第1話「意地悪な先輩と悪がきども」(挿絵:horaさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 今日から教育実習生になった涼野 鈴佳です。  まだ短大生ですが、今日から2ヵ月間は私立の小学校に通うことになり ます。  私が受け持つクラスは3年2組。ちょうと高学年にあがる手前の子たち を教える事になりました。  普通、教育実習と言うと2〜3週間が普通なのだが、ここは私立という 事もあって教育実習期間が長くて有名なとこなんです。  けど、私の大学以外の人がここの教員になるには、公立学校を何年か勤 務しないと行けないほどの名門私立小学校みたいなので、しっかりとした 学校よね。  まさか、私なんかの書類審査が通って教育実習が出来るなんて夢みたい かもぉぉ。  とりあえず、2ヶ月という長期の実習だったので私は急遽、教育実習期 間に行っても問題ない単位を取る事に必死で勉強に専念した。  その甲斐があって、こうして教育実習できるとこまで持っていくことが 出来た。  ただ、1つ気になったのは過去、私の在学の先輩たちも、ここの教育実 習に行って、みんな途中で断念しているようなので少し不安な気持ちがあ った。  だけど、せっかくのチャンスを逃がすわけにもいかず、教育実習申請書 に署名、捺印し大学に提出した。  これで私はもう後には引けない身となったのだ。  でも..この教育実習は始めから運が悪かった。 「今度、教育実習に来た涼野 鈴佳です。どうか宜しくお願い致します」 「よろしく、私が2ヶ月程、あなたを担当する阿嶋です」 「よろしくお願いします。至らない点がありましたらどんどん注意して下 さい」「ええ、そのつもりよ」  私は教育担当の阿嶋に紹介され、阿嶋にいろいろと学校の説明を受けて いた。  そんな私たちを奧の方から男性教師たちが見てて何かを話している。  聞こえはしないが何か影話をしている感じでもあった。 *****奥の方の男性教師たち***************** (あーあー、今年もまたあのお局が担当か...) (あの子はどれぐらい持つんだろーな?) (けど、あんな可愛いのに残念だよなー) (でも、俺たちは嬉しいものがまた見れるからいいけどな..) (ばか。そんな目先の事だけ期待してたらいつまでたっても若い子がこね えぞぉ) (そうだよな。でも、あんだけ可愛いとちょっと邪まにならねえか?) (まあ、そうだけど。あういう子がうちに来るといいんだけどな。) *********************************  男性教師たちは何かを諦めた様な感覚で阿嶋たちを見ていた。  そう、男性教師たちの視線はこれから私の身に起こる羞恥な実習を物語 っている感じだった。  そうなんです。この阿嶋って女教師は、この学校のお局で相当うるさい 人だったんです。  今年で30歳になるんですが、ここではお局と言われてる程、力が強いみ たいで、さらには若い女教師をいびるのが好きな先生だった。  そんな阿嶋と朝と帰りのホームルーム、朝礼・終礼と、体育の授業だけ は常にともにしなければならなかったので、かなりキツイ。  体育の授業が一緒なのは生徒に怪我をさせない配慮から来ていた。  でも、口うるさいだけの人なので別に断念するほどきついものではない。  今まで、先輩たちが実習を断念した理由が正直わからない。  いや、もしかしたら辞めた原因は阿嶋じゃなく、生徒たちの方にあるの かも知れない。  実は私が受け持つ3年2組の男の子たちってエッチなイタズラが好きな んです。  大人がやったら、絶対に犯罪となるぐらいのことをしてくるんですっ。  この前だって..人前であんなことしてくるなんて..  あれは私がクラスのみんなと社会実習で近くの商店街に行ったときの事 でした。  人ごみで迷子にならないようにみんなと手を繋いでた時に、男の子たち がとんでもないイタズラをしてきたのだ。 「おい今だ!やっちゃうぜ」「よし」  後ろから誰かが忍び寄ってくることに気づかなった私。  どうやらエッチなイタズラをするつもりであり、私がこの事に気づいた のは悪戯された後のことだった。

何と、男の子たちが公然の面前で私のズボ
ンとパンティを一気に下ろしてきたんです。
ズルッ!
「きゃぁぁぁぁっっ!」
もちろん、急いで隠そうとしたんだけど、
何と手を繋いでる男の子たちがしっかりと
握って放してくれなかった。
「ちょっと手を放してぇぇ〜」
恥ずかしがる私が面白いのか逆に手を握っ
てる男の子がわざと手を引っ張ってくる。
「ああ〜ん、いい加減にしなさい〜」
「やだよぉ〜、先生のお尻丸出しだよ〜
丸出しぃぃー」

