第21話「恥ずかしき垂直飛び」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 男子たちの前で恥ずかしい垂直飛びをした葉須香。  これほど恥ずかしいことをしたと言うのに、笛地が更なる仕打ちをして きたのだ。 「もし、また乳首が勃ってたら垂直飛びをやってもらうぞ」 「は・はい..」 「それと今回、男子を挑発した事を謝るんだ」 「あ・謝るって..な・なんで私が..」 「出来ないと言うのか?乳首が勃ったのはお前だぞ!」 「・・・・そんな..ひどい..」 「ひどいとは何だ。それとも謝りたくないならまだ罰を続けるか?」 「い・いえ..あ・謝ります..」 「じゃあ、早く謝れ。もちろんおっぱいなんか隠すなよ」 「はい..男子のみんな..乳首を勃たたせてしまって申し在りませんで した」 「という訳だ。今日の所は許してやってくれよ」 「は〜い、わかってま〜す。先生」 「あと、今日は乳首を勃たせた罰として、おっぱいを両方出すんだぞ」 「は・はい..わかりました..」  結局、理不尽にに耐えながらおっぱいを丸出しにして謝ったあげくに、 おっぱい両出しの罰で一日、立たされてしまうことになった葉須香だが、 これで素直に終わる事はなかった。  両胸を出す罰は初めてだったせいか、その後も男子の視線で乳首を勃た せてしまい、その度に垂直飛び30回をやらされてしまったのである。  その上、今後も乳首が勃起してた場合はおっぱい丸出しで垂直飛びをや らされる事が決まってしまったのだ。 「葉須香、これから乳首が勃起する度に垂直飛びだからな」 「そ・そんな...」  こうして、新たにとんでもない罰が加わってのレベルアップとなり、週 に何日かは乳首を勃起させてしまって垂直飛びをさせられる様になってし まった。  そして垂直飛びを繰り返してしまうと、それ自体に罰強化の要求が入り 何と後ろで腕を組み、顔を上げて身体を反らしながら行う事が決められた のであった。  そんな強化した垂直飛び見たさに男子の目はいつも乳首に釘付けとなっ てしまい、その男子の視線が集中してしまうと、どうしても乳首が勃って しまう葉須香であった。 「先生、また乳首が勃ってきてますよ〜」 「ち・違います..こ・これは..ぁぁ」  男子たちのいやらしい視線と言葉で今日も乳首を勃たせてしまう葉須香。  その度に授業を中断して、葉須香の恥ずかしい垂直とびを披露すること になっていた。

「じゃあ、準備はいいか、葉須香」
「はい..今からやります..」
後ろで腕を組み、顔を上げて身体を反ら
しながら垂直飛びの準備をした葉須香が
飛び始める。
おっぱいをより強調される罰なので、上
下に揺れる様は見事としか言えない激し
い揺れがおこる。

ぴょんっ。ぶるんっ。ぴょんっ。ぶるんっ。
今日も激しく大きく揺れているおっぱい
に男子たちは大いに悦び歓喜する。
その上、この垂直飛びは葉須香自身にと
って体力を使うものだから、すぐに大量
の汗をかいてしまう。
「葉須香ちゃん、今日もすげー汗だな..」
「おい、見てみろよ。下の方を」
「うぉっ、何か透けてるぜー」
汗をかきながら飛ぶ葉須香の姿に新たな
楽しみを見つけてしまう男子たち。
そう、何と大量にかいてる汗がショーツ
までを透かしてしまい、更においしいシ
ーンを見ることが出来てしまった。

 そんな恥ずかしい垂直とびを繰り返している中、葉須香はまたとんでも ない羞恥な目に遭うことになってしまう。  何と笛地が代行で授業する時に忘れ物をしてしまった様である。  それも、忘れ物をした授業とは美術であり、美術の先生が展覧会の出展 準備で忙しいという事で美術の授業を各担任でカバーしていたのであった。  葉須香は強く思う。 「この授業だけは忘れ物をしてはいけない!」  笛地が代行している以上、ここで忘れ物をすると、男子たちが喜ぶよう な罰をしてくるのは間違いないからだ。  ましてや、美術の授業なのだから変な罰をしてくるに違いない。  そう思って、用心していたはずの葉須香であったか、あろう事に絵の具 を忘れてしまった。  結局、男子たちの期待する通りになってしまうと思うと忘れた自分が情 けなく感じる葉須香だった。  そんな、絵の具を忘れた葉須香が美術室に入ると、男子たちは既に席に ついており、一斉に葉須香の持ち物をじろじろチェックし始めた。  