第1話「俗物絶ち」
バスはあれから5時間ほど走り、とある山のふもとまでやってきた。
そこは人の気配が全くなく、まさに自然に囲まれた場所だった。
新入女子社員たちは案内役の社員と共にバスを降り、お寺のある階段ま
で歩いていく。
「さあ、ここの階段を登るとお寺ですよ」
「!?あれっ?」新入女子社員たちの1人が階段を登りながら違和感を感
じた。
「あのーすいません。階段の先のお寺の門にお寺の名前が書いてないんで
すか?」
「・・・ああ、あれですね。実は俗物を完全に絶つために一般に公開しな
いためですよ」
「そうなんですか。じゃあ、人がほとんどいないのもそのせいですか?」
「・・・ええ、そうですよ。ここはそんだけ俗物を絶ってるって事ですよ」
(何かおかしいわ..いくら俗物を絶つっていっても寺の名前がないなん
て..)
彼女は少し納得いかない顔で辺りを確認しながら登っていく。
新入女子社員たちがやっとお寺の前まで着くと何やらお寺の脇の小さな
小屋に連れていかれた。
その小屋にはなぜか看板があり”俗物絶ちの間”と立派な書で書かれて
いた。
「俗物絶ちの間?あのーこれってどういう意味なんですか?」
「名の通り、まずここで世間との俗物を絶ってもらいます」
「絶つって、何か修行でもするんですか?」
「いえ、みなさんには、あの小屋で研修用の服に着替えてもらうだけです」
「研修用の服?」
「はい。みなさんが良く知っている白装束に着替えてもらいます」
「白装束?何か本格的ですね」
「部屋の中に籠がありますのでまずそこで着ているものを全て脱いでもら
います」
「全てと言うと下着もですか?」
「そうです、身に付けてる全てのものを外してください」
「なるほど..俗物は服や下着ってことね。で、脱いだ後に研修用の服に
着替えればいいの?」
「いえ。部屋の中に入ると奥側にみそぎの間がありますので、脱いだ後は
そこで軽く身体を水で洗ってもらいます」
「へえーすごく本格的ー。なんか巫女さんみたい」
「みそぎが終わりましたら、さらに奥の部屋にみなさんの白装束がありま
すのでそれに着替えて出てきて下さい。わかりましたか?」
「はい。わかりました」
彼女たちはあまりの本格的な研修にドキドキし小屋の方へ入っていった。
「わあー、見て!本当にみそぎの間があるよー」
「私、こんなの始めて。すごいお寺ね」
彼女たちは立派なみそぎの間に感心しながら次々と服を脱ぎ籠の中に入
れていく。
だが、この時から彼女たちが恥辱な目に晒されているとは誰も思っても
いないだろう。
実は信じられない事だろうが、この俗物絶ちの間には16台の高品質の
隠しカメラが設置されており、その映像が同じ研修を受ける男性社員10
0名が集まっている男子専用本堂の大型モニタに16分割で映し出されて
いた。
そう、男子社員たちの参加が殺到する理由はここにあり、新人研修の名
を借りた彼女らの恥辱研修を目の前で味わえるのであった。
大型モニタには普段、決して見ることが出来ない彼女たちの肌が映って
いる。
それも、設置されてるそれぞれのカメラはアングルを変えたり、ズーム
アップをすることも出来、彼女らのあやゆる恥部を映し出してくる。
おっぱいや恥丘はもちろん、上手く行けば彼女らの秘部までモニタに映
し出されてしまう。
モニタに釘付けになっている参加男子社員たちに、男子社員を担当して
いるお寺の人が軽い説明をしてきた。
「ではみなさん、これからあなたたちにも俗物絶ちをしてもらいます」
「おい、それって俺たちも服に着替えろってことか?」
「けど、代わりの服なんてねーぞ」
「いえ、正確には俗物を出してもらいます。こほんっ、これ以上は言わな
