第33話「まな板の上のおっぱい」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 カラーマジックの正の字を落とすために大河におっぱいを揉まれ続けて いる葉須香がつい甘い吐息を出してしまう。  かって、おっぱい揉みの罰で男子たちに揉まれたことがあったが、同性 の大河の揉み方は女性ならではの巧みな責めとなっていた。  さらに葉須香は罰以外ではおっぱいを揉まれた経験がないので、この快 感を跳ね返す術を持っていなかった。  そう、もう高2である葉須香だが、男性経験がなく、自慰行為でもシャ ワーを当てるだけで充分満足出来ることから、性に関しては同じ世代の女 の子より少し遅れているのかも知れない。  そんな葉須香であるから、大河にこんなにおっぱいを揉まれれば感じる のは当然の事であり、揉み終るまで快楽の表情を見せることになってしま った。  その上、大河の揉み方はプロ級ともいっても過言ではなく、男性経験の ない葉須香にとってはたえらえない状況となっている。  気を抜くとすぐにでも絶頂してしまいそうだが、女子たちの前で恥ずか しい姿を見られたくない葉須香は何とか必死に頑張っていた。  だが、これが大河のツボをついているなど葉須香はきっと気づいていな いことだろう。

「授業なんだから、あんまり感じちゃ駄目よ」
「か・感じてまひぇんっっっ..」
大河が相変わらず強い力で葉須香のおっぱい
を揉んでくる。
もみもみ「ほら〜♪まだ乳首が固くなってき
てるわよ」
ますます固く卑猥に起立した乳首が、女子た
ちの前に晒されると大河がイジワルな事を言
ってきたのであった。
「あらっ、真剣な授業をしてる時に乳首をこ
んなに勃たせるなんてイケナイ子ね」
そう言いながら葉須香の乳首を2・3回軽く
弾いてくる大河。
「は・弾かないでくだひゃぃ..」
「そろそろ、素直な言葉を聞きたいなぁ〜」
「もう、やめてくだひゃぃ..」
「んも〜まだ、それを言うのぉ〜♪」

 どうしても抵抗を続ける葉須香に大河は指で固くなった乳首を指した後 に、爪で擦り始めてきたのだ。 (ああぁっ..濡れ始めてきている..このままじゃ、みんなの前でイっ ちゃうぅ〜) 「誰か..この授業を止めてぇ..」  葉須香は身体を揺らし、女子たちに授業を止めるように嘆願したが、大 河や初堂たちに歯向かうような勇気ある女子はいないだろう。  もはや、イく寸前まで興奮が高まり、このまま堕ちてしまうとこまでき た葉須香に意外な助け舟がやってきた。 「ああぁぁっ、遅刻しちゃぅぅぅぅぅ〜!」ガタンッ  突然、授業中に分けのわからないことを大声で言って立ち上がった女性 がいた。 「!ちょっと、エッちゃん。私はまだ何も言ってないのに!」  立ち上がった女性は江口であり、今回は初堂が耳元で囁く前に寝坊した 夢を見てしまったらしい。  そして、立ち上がった江口はいきなり走ろうとしたのだが、スカートが 落ちた事を知らずに走ったので足がもたれて、思いきり大の字転倒をして しまった。  その数秒後、家庭科室内からは女子たちの大笑いする声が響き渡った。 「あはははっ。腹がよじれるぅぅーー!今日のドジは一段とサイコー」 「ここまでやると..ひ・ひゃはは..何も言えないわぁ..」 「みんなぁ〜ひどいよぉぉ〜。そんなに笑うことないじゃないぃ!」  いつもより笑われたことに、さすがの江口も少し頭にきたらしく、立ち 上がって怒ってきた。 「また、うっちゃんの仕業でしょ!何とか言ってよぉぉーー」  江口が初堂に向かってきっと睨んだが、肝心の初堂は机にうつぶせたま まで、ばんばんと机を叩いていた。  ばんばん!ばんばん!「ひゃっ・ひゃっ、げひゃひゃひゃひゃひゃ・・・」 (笑いが止まらない..まずい..私のイメージが..でも面白ひぃ)  意外にも初堂は笑い上戸であり、笑い出すと大口で大笑いする悪癖があ るらしい。 「そ・そんなにみんな、笑うことないじゃない!ねぇ、先生?葉須香ちゃん」 「あはははははは..」「はははははは..」  がぁぁぁぁーーんんっ!「そっちもぉぉ〜、笑うつもりなのぉぉ」  あまりにも爆笑することに違和感に感じた江口はようやく爆笑の原因に 気づいた。  そう、本来あるはずの下半身のところにショーツというものはなかった。  どうやら、立ち上がった時にどこかにショーツの端を引っ掛けたらしく、 スカートと共にショーツまでも一緒に落ちてしまったのだ。  もちろん、これは初堂の仕業ではなく、ショーツが取れたのはハプニン グであったようだ。 