そう、葉須香が忘れ物をしているかを期待をしてチェックをしており、 次第に男子たちの顔がニヤついてくる。  どうやら葉須香が絵の具を持ってない事に気付いたからである。  葉須香に聞こえない小声で男子たちのコソコソ話があちこちから始まっ てくる。 「やったぜー。葉須香ちゃん忘れもんしてるぜー」 「じゃあ、今日も葉須香ちゃんの新しい罰が見れるな」 「美術だから当然アレだよな。くくっ」  男子たちがコソコソ話している中、代行の笛地が美術室へ入って来る。 「おっ、みんな揃ってるな。じゃあ授業を始めるか。今日は俺が美術を教 えてやろう」 「先生、芸術センスあるのかよ〜」 「先生を馬鹿にすんなよ。こう見えても美術は得意なんだぞ」 「じゃあ、先生。今日は何を教えるんだよ」 「そうだな〜やはり果物の静物画なんてどうだ?」 「何だよ〜面白くねーな。人物画をしよーぜ。モデルもいるんだから」 「そうそう、葉須香ちゃんを題材にみんなで描こうぜ。先生」 「おいおい。それはあんまりだぞ。葉須香は罰であういう格好してるんだ からな。なあ?葉須香」 「は・・はい..あの..先生..実は..」 「ん?まさか、また何か忘れたのか?」 「はい...絵の具を忘れてきてしまいました..すいません..」 「まったく、しょうがない奴だな〜。さて、そう言うことならどうするか だな..」 「先生〜やっぱ、脱いでもらうしかないっすよ」 「そうそう。ヌードだよ!ヌード!」 『ヌード!ヌード!ヌード!ヌード!ヌード!ヌード!』 『ヌード!ヌード!ヌード!ヌード!ヌード!ヌード!ヌード!』  声を揃えて一斉にヌードコールを始める男子たち。  けど、笛地はそんな声に応えず、しばらく黙った後に声を出してきた。 「・・・・う〜ん、どうするか..お前ら、俺は一応美術教師の代行で来 てる事を忘れるな」 『ブーブーブーブーブーブーブー』 「そんなブーイング立てても無駄だ。お前らの邪な考えで授業はしないつ もりだ」「ちぇっ、何だよ。じゃあ立たせるだけだけで終わりかよ」 「人物画をするにも題材が必要だ。ただのヌード画を描かせる訳にはいか ないんだよ」 「なんだよ〜いいじゃねーかよ。そんなの何だってよぉー」 「それは駄目だ。ちゃんとした題材で無ければ人物画ではない」  めずらしく笛地が男子たちの欲求を受け入れない事にほっとする葉須香 だが、このまま素直に終わるほど甘くはなかった。  男子たちのブーイングが続く中、それを止めるある提案があがってきた のだ。  それも、その提案は女子からであり、その女子の口からとんでもない発 言がされたのである。 「それなら先生、ヴィーナスの誕生はどうなんです?」 「!!ヴィーナスの誕生か...なるほど、それならいけるか..」 「おおっ、ヴィーナスの誕生かよ。ナイスだぜ。女子!!」 「よし、そうしよう。ちょっと待ってろ。今演劇部から借りてきてやるから」 「えっ..そんな..」 「葉須香、俺が戻ってくるまでお前はショーツ1枚になっとけよ。いいか」 「・・・わ・わかりました...」  結局、笛地に返す言葉がなく、葉須香は笛地が準備に行く間、服を脱ぐ ことになってしまう。  けど、まさか女子からあんな提案が出るとは思わなかった葉須香であった。  笛地が来るまで1枚ずつ服を脱いでいき、丁度ショーツ1枚になったとこ で笛地が何かを持って戻ってきた。  よく見ると笛地の手には長髪の黒髪のカツラと大きな貝殻を手にしてお り、貝殻をデッサン台の上に置くとショーツ1枚の葉須香に声をかけた。 「葉須香、さっそく貝殻の上に乗ってくれ」 「は・はい..」  笛地に言われるままデッサン台まで歩いていく葉須香。  床上30センチほどの高さがある円形のデッサン台。教壇と違ってここ に立てば囲まれて見られる事になるだろう。  だが、もう後戻りの出来ない葉須香は台に登るしかなく、台のところま で行くと更なる要求を笛地にされるのであった。 「葉須香、これもかぶってもらうぞ」  台の上の貝殻に登ろうとする葉須香に笛地がカツラをかぶせてくる。  膝元まである長い黒髪。そのカツラを付けショーツ1枚の姿で貝殻の上 に立つ葉須香。  こんな姿を今からデッサンされると思うと恥かしさからか顔や身体が真 っ赤に染まってしまう。  そんな真っ赤になっていく葉須香に男子たちは平然と冷やかしを入れて くるのだ。 「ひゅー♪いいね。