第2話「みんなの前でストリップ」


 今日は快晴。窓を開けてさわやかな空気を取り入れたいぐらいなのに、 美術室では何故かカーテンが全て閉められていた。  そして室内はもっと異常な空気が漂っている。  普段は雑談ばかりのふぬけた授業なのに緊張感が漂う授業となっていた。  そう、これからクラスメイトの1人がヌードデッサンの為、裸になろう としているからだ。  それも脱ぐ生徒は女子であり、さらに学園ベスト5と言われる美沙代が 服を脱ぐことになった。 「じゃあ、これからヌードデッサンを開始するが、舞川?お前どこで着替 えるか?」 「えっと、こ・ここでいいです」 「この場所でいいのか?それじゃ、女子たちに協力してもらってタオルで 覆ってもらうか」 「・・・あのー、1人で大丈夫です。あと、着替える場所はそこの教卓の 裏でいいです」 「教卓っていってもあれじゃ後ろ向きでも下しか隠れないぞ?」 「はい。それでいいです」と言って美沙代は教卓の方へ向かっていく。 (ぁぁっ、私何でこんな大胆なことを言っちゃったのぉぉ〜)  美沙代はクラスメイトの前で脱ぐことを悔やんでいた。  まだ何も脱いでいないのに、男子たちの視線が服を透かされてるような 感じがして、体が熱く疼いてしまう。  それに教卓の裏で服を脱ぐとなると、上半身は一切隠せない。美沙代の 脱ぐ様子が手にとって分かってしまい、まるでストリップみたいになる。 (ここで脱ぐとは言ったけど..やっぱり見ないで!いやぁぁぁ、見ない でぇぇぇ〜)  美沙代は男子たちの視線に耐えられず、心の悲鳴をあげた。が、もう目 の前には教卓があり、今さら引き返すことは出来ない状況だった。 (・・・もう脱ぐしかない..脱ぐしかないのね..)  いくら露出癖がある美沙代でも、あっさりと脱ぐことはできない。まし てやクラスメイト全員の前で素っ裸になるなんて明らかに度が過ぎている ような気がする。 (藤ちゃん、本当にここで脱げっていうの?こんなとんでもないことをや らせるつもりなの?)  そう思いながら美沙代が藤子の方を見ても、何も応えてくれなかった。  逆に、状況を説明しながら脱ぎなさいと言わんばかりの表情だった。 (・・・・わかったわ..皆に宣言してから..脱げば..いいのね) 「私、1年4組の・・・舞川・・・美沙代は・・・これから・・・ふ、服を脱ぎますが、 それは美術の授業で・・・は、裸を・・・描いてもらうからです」  美沙代のストリップ宣言に男子たちは更に興奮した。けど、藤子の顔は まだ言葉が足りないわよと言ってくるようであった。 (そ・そんな..今のじゃ..まだ駄目なの?) 「あ、あの・・・今から、ふ、服を脱ぎますが・・・ずっと、見ていても・・・構 いません・・・ヌードデッサンなので・・・気にしないで・・・私が・・・は、裸に・・・ なるまで・・・見ていてください」  この言葉を聞いた男子たちは、もう気兼ねなく美沙代を見始めてきた。  今までチラチラと見ていた一部の男子も免罪符を与えられたことで、じ ろじろと見てきた。 (ああぁぁ..私ったら何て恥ずかしいこと、言っちゃったのよぉぉ)  大胆なことを言ったことに後悔する美沙代。まだ1枚も脱いでないが、 これから身に着けているものが1枚ずつ剥がされることに男子たちは声を 出さずに居られないほど興奮する。  ぼそぼそ「マ・マジで..脱ぐつもりだぜ..あの舞川が!」  ぼそぼそ「暑くても、身だしなみを崩さない舞川が..脱ぐぞっ」  ぼそぼそ「夢じゃねーよな?俺、起きてるよな?」  男子たちは信じられない光景に戸惑いながらも荒い鼻息をたてる。