の一部が1本ずつ飛び出してきた。 「おおぉぉぉーーまずは葉須香ちゃんの毛が出てきたぜーー!」 「結構、毛の方が湿ってないか?」  男子たちが喜ぶ声を出す中、1本、また1本と恥ずかしい恥毛が飛び出し ていき、恥毛のほとんどが前張りの外へこぼれ出た。  やはり前張りの中で濡れていたせいか、恥毛はお風呂からあがったよう なバラバラのヘアースタイルとなっていた。  恥ずかしい恥毛姿に女子は少し冷ややかな目をしており、逆に男子たち は喝采を浴びせたいぐらいの喜びにあふれてた。  本当だったら、恥ずかしくてすぐに隠したい葉須香だが、手を縛られて 隠す事ができない。  あとは、これ以上前張りが剥がれない事をただひたすらに願うしかない のだ。  今までどんな罰でも葉須香の開いたおま●こを見れなかった男子たちは、 次に現れる乱れたおま●こに期待を持ち、前張りが剥がれ落ちることを一 丸となって願っていた。 「剥がれろぉぉーー剥がれろぉぉーー」 (いやぁぁぁーーー剥がれないでぇぇぇー) 「剥っがれろ!剥っがれろ!」 (そんな事言わないでぇぇぇーー)  葉須香と男子たちがそれぞれの願いを託す中、前張りは男子たちの願い を聞き入れて剥がれ始めてしまう。  ついに葉須香の秘部のたて筋の上部が見えてきたのである。  ここで男子たちの目が輝き始める。  いつもだと綺麗な筋のはずが、少しばかり溝が深くなっている。  つまり、葉須香の秘部が開いてる事を指している証拠なのだ。 (これ以上..剥がれちゃだめぇぇ..)  葉須香は必死に股をぎゅっと閉じて少しでも剥がれないように努力し始 める。  これ以上、剥がれ落ちると一気に剥がれてしまうとこまで下がってきて いるからだ。  何せ、このまま剥がれたら開いている恥部を男子全員に見られてしまう。  何とかギリギリのとこで止めなければ...  しかし、前張りの剥がれる勢いは強く、少しずつ下へ向かっていって止 められない。  そんな様子を男子たちは息を荒くしながら見つめているのだ。 (このままじゃ...前張りが..前張りが剥がれる..)  必死で剥がれないようにする葉須香だが、無情にも前張りは下がってい き、割れ目が少しずつ顔を出してきてしまう。  救いなのは大きく開いた陰唇は閉じ始めたとこであり、溝は深いながら もまだおま●この中が見えるレベルではなかった。  だが完全に剥がれてしまったら2つにぱっくり割れてる陰唇を晒す事に なる。  開き具合によってはピンク色の部分までも見えてしまうだろう。  もちろん男子たちも、この事に気づいており、興奮を高めていく。 「このまま行けばぱっくりおま●こが丸見えだぜ」 「これで、おま●この中も解禁ってわけか」 (いやぁぁぁぁ..これ以上落ちないで...)  どんどんと下へ向かっていく前張り。  晒されてる割れ目も下へ向かって大きく溝を深めているのが丸見えであ り、あとわずかでおま●この中が男子に晒されてしまう葉須香。  そこだけは、まだ晒したくない。  もう後は早く授業が終わって罰が終わってくれることを願うだけだった。  今度はその願いが叶ったのか、授業終わりのチャイムが聞こえ、何とか ギリギリのラインで前張りを止めることが出来た。  あとは裾部が縛った手を外してくれるまで耐えるだけだが、素直に開放 する男ではないことは確かだろう。


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