和製ヴィーナスってか」 「葉須香ちゃん、長髪似合ってるぜ」 「先生、早くデッサン始めよーぜ」 「そうだな。じゃあポーズをつけるか」  笛地は早速、葉須香の手を持ってヴィーナスの誕生のポーズをつけ始める。 「まずは右手でおっぱいを隠して・・・そう、あとは髪の毛を股間に集め て左手で押さえるんだ」 「こうですか?」 「ああ、それでいい。じゃあ、みんな準備が出来たから描いてくれ」  ようやく、ショーツ1枚でポーズをつけ終わり、いよいよデッサンが始 まった。  男子たちはニタニタしながら描き、女子たちもくすくす笑いながら葉須 香を描いている。  そう、決して真面目に描いてる感じではなく、からかい半分でデッサン している感じだった。  そんなクラスの状況に急に笛地が真面目な顔して怒り始めたのだ。 「お前ら、何ふざけながら描いてるんだ。葉須香がせっかくモデルをやっ てるんだぞ」 「そんな事いっても何か変な感じなんだよな」 「そうそう、やっぱイメージが湧かないぜ」 「イメージ?俺はちゃんと題材にそったポーズを付けているぞ」 「でも、先生。こんな事言うと葉須香さんに気の毒ですが下が変なんです」 「下?どういう意味だ?」 「下着を着けてるヴィーナスの誕生って何か変に違和感あるんです」 「そうそう、俺もそう思ったぜ」 「どーせ、前隠しているんだから脱いでもらおーぜ」 「そうだ。そうだ。やっぱヴィーナスの誕生だから全裸だぜ」 「う〜ん、確かにショーツがあるとおかしいかもな..葉須香、お前はど う思う?」 「・・・そ・そんな..これ脱いだら私全裸に..」 「確かにそうだな。だが前は隠してるからこの際脱いだらどうだ?」 「・・・で・でも..」 「そうだ!そうだ!脱いじゃえ!脱いじゃえ!」 「俺たちの芸術のために脱いでくれよぉー」 「そんな...」 「こらっ!お前ら、今は美術の時間だという事を忘れるな。そうだ。みん なに決を取ってもらおう。女子も半分いるから、これで決まるなら文句は ないだろ?」 「・・・わ・わかりました..」 「じゃあ、みんな決を取るぞ。葉須香の下着を下ろしたほうがいいものは 挙手するように」  バババッ。笛地の言葉と共に一斉に挙手の音が響く。  そう..悲しい事にクラス全員が挙手しており反対するものなど誰もい なかった。 「こう言うことだ。葉須香、これで文句はないだろ?」 「・・・・・はい...」  始めから答えは決まっていた。既にいろんな所を晒し続けている葉須香 に対して反対する者がいるはずはなかった。  いや、逆にいろんな所を晒す事が当たり前となっている今の状況ではこ うなる事が自然になり始めていたのだ。  そう男子だけではなく、もう女子すらも、この異様な雰囲気に思考がず れ始めてきているかも知れない。  何も反対できない葉須香に笛地が最後の確認をしてくる。 「葉須香、こう言うことだから下ろしても構わないな?」 「はい..お願いします..」  葉須香は諦めてショーツを下ろすことを承諾してしまう。  その承諾と同時に、もう笛地の手は葉須香のショーツに手がかかってき ており、ゆっくりと皮を剥くような感じでショーツが下ろされていく。 「葉須香、少し押さえてる手を浮かしてくれないか」 「はい..」  股間を押さえて下ろすのが邪魔になっていた左手をそっと浮かす葉須香。  回りからの男子たちからは見えることはないが、1番接近している笛地 からは、おそらく自分のヘアーや恥ずかしい部分がチラリと見えているだ ろう。  葉須香が羞恥に耐える中、ショーツは無情にもお尻を過ぎてスルスルと 下に落ちていく。  ショーツが下に落ちていく中にも、自分の下半身に男子たちの視線が集 中し、全てを見られてるような恥ずかしさを感じてしまう。 「あんまり見ないで..」  葉須香の秘部を隠している手が、あまりに集中する視線に震えてくるの だが、笛地はその震えを見て平然と注意をしてくる。 「そんなに手を震わすと隠してるカツラの毛がボロボロ外れるぞ」 「・・・は・はい..」  笛地の言葉に何とか手の震えを押さえる葉須香だか、どんどんと下に下 ろされていくショーツに恥ずかしさを隠せない。  ついにはショーツが足元まで落ち、丸まったショーツを笛地の手によっ て足から抜かれてしまったのであった。


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