それ は普段の美沙代は露出癖がありながらも、どんな時でも服装が乱したこと がなく人前で肌を晒すイメージが一切浮かばないからだ。  そんな美沙代が自分からヌードモデルを志願し、服を脱ぐために教卓に 歩いていくなんて本来ならあり得ないことだろう。  しかし、現実の美沙代は黒板の問題を解くかのように普通に教卓へ向か い、そのまま黒板を見つめる形でブレーザーやワイシャツをゆっくり脱い でいった。  一方、男子たちは小声である事を賭けて話しはじめていた。  <おい、おれは絶対、下着まででやめると思うけど>  <そうだな。でもあの調子だとスカートで手が止まりそうだな>  <ブラまでいったら手かくしでもおれ感激するぜ>  どうやら男子たちは美沙代が全部脱がないと思っており、どこまで脱ぐ のかを賭けはじめた。  その賭けに女子たちも乗り始め、やはり男子と同じ様に精々頑張っても 下着までが限界だと決め付けていた。  そう、誰も美沙代が最後まで脱ぐとは思っていなかった。藤子1人を除 いては。  それに美沙代のクラスは真面目な生徒ばかりなので、誰もが美沙代の手 が止まった段階でのデッサンで良いと思い、最後まで無理強いして脱がせ ようとは考えてなかった。  そして、教師の高野もクラスメイトのそういう考えを察しており、美沙 代が脱ぐのをためらった段階で助け舟を出そうと心に決めていた。  <いいかっ!脱げコールは絶対禁止だからなっ!舞川を泣かせるなよ!>  <わかってるよ。俺たちは途中まででも十分満足だぜ!よく頑張ったぜ>  <そろそろ止め時かもな。やっぱ下着姿にさせるのもまずいだろ〜> (ど、どうしよぉぉ〜!これ手を止めたら、ストップかかっちゃう雰囲気 だよぉ〜。止めて欲しいのはすごく嬉しいはずなのに..止めて欲しくな い私がいるよぉぉ〜)  誰もが美沙代を止めるタイミングを見計らっている中、美沙代の上半身 はブラジャーのみとなっており、スカートに手がかかろうとしていた。  ここで止まるかなと何人かは思ったが、美沙代は何のためらいも無くあ っさりとスカートのボタンを外し足元へストンと落とした。  その落としたスカートをすぐ拾い教卓に乗せようとした時、男子たちの 歓声が思わず出てしまった。  そう、脱いだスカートを教卓に乗せるために振り返る必要があり、男子 たちの目の前にEカップのブラ姿が披露されたからだ。  さすがにEカップとなるとその弾力もすごく、下着の状態でも興奮でき るものだった。 「おおっ、舞川さんのブラ姿だ。すげぇぇーー」 「こりゃ、たまらねー。下着姿でも十分だな。これでいいんじゃねーか」 「それにしてもでっけぇー。あれがEカップのすごさかぁぁ〜」 (いやぁぁぁぁ〜、そんなにじろじろと見ないでぇぇぇ〜〜)  美沙代は顔を真っ赤にして、スカートを教卓の上に置くと急いで黒板の 方へ振りかえった。  再び、美沙代の背中だけが見える中、室内は一気に静寂となり、音1つ しない状況となった。  きっと、男子も女子もこれ以上は美沙代に無理強いさせないと思ってお り、止めるタイミングを誰もが狙っているのだろう。  もちろん、そんなクラスメイトの優しさが美沙代にもはっきりと感じる 事が出来た。 (みんな、私がここで手を止めると思っているんだわ。そうしたら、きっ とこれ以上、脱がせようとはしてこないわ..そうよね。こんないい加減 な美術の授業でオールヌードになるなんて馬鹿馬鹿しいもの..)  ここで手を止めれば..止めなければ!美沙代は理性を必死に奮い立た せる。 (そうよ!今、ここで手を止めればみんな助けてくれるのよ!止めるのよ。 でも..そうしたら脱ぐことが..)  