くてもわかりますよね。出すんですから」
ちらっ「俗物出し..そうか..そのために」
今回初参加で慣れてない男子社員が自分の下半身を見た。
そこには、両隣の男性から覗けないようになっている大筒のような股間
隠しが各自に設置されていた。
これは一体何のために各個人に置かれているんだろう?と疑問に思って
いたが、今この瞬間ビンッ!と答えが分かったらしい。
すでに、あちこちからこの場に不自然なチャックを下ろす音が響き渡っ
てきた。その音を確認しながら、お寺の人が説明を続ける。
「ちなみに、みなさんの俗物はこちらでちゃんと浄化してから彼女たちの
研修で使いますので決して無駄にはなりませんよ。こほんっ、どう使うか
は言わなくても大丈夫ですよね」
この言葉を聞いたあと、それぞれの男子社員たちの股間あたりから激し
い摩擦音がし始めた。まあ、これが何かは言わなくてもわかることだろう。
こうして、参加男子社員の俗物出し、いや俗物絶ちが始まった。
次々と映し出された彼女らの裸体に大歓声を送りながら怪しい摩擦音を
出し続ける100名の男性社員たち。
16台の高品質の隠しカメラは彼女らの全身を満遍なく映しており、そ
れぞれの服を脱ぐさまをしっかり映像として治めていた。
ただ、全員がほぼ同時に脱ぎ始めるので、彼らの目はあちこちを同時に
見なければならず、見逃したとこが多く出てしまうのが心残りであろう。
だが、何とその辺も考慮して一部の分割モニタが、録画した内容を編集
したダイジェスト映像を流し始めてくれたのだ。
そして、親切なことにお寺の人が男子社員たちに疲労回復の超滋養強壮
ドリンク、赤まむしエキス、すっぽんエキス等、次々と股間が元気になる
ものを配り始めた。
これで何度も復活する?男子社員の俗物出し、いや俗物絶ちが続く中、
別の場所でも大いに盛り上がっていた。
そう、この映像を見ているのは彼ら100名だけではなかったのだ。
何とこの時だけの為に作られた高速専用回線を伝わって本社の方にもネ
ット送信されていたのだ。
広報部や人事部、さらには営業部などに映像が配信されており、各部署
では配信されたものを使っていろいろな事をし始めていった。
[本社広報部]
社の広報部では毎年恒例の裏広報を発行する為、次々と送信されてくる
彼女らの痴態を高画質・高速のカラーレーザープリンタに直結させて彼女
らのあやゆる箇所を大量印刷していたのだ。
「1回目の速報は新入女子社員全員のおま●こ比較だ。何としても彼女た
ちのベストショットを 集めるんだ!!」
「おい、さつきちゃんのあそこ撮れたぜ」
「こっちは永美と洋子のアップばっちりあったぜ」
「よし、順調だな。あとは誰と誰が残っている?」
「部長、なかなかふみちゃんが股開きませんね」
「ちっ。しかたない。ここは諦めてみそぎの間で狙うしかないな」
「部長、これを見てください。ふみちゃんが開いたのあります」
「よし、これなら拡大出来そうだな。これで昼まで間に合いそうだな」
[本社人事部]
一方、人事部では新入女子社員の詳細プロフィールを盗撮映像を見なが
ら細かく男性社員が記載していた。
「弥生ちゃんのはちょび毛でほとんどないと」
「シワースちゃんてさすがハーフなだけあって胸がでけえな。ありゃFい
ってるな」
「かんなちゃんは少し乳首が陥没してると」
「みなさーん、後で広報から彼女らの写真が来ますのでその写真を書類の
所定の場所に胸・おま●こ等の記述箇所に沿って貼り付けして下さいね」
「はい。わかってますよ。へへっ」
ガチャ。「部長ー。おはようございます・・・。飯島っす」
「飯島くん。君、事故で入院してたんじゃなかったのか?」
