愛条家の人々 −春うらら裸薫る皐月− 読切


 ※ この短編は、旧作「愛条家の人々」1年目の4月、5月を    まとめたものとなってますので、ご了承願います。 【主な登場人物】  愛条 美斗里  10歳(小4)  愛条家3女  愛条 亜緒奈  16歳(高1)  愛条家長女  愛条 紫雲    7歳(小1)  愛条家長男  愛条 亜歌乃  34歳(スチュワーデス) 美斗里の母親  愛条 愛衣子  25歳(女教師)     美斗里の母の実妹  催郷 色吉   65歳(心理カウンセラー) 愛条家居候
 私の名は愛条 美斗里(あいじょう みとり)。  愛条家の3女で、小学4年生(10歳)です。  この春、ようやく高学年になることが出来て嬉しいのだが、大きな悩み が1つある。  最近、股のとこがむずむずしてたまらなく弄ってしまうとゾクゾクとし て、どんどん気持ちよくなってしまう。  1番上の亜緒奈(あおな)お姉ちゃんに聞いたら、真っ赤な顔をしなが ら大人の身体になったのよと教えてくれた。  そう、私もついにオナニーを覚えてしまったようだ。大ショックだよ..  だって、このままじゃ私もお姉ちゃんたちみたいになってしまうかも知 れないからだ。  普段は真面目で優しいお姉ちゃんたちなのに、この感じることが、性癖 ってものがお姉ちゃんたちをおかしくさせてしまうからだ。  そして、いつしか自分も同じ風になってしまいそうで不安なのだ。  これから自分がどうなるか、わからないけど、お股を弄る回数が増えて きているのは間違いないことである。 「あぁぁぁ〜ん!オナニーって何でこんなに気持ちいいのよぉぉぉ〜〜! オナニーのバカァァァァァァァ〜〜!!」  今日もオナニーを終えて、すっきりした私がふとカレンダーを見ると、 弟の紫雲(しうん)小1と亜緒奈お姉ちゃんと一緒に銭湯に行く日だと気 づいた。 「そっか、今日は銭湯だったんだ..そろそろ私も女湯に入りたいよ..」  家にもお風呂があるのだが、週に2・3回は3人で近場の銭湯に足を運 んでいた。もちろん、お姉ちゃんは高校1年生とあって、女風呂なんだけ ど、私は紫雲を連れて男風呂の方に入っている。  別に裸を見られても気にしないので、恥ずかしいという事はないけど、 最近は男の人の視線で、お股がムズムズしちゃう。  これが..お姉ちゃんたちをおかしくさせてる性癖ってものなのかも..  ただ、そんなことよりも面倒なことが幾つもあり、まずは弟の紫雲を風 呂に入れると、よく泣き喚くのだ。  大声でウワンウワンと泣き喚くけど、周りの大人は怒ることなくニヤニ ヤと鼻の下を伸ばしている。  普通ならやかましくて怒るのだろう。男風呂は紫雲の泣き声しか聞こえ ないほど五月蝿いのだ。  でも紫雲が泣き喚くほど、大人たちがこれからくるパラダイスに胸をと きめかせながら何かを待っていた。    実は紫雲が泣き止まないと、お姉ちゃんがタオルを巻いて、わざわざ男 風呂の方へあやしに来るのだ。 「紫雲、駄目じゃない。ほら、泣かないで」  紫雲を抱いて一生懸命あやすお姉ちゃんのタオルの裾が何故か私の近く でピラピラと舞う。  しつこいぐらいにピラピラと舞う..  本当に..しつこい.. (はぁぁ〜〜、わかってるよ..わかってるからぁぁぁぁ〜)  お姉ちゃんも、周りの大人たちも..いや、紫雲も私に何かを求めてい るのがひしひしと伝わってくる。  だから、今日も私は悪戯をするような感じでお姉ちゃんのタオルを剥い で逃げる。 「きゃぁぁぁっ!美斗里、タオルを返しなさいっ!」  