見られんぼの葉須香【父親編】 読切


「葉須香!今日忘れたら、明日何するか分かっていたよな?」 「は、はい..明日も忘れたらみんなの前で、この姿で踊ります..」  今日も忘れ物をした葉須香がレベルアップの罰を受け入れると、男子た ちが雄たけびをあげて喜んできた。 「うぉぉぉぉ〜!マジかよ」「この姿で踊りも追加かよぉぉ〜」 「葉須香ちゃん、もうちょっと具体的に言ってくれないかな〜」 「…は、はい..私、須和葉須香は明日忘れ物をしたら、今の罰の姿で.. えっと、赤ふんどし姿で踊りを披露させていただきます」  おっぱいを丸出しにした赤ふんどしの罰でさえも、男子たちにとっては 興奮が止まらなかったのに、明日からは踊りまで追加されるのだ。 (家帰ったら、踊りを練習しなくちゃ..)  明日から始まる赤ふんどしでの踊りの練習を深夜、家ですることにした 葉須香。  もちろん本番さながら、赤ふんどししか身につけておらず、コミカルな 音頭に合わせて、おっぱいを揺らしながら「ええじゃないか、ええじゃな いか」と踊っていた。  まさか、そんな時に父親が酔って帰ってきたとは知らずに、葉須香は練 習を続けていた。  父親の方も家族を起こさないように、自分の家の前に着いても口を閉じ 静かにドアを開けて中に入っていった。  しかし、この行為が父親の悪夢の始まりでもあったのだ。 「ひっく、そうだ!今日こそは、あれが幻であると、はっきりさせないと な..幸いなことにTVが付けっぱなしのようだからな」  どうやら、コミカルな音頭をTVの映像と勘違いした父親は、そろりそ ろりと足音を立てないように娘の部屋の前に行き、何とノックもしないで ドアを開けてしまった。 (小声で)「葉須香や〜お父さんのお帰りだよーー」ガチャ 「えっ?」  そこには真っ赤な赤いふんどしを締めていた葉須香の姿があり、運悪く 丁度赤ふんどしで片足をあげて踊っていた時だった。 「・・・・・た、た、ただいま。お、起きてたのか..」 「お・おかえりなさい」ぶるんんっ。 「じゃぁ..お父さん、先寝るから..お前も夜更かししないようにな」 「うん、お・おやすみなさい..」バタンッ  ぎこちない会話をして、すぐにドアを閉める父親。 「!!!!!!」 (一体、これはどういう事なんだ..何で葉須香が赤ふん姿で踊っていた んだ?お、おっぱいも丸出しだったよな..)  頭が混乱してわけがわからなくなった父親は再びドアを開けてしまうの であった。  ガチャ「は・葉須香..」 「な・なぁに?お父さん..」  目の前にいる葉須香は悲鳴も上げずに何故か明るい表情で応えてくる。  そう、葉須香自身もどうしていいかわからなく、悲鳴をあげて大事にな るよりは自然に受け答えした方がいいと、おかしな結論をだしていたのだ。 「そうそう、ふんどしはなかなか締めるのが大変だろ..」(わしは何を 言ってるんだ〜) 「ええ、ねじるとこがくい込んで恥ずかしいかな..」 (あぁーん、早く出てってぇぇーー) 「馬鹿もん、くい込ませないから中途になってしまうんじゃ〜」 (もしかすると夢か..) 「そ・そうよね..」(お父さん..酔ってるのね..)  葉須香はようやく事態がわかりはじめてきた。  いつもなら、顔を真っ赤にして「服!着忘れてるぞ!おっぱい丸出しだ ぞ!」と注意するはずの父親が、この恥ずかしい赤ふんどし姿に平然な顔 で話してくる。  これは相当、酒に飲まれてるなと恥ずかしい状況で理解できたのだ。  逆に父親の方も葉須香のとんでもない格好を見て、完全に悪酔いしたと 思い込んできた。 (!そうか..あの馬鹿神楽田のせいで、こんな馬鹿な幻を見てるんだぁ ぁーー!こ、これはまぼろしだぁぁぁぁ〜!)  父親がこれを馬鹿な幻と思い込んだ。  これにはちゃんとした理由があり、数時間前までさかのぼって説明する ことにしよう。  数時間前..  今日も得意先との接待でかなり酒を飲んでしまった葉須香の父親。  何と父親の立場は某大手企業の部長であり、宴会部長も務めている幅の 広い男である。  娘をとても可愛く大事に思っており、そんな娘が教室で破廉恥な姿にな ってるなど、夢にも思ってもいないだろう。  