第1話「どじな葉似愛は85%?」


※ 777万ヒット記念として1999年1月に書いた未公開作品を公開します。
 あえて誤字脱字と改行以外の修正はほとんどしていませんので読みにく
いかも知れません。

 品土 葉似愛(高2)・・・中学時代、優秀な演劇部員だったが今は (しなど はにあ)     校内一の恥ずかしいどじを繰り返すどじ娘 <第1章 どじな葉似愛ちゃん>  ○月×日、2時間目。今日も私は恥ずかしいどじをしてしまった。  ちょうどふと居眠りをしていた所を見つかり黒板にでて英語の長略をや ることになってしまったのですが..  ここまではよくある失敗談だけど、私の場合ここからが凄いどじのはじ まりでした。  居眠りして急にあてられたもんだから足が少しおぼつかないまま黒板に 向かっていったの。  そう、先生の机に向かうところに段差があることを忘れて...  もちろん案の定、足をかけてしまい転んでしまったの。  でもでもぉ〜これって、みんな1度か2度は体験したことあるよね?  ただ、私の場合これだけでは終わるはずはなかった。  転ぶ際に先生の机の横にうってある釘にスカートを引っ掛けてしまった の。(先生が出席簿をかけるのにうってた釘に)  それもスカートのホックの所にかかり、あっと言う間にスカートは机に 吸い取られる様に取れてしまったんです。  そしてその状態で思い切り大の字転倒。  ばたぁーん!「いたぁぁぁっっ」  その数秒後、何故かクラスの男子から黄色い声援が響いてきました。 「葉似愛ちゃん!!さいこーだぜ。」「フィーフィーすげー」 「おれら誘惑しないでくれよー」「セクシーアイドル真っ青だぜ」 ・・・なんでこんなに野次がくるのよ!!  ちょっと頭にきた私は少し開き直って振り向いてこう言ったの! 「パンティーぐらいで騒がないでよ!!」って。  でも、振り向いて言った直後、野次は狂喜に近いほど高くなった。  それと同時に自分に少し違和感を感じた私はその狂喜の原因に気づいた。  そう!!あるはずの私の..私のパ・パ・パンティーがあるべき所にな いのっ、ないのぉぉぉぉーー!  そして釘の所に見てみるとスカートに混じって薄ピンクの布らしきもの がぶら下がっていたんです。私のパ・パンティーだよ。  つまりこれって早い話、おま*こ公開。出血大サービスだったの。 「いやぁぁぁぁーー見ないでぇぇーー」  その直後悲鳴をあげてしゃがんだけど、もう後のまつりって感じで男子 が野次ってきて、いやと言うほど自分のどじを確認させられてしまった.. 「肌色パンティー最高ー」「黒毛のリボンすてきだぜー!」 「割れ目まで見えたから安心しろよー」「今日おれ、ねむれねーぜ。」  もうクラスはパニック状態で先生もオタオタして役に立たないしー  ただ女子達はみんな軽い笑みをうかべながら私の恥辱姿を見ていた...  これには海よりも深いふかい理由があったんです。 <第2章 85%?>  あの悪夢な2時間目が終わり、なんだかんだで放課後になった。  人の噂も七十五日、私のおま*こ早くみんなの頭から消えて欲しいな。  男子は全員帰り、教室内には演劇部の女子たちが大勢で私の周りでなん か話していた。  私、葉似愛も一応演劇部員なので残っているんだけど"どじ"で有名な私 は表向きな理由として?用具片付け担当でいるだけの事だった。  演劇部のメンバーはなぜかクラスの大半の女子が演劇部員であり(なん でこんなにいるのかはわからないけど)  そのせいもあって自分達のクラスがそのまま部室として代わるのであった。  演劇部に女子が集まった所で部長の飯川さんが声を出した。  ちなみに、何と演劇部って男子が1人もいないの。 「みなさん。集まったわね。