美沙代は少し間を置いた。それを見た教師とクラスメイトがストップの 言葉を出そうとしたが、制止の言葉より美沙代の行動が若干早かった。  背中にまわした美沙代の手がブラジャーのホックにかかり、そのままカ チッと外してしまった。  その瞬間押さえつけられてた胸は大きく揺れ、美沙代はそのままブラを 上へ向かって外し、Eカップの胸を露にしたのであった。  美沙代はブラを後ろ向きから教卓に置いたが大きく揺れるその胸は後ろ 向きでも充分な迫力を見せつけていた。  男1 <お・おいっ。舞川のやつ。ブラ取っちまったぞ!>  男2 <すげー!もしかして、手隠しでやってくれんのか?>  女1 <ちょっと、誰か止めてあげなよ!やりすぎよぉ>  女2 <でも、いくらなんでも下は脱がないわよっ>  クラス中の生徒が小声で話し、これ以上の行為は不味いと思い、誰もが 止めようと案じていたが、当の美沙代はブラを置いた直後に何の躊躇もせ ずに、中腰となり次の動作に入ってしまった。 「ま・舞川さんっ!?ちょっと待った」 「うおっ、マジで下もかぁぁ〜」 「駄目だぁ、間に合わねぇー」  クラスメイトの制止は間に合わず、美沙代の両手はパンティの両端をつ かんでいた。  そして、そのまま美沙代はパンティをあっという間に下ろしてしまい、 お尻の上側が教卓から見えていた。  それも、何と美沙代が脱いだパンティを拾って教卓にのせる際、そのま ま無防備で振り返ってきた。  美沙代のEカップの胸がぶるんと大きく揺れ、クラスメイト全員の前に 一切隠すことなく晒してしまったのであった。 「うおぉぉ!何だよ。あの反則的なおっぱいは!」 「こりゃマジ興奮もんだぜ」「弾力超すげぇぇ〜」  芸術品と呼んでもいいぐらいの胸がクラスメイトの目の前に差し出され た。見事なまでのシンメトリーな左右の膨らみ。それでいてプルプルとし た超弾力。サイズはEカップというよりはFカップに近い大きさであり、 重力に抵抗しながら揺れているのであった。  それも乳首・乳輪の方も芸術品の胸に相応しい綺麗な桜色をしており、 大半の男が大喜びする形状だった。  そして、男子たちの視線を浴びて美沙代の乳首が一気に勃起していく。 思わず指でポチッと押したくなるような理想的な円柱の乳首。  しかもまだまだ勃起するわよと言わんばかりに大きく固くなってきた。 「舞川って..結構乳首でけぇ..」 「いやいや、あれぐらいがベストじゃね〜」 「まばたきするのが勿体無いぐらい見てぇぜ」  男子たち全員が何度も生唾をごくんと飲み込んでしまうほどの乳首。  美沙代自身も今までに体験したことないほどの勃起に驚いている。何せ 視線だけだ。指で弄ってもいないのに、こんなに乳首が勃起するとは思っ ていなかった。  それに男子たちの言葉が美沙代の乳首に強い刺激を与えてくるようだ。 「おいおい、まだまだ勃起してねーか。乳首がヒクヒクしてるぜ」 「あの舞川が俺たちに見られて乳首を立たせるなんてな」 「固く立ちすぎだぜ。ありゃ」 (はぁんっ..男子たちの言葉が気持ちいいなんて..こんな恥ずかしい 状況を見られてるのにぃぃ〜)  思わず喘ぎそうになった美沙代が口を開いてパクパクとした。  クラスメイトたちに胸を見られることが強烈な刺激となっている。まだ 胸だけしか見せてないのにこの興奮じゃ、次に下も見せたらどうなるのだ ろう? (そうよ..私、下も脱いでるんだわ..教卓から離れたら、おま●こも 晒しちゃうんだわ..)  そう、もう美沙代はパンティを脱いでおり、教卓で隠しているだけだ。  デッサン台は教室の真ん中にあり、準備が整った美沙代は教卓から離れ なければならない。