第1話「いろいろ体験」


私の名は、貝崎 瀬留愛。地方TVの女性リポーターです。 地方TVと言ってもケーブルテレビの様なもので大手TVに取り上げられない ほどの弱小TVなんです。 だけど..その中のとある番組だけはとてつもない視聴率を出しています。 そう、それが私が出演している「瀬留愛、いろいろ体験」なんです。 私がいろんなとこに行って、いろんな事を体験する番組なのですが、これが今、 多くの視聴者..いいや男性に支持されています。 始めはバンジーやいろんな競技を体験する番組だったのですがある体験ものを きっかけに方向性が変わってしまったんです.. そう、あの温泉リポートから私の道が大きく変化してしまい、そこから私の 羞恥なリポートが始まったのであった.. 【数ヶ月前...】 温泉リポート。今日、私はちょっと変わった温泉をリポートするという事で その温泉地まで向かっていった。 もちろん、温泉だからって裸で入るわけではない。 ちゃんとした水着で入るから温水プールみたいなものである。 車で5時間..かなり辺鄙な場所までやってきた。 「瀬留愛ちゃん。やっと着いたよ」 「ずい分、遠いとこですね..それに温泉と言うより何か研究施設って感じ ですね」 そう、私の前には研究施設を思い出すような建物がそびえ立っていた。 とても温泉があると言うイメージではなかった。 「ここは昔、皮膚病を研究する施設だったんだよ」 「皮膚病ですか?」 「ああ、だからここの温泉は皮膚病にすごく効果があるんだよ」 「そうなんですか..」 「じゃあ、そろそろ水着になってリポートを始める準備を始めてくれないかい」 「は・はい」 私はスタッフが用意した更衣室で水着に着換え、早速カメラの前に向かった。 実はこの番組は全て生放送の為、時間はあまりなかったのであった。 私が水着に着替えて出ると、もう本番であり私はカメラの前に立ってリポート を始めた。 「こんにちは。体験リポーターの瀬留愛です。今日は身体にいい温泉を体験し たいと思います」 「では、早速温泉にむかいましょう」 私はスタッフの案内で早速、温泉に向かい入口のドアを開けた。中に入ると広 い温泉が見える。 だが、何か温泉らしくない音が私の耳音に聞こえてきた。 「?ん?何か水音がするんですか?」 温泉の中で何かが跳ねてるので、音を聞くためにき近くに寄ると... 「!!きゃあぁぁぁぁーーな・何よ。これっ!?」 何と温泉の中に小魚がいっぱい居て水音を立てて跳ねていたのであった。 「なんで魚がい・いるんですか!!」 私は思わず叫んだ。叫ぶと同時に私の声に応えるように温泉を管理している人が 現われ、説明し始めた。 「あはは、驚いたかい?」 「あなたは..」 「この温泉を日本で実現した者だよ」 「・・・に・日本で?」 「海外ではこういう温泉は元からあって皮膚病を治す様に改良された小魚を入れ ているんだ」 「治すように?」 「ああ、悪い皮膚を食べるって感じかな..」 「へえ..そうなんですか。じゃあ結構、患者さんなんか来るんですか?」 「始めはそれが目的だったが..やはり地理的な問題が出てしまってな..」 「問題ですか...」 「ああ、まあ入ってみればわかるよ..」 「・・・やっぱ..入らないといけないんですね...」 うう..やっぱり今回も大人しいリポートじゃなかったのね.. でも、この時の私はまさかあんな事になるとは思っていなかった.. 私は嫌々ながらそーと足を入れた。凄い事にすぐにたくさんの小魚が寄ってきたの であった。 「あははははははははーーーきゃはははははーーや・やめてーー」 小魚が私の足に無数に吸いつき、相当なくすぐったさに襲われた。 「きゃはははーーーあはははははーーーーもう駄目!」 思わず足を外に出した私だったが遠くの方でスタッフが「早く入れ」と指示がきた。 (ううぅ..やっぱり入るのぉぉーー..) スタッフが凄い形相で入れと指示している.. (ふえぇぇぇぇんんーーーもう、こうなったら!!) 私は思い切り飛び込んで中に入るしかなく、思い切り水音を立てて中に入った。 バシャァァァーーンン!! 当然、小魚たちが寄って来て私の身体中に吸い付いてきた。 まるで餌によってくるような感じで私の身体のあちこちをつっついたり吸い付いたり してくる。 「き・気持ち悪いよぉぉーー」 そう、吸い付いてくる感覚は気持ち悪く、いち早くここから出たい気分であった。 こんなのに平気で入る海外の人の気分がわからない.. しかし..数分間入っているとなぜか慣れ始め..少し身体がぽーとし始めた。 「・・・はぁぁ...何か慣れると..気持ちいいですね..」 ある程度、慣れてきた私は澄んだ湯の中に見える小魚を少し覗いたのであった。 そこで、とんでもない映像を見てしまった。 (!!うそっ!!さ・魚が水着の中にどんどん入ってる!!) そう..何と小魚たちが私の水着の中に入ってきていたのであった。 「きゃあ!水着の中に小魚が!!」 私は急いでスタッフに助けを求めるように視線を送ったのだが、スタッフの答えは とんでもないものであった。   [そのまま続けて!おいしいから!] スタッフからのホワイドボードには続行の指示が送られたのであった。 (おいしいって..そ・そんな・・・だんだん水着の中に・・・) 何だか身体が熱くなってくる...