第27話「恥戯なおしくらまんじゅう」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 雨の日が連続で続かなくなってきた6月中旬。  まだ、雨のせいで教室がじめじめしており、こんな湿っぽい中で相応し くない罰が始まった。  それはおしくらまんじゅうの罰であり、湿気の多いこの時期にやるには 少々きつい罰となっていた。  ただ葉須香にとっては男子たちの強制脱衣を禁止することが出来たので 一安心している。  けれど、葉須香はこの罰を少し甘く見ていた。  おしくらまんじゅうで男子たちに密着されるのは嫌な事だが、それさえ 我慢すれば今までのようにショーツ1枚で立たなくてもいいことになって いた。  ただし、ギブアップをすると葉須香はTバックのパンティ1枚で立ち、 正の字まで書かれるルールになっていた。  おしくらまんじゅうの時間は10分間ということで、葉須香は必死に10分 だけ耐えればいいのだ。 (これで、しばらく恥ずかしいことから解放されるわ)  おしくらまんじゅうなど我慢できると甘い考えの葉須香だったので、当 然、忘れ物はしてしまい罰を受けることになった。  教室の机を端に移動させて、おしくらまんじゅうの準備が出来た葉須香 は指定された場所へ行く。  一方、男子たちの方は円陣を組んで何か打ち合わせをしていた。 「じゃあ、お前とお前はあっちを任せるからな」 「ちゃんと外に放りこめよ」 「わかってるよ。ちゃんと放るから」  何やらあやしい作戦を立てて、罰のおしくらまんじゅうに挑む男子たち。  いよいよ罰が始まり、男子たちが背中合わせに何重もの円状に並び、腕 をつないで中心にいる葉須香に向かって、力を押し始める。  もちろん、葉須香にとっては一番内側で円を組んでいる男子の背中にし か身体が当たることがなく、きつい満員電車と思えば、それ程ひどい罰で もないだろう。  だが、10秒も経たぬ内に、これがとんでもない罰だと葉須香は身をもっ て知ることになってしまう。 「えっ!ちょ・ちょっと」  ぎゅうぎゅうに押されている葉須香がある異変に気づいて悲鳴をあげる。  そう、何本かの手が葉須香の服に伸びてきて、どさくさに紛れて脱がし 始めてきたのだ。 「や・やめて..服を脱がさないで..」  葉須香の悲鳴も空しく、あっという間におしくらまんじゅうの輪から上 着が放り出されてしまい、その直後にスカートまでも放り出されてしまっ た。 (ぁぁ..身体が身動きできない..それにみんな腕をといている..)  これが普通のおしくらまんじゅうなら腕を解くことなど出来ないのだが、  何重にも重なった円でのおしくらまんじゅうの為、外側以外の円の男子 はさっさと腕をといて次々に中心に向かってきたのである。  その上、一番内側にいた男子は気が付くと身体の向きを変えており、葉 須香の服を手際よく脱がしてきたのであった。  もうこうなると押されている葉須香には何の抵抗も出来ず、あっという 間にブラまでもが輪の外に投げ捨てられてしまった。  だが、男子たちの狙いはこれからであり、葉須香の耳に悪夢のはさみが 入る音が左右から聞こえてしまうのである。  チョキンッ..チョキンッ.. 「ぁぁぁっ..だ・駄目ぇぇ..切らないでぇぇ!」  何かに気づいた葉須香が大きな悲鳴を出すが、もうすでに時は遅く次の 瞬間には1枚の水色の布切れが輪の外に放りだされてしまったのだ。  そう、それは両脇を切断された葉須香のショーツであり、これが外に出 されたということは葉須香が何も着けていないすっぽんぽんになったとい う証明をされたことになる。 「おおっ、やったぁぁぁぁー。これであとは触り放題だぜ」 「おいどけよっ!」「てめーらだけ、いい目はさせねーぞ」  葉須香が全裸になったと分かった途端に、ほとんどの男子が我先にと強 引に中心へ向かっていく。  今まで葉須香を脱がす事で統率の取れた男子たちが、今ではその面影も なく皆、欲望のままに勝手な行動を取り始めてしまった。  まあ、中心にいる男子以外はむさ苦しい男に押し囲まれてる状態だから 誰もが美味しい餌に飛びついてしまうだろう。  そう、これが葉須香にとっては唯一な救いでもあり、中心にいる男子ま でも他の男子に押される関係で身動きが取れなくなってしまったのだ。  まさに、真のおしくらまんじゅうと言うべき凄い状況と言っても過言で はないだろう。  