脅され生徒会長は全裸磔の夢を見たい プロローグ


 ――あれ、本当に使われるのかしら?  帰宅時の女子たちが顔を真っ赤にして、ついつい見てしまうX字の磔台。  校内で頻繁に発生している卑猥な露出行為を撲滅するために真面目な生 徒会長、白田 紗代里(しろた さより)が校門近くに設置したらしい。  紗代里は何と全校生徒に対して、露出行為を見つけたら直ちに証拠写真 を撮り、生徒会に報告するように伝令した。  証拠写真を撮られ、露出行為をしていた生徒には屈辱な処罰が与えられ ることになり、1週間の間、校門近くで全裸磔となるのだ。  果たして、このX字の磔台の第1号には誰がなるのだろうか――?  真面目な生徒会長が全裸磔に翻弄されるストーリーが始まった。 −*−  今日も遅くまで生徒会の仕事をし、ようやく終わった紗代里が教室に戻 ると机の中に脅迫状が入ってるのに気づいた。 「!こ、これは..私の裸の写真..言われた通りにしないと..ばら撒 くって」  机の中には白田 紗代里の裸の写真数枚と鎖とボタン式の南京錠4つが 入っていた。 「・・・ここに書かれていることを..しろってことね..赤羽くん..」  紗代里は1度教室を出て、周りに誰も居ないことを確認してから、服を 脱ぎ始めた。  椅子の上には紗代里の脱いだ制服が次々と置かれ、ついには純白のブラ とショーツまでも制服の上に脱ぎ捨てられた。 「つ、次は,.この紙に書いてある通りの格好になればいいのね..」  裸になった紗代里は図解入りで書いてある指示通り、自分の机の上に乗 り、M字型の姿を固定する形で自分の手で鎖を手足に縛り、ボタン式の南 京錠でロックしていく。 (もう両足と右腕が鍵が掛かって動かせない..この最後の鍵を掛けたら 私..私は..M字姿で固定されちゃう..ぁぁ..掛けたくない..)  カチャァァンン..「!!ああっ、掛けてしまったわ..鍵の番号が分 からないのに..こんな姿でずっと固定なんて..」  脅されているとは言え、あっさりと脅迫状に従って、恥ずかしいM字姿 になるなんて浅はかすぎるだろう。  脅迫状に脅されて恥ずかしい姿になった紗代里は今年、全校生徒たちの 絶大な応援を得て、生徒会長になった。  頭脳明晰、容姿端麗、品行方正といいとこ尽くしの女子であり、男子た ちのマドンナ的存在である。  更に、いやらしいことが嫌いで真面目な紗代里は高校2年生でありなが らも、男性経験が全く無い処女なのだ。  だが、紗代里は赤羽と言う男子に弱みを握られてしまい、今の状況に陥 ってしまった。  どうやら、今回が初めてではなく、すでに何度も赤羽の脅迫状に従って 恥ずかしい姿になったようだ。 (この前の屋上のときよりは..マシなのかしら..けど、今度は身体を 固定させるなんて..)  前回、紗代里は赤羽に脅され、屋上で裸になって投げ捨てたバック(服 と下着が入っている)を裸で取りにいくゲームをさせられた。  顔は見られなかったが裸で走っているのを目撃されてしまったようだ。  当然、破廉恥な事を許さない生徒会長はこの報告を聞いたあとで、最近 校内での露出行為が頻繁に目撃されるということで、露出行為を撲滅する ために、全校生徒に対し、今後この様なものを見かけたら証拠写真を撮る ように指示した。さらに、自分のした卑猥な行動を反省させるために、正 体が発覚した女子は全裸で校門近くに設置した磔台で磔にする厳罰を出し た。  つまり、いつ白田 紗代里が全裸磔にされる日がきてもおかしくないと いうことである。 (私ったら..何であんな厳罰出したのかしら..結局、罰を受けるの私 じゃないのぉぉ〜。こ、こんな姿、見られたら..一巻の終わりだわ) 「でも..この鍵..どうやって外したらいいの..ぁぁ、私ったら..」  自分ではどうすることも出来ない状況に追い込んだことに紗代里は後悔 する。  