最近は接待ばかりが多くて家に帰るのは常に深夜となっており、飲酒も 毎晩するので深酔いして帰る日がほとんどであった。 「ふぅぅ..今日も飲みすぎてしまった..昔はこんなに酔わなかったが な..」 少しやつれた風にも見える須和部長。  実は深酔いによる幻覚を家で良く見ることで、ここ数日やつれ始めてい たのだ。 「部長、接待おつかれさまです。今日、家に帰れますか?俺が送りましょ うか?」 「神楽田くんか..悪いな。私は大丈夫だ..最近は悪酔いが多くてな..」 「調子悪そうですね..また家で幻覚でも見たんすか」 「ああ..まあそれは悪酔いした私が悪いだけだ」 「もう歳なんですから、あまり飲むと身体に毒っすよ」 「わかってる..そういえば君に今度の宴会をまかせっきりにしてしまっ てすまんな..」  実は来月に大宴会があるのだが、その大宴会の進行を宴会副部長と呼ば れる神楽田(かぐらだ)に一任していたのであった。 「宴会の方はまかしてください。もちろん、部長の数々の名宴会芸もマス ターしてみせますから」 「進行は期待できるが、宴会芸は残念だがまだまだだな」 「かぁぁー厳しいっす。部長は宴会芸に関しては厳しすぎるっすよ」 「当たり前だ。下手な宴会芸ほど場をしらけさせて台無しになるんだから な!」「でも、今日の接待では受けたっすよ」 「まさか、取引き先の茅場部長との接待で着けていたとは思わなかったぞ..」 「けど、誠の日本男子って褒められたっすよ」  そう、今日の接待で取引先の茅場部長を笑わせようとして神楽田が接待 の前に赤ふんどしを穿いて、それを飲んだ勢いで見せたのであった。  この赤ふんどしの効果で接待は上手く行ったのだが、須和部長1人だけ 納得出来ずにいたのであった。 「大体、あの締め方は何だ..あんなのはふんどしの締め方じゃ..いか ん、いかんっ!君と宴会芸のことで討論すると幻覚を見るんだった..」  須和部長はいきなり手で頭を押えて何かを振り払うかのように頭を大き く左右に振った。 「部長..それは絶対に深酔いのせいですから」 「当たり前だっ!大体、お前がいい加減なふんどしの締め方するから、今 日も馬鹿な深酔いをしそうで怖いんだ」 「大丈夫っすよ。今日は幻覚なんてないっすから」 「そうだといいんだがな..」  こうして、神楽田のいい加減な赤ふんどしでの接待を終えた須和部長は 納得いかないままま家に着いたのであった。 「うぃぃ〜馬鹿神楽田めぇ〜あんな締め方じゃ、ふんどしが落ちてしまう のだぁ〜ふんどしって言うのはな..おっと、もう家の前か。静かにしな いと怒られるか..」 (さすがにふんどしはあり得ないだろう..今日は思い切って部屋の中に 入ってみるか..)  実は今まで、神楽田と宴会芸で揉めて深酔いした時に限って、葉須香の 可愛い寝姿を少し見て寝ようと、こっそり覗いていたのだ。  その度に神楽田がした宴会芸と同じ赤ふんどしの締め方を練習していた 葉須香を見てしまったらしい。 (!!何で葉須香が赤ふんどしを?はっ、いかんいかん!こりゃ相当酔っ ているんじゃないか?こんな幻を見てしまうとはどうかしてる!)  このとき、父親は悪酔いが元の幻覚だと思い、部屋を開けることもせず、 声も掛けずにそっとその場を立ち去っていた。  ただ、どうしても深酔いすると、葉須香の寝姿を見たくなり、翌日も、 さらにはその次の日も、葉須香の赤ふんどし姿を見てしまった。  今日も深酔いしてるので幻覚を見そうな気もするが、女子高生の娘が赤 ふんなどするわけがないと思ったので、今日こそ部屋に入って今までの幻 覚の悪夢を断ち切ろうとした父親であった。  だが、今日の幻覚が今までで一番最大のものになったらしい.. (今日もこんなものを見てしまうとは..私はどれほど酔っているんだ?)  目の前にいる娘は赤ふんどしだけしか着けてないのに悲鳴をあげずに、 微笑んで答えてくる。  それも、よく見ると神楽田よりもしっかりと基本を守った締め方をして いたのであった。 (そうだ!年頃の娘がこんなに正しくふんどしを着けられるわけがないっ! これは幻覚だぁぁ!