まず今日の採点から言いましょう!」 「・・・・・」ごくりっ。 「85%ってところね。はにあん(葉似愛のあだ名)」 「えっ?85って、そんなぁーもう少し上だと私思うんですが..」 「アドリブが全然なってなかったわ。あれじゃひどすぎるわよ!!」  そう、実はネタ晴らしするとさっきのどじは演技だったんです。  もちろん私にとって、これはいじめと捉えてもおかしくはないわ。  だってあんな恥ずかしい事を演技する人なんか絶対いないと思うもん。  もちろん、"どじ"と言うのも彼女らが勝手につけてるだけであの状況を 演じれる私はこの部で一番の実力者といっても過言ではないわ。 「はにあん!なにぼーとしてるの。今日のおさらいよ。もう1回やってみ なさい!」 「はいっ」  ・・・もうこれで20数回目よ。何回、この恥ずかしいドジ演技をやら せれば気がすむのよぉぉぉー。  それとも..この”どじ”は、まだ続くってことなの?  ぶつぶつ言いながら、私は自分の席に戻り居眠りする所から始めた。  部長は先生役として居眠りしてる私に黒板で問題をとけと言ってきた。  私はシナリオどおりおぼつかない足で歩き段差でわざと足を引っ掛けた。  そして、あの時と同じ風にスカートとパンティーを引っ掛け大の字です っ転んだ。  そのあと私が起き上がろうとした瞬間、部長の待ったがかかった。 「そこよ!そこっ。まず起きるのが早すぎるわよ!」 「もっとゆっくり中腰になりながら立ち上がるのよ!」  中腰!?ちょっと本当にそんな事やったらお尻以外もみえちゃうじゃない。  でもそんな事部長に言えない私は部長の望みとおり足を自然に少し開き ながら中腰でゆっくり立ち上がった。 「うーん。今の感じ濡れるわっ。私の股間が熱くなったわよ。はにあん」  部長が堂々と恥ずかしい台詞を言いながら、私に笑みを見せて誉めてきた。 (あの部長の笑みを見ちゃうと何か本当に演技練習してるような..) 「さあ、はにあん。もっと私を濡らすのよ。ほら、次のセリフ!」 「は・はいっ」私は振り返り、シナリオどおりのセリフを言った。  そう、シナリオはここで終わりで後は完全にアドリブで対処するのが今 回の課題だった。もちろん、あんな恥ずかしい状況で出来るアドリブは、 しゃがむのが1番のシナリオだと思うの。  だから、ここはしゃがむ事にするしかなかった。 「はにあん?なにその演技?これじゃ途中の苦労が全部水の泡じゃないの! そんなのじゃ私の股間は濡れないわよ!」 「えっ?でもここで何をしろって言うんですか?」 「・・・まだまだ大根役者よね」部長は冷ややかな目を私にむけ言ってきた。 「部長ぉ!ちょっとぉそれは、かわいそうですよぉ」そう言ってきたのは 副部長の藤橋であった。  藤橋 美佐代、演劇部の副部長で一見やさしそうな感じだけどこの部の 中で1番陰険な性格をもっていると私は思っている。 「ドジんぼ、はにあん。ミサヨがアドバイスしてあげるぅ」にっこりと笑 みを浮かべ私の所にやってきた。(あの笑顔すごくわざとらしいの) 「はにあん。しゃがむのは正解なんだけどぉ、あの時は顔真っ赤にして慌 ててたんだからぁ、素直にしゃがめるなんて変でしょぉ?」 「そうだけど..」 「んじゃぁ、もう1回、ゆっくりしゃがんでみてぇ」 「は・はい」副部長に言われて、ゆっくりしゃがもうとしたら.. 「ほらぁ、こう座ろうとした瞬間っ!!」副部長が私の右足を思いきり上 に引っ張ったので、私は大またを開きながら転んでしまった。  ステンッ!!ぱっぱかぱぁ〜(大事なところの大満開の音) 「そう。これ、これよぉっ!これが正しいあわてたしゃがみ方よぉ!」  うそよ!これじゃ全部丸見えじゃない!これをあの時にやれって言うの。  