あっという間に男湯で素っ裸となったお姉ちゃんが悲鳴をあげるが、周 りの大人はいつもの光景を見るかのように微笑んでいた。  まあ、毎回に近いほど、私がタオルを取っているのだから日常的な光景 になっているのかも。  とりあえず、お約束どおりにお姉ちゃんが真っ赤になりながら、怒って 私を追っかけてくる。  紫雲を抱えたままで走っているので、おっぱいもおま●こも丸出しにな っている。  そして、わざとらしく大人たちの前でタイルで足を滑らして、お股ぱっ くんちょを披露する。 「いやぁぁぁぁ〜!見ないでぇぇ、みないでぇぇぇ〜」  と悲鳴をあげてるけど、お股がすごく濡れてる事から、喜んでいるのだ ろう..  要は私をだしに使って、男の人に裸を見られることが好きみたいであり、 今日みたいことをあちこちでやる変態なのだ。  でも、お姉ちゃんは自分から裸になって見せるのは嫌いで、絶対にしな いので何だかよく分からない。  誰かに脱がされなくちゃ裸になれないって..何だそりゃ..  この変態なとこ以外は、ものすごくいいお姉ちゃんなのに、どうも愛条 家の血筋の女性はみんなこういう変な性癖があるらしい。  私にもきっとそれが潜んでいて、いつしか自分もこうなってしまうと思 うと怖い気がする。  何せ、私のクラスの先生の愛衣子先生もお母さんの実の妹のせいで、同 じエロイ血筋を引き継いでいる。  4月下旬に身体検査があり、小学生ということで男女一緒でやるのだが、 その中に違和感のある人がいる。  何故か担任の愛衣子(あいこ)先生までも一緒に下着姿で検査を受けて いるのだ。 「愛衣子先生〜おっぱい、大きい〜」「そんなに見ないで」 「ブラジャーとってとってぇーー」「んもう、みんなエッチね〜」  そういって本当にブラを取って、おっぱいを見せてくる愛衣子先生。 「みんなのお母さんのおっぱいより綺麗でしょ?」 「うん、柔らかくてきもちいい〜」「ぼよんぼよんしてる〜」  男子たちにおっぱいを触らして悦んでいる愛衣子先生を見ると呆れてく る。 「もっと見せてあげよーか?」「やったぁぁぁーー」 (ちょっとぉぉーー、どこまで脱ぐつもりなのよぉぉぉー)  こうなったら、怒られるのを覚悟して注意するしかないだろう。 「..愛衣子おばさん、恥ずかしいんだけど」ごつんっ! 「学校では先生と呼びなさいね。美斗里ちゃん」  愛衣子先生に頭を叩かれてしまった私。  まあ、25歳だから、おばさんと呼ぶには相応しくないけど、つい呼ん でしまう時がある。  大体、お母さんの妹なら私のおばさんじゃない。  でも、おばさんっていうとすごく怒るんだけど..  普段は言わないように注意するけど、今みたいに変な事をしているとカ チンとして呼びたくなるんだよね〜。  大体、男子たちにお尻を突付かれる真似事で喜んでいいのかぁぁ〜!  正直、先行きが不安だよ.. (まだ4月なのに..これから1年、ちゃんとした授業になるのかな)  ちなみに愛衣子先生は大人の男には興味がないらしく、子供に悪戯され るのが好きな性癖を持っている。  愛衣子先生もそれさえ無ければ、すごくいい先生なのにぃぃぃ〜!  「ああぁぁぅぅぅ〜!私の性癖って..いったいどんなのぉぉ〜?考えた だけで、怖いんだけどぉぉぉ〜!」  とりあえず、まだオナニーだけしか知らないの救いであり、季節もいつ のまにか5月になり、こどもの日がやってきた。  この日は長男の紫雲がメインであるせいか小さな兜と鎧を着て家中を駆 け回ってはしゃいでいる。 「こらっ、紫雲あんまりはしゃいじゃ駄目よ」  お母さんがはしゃぐ紫雲を怒るのだが、何か人のことが言えないような 気がしてしまう。  