応援んぼの葉須香ちゃん(挿絵:horaさん)


※ この作品は番外編であり、本編の人物・団体等とは一切関係がありません。

 海外姉妹高校との親善ベースボール大会が今年も開幕する。  毎回惨敗をしている日本にとっては今回こそは優勝!すなわち世界一を 目指すために笛地が監督として立ち上がることになった。  通称、笛地ジャパンである。  まずは最終ラウンド進出をかけてアジアの姉妹高校との闘いが始まった。  葉須香は選手たちを応援するチームマネージャーであり、笛地の命令で 過激な服装を着る羽目になった。  葉須香に用意されたものは露出度を低くしたごく普通の三角ブラであり、 これぐらいなら仕方ないと思って受け入れることにした。 「葉須香、相手の派手なチアガールに勝つにはこれしかない」「は・はい..」  エナメル製の濃いブルーの三角ブラ、一見どう見ても普通のブラであり、 何の仕掛けも見つからない。  葉須香の派手な応援を期待していた観客席の男子たちからは当然ブーイ ングが起こったのだが、笛地の意味深な言葉に男子たちが大人しくなる。 「これが大人しいと言う文句は30分後に言ってくれ。あと葉須香、そのブ ラでいる時は手隠しは禁止で応援するんだぞ」 「は・はい」 「ただ外した時だけは手隠しOKだから、外したい時は外していいぞ」 「・・・外すって?外すわけないでしょ」  30分後に文句を言えという意味深なブラの罰、その上、外したい時には 外していいと言うおかしな事をいう監督の笛地。  誰もが笛地の言葉に疑問を思いながら時間を待つしかなかった。  一見普通に見えるブルーの三角ブラをして応援を続ける葉須香。  観客席の男子たちも注目しているが、何の変化もおこらない。  ただ、少し気のせいか、葉須香のブラが色が薄くなっていく。 (あれ..さっきは濃い青色だったはず..)  男子たちも色が薄くなっていくブラに目の錯覚を覚えるのだが、乳首が 浮き出てきてからは薄くなったことを確信したのだ。 「うぉぉーーすげー色が溶けるブラジャーだぜーー」 「いや、これは色がなくなるブラじゃないのか?」 「一体、どういう仕組みだよぉぉーー」 (うそ..何で色が透けてきてるの?これって色が溶けていくブラなの..)  どんどんと色がなくなっていく葉須香のブラジャー。  このままじゃ完全に透明になり全てが丸見えになってしまう。  困惑する葉須香に笛地の例の言葉が頭をよぎったのだ。 (確か外したい時は外していいと..)  既に乳首が透けて見えていくブラに躊躇する時間はなく、葉須香は手隠 しをしながらブラを外したのであった。 (...うそっ、ブラの色が戻っていく..)  何と、外した途端にさっきまで透けていた薄い青色に少しずつ色が濃く なっていく。  みんなも色が戻っていく不思議なブラに驚いてしまう。  てっきり色が溶けて元に戻らないと思っただけに奇妙な光景であった。  当然、ブラの色が戻れば手隠しよりマシなので再びブラを着けるのだが、 また時間が経つと透けていく。  そう、このブラは温度によって色が変化する液晶をマイクロカプセル化 してブラに印刷した液晶印刷ブラジャーだった。  つまりは透明なエナメル製のブラにブルーの液晶印刷が施してあったのだ。  実に笛地らしい演出を思わせるブラに葉須香は呆れてしまう。  そんな葉須香の透けていくブラを男子たちは満足し、誰も文句を言うこ とはなかった。  もちろん、葉須香が液晶印刷ブラを嫌って応援を止めることは出来ず、 この試合はこれで応援を続けるしかなかった。  液晶印刷ブラが始まった応援で勝ったあとの次の試合では、アクアフィ ック技術を使ったブラが現れる。  別名、水出し印刷と呼ばれる技術で使ったブラで汗などの水が発生する と透けていくものであった。  最後には水溶紙で出来たブラまで出てきたので笛地の創意工夫には観客 席の男子たちはスタンドから惜しみない拍手を送っていた。  そんな特殊ブラでの応援で勝ち続けると、今度はエッチなブラでの応援 へ移り、バタフライブラや貝殻形ブラなどの乳首だけを隠すブラで応援す る羽目になっていく。  そんなエッチブラの応援もついには絆創膏を使ったトップレスブラまで 登場し、葉須香のおっぱいは恥部だけを隠したものになってきた。  どんどんと大胆になっていくブラの応援に葉須香は焦りを感じてくる。  けど、試合は勝ち続けている。このままじゃ、どの国よりも日本の応援 がすごいことになってしまう。  そんな不安を持つ中で、ついにカップレスブラで応援するまでになった。  乳首が丸出しのおっぱいを下から支えてるだけのトップレスブラよりも 派手なカップレスブラ。  要はおっぱいの回りをひもでくくっている意味のないブラであった。  ただ乳首のとこだけはブラの上から下へ通している1本の紐でかろうじ て隠しているため、絆創膏は外されてしまった。  観客席の男子たちは、ほとんどおっぱい丸出しのブラの応援に興奮し、 どこまで過激になるかを楽しみにしていた。  だが、さすがの笛地も、これ以上の過激さを出すことは出来ず、このま までの姿で応援を頼むことにした。  気が付くと日本は最初のラウンドで上位2チームに入り、沖縄で行われ る最終ラウンドに進んでいた。  そして、葉須香の過激な応援の甲斐で準決勝まで進出でき、このままの 姿で応援が続くと思った矢先に、葉須香は自分自身で派手な応援を引き起 こすきっかけをやってしまった。  準決勝、試合開始のサイレンがなるころ、葉須香は急いで球場に駆けつ ける。  どうやら日付を勘違いしたらしく、今日が準決勝であることを電話を受 けて気付いたのである。  慌てて球場の中に入り、急いで応援をする準備を始める。  そう、今日も過激なカップレスブラの応援をするために..  もう、ほとんど恒例のためか笛地も「ほら、今日のブラだ」とカップレ スブラを渡してくる。  さすがに家から着けてくるには恥ずかしいブラの為、球場に入ってから 着替えることにしていた。  カップレスブラを受け取った葉須香は、いつもの様に制服を脱ぎ始めて いき、ブレーザー、ネクタイ、シャツの順で脱いでいった。  あとは最後のスカートとなり、スカートを外して、用意された短めのス カートに着替えれば、いつもの応援姿となる。  だが、このスカートが羞恥の引き金となって葉須香を辱めてしまう。  葉須香がいつもの通りスカートを外して着替えようとした時、選手たち 全員がこちらを見て、一瞬だけ騒然とした状況になる。  その状況に不思議に思った葉須香にも1つの違和感があった。  その違和感とは、スカートを外した時、ふと股間のあたりの感覚がいつ もと違う点であり、やけに風ですーすーしていたことであった。  不安に煽られ、おそるおそる股間を見た葉須香におおよそ予想した光景 が映ってしまう。  何と、慌てて急いで来たせいでパンティをつけるのを忘れてしまったのだ。  そう、葉須香はパンティをつけているいつもの感じでスカートを外し、 おま●こを思い切り晒しながら、着替えてしまった。  選手たちも葉須香のおま●こ丸出しを見て、思わず歓喜の声をあげよう としたが、皆一斉に口を必死に押さて黙ってることにした。  そんな事とも知らずにおま●こを晒しながらスカートを外してしまった 葉須香。  わずかの間の出来事だが、選手たちにとってこれほど嬉しいことはない だろう。  丸出しであることに気づいた葉須香が遅すぎた悲鳴を出してきた。 「きゃぁぁぁぁっーーー見ないでぇぇーー」  今さらながら、おま●こを急いで隠したのだが、慌てていたせいか、隠 すつもりで押さえた2本指が逆に陰唇をくぱぁと開いてしまい、ピンクの 膣肉が顔を出してきた。  当然ながら、選手たちの歓喜はもっと高くなった。 「うおぉぉぉっ〜!くっぱぁぁぁぁーー」 「もう1回、おま●こ全開してくれよー」 「ほら、まだクリちゃんが出てねーぞ」 「ぁぁぁ・・・見ないでぇぇーー!」  一時の間、球場は収集がつかない状態になってしまい、葉須香自身も全 身を真っ赤にしながら、笛地に思わず助け舟を求めてきた。  もちろん、笛地が助け舟をだすわけはなく、葉須香が恐れていた言葉を 出してきた。 「葉須香、今度からそこからサインを出すぞっ!」 「えっ?ええぇぇぇ!サインって..ま、まさか、ここで?」 「そうだ。これこそ敵のバッターを惑わず強烈戦術だぁぁ!」 「そんな...」  葉須香が愕然とする中、選手たちは笛地のアイデアに大いに喜んでいた。  そして、この試合から葉須香は恥ずかしいおま●こサイン出しをするこ とになってしまった。  言うまでもないが、葉須香のくぱぁな活躍?により、相手の選手を大い に惑わして準決勝で勝利した。  これで、ついに決勝。相手は連続優勝の強豪アメリカ!  凄い奴ばかりの相手だが、葉須香のくぱぁ〜なサインに相手の選手たち の鼓動はばくばく、目先はボールじゃなく葉須香のおま●こに釘付けだ。  ピッチャーが投げるボールはスローな打ち易いものだけど、葉須香のサ インで誰もが打てない魔球と変わってしまうのだ。  その上、相手のピッチャーも葉須香のサインでメロメロになっており、 誰もが打てるボールを次々と投げてくるので、日本の圧勝で勝つことがで きた笛地ジャパンであった。

