前編「俗物出しの恥行」


 崎長商事の特社(特別部署指定女子社員)の研修の中にはすごく人に言 えない恥ずかしいものがある。  今回はその研修で行われたある修行を説明した話しである。  特社のOL研修でいろいろと恥ずかしい研修を受けるために女子社員た ちはとある寺院に宿泊を兼ねて来ていた。  初日に散々な目に遭わされ、疲労困憊の2日目の朝、女子社員たちは和 尚にたたき起こされて、ある所まで連れて行かれた。  何と女子社員たちは全員、素っ裸であり、服や下着を与えないで寝てい たのであった。  だが、恥部を隠すよりも連日の恥ずかしい修行でフラフラになった身体 をお互いの肩で支えながら歩くしかなかった。 「永美、大丈夫?」 「あはっ..だいじょうぶひょ..」 「.....」  呂律すらもはっきりしない永美に羽由は少々困惑していた。  どうやら前日の快感の余韻がまだ抜けきれないようであった。  そんな羽由にふみが近づき少し話してきた。 「羽由ちゃん。今は話しても無駄だよ」 「で・でも...」 「羽由ちゃん。今は自分の心配をした方がいいわ」 「えっ..それって?」  ふみは少し辺りを見渡し、羽由の耳元で小さな声で囁いてきた。 「逆らわず我を保つ。それを捨てれば3人の様になるわ」 「・・・・他の2人もまだ余韻が..」  ふみは何も言わず目線で向こうの女子社員2人を軽く指した。  それは永美と同じで前日の羞恥修行で酷い目に遭った木佐乃、洋子を指 したのであった。  そう女子社員たちの中でも率先的なタイプの3人だったが、3人とも既 に生気を失っているかの感じであった。  今、女子社員たちをまとめているのは意外にも上がり症の美奈であった。  女子社員たちの中では真面目な方であり、永美に憧れていた子だった。  そんな美奈が自分を奮い立たせて先頭を努めていた。  正義感が強い美奈はこんな事が続かない事を強く思い皆を励ましていた。 「みんな、しっかりして。こんな横暴な事いつまでも続くわけないわ」  そんな美奈に和尚はにたにたしながら応えてきたのであった。 「ほっほっ。横暴じゃと。まだ、そんな口を聞けるとはのー」 「和尚!あなたのやってる事は犯罪です。いつまでこんな事をするつもり?」 「人聞きの悪いこと言う娘だのーまあ、それだけ俗物に犯されている証拠 だのー」 「何が俗物ですか。一体今度は何をやらせる気なんですか?」 「その俗物とやらを全部出してもらうのじゃよ。俗物出しの間でのー」 「俗物出しの間?何ですか。それは?!」 「まあ、見ての楽しみじゃよ」  女子社員たちは意味深な言葉を抱えながらその俗物出しの間まで来たの であった。  そう、そこは中庭で少し荒れ果てた菜園と大きな井戸があっただけだ。 「ここが俗物出しの間じゃ。さあ、あの井戸に腰掛けるが良い」 「腰掛ける?あんな汚いところに腰掛けろって言うの?」  美奈の口調が少し荒くなってきた。実は美奈は潔癖症であり普段から清 潔気遣う女性だった。 「そうじゃ。腰掛けるのじゃ。まあ力ずくでもいいと言うなら弟子たちを 呼ぶがのー」 「・・・・わ・わかったわよ」  前日の修行で抵抗した3人が酷い目にあってるだけに女子社員たちは素 直に井戸の周りを等間隔に座った。 「ぐぐっ...こんな汚いとこに座って何をさせるつもり..」  少し青ざめて震えてる美奈は和尚に抗議した。 「ふふっ。まずはわしの説明を聞くのじゃ。これはのー野壺といってのー」 「野壺?何なのよ。それは!!」  美奈は意味がわからず聞き返したのだがその問いに女子社員の1人のシ ワースが答えた。 「オー。ジャパニーズ肥やしネ」 「こ・こやしーー!!!」 「そうとも言うのー。そう、お主らの体内に残っている俗物を全て出させ る間じゃ」 「ふ・ふざけないでよーこんなところであれをしろって言うの!!」 「その通りじゃ。もちろん、お前らの俗物もちきんと発酵させて有効に使 わせてもらうがのー」 「冗談じゃないわー。こんなとこでするわけないでしょ!!」 「それはお主らにまかせよう。安心せい。液を突っ込んでまで無理はさせん」 「そんなの入れられてもすぐに液だけ出すわよ!!」 「そうじゃろー。あれじゃお主らに栓でもさせない限り無理な事じゃのー」 「栓なんか冗談じゃないわ。もう、こんな下らない事やめなさいよ!!」 「どうやらお主はここでは意地でもしないという事かのー?」 「当たり前じゃないの!!無理矢理でもさせない限り死んでもしないわ」 「そうかーそうかー。じゃあ、まずはお主からするかのー」  和尚は美奈に近づき始めた。だが手には何も持っておらず、ただ指を鳴 らしているだけであった。 「私はどんな事されてもするつもりはないわ!!」 「そうかー。なら、その言葉しかと覚えて我慢するがいい!!」  