第25話「お尻太鼓が鳴り響く」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 5月下旬、もうすぐ雨季に入る中、今日も大きな鈴をつけたおっぱいを 丸出しにしてショーツ1枚で立っている葉須香。  2ヶ月前までは、おっぱいが見えただけで歓喜した男子たちも今では平 然とする有様となっている。  そう、この頃になると、もはやおっぱいを出すことは当たり前となって おり、おっぱいを出さない日は無い程にまでなってしまった。  それどころか、葉須香のおっぱいを見るのに慣れて来た男子たちにとっ ては、おっぱいをただ出すだけじゃ興奮しなくなってきたのである。  当然、そんな雰囲気をわかってきた笛地がついにおっぱいの罰をレベル アップしてきたのだ。 「葉須香、お前まだ忘れ癖が治らないのか?おっぱいを丸出しにされてん だぞ」「す・すいません..先生..」 「乳首の鈴付けが大きな鈴になっても治らないのは残念だな」  チリーン「反省してます..」 「どうやら、お前にはこれ以上の罰が必要かも知れんな..」 「・・・・そ・それって..」 「そうだ!レベルアップだ。今度からは尻を出してもらう!」 「お尻をですか..」 「そう、尻だ。それとも他の罰がいいか?」 「・・・・いえ..わかりました..お尻を出します..」 「いい答えだ。だが、尻だけ出すのは難しいだろ?その教卓にくっつくよ うにして尻を出してもらう」 「くっつくようにですね..わかりました..」  ついに来てしまったレベルアップ、おっぱいの次に晒されるのは意外に もお尻であった。  当然、これは男子の不評を買うことになる。何故なら、お尻は今までの 罰で何回か見ているからだ。  教卓に腰をつけ、そのまま腰を曲げ教卓の上に胸を押し付けるうつぶせ の格好。  もちろん教卓の方が高いので、ふみ台を用意され丁度、腰が曲がる位置 で教卓にくっつく事になる。  お尻は突き出す形となるが、おっぱいの方は身体を折って隠す事が出来 たのである。  男子たちはせっかくのおっぱいが見れなくなるのを惜しんで次々と文句 を言い始めてきたのだ。 「おい、何だよ。それ!?それじゃレベルダウンだぜ」 「先生、お尻だけっていうのは甘いんじゃねーのか?」 「立たせてそのままショーツを下ろしちゃえよ」  お尻だけの罰に男子たちからブーイングの嵐がおこる。  何せ男子たちの中には、葉須香のおま●こを期待していた者も居り、文 句を言わないと気がすまなくなり、そんな文句に対して笛地は珍しくまと もな反論をしてきたのだ。 「馬鹿もん、立たせてショーツ脱がしたら前も丸見えだろ!これは尻だけ の罰なんだ」 「でも、先生。ケツだけじゃ、おっぱいの罰より軽いんじゃねーか?」 「そんな事はない。葉須香は今まで尻の完全丸出しの罰はないんだぞ」 「でもなー。今時のアイドルだってケツだけは平気で出してるんだぜ。納 得いかねーぜ」 「確かに一理あるが、これはもう決めた罰だ」 「ちぇ、笛地のやつ。今回はガックリさせるぜ」  男子たちは今までの罰より質が落ちた事にガックリし始める。  でも葉須香にとっては恥かしい事である。何せこれからみんなの前でシ ョーツを下ろされるのだから、たまらない気持ちである。  笛地はそんな葉須香の気も知らずに教卓にうつぶせになっている葉須香 の腰に手をかけてショーツを下ろし始めていく。  少しずつショーツがお尻から離れていく..葉須香のお尻が剥かれるよ うな感じで男子たちの前に晒される。  男子からは丁度、教卓を照らす電灯でライトアップされる形となっていた。  あれ程、騒いでいた男子たちの声が静かになる。そう、いくらお尻だけ といっても実質、全裸にされた女子が目の前にいるのだから。  そう、唯一残されていた下着はもう既に膝下まで下ろされ、葉須香のお 尻には風があたり剥き出しにされた事を実感させられる。  今、ここで振り返ってしまったら葉須香は全てを晒してしまう。  もはや身動きが取れない葉須香。  このままの姿でずっといるのだろうか..  いや、その前にお尻だけを出すだけていいのだろうか..  葉須香がいろんな不安を感じる中、笛地が不安の答えを出してきたのだ。 「葉須香、よく考えるとこれだと罰にならんな」 「えっ..」 「せっかく、尻を出してるんだ。忘れた罰を身体に覚えさせるためにも尻 叩きをしよう」 「お尻たたきですか!?」 「そうだ。それとも違う罰の方がいいか?」 「・・・・・い・いえ、それでお願いします」  葉須香は笛地の違う罰を恐れてお尻たたきを承諾してしまう。  やはり、笛地がお尻だけ出すだけでは許すはずはなかったのだ。  必ず何かしてくると不安していただけに見事に的中してしまった事に少 し諦めを感じてしまう。  お尻たたき..まさか高校生になってこんな事をされるとは思ってなか った。  小学生の時に忘れ物をして叩かれたのが最後であり、その時さえもショ ーツを履いてやっていたのに今の葉須香は生のお尻を出されて叩かれよう としている。  クラスメイトも、お尻たたきと言う光景に息を呑んで沈黙しはじめた。  大人に近い高校生がお尻を叩かれるのは誰もが興味を惹かれるものであ ろう。  そんな中で、ついに笛地の平手が葉須香のお尻に目掛けて勢いよく振り 打ちおろしてくる。

ピシャァァァーーーンン!!