私が顔を赤めそんな事を考えてた時、部長が口をひらいた。 「うん..これは濡れるけど、まだちょっと私のま*こが納得いかないね」  何か1味足りない様な面差しでエッチな指示を私に出そうとしていた。 <第3章 みんなの介抱> 「そんな転び方だと頭打つんじゃない?はにあん」  その言葉を聞いた私は部長が何の演技を求めているかおおよそわかって きた。 「...もう1度今の所やらせてください」やっぱり私には部長が求めて る演技を断る勇気がなかったの。 「いいわよ。今の言葉で私のま*こが期待して疼いてるからね」  さっきと同じ風に大またで転び、いかにも頭をうったって演技をし、そ のまま気を失ったふりをした。もちろん足はM字型になる風にして。 「はにあん!それ!それよっ!もう私のま*こ濡れまくりだよ。濡れぬれ だよ!」  部長が恥ずかしい台詞を私に向かって言った後で「さあ、ここでクラス の女子の介抱よ!」と周りの女子部員(クラスメイト)に指示を出した。  もちろん、この部長の下で楽しんでいる女子部員がちきんと介抱するわ けがない。  あわてて介抱する演技はしても誰1人私の足の型を直そうとする者もい なくそれどころがM字型がはっきりわかる様な位置をとって私の事を介抱 している。 「いいわっ、いいわよ。丸出しってとこが濡れるわっ。もう私のパンティ、 大洪水だよっ」  こんな恥ずかしい介抱が続いている中、やっと部長のOKが入った。 「はい。そこまで。みんな最高よっ!私のパンティ、床にマン汁垂れるほ ど、ぐちょぐちょに濡れたわよ!はにあんも良い演技だったわよ」 「ありがとうございます」 「あとみんなに強いていうなら介抱の仕方に工夫をすることね。はにあん がここまでやったんだ。私のま*こをがっくりさせたら、次の大雨は全員 で喜び踊りしてもらうからね」  演劇部裏伝統の喜び踊りを聞いて、みんな真っ青になった。  何せ、ついこないだ部長の怒りを買ってみんな本当にやらされたから。  この前、大雨が降ったときクラスの女子たちが、いきなり大喜びしなが ら校庭に出て行ったの。  男子たちが何事かと窓で様子を見ていたら、女子たちは傘もささずに喜 び、踊りまくってずぶ濡れになっていく。  目立つように大声で叫ぶから、ほとんどのクラスは校庭を注目したの。  その中で服を脱ぎ、下着を投げて、理性のタガを外した風に素っ裸で踊 りまくる。  部長のOKサインが出るか、教師に止められるか、雨が止むかのどれか になるまで、みんな弾けたように裸で叫び、踊りつづけるの。  もう途中からどうにでもなれという気持ちになっているんだろうな。  女子高生が集団で素っ裸で踊るなんて、何の儀式かと思われるほどおか しいもん。  結局、教師は部長が怖いらしくて止めに入らないし、雨は止まないし、 男子たちは演劇部の乱痴気伝統と知ってるから楽しんで見てるし..  疲れ果てるまで踊らされるんだよ。これが。  だから、みんなが私を辱めることに遠慮するわけがないの。  ついでに言うけど、絶対に部長は難癖つけてまたこの騒ぎをやるつもり だ。悲しいけど..  そんな部長が私にも念を押してきたの。 「はにあん、来週は期待していいわよね。パンティ何枚も替えを持ってく るから、全部ぐしょぐしょにさせなさいよ」 「は・はい..ところで..あの部長?ら・来週って?」 「あら?ドジんぼ、はにあんがこれで終わりと思うの?」 「そ・それは..」 「2度も3度も同じ"どじ"を繰り返すのが、はにあんの持ち味なんだから。 そうでしょう?ドジんぼ、はにあん」 「.....はい。私.."どじ"ですから..」  やっぱり、やるんですね。そうですよね、私はドジんぼ、はにあんだもん。


最終話へ