今、誰か教室にきたら生徒会長の露な姿があっさりと晒されるだろう。  けれども、紗代里にこんな脅迫した赤羽はこれからどうするのだろうか。  そんな赤羽が3分後、堂々と教室に入ってきた。 「おやおや、学年2位の白田 紗代里様がそんな破廉恥な格好でお迎えと は僕は嬉しいなぁ〜」  参考書数冊を片手に持った眼鏡を掛けた利発そうな赤羽が紗代里の近づ いてきた。 「あ、赤羽くん..約束通りの姿になったわ..これでいいの?」 「いや、まだ足りないねぇ〜。白田 紗代里様の綺麗な処女マンをぱっく りしなくちゃいけないねぇ〜」と言うとテープを取り出して、紗代里のお ま●こを思い切り開いた姿でテープで固定した。 「ぁぁ..いやぁぁっ〜」 「う〜ん、相変わらず綺麗なピンク色だ。ここの皮も綺麗に剥いてあげよ う」「お豆は出さないでぇぇ〜」 「残念、もう捲っちゃったよ。白田 紗代里様の真っピンクのクリトリス は1度剥くと大きいせいか元に戻りませんでした。興奮してるのかい?」 「し、してないわよっ..ぁぁ..私の大事なとこが..全部丸出しなん て..これから、何をさせる気なの?」 「そうだねぇ〜、時間も無いから手短に説明するよ。最後に取り付けた南 京錠のボタンは押せるかい?」「ええ、これだけしか押せないけど..」 「今から僕が4問、問題を出す。その解答が南京錠の4桁の解除番号さ。君 なら10分で解けるだろう。ちなみに僕は7分で解いたさ」 「・・・10分で解けなかったら..ど、どうなるの」 「そろそろ部活を終えたこのクラスの男子たちが戻ってくる。15分後ぐら いかなぁ〜。だから君は10分で問題を解いて、南京錠を外して着替えなけ ればいけない。今回のはなかなかスリルあるだろ?」 「・・・も、もし解けなかったら..私、どうなるの」 「そんなのは言わなくても分かってるはずだ。明日から校門近くで君の恥 ずかしい姿が公開されるだけさ。あっははははは〜」 「ぅぅ..そんなぁ」 「じゃあ、僕は一足先に帰らせてもらうよ。結果は明日確認するさ〜」 「あ、赤羽くんっ!ひどいっ..ぁぁっ、こんな姿で冷静に問題なんて解 けないっ!」  こうして恥辱の強制ゲームをすることになり、赤羽が出した問題を必死 に頭の中で解いていく。  だけど、強力テープで開いたおま●こが卑猥に広がっており、処女膜が 見えるとこまでぱっくりしていた。包皮を捲られたクリトリスもヒクヒク しながら充血していき、問題を解く紗代里の頭脳を掻き乱す。 (ああぁぁっ!下の方から聞き覚えのある男子たちの声が響いてくるよ.. このままじゃ私のおま●こが見られちゃう!見られちゃうよぉぉぉ〜)  こんな卑猥な姿を見せたくない一心で、紗代里はおま●こを晒したまま で問題を解いていかなければいけなかった。 「ああああっ、足音が聞こえるっ、聞こえるよぉぉぉ〜」  ますます頭が混乱するが、絶対に問題を解かなければいけない。絶体絶 命の危機の中、紗代里は何とか9分で問題を解き、震える手を抑えながら 3分で着替え終わった。ただし、下着をつけることが出来ず慌てて机の中 に突っ込んだ。  ガラッ「あっ、白田さん。まだ残ってたんだ」「ええ..」 「何か息が荒いけど、どうかしたのかい?」「な、何でもないわ」 「まさか、あの学年トップの赤羽に嫌味でも言われたのか。あの勉学メガ ネいけ好かねーよな」「丁度、帰る赤羽と廊下であったんだ」 「何も言われてないわ..」(まさか男子たちが本当に15分で来るなんて..)  もし間に合わなかったら、完全に男子たちに見つかっており、赤羽自身 も普通に帰ってしまったので助けに入ることはなかったのである。  こんな恥辱な行為をされた紗代里だが、実は脅迫されているのは赤羽だ けじゃない。一見、悲惨な女子の物語に見えるが、これにはいろいろと複 雑な見えない事情があるのだ。  そう、紗代里の恥ずかしい日々はこれから始まろうとしていた。


読切へ