そう、くの一のコスプレ姿で堂々と出てくるお母さん。  紫雲に合わせたっていうけど、お母さんの方が凝っている気がするんだ けど..  こう見えても、お母さんは現役のスチュワーデスさんであり、普段は結 構まじめなんだけどな..  ちなみに歳は34で、亜緒奈お姉ちゃんと姉妹と言っても見えなくはな いのだ。  くの一姿で今日1日、過ごすみたいだけど、お母さんの部屋に置いてあ る三角の木馬みたいのはかなり気になる。  あの木馬みたいのを何につかう気なのだろうか..  もちろん、聞くつもりはない..聞いたら絶対に後悔しそうだから。  絶対!絶対っっ!後悔するよぉぉ〜!    えっと..ちなみにお父さんは将軍コスプレで、お母さんは将軍暗殺に 失敗して捕まったくの一らしいです。何だそりゃ..  こんなお母さんのところに先生が家庭訪問に来るっていうから、かなり 不安な気がしてしまう。  まあ、妹が先生って言うせいか、私のとこは家庭訪問の準備など、一切 していない。  何せ、よく遊びにも来ているし、昨日も食事時にやってきたばかりであ った。  そんな愛衣子先生が前の男子生徒の番を終えて家にやってくる。 「お姉ちゃん、ちょっとシャワー借りるね♪あと下着も貸しといてね」  家庭訪問なのに、いきなり風呂場で汗を流し始めている  愛衣子先生にお母さんが脱ぎ捨てた下着を見て文句を言う。 「ちょっと〜愛衣子。パンティぐちょぐちょじゃないの〜。あなた何を訪 問してきたのよ..」 「だって、若いお父さんが出てくるとは思わなかったのよ。あそこは親子 揃ってエッチなんだもの〜」 「いったい、何されてきたのよ?」 「いろいろ、楽しいことよ♪思い出すとまた濡れてきちゃうぅぅ〜」  何か私が聞いてはいけない話をしている気がする。  きっと、このままシャワーを浴びただけで次に行くつもりだろう..  ううぅ..私のとこはただの休憩所かいっ!って突っ込みたいよぉぉ〜  そうそう、家族構成のことをまだ話してなかったよね。  意外に大所帯でお父さんとお母さん、あと弟に2人のお姉ちゃんと住ん でます。  あと居候のおじいちゃんも居ますが、このじじい、かなりの食わせもん です。  そんなおじいちゃんと亜緒奈お姉ちゃんのイケナイとこを偶然見てしま った私。  外では清純で純情な美少女と呼ばれてるお姉ちゃんだけど、紫雲を探し ていたら、おっぱいを与えている姿に遭遇してしまったのだ。 「何をしているの..お姉ちゃん..」 「こ・これは..紫雲がおっぱいを欲しがっただけなのよ」  苦しい言い訳をしているお姉ちゃんだけど、もう1つの方も上手く言い 訳できるのであろうか.. 「えっと、お姉ちゃん..紫雲はいいんだけど、そっちは?」 「あ・あれっ..ちょっと、おじいちゃんボケないでよ..」 「すまんの〜つい咥えてしまったわい〜」  もう1つのおっぱいをちゅーちゅーと咥えてたおじいちゃんがボケたふ りをして逃げていく。  お父さんの方の父親で一緒に住んでるおじいちゃんなんだけど、相当ス ケベなじじいとして有名である。  そんなじいいにおっぱいを吸わせて喜んでいるお姉ちゃんを見ると情け なくなってしまう。  いや..一番危険なのは紫雲かも..おっぱい揉みながら吸ってるよね..  舌もレロレロチュパチュパしてるし、ろくな大人にならない気がする..  ああ、私もこの家族の変態色にどんどんと染まっていくのだろうか?  まだまだ平気な私だけど、お股を弄る回数も増えてきてるので、だんだ んエッチに目覚めてしまったのかも..  これから雨季がくるとまたいろんな変態なとこをしてきそうな気がする よぉぉぉ〜   <完>