「あぁぁっ、ショーツ脱げてしまいましたぁぁぁ〜」  その直後悲鳴をあげてしゃがんだ江口だが、もう後のまつりって感じと なり、室内の爆笑はしばらく鳴り止まなかった。  江口のせいで、すっかり拍子抜けした状態になってしまい、これ以降の 大河の授業はわさびをやめてしまった真面目なマジックの落とし方で終わ ったのだ。  こうしてカラーマジックの落書きも消す事も出来、長かった恥辱の1日 を終えた葉須香だが、まだまだ不安がいっぱいで明日が怖い感じだった。  何せ、臨海学校での罰の選択をしなければならず、やはり派手でない方 を選ぶしかなかった。  それにカラーマジックが消えたことによる新しい罰の事も気になって、 しかたがない。  大河が考えた夏休みまでの短期罰ということで、変な罰が来そうで怖い 葉須香であった。  翌日、朝から葉須香は生徒相談室に行く事となり、まずは罰の選択の答 えを出さなければいけなかった。 「葉須香、昨日の答えを聞こうか」「・・・」 「どうした?まだ答えは出ないのか?」 「あの..サイズは合ってるんですよね..」 「!はは、そういう事か。俺がまた大きめのものを履かせて繰り返すと思 ったのか?安心しろ。両方ともサイズはピッタシだ」 (サイズが同じなら..もしかして..)  サイズではないとわかった葉須香が次に怪しいと思ったのは、これが下 に着けるものかどうかだった。  この紙の中には具体な名称が書かれてない。笛地ならとんでもないもの を履かせる可能性が高いと思った葉須香は再び質問をした。 「・・・・あの..2つとも下に履くものですよね?」 「当たり前だ。2つとも用途は肌の上に直に履くものだ。そんなに不安な らお前にもっといいヒントを出そうか?」 「ヒントですか?」 「ああ、まず2つとも新品のままで何も手を加えてはいない。前者は海外 通販を使って手に入れたもので、後者は近所のスーパーで買ったものだ」 「海外通販とスーパー?」 (肝心なとこしか隠せない方が通販で..隠せる方はスーパー?)  このヒントから分かったことは、前者は相当、キワドイものだと判断で き、後者は普通に近所で購入できる手軽なものなのだろう。  これは、どう見ても後者の方が正しいのかも知れない。  キワドイものを履くのが耐えられない葉須香にとっては、後者を選ぶの がもはや決まっていた。  けど、選ぶにも幾つかの事を確認して後者を選ぶことにしなければなら ない。  あの笛地がレベルダウンになるような事をしないからだ。 「あの..こっちの全てのとこを隠せる方を選びますけど、幾つか確認し ていいですか?」 「ああ、構わんぞ。何を聞きたい?」 「本当にサイズはピッタシですよね?小さかったり、大きかったりしてな いですよね?」 「ああ、もう一度言うがピッタシだよ。伸ばしたりもしないから安心しろ」 「あと1つ、それって私でもスーパーで買えますよね?それなら私が臨海 学校前に直に買って履いてきてもいいんですよね?」 「ああ、問題ないぞ。だが、わざわざ買わなくてもモノを見ればわかるさ」 「見ればわかる?あの..本当に履くものですよね?履く以外に使うもの じゃないですよね」 「もちろん、履くものだよ。お前はきっとレベルダウンしたものが来るわ けないと思っているから何度も確認をとりたいんだろう?」 「・・・・そ・それは..」 「もちろん、レベルアップしたものだ。だが、お前のあそこを晒すだけが レベルアップと勘違いされては困るぞ」 「え?どういう事ですか?」 「お前が選んだこれを見れば分かるはずだ」  ガラガラッ。  笛地が机の引き出しを開けて、葉須香に後者のモノを見せてきた。 「!!こ・これは!」 「先生の言った通りのものだろ?」 「こ・これを履いて臨海学校を受けろって言うんですか..こんな恥ずか しいのを..」 「今までと違ってお尻もあそこも確実に隠せるから我慢するんだな。嫌だ ったら臨海学校でも忘れ物をしない事だ」 「忘れ物をしなければ付けなくてもいいんですね?」 「もちろんだ。ただし臨海学校だから、初日で忘れ物をしたらずっとこれ を付けることを覚悟してもらうぞ」 「・・・わかりました。臨海学校で忘れたら..これを履くことにします」  結局、葉須香は笛地の巧みな罠に引っかかってしまったが、後々この罠 が思った以上にとんでもない恥辱を呼ぶとは思いもしなかったであろう。  こうして臨海学校の罰の件は片付いたが、まだもう1つ大きな不安が残 っている。  それはカラーマジックに代わる短期間の罰であり、そのことを聞こうと した葉須香の耳にドアを叩くノックの音が聞こえた。  コンコン「入っていいでしょうか?」