和尚は両親指を突然、美奈の臍の近くを強く押した。 「いたっっっ...な・何するのよ!!」 「なぁに。お主の我慢を確かめるだけの準備じゃ」 「我慢を?」 「そうじゃ。もしお主が今から5分だけ何もしなければお前たち全員を解 放しよう」 「5分って?本当に我慢すれば解放してくれるの?」 「ああ、もちろんわしはこれ以上何もせん」 「?何もしない?ほ・本当でしょうね?」 「ああ、約束しよう」 「わかったわ。何をしたかわからないけど私はこんなとこでするつもりは ないわ!!」 「いい心がけじゃ。さあ、話していたらもうあと4分じゃのー」 「・・・あと4分、楽勝ね....!!」そう思った美奈だったが..  ぎゅるるるるーー。美奈のお腹が突然大きく鳴り響いた。  それと同時に急に美奈の顔が青ざめ始めてきた。 「えっ?これはどういう事?なんでこんな事が!!」  そう、なぜか急に強烈な便意が襲ってきたのであった。 「な・なんで..なぜ急にお腹が?」  美奈は腹を押え始め、だんだんと動揺している中、和尚が自慢ありげに その美奈に向かって話し始めたのであった。 「ほぉっほっ。どうだのーわしの指圧の腕の凄さは?」 「し・指圧!?」 「そうじゃ!先ほど強く押したのはお主のツボを押したのじゃ!」 「ツボってま・まさか...」 「そうじゃ。超強烈な腹下しのツボじゃ!!」 「そ・そんな....」  美奈の顔は和尚の言葉と共に真っ青となった。 「あと3分じゃ。それを我慢すれは解除のツボを押してやろう」 「ほ・本当に押してくれるんでしょうね...」 「ああ、嘘はつかぬよ。せいぜい残りの時間、我慢することじゃな」 「・・・・・・・・・・・・」 「あーそう言えばこのツボは強力だからのー。一度出したら凄い勢いで止 まらんじゃろーな」 「!!そ・そんな....」 「ん。あと2分か。このままじゃとお主の勝ちかも知れんのー」 「・・・・あ・・あと・・2・・ふ...」  美奈がまともに口をきけたのはこの時が最後であった。  もう美奈の体は小刻みに震え、顔からは多くの脂汗が出始めていた。  時間が経つにつれて顔はさらに蒼白となり、歯の激しく重なる音が当た り一面に聞こえ始めたのであった。  もう美奈が相当な限界であるのを他のみんなは察していた。  声を掛けて助けたい気は誰もがあったが、もはや今の美奈は声すらも掛 けられない雰囲気となっていたのであった。 「ほお、1分を切ったか。さすがだのー」  美奈はまだ我慢を続け、うずくまりながら必死に絶えていたのであった。  そう、このまま行けば美奈の勝利は確実だと思ったが和尚がとんでもな い事を仕掛けてきたのだ。 「渇っっ!!」和尚はいきなり辺り一面に響く大きな渇を入れてきた。  びくっ!!「ひぃっっっ!!」  美奈の身体が声に反応してしまい、下が一瞬緩んでしまった。 「ああぁぁぁっっっっ!!!」美奈は大きな悲鳴をあげた。  そう、それはもう手遅れを悟った美奈の最後の悲痛の叫びであった。  その悲鳴の直後、強烈な噴出し音が大きく響き井戸の中にぶち巻いてし まったのだ。  ぶっ!ぶりっぶりりっ!ぶっぶぅぅっ・・・ 「ぁぁぁぁぁぁっっっっ...いやぁぁぁぁっ」ぶりぶりっ・・・  美奈は下半身から鳴り響く辱しめの音に正気を失い始めていた。  潔癖症な美奈にとってはこれほど屈辱な仕打ちではないだろうか。  そんな美奈に和尚は平然として言葉を掛けてきたのだった。 「おやおや、よお出るのーまだ止まらないとは、相当たまってた様だのー」 「・・・・・・・・・」 「もはや言葉も出ぬか、まあ良い。お主は他の者がするのを見てるがいい」 「・・・・・・・・・」 「美奈...」「美奈ちゃん...」  皆は美奈に声を掛けたが、もはや眼は生気を失っており、放心で半開き となった口からは涎がだらしなく垂れていた。 「さて、次はお主らの番じゃ。お主等も全ての俗物を出すが良い」  和尚は美奈に打った同じツボを他の女子社員たちにも次々としていった。  既に美奈の悲惨な状態を見たあとでは誰も抵抗出来ず、ただ皆、無様な 排泄姿を晒すしかなかった。  そう、野壺からは女子社員たちの恥ずかしい音が次々と響き渡り井戸に は彼女らの俗物がどんどんと溜まっていったのであった。 「ほぉっほっ。お主等の俗物はちゃんと発酵...いや浄化させて菜園の こやしになるから安心せい」 「・・・・・・・」 「これで来年はいい野菜が作れるのーー」  にこらかに笑う和尚の向こう側では屈辱に耐えている女子社員たちの姿 があった。 そう、彼女らの屈辱はまだまだこれからが本番なのである。


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