「立たされんぼの奈須香」読切


 私の名は知多 奈須香(ちた なすか)、高校1年生です。  今、廊下で恥ずかしい立たされんぼの罰をやらされています。  でもでもぉ〜。別に廊下に立ちたくて立ってるわけじゃないのよ..  あまりにも問題が解けない私に対しての罰で立っているんだけど..  これでも一生懸命、やっているんだから・・・ぐすんっ。  入学早々から開始した廊下で立たされんぼの罰。  当初は先生も苦悩の上で「問題が解けなかったら廊下で立ってもらう」 と普通の罰で始まったんだけど.. 「ずっと問題が解けなかったらどうするんっすか」と男子の1人がくだら ないことを言ったことがきっかけで、「じゃあ、2年の女子が行ってる罰 みたいに、少しずつ恥ずかしくしてみるか」と先生が冗談で返した。  なのにこの現状は何なの?何なのよぉぉぉぉーー!  まだまだ残暑が残る9月下旬、廊下には毎日多くの男子生徒たちが集ま り、何かを必死に見ている日々が続いていた。  そう、それは廊下で立たされている私を見ていた。  夏服姿で手は横に付け直立不動の状態でずっと立っている全身にみんな が注目している。  首からは「今日も立たされんぼの奈須香です」の札をかけているので、 ひと目で廊下で立たされる罰とわかるようになっていた。  上級生も時々、やってきて「1年の方は”立たされんぼ”かよ。そうい や、葉須香ちゃんも去年のこの頃は、こんな甘い感じだったよな?」 「ああ、今では全裸一歩前だもんな〜」  いやいや、私はさすがにそこまでしないわよ!何で罰でスッポンポンに ならなくちゃいけないのよ!  けど..似たような流れできてるんだよね..はぁぁぁ〜。  そう、廊下での罰は入学時から始まっており、例の須和さんと同じ様に 最初はスカートを3秒間めくったり、スクール水着・体操着を着て廊下を 立つ日々が続いていた。  男子生徒たちはそんな私のいろんな姿を見れて大いに感動する有様だっ たけど、2年の須和さんと同じ流れになってしまったのが不味かった。  そう、こちらの立たされんぼの罰も同じのが続くとレベルアップしてし まい、春ごろのおとなしい罰はすぐにレベルアップされ、今の夏服を着て 立つ罰になっている。  しかし、今までの罰に比べると夏服姿である今の姿は一見、レベルダウ ンしたと思われてしまう。  けれど、近づいて見れば、今まで恥ずかしい格好をした流れが変わって ないと誰もが感じる。そう、 ただの夏服の罰でないのは一目瞭然だろう。  つまりはレベルアップをしているところを同学年の男子全員に探せとい う恥辱の間違い晒しといったあたりだ。  仮にも私は学年の中でも人気が高いし、春に新聞部で行った美少女調査 によると1年生の中で3番目に可愛い美少女として挙げられてるみたいで、 これも2年の須和さんと同じ感じになっていて、さらに加えてプロポーシ ョンもいいほうなので、私のあられもない姿は誰もが見てみたいのはよく 分かる。  かって2年の須和さんも、忘れんぼの罰というものを教室内で1年間続 けたせいで、2年生になった早々、おっぱいが丸出しにされてしまったと 聞く。噂では全裸解禁になったあたりで私との罰のコラボがあるみたいだ。  って、さすがにそこまで私はレベルアップさせるつもりはないんだから ね!!  それにしても、須和さんが教室で私が廊下って..何かこっちの方が、 最初からレベルアップされてるよぉぉ〜。だって、廊下だと全員が見れる から悔しい思いをする男子がいないことになるしぃぃ〜。  んもう〜、日々レベルアップするから連日、男子の喝采が止まらないよ ぉぉぉ〜  さて、話を戻しけど、この夏服の罰って、普通に考えると普通に夏服で 立っているかの罰に思われるが、普通に夏服で立たせるわけはない。  その理由は男子たちの声で判断してちょうだい.. 「おい、見てみろよ。こっちからだと結構透けて見えるぜ」 「すげぇぇー、やっぱり奈須香ちゃんの乳首って真っピンクなんだな」 「おっぱいもでけーし、これを生で見れたなんて羨ましいよな」 「噂だと、あのボタンがレベルアップで1つずつ外されていくみたいだぜ」 「ちくしょぉぉ〜早くレベルアップしてくれよー」  そう、何と夏服で薄いブラウスしか着てないと言うのに、ブラを取り上 げての罰となっていたのである。  