これはいったいどういう事なの? 遠くの方ではディレクターがさっきの管理の方と話している... (いったい何を話しているんだろ・・・) -------<ディレクターの会話>-------------------------------------------------- 「本当にいいのかい?このままじゃマズイですよ」 「構わないさ。うちは、そろそろ路線を大胆にしないとマズイからな」 「そうかい。まあ、こちらは失敗の埋め合わせが出来れば..」 「失敗って皮膚病のことかい?」 「ああ、地理的な問題かも知れんが何故か刺激するだけの小魚になってしまってな..」 「それはそれで凄いことじゃないか」 「そうかも知れんが、それを宣伝する費用もないんだよ」 「それで、うちの瀬留愛を使って宣伝するという事だな」 「ああ、あの小魚の効果を見せられれば願っても無い事だ」 「こっちも、おかげでいい画が撮れそうだぜ」 「けど、これで取材費までも貰えるなんていいのかい?」 「構わないさ、お互いに得をするという事でいいことだよ」 「しかし..あの子、本当にマズイ状態になるが..いいのか?」 「そんなに刺激が凄いのか?」 「ああ、確実にツボを狙ってくるからどんな女でも参ってしまうよ」 「そうかそうか。それは面白い!最高の画が撮れそうだよ」 ------------------------------------------------------------------------------- 2人で何かを話している中、私の身体はどんどん火照っていき、小魚たちもどん どん水着の中に押し込む様に入って来た。 「はぁぁぁぁんんん!!」(もう駄目・・感じちゃうぅぅ..) スタッフたちは何故かニタニタしながら私の胸元に注目していた。   「もうすぐでおっぱい見えそうだな..」   「ハプニング映像ってやつか。へへっ」 そう、小魚たちが水着に入りすぎて今でも水着の上が取れそうな感じであった。 (まずいわ..このままじゃ胸が...乳首も立ってきてるし..どうしよ..) でも、頭が回らない..私は小魚たちの責めに参り始めてきた。 水着がどんどん子魚によって押し上げられてくる.. もう、すでに乳房の下側は露出されており水着が捲られるのは時間の問題だった。 乳首を擦りながら水着がどんどんと押し上げられており、スタッフたちはその瞬間 をモニタに釘付けになって注目していた。   「おおっ!!やったぜ。ついに乳輪、丸見えだぜ」   「見ろよ。水着が乳首に引っかかってるぜ」   「頑張れぇー乳首ちゃんってか」 モニタには私のピンク色の乳輪がはっきりと出てしまった。 だがそれで終わりでは ない。 なお押し上げようとする子魚たちに対して私の乳首がそれを必死に阻止していた。 (いやぁぁぁーーーこんな画、撮らないでぇーーは・早く水着を取ってぇぇーー) そう、乳首の根元はもうはっきりと出ており必死で食い下がる映像が余計、卑猥な 映像として映っていたのであった。 こんな卑猥な映像を撮られるぐらいなら、さっさと水着を取られた方がまだマシで ある。 けど、硬く膨らんでいる乳首は思い切り反りながらも、まだ水着を守っている。 スタッフからは黄色い声援が次々と飛んでくる。   「ほら、頑張れ頑張れ、乳首ちゃぁぁーーんん」   「まだまだ、反ってくれよー」   「おっ、もう駄目そうかな」 スタッフの言うとおり、いつまでも守りきれるわけがなく小魚の押しで私の左乳首 がついに水着を放してしまった。 思い切り揺れる左胸。その揺れで右乳首も水着を放し、私の両胸は少しの間、交互 に大きく揺れてしまった。 そう、ついに小魚らが私の水着を押し上げて両胸が丸出しになってしまった、 その上、硬く膨らんで見事に勃っている乳首までがTVの面前で晒されてしまった。 私は即座にスタッフに指示を仰ごうとした時、スタッフ側よりとんでもない指示が 出されてしまった。   [そのまま続けて!あと今の状況をリポートするように!] スタッフからのホワイドボードには続行の指示の上、今の状況を説明しろと書いて あった。 (!!そ・そんな・・・・) 一瞬、私は考えた..このまま魚を払ってこの場を逃げ出すか.. もしくは、スタッフの言う通り胸を出したままリポートするか.. けど!今までここまでのポジションにくるまで、私は痛いものや辛いものを数多く やってきて得たものであり、今さら胸がはだけたぐらいで放棄してしまうのはあまり にも虚しいものであった。 そう、胸だしこそは無いが透けるハプニングやパンチラなどは数多くやっていたので あった。 これもリポータとしてのポジションを守るためだったが、最近はこれもマンネリと いう事で降板の話しまであがってしまっていたのだ。 (ここで割り切れば私のリポータとしての地位は守られる..そうよ...胸ぐらい なら今時のアイドルだって...) 私は決意してマイクを強く固く握った。そうリポートを続けることを選んだのである。 もう..ここで後戻りは出来ない.. 私は胸を出しながらの羞恥なリポートを続けることにしたのであった。


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