お尻を叩いた大きな音が教室に響き渡る。
「っっ・・・」
葉須香の身体が少し跳ね上がる。葉須香自身
からは見えないがお尻には笛地の手形が赤く
浮き上がっていることを男子の声で確認できた。
「おおっ、すげー綺麗なモミジ跡が出来てるぜ」
「うぉ、まだ笛地のやつ叩くのかよ」
笛地は男子たちが騒ぐ中、すぐさま次の一発
を振り下ろす。
ピシャァァァーーーンン!!
「っっ・・・」
「続けていくぞっ!」
ピシャァァァーーーンン!!ピシャァァァー
ーーンン!!「ぁぅっっ・・・」
ピシャァァァーーーンン!!ピシャァァァー
ーーンン!!ピシャァァァーーーンン!!

 葉須香のお尻からは次々と大きな音が響き渡っていく。  同時にお尻がすごく熱くなっていくのを葉須香は感じてきた。  痛みはあるが、それ以上に身体の芯に響くような感じがしていく。  葉須香は結局、みんなが見ている前で10発ほど叩かれてしまった。  終わった時には葉須香のお尻は真っ赤っかとなり、葉須香は息を荒くし て熱いお尻の感覚に耐えていた。 「はぁ..はぁ.はぁ...」  そんな葉須香に笛地は平然と真っ赤になったお尻を軽く撫でながら言っ てくる。 「葉須香、とりあえず今日はそうやって尻を冷やすがいい」 「は・・はぃ..」 「また忘れた時は尻を叩くからな」  こうして、この日から葉須香の忘れんぼの罰は、お尻たたきとなってし まう。  けど、笛地の叩き方が上手いのか大体放課後になると腫れも痛みもすっ かり治まってしまう。  あんなに大きな音がする割には、アザも残らず次の日にはすっかり白い お尻となっていたのだ。  男子もあれから、反対していた事をすっかり忘れて葉須香の罰を歓喜し ている。  高校生にもなった女性が小さい子のようにお尻を丸出しにされて叩かれ る事に興奮を覚えてしまったのだ。  そして、女子の方も顔を真っ赤にしながら注目している。  葉須香のお尻たたきには同性の彼女らにも興奮を覚えさせていたのだ。  綺麗に響き渡る音、アザにならない叩き方..  そう、笛地のお尻たたきは普通の人がする叩き方とはどこか違い、これ が同性すらも興奮させる結果となっていた。  お尻を打たれてる葉須香自身も、痛みの他に味わう熱い感覚に困惑して しまう。  感じてるわけではないのだが、痛みが引いてくると身体に甘い痺れのよ うな感じがしてきてしまう。  男子たちが見ているから、しっかりと足を閉じて意識を保っているが、 男子の視線がなかったら甘い吐息を出してしまう感じである。  けど、それほど笛地の叩き方が並みの叩き方ではないという事だろう。  正直、見てる女子の中には生尻を男子に晒しても叩いてもらいたいと思 ってしまう子もいるぐらいからだ。  今日もそんな尻を叩く音が綺麗に響き渡る。  叩かれてる時は痛みがくる葉須香だが、すぐに身体に甘い痺れが襲って くる。  ピシャァァーーーンン!!ピシャァーーーンン!! 「ぁぁぅ...」 「よし、あと2回だ。痛いが耐えるんだぞ」 「は・はぁぃ..」 (出来たら痛く叩いてほしい..)  身体中がどんどん火照るのを感じた葉須香は、あざが残ってもいいから、 痛い尻叩きの方を望んだ。  このままじゃ、甘い声まで出しそうで、みんなに変な風に思われてしま うからだ。  けど、尻叩きでこんなに興奮する自分がいたなんて葉須香には信じられ ない事であった。  だが、興奮していたのは葉須香だけではなかった。  葉須香の尻叩きがしている間は何故か机にうつ伏せになってる女子が多 く、尻叩きの音と同時に身体を震わして反応する子が多かったのだ。  それだけ、笛地の尻叩きは女性の性感をくすぐるものがあるのかも知れ ない。  そんな女子をも魅惑する尻叩きもレベルアップすることになり、お尻太 鼓という文字通りお尻を太鼓のように打つ罰へと変わっていく。  