幻覚ならもうどうれもなれだぁぁぁーー) 「葉須香ぁぁーー、お前の締め方はぁぁ〜かなり、いい出来だぁぁーー」 「あ・ありがと..」 「だが、股下がなっとらん!何だ、その緩んだ股下はぁぁ」 「だから..くい込むから..」 「確かに男のように飛び出すものがないから緩めても構わんが、女の方が 男よりもきつく締められるんだぞぉぉーー」 「そ・そうなんだ..」(いい加減にしてよぉぉぉーー)  おっぱい丸出しで明るく受け答えする葉須香だが、その笑顔にはどこか 引きつったものがあった。  父親の方は悪酔いによる幻覚で割り切れるが、葉須香の方はそんな簡単 に割り切れないからだ。 (早く部屋から出て行ってよぉぉぉーー!もう耐え切れないっ) 「あの..あとで締めるから..今日はこれで」 「なに中途なこと言ってるんだ。よーし、わしが少し教えてやろう。そん なゆるゆるじゃ余計恥ずかしいからな〜」 「えっ..ちょっとお父さん」  普段は娘の裸を見ただけで顔を真っ赤にする父親が大胆に前側のたらし 布を堂々と捲ってくる。  当然、そこには葉須香の綺麗な恥丘が、緩めている布の間から丸見えで あるのをわかってやってきた。 「やっぱり、股下の間が空きすぎてるな。いいか、これじゃ大事なとこが 丸見えじゃないか。しかし、あまり毛が生えておらんな。少し成長が遅い んじゃないか?」 「そ・それは、ふんどしの話と関係ないでしょっ!さっさと締め方を教え てよっ」 「そうだな。しかし、私には無毛趣向があったのか?娘の恥丘をこんなに 幼くしてしまうとは..」 (ぅぅ..お父さん。これを幻覚だと信じ込んでるよぉぉぉぉーーー) 「べ・別に幼くてもいいでしょ..その代わりおっぱいは大きいんだから」  ぷるんっ♪ 「う・うむ、そうだな」 「じ・じゃあ、早く続きの方を..」  更に葉須香の笑顔が引きつってくる。  今さら、悲鳴などあげて父親を正気に戻す事も出来ない葉須香は最後ま で、父親の指導を受けることになってしまった。  しかも踊りの方も指導されたので、葉須香にとっては、かなり恥ずかし い練習となったのであった。  翌朝、昨日の練習は酒による幻だと思ってる父親は、寝坊して慌てて起 きてきた葉須香に「おはよう!もうちょっと早く寝ないとダメだぞ」と他 人事のように声をかけてきた。 「んも〜!大体..」「ん?」「ううん、何でもない、いってきます」 「おい、朝食もとらんのか?」「そんな時間ないの!」  慌てて玄関を飛び出して学校へ向かう葉須香に、父親が呑気に「あいつ 鞄を持たずにどうするつもりだ?」とぼやいていた。  学校に着いて、ここでようやく葉須香が肝心なことに気づいた。 「そうだ!練習なんかよりも、そもそも忘れ物をしなければいいんだから、 そっちを気を付ければ良かったんだわ..って、鞄忘れてたぁぁぁぁ〜!」  もう今さら取りに戻ることもできない葉須香は教室のドアを開けて入る と、鞄を持っていないことに気づいた男子たちが歓声をあげる。 「おはよう!葉須香ちゃん!もう分かってるよね」 「う、うん..先生が来る前に準備します..」  まだ廊下には他のクラスが登校してくる中、葉須香は自分の席に向かう ことなく、教壇の近くで制服を脱ぎ、そのまま下着までも脱いでいった。  男子たちが歓喜する中、教壇の角には脱衣所の籠の様に、葉須香の制服 や下着が積み重なっていく。  この頃の罰の状況は全裸を隠せないレベルになっており、黒板の端まで 歩き、直立不動の姿で男子たちの方へ振り向いた。  そして、今日の忘れ物の報告を顔を真っ赤にしながら、話し始めた。 「見ての通り、私、須和葉須香は、鞄を忘れてしまったので、先生が赤ふ んどしを持ってくるまで全裸で待機してます」  こうして、朝から全裸待機する葉須香だが、父親は当然、娘が大勢の男 子に裸を晒しているなんて知るはずもないだろう。  しかも、これから赤ふんどしを身に着けて踊りまですることになるのだ。  もちろん、赤ふんどし姿の踊りの罰が見事にできたのは言うまでもない だろう。 <完>


「見られんぼの葉須香【父親編】」完