だが、この夏服の罰はノーブラだけで収まるものではなく、誰もが私の 足元にある物体にいろいろと論議を交わしていたのであった。  その物体は言うまでもなく私のショーツであり、下ろされた姿で両足に 通したままで床についている状況なのだ。 「しかし、あのショーツって本当に穿いていたものなのか?」 「と言うより、あれが本物だとしたら奈須香ちゃんってノーパンなのかぁ!」 「いや、いくらなんでもノーパンはないだろ?本物だとしても何か穿いて るんじゃないか」  もし、これが私が直に着けていたもので、これしかなかったとしたら、 今の私は短いスカートの状態でノーパンでいることになる。  廊下で立っている以上、風が入ってくる事もあり、仮に捲られてしまっ たら一気に下半身を晒す事になるだろう。  となれば落ち着いて立っていられるはずはない。  そう勝手に思う男子たちの誰もが疑問に感じていた。  当然ながら、少しでもスカートが捲れると男子たちが一斉に私のスカー トの方へ視線を向けて注目してしまう。 「ちくしょーまた無理かぁぁ..」 「やっぱり、フェイクじゃねーか」 「そうだよな..そこまでいくわけねーと思うけど..ついな..」 (ぁぁ..良かったぁぁ..助かったわ..)  少しずつ疑問を感じる男子たちの中で1人だけ風が吹くたびに私だけが 冷や汗をかいてしまう。  実はこのショーツは本物であり、スカートの中身は正真正銘のノーパン で立っているからだ。  つまりは強い風が吹いてスカートを捲られた時は一気におま●こを男子 たちの前で公開してしまう。  どうやらこの罰にはそれなりの理由があり、私に多くの汗をかかせるた めにノーパンで立たせる事にしたのだろう。  その為、一見普通に見える短いスカートも特殊な細工により、ほんの少 ししか捲れないようになっており、それが丁度、私のおま●この底辺が見 えるか見えないかのラインに合わせていた。  もちろん、その細工のことを知っていても私は風が吹くたびに焦り、冷 や汗をどんどんかいてしまうのでブラウスを透けていってしまう。  そう、汗を早くかかせて、ブラウスを透けさせるためだけに考えたくだ らないものなのだ。  でも、この汗は私にとってただ恥辱を与えるだけのものではなく、大き なメリットがあることに身にしみていた。 (...ぅぅ..これは汗よ..汗なんだから..)  私の太ももに汗と一緒に垂れている一筋の濡れている跡がある。  汗と一緒に流れているので男子たちが気付く事はないのだが、それを出 している私は動揺を隠せないでいた。 (・・・・こんな状況で感じてないわ..全然、感じてないのに何で?)  愛液を少しながらも出している事に私は不安に思う。  いったい、どこまで過激になっていくつもりかしら..  不安に思いながら、私は結局須和さんと同じ道を歩くかの様に、1ヶ月 も罰を続けてしまった。  そう、夏服の罰をレベルアップさせていき、男子生徒たちの期待をどん どんと高めていった。  先月より始まった夏服の罰はボタンが1つずつ外される事になり、最終 的に全てのボタンは外されてしまった。  最後の方は夏服のブラウスの裾をスカートから出されてしまい、風が吹 くたびにおっぱいがこぼれて見えるハプニングまで出してしまったので最 悪だ。  スカートの方も途中から細工なしの普通のものに変えられたので、風が 吹けば捲れてしまい、多くの男子たちに捲り上がったシーンを見られたの で、ノーパンであることを男子たちに証明してしまった。  そのせいか何とか捲って見ようと企む男子が増えてしまうから、タチが 悪い状況となっている。  こんな危険な状態に置かれている私の耳に、自分のクラスの男子の声が 響き出す。 「おい、そろそろ立たされんぼの罰の時間は終わりだぜ。ほら自分のクラ スに戻った戻った」 「ちぇっ、もうそんな時間かよ..また楽しみは明日ってことか..」  私と同じクラスの男子たちが他のクラスの男子を追い払いながら、私を 教室の中に連れて行く。  教室の扉が閉まると同時に男子たちの手馴れた動作によって、ブラウス とスカートを剥がされて全裸にされてしまう。 「さあ、奈須香ちゃん。