その上、この罰の時間が10分と決まっているので、もう男子たちに統率 が戻る事はなく、結局は葉須香をぎゅうぎゅうに押すひどいものとなった。  当然ながら、中心にいる葉須香は違う意味で辛くなり、耐えられなくな ってギブアップをしてしまう。 「ギ・ギブアップします..」  ピピィィィーー。笛地が葉須香のギブアップを聴いて、すぐに終了の笛 を吹く。    男子が離れると同時に笛地がタイミングよくジャンバーを葉須香の頭上 に落としてくれたので大事なところを見られることはなかった。  ただ、ギブアップをしたので、この後はTバックのパンティ1枚で立つ 事になった。  ギブアップをしてしまったことに悔しい葉須香だが、葉須香よりも悔し いのは男子たちであろう。  次こそは葉須香を全裸にして触り放題しようと目論み、後日のおしくら まんじゅうに挑むことになったが、やはり一致団結しているのは全裸にす るまでの間だけであった。  葉須香が全裸になるとわかると、つい欲望が先に出るという悲しい繰り 返しをしてしまうのだ。  この時も葉須香のギブアップで終わり、葉須香も男子たちも同じ繰り返 しをしないように決意した。  しかし、よく考えて見るとこの罰はどうしても内側の男子たちだけが美 味しい目に遭うのが分かっている。  それがついつい許せなくなってしまうようだ。 「おい、毎回毎回、俺たち同じ失敗をしてないか」「そうだよ」 「これじゃ、せっかく脱がしても意味ねーぜ」「その通りだ」 「そろそろ笛地がこの罰を終わりにするみたいだから今度こそ、決めてい かないとな」  そう、おしくらまんじゅうの罰で男子たちの中から怪我人が出てきた為、 笛地がこの罰の終了を考えていたのであった。  罰が終わる前に今度こそ、全裸にした葉須香をみんなで楽しもうという 計画を立てておしくらまんじゅうに挑む男子たち。  まずは葉須香を全裸にすることまで成功し、全ての下着や服が輪の外に 放り出される。  両手も既に押さえられて、完全な無抵抗とされてしまった葉須香に、つ いに男子たちの魔手が伸びようとしたのだが.. 「おい、俺の持っているこれって葉須香ちゃんの右足じゃないか?」  どうやら、1人の男子が手を引っ張るつもりで右足を引っ張ってしまった。  そして、その声と同時に別のとこからは、とんでもない言葉が聞こえる。 「おおっ、俺の手に葉須香ちゃんの左足があるぞ」  そう、何と今の葉須香は男子たちの密着状態の中で空中に浮いてる姿と なっており、両足を開かれたという事は、おま●この方までも完全に無防 備にされてしまったのである。  もちろん、この言葉を聞いた男子たちが正常心で居られる訳ではなく、 あれ程、落ち着いていこうと計画は全て台無しになってしまった。  こうして最後の最後まで、おしくらまんじゅうは本当のおしくらまんじ ゅうで終わってしまったのだが、葉須香にとっては羞恥地獄から解放され てホッとしていた。  いくら見られてないとは言え、毎回、全裸に剥かれたあげくに男子たち の身体で自分の恥部が押されるのだから、生きた心地がしなかった感じで あろう。  さらには最後の罰では両足を開かれて、完全な丸出し状態まで追い込ま れたのだから、本当にこの罰が終わって良かったと思っていた。  しかし、徐々に下半身の方が晒される流れとなっており、このままだと 男子におま●こを見られる時が迫っている状況になっている気がした。  おしくらまんじゅうの罰が終わって、一安心した葉須香だが、新たな特 別な罰によって恥辱な行為が続く事になる。  その特別の罰は葉須香のおっぱいを揉ませるというとんでもないもので あった。  その特別な罰を笛地が堂々と皆の前で言ってきた。 「おしくらまんじゅうでのお前たちの悔しさは良くわかる。そのストレス から暴走しないように、今度は葉須香の特別な罰として何人かにおっぱい を堂々と揉ませてやろう」 「先生!?そ・そんな..」 「年がら年中、揉まれたり服を捲られるよりはいいだろ?な〜に、揉むの は忘れ物がひどい時だけの放課後の特別罰だけにしよう」 「・・・・わ・わかりました..」  こうして、あまりにも多く忘れ物をした時の放課後の罰として、葉須香 のおっぱいを揉ませる罰が始まってしまい、その時は時間と人数を決めて 笛地公認の下で揉まれる事となった。  ちなみに普段の罰はTバックのパンティ1枚から男性下着の罰となり、ト ランクスやブリーフなどを穿く罰に変わったのだ。  