第3話「存在なき露出娘。」


あ〜ん〜〜〜樹結歌です.. これって詐欺ですぅ!インチキですぅ!セクハラされるのは承知で入社したけど 襲われるなんて聞いてないよぉぉーー!! 早く、服をもらったら絶対にすぐに帰るんだからぁぁーー! 私を襲う変な人たちのうち、もう2人はお姉さまと凄いおっぱいのお姉さんに 倒されている。 残りは1人だけど私の知った事ではないわ。このエレベータで下に行ったら すぐにこの会社から出ていってやるぅぅーー。 私は夢音さんに急がされてエレベータの中に入れられた。 夢音さんは倒した男を縛るからって後から行くみたいだった。 「じゃあ♪紗未留が待機しているからよろしくね。樹結歌ちゃん。」 「さみる?あの・・それは、どういう事ですか。もう私は協力なんてしませんから。」 「そう?でも、あなたって本当に素直で可愛いわね♪」 「おだてても駄目です。もうドア閉まりますよ。」 「そうね。ちなみに今のはおだてたつもりはないよ♪」 「へっ?」 「乗る前にもう少し確認しとくべきね♪」 「!!」私はエレベータの中の表示パネルを見た。 「これって、まさか上専用!?」 「あたりぃぃー♪甘いわね。樹結歌ちゃん。」 「い・今すぐ出・・」プシューー。ドアは非情にも出る前に閉まってしまう。 「そ・そ・そんなぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!」 私は夢音さんに騙されて上に直行するハメになってしまった。 樹結歌が魅耶愛たちに次々とはめられていく中、とある場所でもこの動向をチェックしている ものがいた。 そう、それは何と総務部。総務部の課長室で何やら怪しい思惑が走っていた。 課長室に居るのは総務部課長の佐藤、課長補佐の鈴木、係長の高橋の3人であった。 どうやら、今回の事で何やらとんでもない作戦を考えていた。 「鈴木くん、崎長商事とは何だと思う?」 「課長、もちろん!それは男のためのパラダイスであります。はい。」 「そうだよね。鈴木くん。高橋くんはどうかね。」 「女はここでは牝でありまする。」 「うんうん。そうなんだよ。ここはセクハラ自由の崎長商事なんだよ!だが、それを何だ!  あの13課はぁぁ!!凌辱する男を退治するだと〜!何様だと思ってんだ!」 「課長〜、まあ落ちついでくださいよ。所詮は特社が勝手に作った課なんすから。」 「そうなんだよ!この総務部を無視して勝手に課を設立したんだぞぉーあの牝どもが!」 「牝は黙ってナニを咥えるでありまする。」 「そうそう!特社は黙って、おっぱいとおま●こを出しまくればいいんだよ!」 「でも、課長〜その13課も、もうおしまいなんすから。」 「鈴木くん、本当に大丈夫なんかね。君のえっと・・その・・」 「共倒れ作戦バタンバタンキューです。我々にとって秩序を乱す野郎と13課を共倒れにする  作戦です。はい。」 「バタンバタンキュー、本当に大丈夫かね〜鈴木くん。」 「はいぃ。課長、それは問題なく。今、13課はかっての超人気清純アイドル山羊奈 樹結歌を 入社させるためにここに呼んでます。で、この樹結歌を例の壊れた連中に襲わせる。」 「で、襲わせてどうすんだ?」 「それを責任問題として出して13課は、ぽぽっぽぉん♪となくなるんです。」 「なるほど、元・超人気清純アイドルをそんな目に遭わせた13課に責任を被せるんだな♪」 「そうです。で、襲った連中も退職させて警察に。我々は襲った連中が誰が調査済みですから。」 「でも13課の実力はあなどれんぞ。その辺は大丈夫なのか?」 「そうでありまする。彼奴らは恐ろしいでありまする。」 「大丈夫ですよ。敵も然るもの、最後の1人は元・傭兵ですから。」 「なるほど、だから爆弾とか銃器などを使ってたということか..でも、そんな連中も崎長では  危険すぎるね。」 「だからバタンバタンキューでいくんですよ。課長ぅ〜♪」 「なるほどバタンバタンキューね。鈴木くん♪」 「今回2人は倒せてもまあ最後の1人は難しいですから♪これで我らの思惑どおりですよ。課長♪」 「鈴木くん、君は本当に有能な部下だよ。いやぁ、まったく。」 「いえいえ、私はただアイデアを出しただけです。課長が居なければ私なんて駄目なんすから。」 「そうでありまする。課長は偉いでありまする。」 「そ・そうかい?まあ、13課がつぶれた時はボーナスを期待してくれよ。」 「課長、どうせなら今日はもう13課おしまいの日ですからパっと豪遊しませんか?」 「それは、もしかするとエロエロ亭の女体盛りかね?」 「はいっ♪課長、もう予約しちゃいましたぁ。」 「それは楽しみでありまする。」 「ところで、鈴木くん。女体盛りのコースは?」 