「葉須香、喜べ!世界一だぞっ!」
「素直に喜べませんっ」
「新聞部もインタビューに来るようだ
から、勝利のポーズを考えないとい
かんな!」
「そんなことまでするんですか!」
「これが一番大事なんだぞ!ポーズ
の方は俺に任せておけ」
「ぅぅ..わかりました」
結局、笛地が考えた”祝・世界一”
のポーズをすることになった葉須香
であった。

ノーブラ、ノーパンでのポーズとな
ったため、当然ながら短いスカート
の間からはチームを優勝に導いた
葉須香の恥丘が丸見えとなったいた。

「あ・あんまり下半身を写さないでください..」 「葉須香、これからは野球だけではなく、いろんな人をお前の応援で!くぱ ぁ〜で救うんだぁぁーー」「ええぇぇっ!そんなぁぁ〜」 「お前の応援なら、くぱぁ〜なら!ピンチに陥っている人たちを苦境な日本 を救えるかも知れんぞぉ〜」 「救えませんっ」  こうして、しばらくの間、頑張る男子たちのために元気と勇気を与えるた めにくぱぁ〜なエールを送る応援んぼの葉須香ちゃんであった。 「応援なんかしませんから!しませんからっ!」 ・・・頑張る応援んぼの葉須香ちゃんであった。 「だから、しませんっ!」 ・・・葉須香ちゃんであった。 「しつこいですっ!」 ・・・であった。 <完>


「応援んぼの葉須香ちゃん」完