一見、Tバックと比べるとおとなしくなった感じがあるが、女子高生の 葉須香がおっぱい丸出しで男性下着を付ける姿はなかなか興奮するものが あった。  男子下着の方は笛地が毎回、新品を用意しており、罰が終わった後は何 と抽選で男子に渡されるので、いろいろお得な罰となっている。  ほとんどの男子は渡されたと同時にすぐに男子トイレに向かって穿き替 えて葉須香のあそこの温もりを股間で実感していた。  男子たちはこれを間接タッチと歓喜し、その場で布を擦り始める馬鹿者 もいたみたいだ。  これだけでも嬉しい罰なのに、忘れ物がひどい時の特別罰まであるのだ から嬉しいごと尽くしだろう。  これからその特別罰が開始することとなり、くじによって選ばれた最初 の5人の男子生徒が、それぞれ3分間だけ揉みはじめる。  笛地の指示によって、5人の男子の前には葉須香のおっぱいが無抵抗で ぶるんと差し出される。  今までのような強引な揉みと違って、落ち着いて揉む事が出来る3分間。  だが、最初の5人は何故か他の男子と違って、全員落ち着いていたので あった。 「しかし、落書きのおっぱいを揉むのは、あまり興奮しねーな」 「そうだな、おっぱいぐらいじゃ物足りねーぜ」 「全くだ」「俺の彼女より小さいしな..」「ああ..」  何と、皮肉な偶然に最初の5人は全員、数人の女性とかなりのとこまで 付き合ったイケメン男ばかりになっており、葉須香のおっぱいを目の前に しても平然としていたのである。  だが、そんな男子たちが葉須香のおっぱいを揉んだ途端、表情が大きく 変わる。 「うぉっ..まじかよ」  過去、10人以上の女性と付き合った事を常日頃、自慢していた超イケ メンが上ずった声を出してしまう。  吸い付くような滑らかな肌に加えて、柔らかく、それでいて弾力性のあ る揉み心地が大満点の葉須香のおっぱい。  あれ程、イケメンを自負していた男子が、股間を盛り上げ、荒息を出し ながら揉むことに夢中になっていたのである。  その後の4人も、まるで至極な美食を初めて口にしたような表情をして、 葉須香のおっぱいを必死で揉んでしまったのだ。  もちろん、それを見ていた他の男子たちにも、その素晴らしさは伝わっ ており、このおっぱい揉みの罰は男子たちの大好評を得ることなった。  こうして、この罰はしばらく続く事となり、毎回くじによって行っては いるが、上手い具合にクラスのほとんどの男子に当たり、葉須香のおっぱ いの感触をみんなが知ることになってしまった。

最近の頃は笛地の命令で、腕は大きく
上にあげて無抵抗の状態でおっぱいを
揉んでいたが、そのうち大抵の男子が
後ろから股間を押し当てて揉んでくる
ようになった。
中には揉むのが上手い男子もいるので、
その時は必死に感じないように見せる
事に必死になってしまう葉須香。
けど、どうしても甘い吐息を出して
男子に感じてる事がわかってしまう。
その度に悔しい思いをする葉須香だが、
さらに揉むのが上手い男子に当たる時
は感じてるのが気にならなくなるほど
気持ちよくなってくる。
その時ばかりは、男子たちもおっぱい
ではなくて違う箇所を集中して見る様
になっていた。
「ぁぁ..」
「おお、葉須香ちゃんが悶えてるぜ」
「ちょっと、あっちの方もすごいぜ」
「うおぉっ」

男子の視線がある一点に集中してくる。
そう、それは股間の部分であり、いつも
の汗とは違うシミが少し出来てくるから
であった。

 男子たちに恥ずかしいシミまで見られて悔しくてたまらない葉須香。  こんな罰を受けても忘れ物が続いてしまうので自分が情けなく思う。  気づくと男性下着の罰もレベルアップしており、新品の下着から実 際に男子たちが穿いていた下着を穿く事になってしまった。  もちろん、一時的に預かった笛地が徹底的に洗って渡すので汚くは ないが葉須香の精神的な屈辱は大きいだろう。 (あぁぁっ..何でこんなシミつきのパンツ穿かないといけないのよぉ)  次々と卑猥な罰が増えてくる日々、こんな事をこれ以上、続けしまった ら更なる辱しめが葉須香の身にくるのは間違いないだろう。 (今度こそ、忘れ癖を治さなくちゃ・・・このままじゃ、私..)  葉須香が不安に思う中、またしても自分自身でそのレベルアップを引き 起こすトラブルをやってしまったのであった。


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