「ああ、いいぞ」 (この声は相崎さん?何で相談室に..) 「話は全部、大河先生に聞いたから早速、これに着替えてくれ」「はい..」  笛地が相崎に上下に分かれた水着を渡すと、それを受け取った相崎は着 替えるために更衣室に向かった。 「あ・あの先生..なぜ相崎さんに水着を?」 「あれか。今日からお前と一緒に忘れ物の罰を受けてもらうためだ」 「相崎さんも罰を?けどクラスが違いますが..」 「担任の大河先生の許可を得て、夏休みまでは一時的にこっちのクラスで 授業を受けてもらう。まあ、授業と言っても期末テストが終わった後で夏 休み前だから、どの教科も大した授業をしないがな」  そう、夏休み前ならクラスを一時的に移っても問題ないということで、 わざわざ学年主任の許可を得て実現させてしまった。  でも、こんな馬鹿なことを本当に学年主任が認めるのだろうか?  驚くなかれ、何とあの裾部が2年の学年主任であり、この罰を聞いた裾部 は即答で承諾してくれたのだ。  水着に着替えた相崎が相談室にきたところで、一緒に教室に向かい新し い罰をすることになった。  ガラッ。「!おいっ、何で相崎さんが?」「うおっ、水着だぞ」  クラス中の男子が隣のクラスの女子が入ってきたことで騒ぎ出す。  それも突然の水着姿なので、誰もがもしやの期待を抱く中で笛地が罰の 説明を始めた。 「今日から新しい罰を始めるにあたって、隣のクラスの女子にも協力をお 願いすることにした。ただ夏休みまでの罰だからレベルアップなどはない からな!」 「うおっ!先生、女子に協力ってことは相崎さん以外も罰に参加する可能 性があるってことっすか?」 「それについては、お楽しみということにしよう」「おおっ〜すげぇ」 「じゃあ、さっそく罰を始めるから葉須香はショーツ1枚となるんだ」 「はい..」葉須香が相崎の前で次々と服を脱いでいく。  初めて見る罰の光景に顔を真っ赤にして驚く相崎であった。 (うぁっ、仕切りもタオルもなしで脱いでいくんだ..)  ショーツ1枚となったところで笛地が罰の説明の続きを始めた。 「それじゃ、葉須香と相崎はお互いに抱き合ってもらおう」「はい」「うん」  水着姿の相崎と葉須香が抱き合うと何と笛地が葉須香のショーツに手を かけてきた。 「葉須香、下ろして大丈夫だな」「はい、どうぞ」  スルスルッ..2人が抱き合う中で葉須香のショーツが下ろされ、全裸 となると、次に笛地の手は相崎の水着のブラの紐に伸びていく。 「相崎、取ってもいいな?」「はい」  笛地が上手に抱き合ってる2人の身体の間から、相崎の水着のブラを抜 いていき、相崎の方はパンツ1枚となった。 「よし、これで抱き合いの罰が完成したぞ。恥部を見せたくなかったら、 2人ともしっかりと抱き合うんだぞ」「はい」「わかったよ..」  そう、大河が考えた短期間の罰は抱き合いの罰であり、全て脱がされた 葉須香と上だけ脱がされた水着の相崎が抱き合って立つものであった。  横向きで立つので男子たちの視界には2人の押し合う横乳が丸見えとな り、相崎の巨乳のボリュームに男子たちの興奮を呼んだ。  もちろん、相崎の方は抱き合ってる以上、乳首を見られることもなく下 の方もただの水着なので、それほど過激なものとなっていない。  一方、葉須香の方もお尻は丸見えになるが、それ以外は抱き合っている おかげで男子に見られる心配はないだろう。  こうしてみると、レベルダウンしたような罰となるが、男子たちにとっ ては学年ベスト5の巨乳の相崎の横乳が拝めるだけで充分、満足したよう だった。  そして、翌日には同じく学年ベスト5の巨乳の1人である飯倉が相崎に 代わって葉須香と抱き合うことになったので嬉しくてたまらない。 「あ〜ん、みんなぁ〜やらしい目で見てるよぉ〜。横乳でも見られるのは いやぁぁぁぁ〜」  どうやら、この罰は相崎と飯倉が1日交代で葉須香と抱き合う罰となっ ており、夏休みまでしか行わないことに残念な思いでいっぱいの男子たち であった。  ちなみに、この罰で1日抱き合うことになったせいで飯倉、相崎の2人と 葉須香との間に連帯感が生まれて仲がよくなったらしい。  これで意地悪がなくなったと思われたが、仲がよくなったせいで前より もエッチないじわるが増えてしまったようだ。  こうして抱き合いの罰を1学期が終わるまで続けることになった葉須香。  けど、夏休みが来ても去年のようにすぐに忘れんぼの罰から解放される わけではなかったのであった。


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