「豪勢に姉妹セット頼んでおきましたぁ♪もちろんツケは崎長商事ということで。」 「よいよい♪13課解体の時は3姉妹セットで楽しんじゃおうか?鈴木くん。」 「はいぃ〜それは名案です。課長♪」 「3姉妹、美味しそうでありまする。」 こうして3人がいろいろと悪巧みを練ってる中、実はその一部始終を聞いてた者が居た。 何と、この部屋にはもう1人こっそり居たのである。 その者に、あの魅耶愛から携帯の着信バイブが入ってきた。 ヴヴヴヴヴヴヴゥゥ・・・・ 「んああぁぁぁっ・・・・ふぁ・はぁぃ..萌依ちゃんですぅぅ・・・」  <萌依?何ですぐ出ないのよ。すぐ出ろっていったでしょ?> 「だってぇぇ・・おま●こに挿れてたから感じるんだもん。」  <あんたね・・・またバイブレータとして使ってたのね..> 「魅耶愛さんも1度、挿れてみてください。気持ちいいですよ。」  <はいはい。そのうちね。で、そっちの首尾はどう?> 「今、課長室のロッカーに入ってますが大した情報は出てこないですぅ」  <ロッカー?あんた、何でそんなとこに入ったのよ。> 「開けて見つかったら快感なんですもん。」  <・・・まあ、見つかればね。しかし、よく気付かれないわね..> 大胆にも課長室のロッカーで様子を伺っている女性は13課所属の女性、牡羊崎 萌依 (おようざき もい)であった。 実は彼女は超スーパー級の存在感がない女の子で13課以外で、いまだに社内で 気付いた者がいないほどであった。 当然、堂々と課長室にいようが社長室にいようが誰も気付いてくれないのであった。 そんな彼女を魅耶愛がその能力に惚れ込んでスカウトし、日々社の様子を探らせていたのである。 今日も魅耶愛の指示で総務部の動きを見張っていたのだった。 が、存在感がない故が彼女にはとんでもない性癖も持っていた。 それは露出狂であり、真性の露出狂と言えるぐらいのとんでもない子であった。  <ところで総務部はどこまで把握できてたの?> 「男の方の情報は全部、把握してるみたいです。その人達に襲わせるって言ってました。」  <なるほどね♪責任を取らせるってことね。相変わらずセコイ考え方ね。> 「あと姉妹女体盛りを頼んだそうですぅ・・・やっぱり、あそこにソーセージ挿れるんですか?」  <・・・知らないわよ..そんな事は..> 「ハムだとおま●こ広がってもっと楽しそうです。」  <・・・だから、知らないって..> 「そうだ。新人の歓迎会、萌依ちゃんの女体盛りはどうです♪おま●こにいっぱい突っ込んで みんなで食べるのはどうです?」  <結構よ..誰が悲しゅうて同性の女体盛りを食べるのよ..ところで、こんなに話してて   大丈夫なの?> 「大丈夫ですぅ♪とりあえず、おま●こぐしょぐしょなので下脱いじゃいました。」  <いったい..あんたは何やってるのよ..> 「暇なのでナニやってましたぁ♪結構ドキドキして濡れますよっ」  <・・・・まあ、とりあえずショーツは置き忘れないでね..> 「それなら大丈夫です♪今日もノーパンで来てますから。今日は大胆に股下ゼロのスカート  なんです。」  <それじゃ、丸見えじゃないの!?> 「はい、お尻は丸出しですぅ。おま●こも歩いてるとよく見えますよ。おかげでおま●こは  ぐしょぐしょなんですぅ♪」  <はぁぁ・・・それでも誰も気が付かないから恐ろしいわね。> 「そうなんですぅ・・誰も萌依ちゃんのこと気付いてくれないんですぅ・・・やっぱり、お毛々 剃ったのがまずかったんですかぁ?」  <知らないわよ..そんなこと。とりあえず、もう課に戻ってきていいわ。> 「はぁい♪わかりましたぁ♪」ガチャ。萌依は堂々とロッカーの扉を開けて出てきたのであった。 それも下に何も付けない状態で..  <!?萌依?あんた今、堂々と出なかった?そこに総務課長いるんでしょ?> 「はい♪姉妹セットのオプションを決めるのに夢中です。ちょっと見せてもらおうかな?」  <早く出ろ!バカ!あんたは見つかったらまずいんだから!!> 「はーい♪じゃあスカート履いて戻りまーす♪」  <・・・・・・・・・>(あの馬鹿!下半身丸出しで出るか普通..)あまりの行動に呆れる魅耶愛。 そんな魅耶愛にお構いなく堂々と部屋の中でスカートを履き、萌依は課長室を出て行った。 ガチャ.... 「ん?鈴木くん、今誰か出て行かなかったかね?」 「課長、ただの幻聴ですよ。そんな事よりオプションをどれにします?」 「そうだね。このオプションなんか最高だね。」 「自分も最高でありまする。」 結局、萌依に気付く事が出来なかった3人..樹結歌の知らない所で13課のメンバーが 次々と動き出している。 果たして13課は残り1人を倒す事が出来るのか?それとも樹結歌が襲われてしまう のであろうか?


第4話へ