お尻太鼓は普通の人ではしにくい複雑な叩きとなっており、片方のお尻 だけ揺らす風に打ったり、張り手の様に押すように打ったり、上から撫で 下ろしながら打ったり、下からすくい上げるような打ち方もしてくる。  きっと見てるほうには葉須香のお尻が上下左右に揺れているであろう。  それも、この単調な叩きでないことが葉須香に更なる羞恥をあたえてお り、普段とは違った方向に揺れるお尻の間から見えてはいけないものが一 瞬見えてしまうのである。  男子たちはその一瞬の映像に狂喜し、よく休み時間に自慢しあっていた。 「しかし、葉須香ちゃんはいいケツしてるよな。見てて飽きねーよな」 「ああ、真っ赤になったケツも最高だぜ」 「けど、笛地の叩き方、ありゃぁ〜すげー叩き方だな、」 「そうそう、毎回ケツがぶるんぶるん揺れるもんな」 「でもおかげで俺、葉須香ちゃんの肛門ちらっと見たぜ」 「片尻叩きの時だろ?たまに笛地のやつ、素早く両方の尻を左右に向けて 片尻叩きでやる時なんて肛門が丸出しになるぜ」 「俺はちらりと葉須香ちゃんのあそこを見たぜ。ちょっと影で暗かったがな」 「まじかよ。ちくしょー早くレベルアップしねーかな」  葉須香の耳には正確には届いてないが男子が何を話しているのは大体わ かる。  結局、今回の罰は前のおっぱい出しの罰よりレベルアップをしていた。  何せ、男子たちが望んでいる最後の場所を影でぼんやりしているとは言 え、晒して見せる罰となっていたからだ。  その上、お尻たたきは日を越す事に回数や強さがどんどん増していって いる。  葉須香はそんな状態に絶えながら、毎日まっ赤に腫れあがっているお尻 を晒さなければならない。  ちなみにお尻太鼓の罰が始まると女子たちの机にうつ伏せる割合も高く なり、興奮が止まらない女子の一人が大胆な行動を取ってきた。  何とその女子は笛地が放課後、1人でいるときを見計らってあるお願い をしてきたのだ。 「せ・先生、お・お願いがあります」「お願い?変なお願いは御免だぞ」 「わ・私、この前の小テストで悪い点を取りました」「ああ、そうだな」 「次はいい点を取りたいので..そ・そのお尻を叩いてカツを入れてもら えませんか..」「お前の尻を叩くのか?俺が?」 「須和さんが忘れものをして叩いてもらってるなら..悪い点を取って叩 かれても問題ないですよね?」「う〜む」  笛地は少し考えたが、断って変な行動を取られても不味いので、ここは 素直にこの女子のお尻を叩く事にした。 「わかった。ただし、中途な叩きはしないぞ!葉須香と同じにケツを丸出 しにしてもらうぞ」「はいっ♪お願いしますっ」  こうして葉須香や男子たちの知らないところで女子のお尻太鼓が行われ るようになった。  もちろん、この出来事はすぐに女子同士の口コミで他の女子にも伝えら れ、お尻太鼓を望む女子たちがいろいろなお尻叩きの理由を用意して、放 課後になるとこっそり、笛地のところにやってきたのであった。  笛地にとって今回の罰はいろいろな得をしたかも知れない。  しかし、男子たちの前で叩かれる葉須香に利点はなく、正直な話レベル アップをしてもいいと思っていた。  でも次にくるレベルアップのことを考えると怖くなってくる。 (お尻もおっぱいも出した以上・・・次のレベルアップは・・・)  そう、お尻を出され、肛門まで見られてしまった葉須香に残っている箇 所はもはや1つしかない。  このまま忘れつづけたら次のレベルアップを呼ぶのは時間の問題だろう。  葉須香は今度の今度こそ、忘れ物をしないと誓う。  だが、そんな葉須香に新たな羞恥が待ち構えているなど知るはずはなか った...


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