人物紹介


 須和 葉須香(すわ はすか)(高1→高2)        ・・・しょっちゅう忘れんぼをする女の子。           そのため忘れんぼ防止に罰をあたえられるが...


プロローグ


 わすれんぼの葉須香。  これが私の代名詞であり、その名が示す様に私はわすれんぼが多い女の 子だった。  小学校の頃からそのわすれ癖がひどく、どんな手をうっても効果ない程 ひどいものであった。  正直な話、忘れ物をしないで登校した日がないぐらいです。  中学・高校と進んでもその癖は直らず、ある日それについての本格的な 学級会をするまでにもなった。  その題は”わすれんぼの葉須香の忘れ癖をなくすには”であり、次々と いろんなアイデアが出てきたのだ。 「お出かけチェックを作るのは?」「昔それ作ってそれ自体忘れました。」 「手のひらにマジックはどう?」「手のひらをあまり見なくて・・・」 「両親に言ってもらうとか」「うちの両親も忘れんぼで・・・」  結局、一般的なのはほとんどやって効果が出てないことがわかっただけ で、この学級会は無駄になろうとした時、1人の男子がふざけてこう言っ てきた。 「それなら、忘れる度に恥ずかしい事、やらせるってのは?」 「いいね。俺もそれだったら懲りてしなくなるな」 「そうね。私もそう思うわ」  1人の男子の何気ない提案が盛り上がり、それが結局私の忘れ癖対策と されてしまった。  で、早速私は見事に忘れてしまい初めての恥ずかしい罰を受ける事とな った。 「さて、罰だから教壇の所で校歌を歌ってもらうぞ。」  私は忘れた罰として1人で校歌を歌ったのであった。  そう、この時の罰はどこの学校でも良くありそうな罰ばかりでした。  でも、そんな罰を繰り返しても私の忘れ癖は一向に減る様子はないので、 罰の内容も少しずつおかしな方向へ進んでいきました。  例えば夏の時は水着を着て授業を受けました。  男子にじろじろ見られて恥ずかしがったです。  だけど..こんな恥ずかしい目にあっても忘れ物をしちゃいます。     そう、また学級会が開かれて今度は私の忘れた時の罰について話す事に なり、次々といろんな罰が出てきました。  でも、どれも似たりよったりの罰でぱっとしない時にまた男子のくだら ない提案でとんでもない展開に行く事になってしまった。 「先生、いっそうの事やらしい罰の方がいいんじゃないっすか?」 「男子のスケベー」「やらしー!!」 「でもよ。そういう罰なら確実に忘れ癖は直るんじゃねーか?」 「そうだ。そうだ。俺なら次の日から忘れねーぜ」 「そうね。私もそれなら絶対に忘れないわね」  結局、その男子のくだらない提案が採用され、今度はそれが私の忘れ癖 対策とされてしまった。  そう、この忘れ癖対策がとんでもない羞恥な生活を呼ぶとはこの時の私 は思いもしませんでした。


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