それは、おま●こを晒すということだ。  今まで胸の方ばかり見ていた男子たちが、今度は下半身の方へ視線をず らしてくる。  そこまで見せる必要はないと叫びたい男子も居たが、周りの狂気に言葉 をかけることも出来ない。  多くの男子の本音は「早く見せろ」「おま●こ出せ」「手隠しなんてす るなよ」と想っており、暴走する欲望の渦が教室内に広がっていた。 (ああぁっ、やっぱり下は見せたくないよぉ〜。どんなに気持ちよくても 晒したくないわ..藤ちゃん、どーしよ)  美沙代が困った表情で藤子に助けを求めてきたが、藤子の口からはとん でもない言葉が出てきた。 「美沙代、全て脱いだのなら早くデッサン台に行ってくれない?」  藤子があっさりと残酷な言葉を投げかけた。 「・・・あ..あの」(藤ちゃん..どうして..) 「ほら、今さら恥ずかしがってどうすんのよ。パンティ脱いだんでしょ!」 「・・・う・うん」(このまま見せろってことなの?) 「時間が限られてるんだから、早く台に行って」 「わかったわ..」  この会話の後で教室が一瞬で沈黙した。教卓から離れようとする美沙代 に男子たちが目が一斉にぎょろりと見開く。 「・・・そ・それじゃ、デッサン台に向かいます..」  観念したかのように美沙代は教卓から離れた。手で股間を隠さずにまず は美沙代の生足がすっと出てきた。  そのまま教卓の影から、ぷっくらとした恥丘が登場すると、マジかよっ! と叫びたいぐらいの男子たちの歓喜が広がり、狂喜乱舞の状況となった。  まさか本当に下半身までも丸出しで出てくるとは誰も思わなかった。    美沙代は一切、手で恥部を隠さず清楚な白のハイソックスだけを穿いて デッサン台へ歩いていった。  今までクラスメイトの前では、ほとんど肌の露出をしなかった美沙代が 全てを晒している。  かって美沙代が水泳の授業で水着姿になっただけで鼻血が出てしまう男 子たちにとって、これは相当の衝撃だろう。 「舞川のぷっくら土手の中身が見れるとはな〜。想像以上の美マンだぜ」 「ああ、あのくっきりマンスジの中が見れるなんて夢みたいだ」 「へへっ、やっぱ舞川って割れ目に生えてなかったんだな。恥丘にだけ生 えてるのがサイコー」  実は多くの男子たちが美沙代のくっきりマンスジ水着をこっそり盗撮し、 夜のオカズにしていた。  今でも夜のおかずとして十分使える美沙代のマンスジの中身が今、無防 備なままで晒されてる。 (いやぁぁっ..そんなに見ないでぇ..私の大事なところがぁぁ)  恥部が余すところなく晒されてることに美沙代は顔を真っ赤にしながら 心の悲鳴をあげた。  が、あまりにも男子たちの注目を集める姿に、一部の女子が舌打ちを始 めた。 「何かムカツク..たがが、ま●こを晒しただけじゃない」 「頭良くて、顔可愛くて、スタイルがいいなんて、悔しいわね」 「私、舞川の裸なんて、負けた気がして描きたくないわ..」 「誰か、この私たちのイライラ何とかしてくれないかな」  同じ女性として何もかも勝てない美沙代に対して、イラつきを隠せない 女子たちが増えてくる。  そんな女子たちに向かって藤子がとんでもない言葉を掛けてきた。 「そんな苛々しなくてもいいわよ〜。貴女たちも満足することしてあげる から〜」  妖しい笑みを浮かべ、藤子は美沙代の生マンスジを見ながら次の一手を 考えていた。 (さて、露出狂なんだから、もっと自分を晒さなくちゃね。もうこそこそ 隠れて裸にならなくてもいいようにしてあげるからね。ふふふ♪)


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