いつもの場所で全裸起立だよ!」 「は、はい。教室の端に行きます..」  皮肉なことに上の階では、全裸解禁となった須和さんが私と同じ全裸で 立っており、校舎の外から見るとさぞかしすごい光景となってるのだろう。  何せ、1階と2階の窓には全裸の女子高生が立っているのが覗けるから だ。  もう私の罰の状況が須和さんと同じになってしまい、このままいったら 本当に2人並んでの罰のコラボをするときもくるかもしれない。  いや、もしかすると須和さんを追い越しているような気がする。須和さ んが絶対にやらない罰を私がこれからするからだ。  クラス一の秀才である初堂早苗(ういどう さなえ)さんが眼鏡をキラ リとさせながら、「今日の男子は金田くんね」と1人の男子の名を呼んで きた。  そう、女子ばかり辱めるのはおかしいと、男子の中からも一番成績が悪 い男子が素っ裸になるのであった。  金田君も私と同じ様に素直に制服と下着を脱いで全裸になるんだけど、 あの..えっと、その..おちんちんがフル勃起しているんです。  裸の男女が並べられて立たされる。そして、ここからが須和さんが絶対 にしない行為が始まるのだ。 「…それじゃ、まずは..その下品な状況を処理しましょう!」キラリッ。  初堂さんの言葉を聞いて女子たちがきゃあきゃあと歓喜する。 「ぐぬぬっ、今日こそは俺たちの意地を見せてやるぜ」 「そうだ、金田!汚名挽回..いや、汚名返上といけぇぇ〜」 「ああ!俺は俺はぁぁぁ〜、頑張って耐えるんだぁぁーー」 「確か金田くんなら、このポーズに弱いはずよね。奈須香、このポーズを とってちょうだい!」「う、うん..」  私は初堂さんに言われたとおりの恥ずかしいポーズを金田君の前で見せ ていく。 「うぅぅぅ〜!こ、このポーズはたまんねぇぇぇぇぇ〜」  金田君のおちんちんが更に固くなったところで、初堂さんがマイ箸箱か ら「今日はこの3番で充分ね」といっぱい入ってる箸の中から1つの箸を 取り出して、何と金田君のおちんちんを摘まんで擦ってきた。 「どう?3番の味は?もうあなたの下品なモノは限界のようね」 「ううぅぅ..また箸で出されてしまうのかよぉぉぉ〜!だ、ダメだぁぁ ぁぁぁ〜!もう限界だ!!」どぴゅっ!どぴゅぴゅっ!  教室の中であり得ない射精の音が響く。私はそれを間近で見なければな らず、ある意味、これも私の罰みたいなものだ。 「・・・まったく、ここの男子共はみんな短いわね..」  初堂さんの台詞に女子たちも顔を真っ赤に染めながら、何も言葉が出な いまま呆然としていた。 「これで、今日もちゃんとした罰になるわね。言っとくけど、また勃起し たら抜くからね」キラリッ。  本人的には勃起が下品だから対処するみたいだけど、ポーズには私も協 力しないといけないし、しかも皆の射精シーンを見ることになるのだ。  この後は普通の罰に戻るけど、男子たちは今日の敗北を得て、少しだけ ショックを受けているようだ。 「やっぱ、金田でもダメだったか..って言うか初堂のテクあがってねぇ?」 「ああ、箸の種類も増えてるし、あいつ何だかんだいって楽しんでるだろ」 「けど、俺たちとしては奈須香ちゃんの恥ずかしいポーズが拝めるから、 いいんだけどね」「あれは正直、抜けるよな〜」  こうして、今日も全ての立たされんぼの罰を終えることが出来たけど、 罰の影響力がどんどんと大きくなることから、この先が不安に思う。  そう、私だけの恥辱で収まりを見せなくなっていきそうで他の女子たち にも罰が広がる雰囲気があった。  もちろん、私自身の廊下での最後の箇所の全公開も刻々と近づいてきて おり、おま●こを見せてしまったら、その先には何があるのだろうか..  それに男子たちも密かに早漏を克服するためにいろいろしてるので、そ ろそろ立たされんぼの罰から逃れなければならないだろう。  まあ、そう言ってもしばらくは立たされんぼの奈須香を続けるのは確か なんだけどね...(ぅぅっ..悲) <完>
 ※この読切は、「わすれんぼの葉須香」旧31・32話を少しだけ変更 した作品となってますので、ご了承願います。 (リニューアルにて旧31・32話がカットになった関係で、こちらを読 切化しました)


「立たされんぼの奈須香」完