「抜け出して来たっす。このイベントの為なら死ぬ気でこれるっす」
「飯島君。君もなかなか熱心な社員だね。よし早く手伝ってくれ」
「さすが、部長。話しがわかるっす」
[本社営業部]
「いいか、うちは次のみそぎで勝負だ。うちの顧客たちは毎回このみそぎ
の映像を楽しみに待ってるんだ。さらなる顧客拡大にもこのビデオの制作
にかかっているんだ」
「まかして下さいよ。俺はこの日の為にTV局まで研修に行って映像技術
を覚えたんですから」
「よし、第1弾の顧客拡大用ビデオはお前にまかせるぞ。第2段のお得意
様専用ビデオは亀川、お前にまかせるぞ」
「まかせて下さい。若い頃やってたAVカメラマンの腕を見せ付けてみせ
ますよ」
「後は来年のカレンダーだな。今年はいっぱいいるからいいのが作れそう
だな」
新入女子社員たちの恥ずかしい姿が、当然のように社内公開され始め、
社内専用ホームページの新人研修ページでは彼女たちの全身プロフィール
コーナーが出来上がっていた。何と、彼女たちの服をクリックすると1枚
ずつ消えていく仕組みがされていた。
男子社員限定の仕組みで、クリック回数も1年間の成績で割り当てる為、
成績の悪い社員は下着姿までしか見れないだろう。
逆に成績のいい社員は、最初に好みの子の服の子を全てなくして、次々
と楽しむ事ができる。
当然、この日の為に頑張る社員も多くいるおかげで社の売上げは年々上
昇中で不景気知らずなのである(笑)
また脱衣クリック以外にも成績のいい男子社員には様々な特典が与えら
れるので、ここの男子社員たちは必死になるざるを得ないだろう。
だが、こんなのはまだ序章でしか過ぎないのであり、各部署がいろいろ
とんでもないことをやっている中、裸になった新入女子社員たちが次にみ
そぎの間に入っていった。
「ねえ?この水ただの水じゃないみたい?」
「なんか少し粘ってる感じだけど何かの水以外のものを入れてるのかしら?」
「睦代ー。けっこう冷たくて気持ち良いよ」
「本当ね。やっぱみそぎの為の専用の水なのね」
新入女子社員たちは何も疑いをせず、このみそぎの水を次々に身体にか
けて洗っていく。
当然、この様子も全て盗撮されており、本堂や本社の男子社員へ全ての
映像が流されていた。
ようやく、みそぎも終わり奥の部屋に行こうとした時、2・3人の女子
社員に変な症状が出てきた。
「ねえ?何か暑くない?なんか体全体があつくてたまらないのよ」
「冷たい水を浴びたからじゃない?私も少し火照っているからそのせいよ」
「ちょっと洋子!何乳首ビンビンになってるの?何か危ないわね」
「ち・違う。急に冷たい水を浴びたから調子が・・・」
新入女子社員たちの身体は各差はあるとはいえ、みんな肌の色が桜色に
火照ってきていた。
実は、このみそぎの水は即効性の強力媚薬であり、ここの会社がわざわ
ざ中国雲南省から大金をはらって取り寄せたものであった。
本堂や本社の男子社員はそんな彼女らの変化を楽しみながら見ていた。
「おい、見ろよ。羽由ちゃんのあそこ、思い切りひくついてるぜ」
「木佐乃ちゃんの乳首すげーな。3センチぐれー出てねーか」
男性たちがいろいろ影で言ってる中、まだ新入女子社員たち全員は媚薬
で火照ってきていることに気が付いておらず、白装束に着替える為、奥の
小部屋に向かった。
ただ、奥の小部屋に入り自分たちの白装束を見た時、全員目を疑った。
その白装束はただの着物の襦袢であり、白いといってもスケスケの恥部
が透けて写って見えてしまうものだったからだ。
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