男の子たちは丸出しになったお尻に喜んで
いるけど、もっと危険なとこが丸見えにな
ってるのよぉぉぉぉーーー

(ああぁぁ、エプロンが捲れたら、私のアソコが丸見えになっちゃうぅ)  この時は、たまたま男の子たちだけにしか見られなかったけど、他の人 に見られたら大問題になってたわよ。  この3年2組の男の子たち、いいや悪がきどもが原因で先輩たちが実習 を断念したのかも..  特にこの悪がきどもの中で、達彦くんと渡辺くんがしてくる悪戯の度は 洒落じゃ済まない時がある。  思い出しただけでも顔が真っ赤になることをされたんです。  あれは、体育の授業が終わった後の出来事でした。  この日の体育の授業は外での跳び箱であり、丁度1日の最後の授業だっ たので飛べた子はすぐに帰れる事になっていました。  だが、クラスに必ず飛べない子が3人程いて、その子たちの為に居残り 授業をするハメになった。  指導教師の阿嶋と2人、いつ終わるか分からない授業の中で、ふと目に 入ったもので気になるとこを見つけた。 (・・・あの校庭にある古いトイレ..誰か使ってるのかしら?)  私が気になったもの。それは校庭の用具室の隣りに設置されているトイ レの事だった。  校庭で用を催した際の為に設置された共同トイレの様だが、ドアの下が かなり空いてる海外で良く見られるトイレであった。  ただ海外と大きく違うのは洋式ではなく和式であり、あれでは汚い話し、 大でも行うものならお尻が丸見えになってしまうのである。 (あれじゃ..女性は使えないじゃない..建て替えないのかしら?)  すごく気になって仕方なかったので私は阿嶋に聞いてみた。 「あのー阿嶋先生..あのトイレ、和式なのにどうして、あんなに下が空 いて いるんですか?あれで誰か用を足せるんですか?」 「ああ..あのトイレね。普段は、ほとんど使わないわ」 「そうですよね。あれじゃお尻が丸見えになってしまいますよ」 「お尻は丸見えになんないわよ。こっちに向く風に作ってあるから」 「ええっ!?それじゃ女性だったら下半身が丸見えになっちゃいます」 「そうね。男性でも性器が丸出しになるわね」 「あのトイレ、ドアを直して隠すように出来ないんですか?」 「直す予定はないみたいね。まあ、直さない意味もあるけど..その内わ かるわよ」 「はあ...?」  私はちょっと答えに納得できなかったが、この場はこれで終わりにした。  だけど、この後。あんな事おこるとは今の私では知る余地はなかった。  ようやく授業が終わったのは夕方4時..私はとりあえず校内に戻って から跳び箱を片付けようとしたのだが.. 「涼野さん。跳び箱を片す方が先よ」「そうですよね..」 「さあ、片付けるわよ」「あ・あのーちょっといいですか?」 「何よ?何か言いたい事でもあるの?」 「あのーちょっと先におトイレ行っていいですか?」  そう、あまりにも時間が掛かったため私は用を催してきたのであった。 「私だってトイレに行ってないのよ。少しぐらい我慢しなさい!」 「・・・・わ・わかりました..」  私は阿嶋の言葉に反論できず、早く片付けて行こうと決意するしかなか った。そんな私に対して阿嶋はゆっくりと片付けている。 (ちょっと〜漏れたらどうするのよっ!!)  私の足は無意味な動きが多くなり尿意を押さえるのに必死になっていた。  もう今でも漏れそうで緊迫した状況になってきたのであった。 「これで最後ね。涼野さん。しっかり持ってね」 「ふ・ふぁぃぃぃ〜〜」  声も上ずり、顔も真っ赤となり身体中から汗があふれ始めてる。  それでも必死に耐えながら片付けが終わったのであった。 「これで終わったわね。じゃあ私、先行ってるわね」 「ふ・ふぁぃぃ..」  こっちは壁に手を向けて必死で我慢してるのに阿嶋は平然として校内に 戻っていった。 (もしかして..先輩たちもこういう仕打ちを受けたのかしら..)  私は身悶えながら1歩1歩校内に向かおうとするがもう限界だった。  そんな時、すぐ近くに設置されているトイレに目がいった。  そう、例の校庭の用具室の隣りに設置されているトイレである。  校内のトイレまでは約10分、もう今の状態では走ることも出来ないか ら、それ以上かかるかも知れない。  おしっこは今でも出そうであり、ちょっとでも気を緩めたらすぐにでも 噴出しそうな勢いであった。  <もう入るしかないっ!>  私は残りの力を振り絞って例のトイレに駆け込んだ。  辺りはもう夕方で校庭にも誰もいない..  私は下から見えないように中腰で急いでジャージとショーツを一気に下 ろす。  普通だとこれで準備OKだが、ここは和式トイレ。足を揃えて座ること なんて出来なかったのである。  その上、この和式昔ながらの汲み取り式であり幅もかなり大きく取って いた。 (これじゃ脱がないと..出来ない..)  私は震える手つきで下ろしていたジャージとショーツを何とか足から抜 き取り、中に設置されていたフックに掛けたのである。  問題はこれからであり、どういう格好でおしっこをするかだった。  この和式トイレ、校庭に前を向くほうに作られており、昔からよくある 金隠しがない和式の為、しゃがんでした日には全てが丸出しとなってしま う。  だと言って立ちながらするのも出来ず、中腰での不安定な状態も難しい 事であった。  いや、落ち着いていれば何かしらのいい案が出るはずだか、そんなゆと りなど無く、もう正常な判断が出来なかったのであった。 (もうっ!!駄目っ!!もうっ!!いいわ!)  私は限界まで達した尿意に耐え切れず、普通にしゃがむ事を選んだので あった。  日も落ち始め、辺りにも人はいない。用を足すのなんて、わずか数分の 事だし..  良いように解釈し自分に言い聞かせると、もう私の我慢は一気に爆発する。  待ちかねた様に尿道が思い切り開き、おしっこが出始めてしまった。  ぴゅぅっ。初めの小さな噴出しの後にすごい勢いの尿が出始めた。  じょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーー  きっと校庭からは、若い女性が大股を開いて放尿をしているのが丸見え となっているだろう。  まあ、誰もいないから問題ないと思ったが、それが甘い考えだった。  ガチャ!「えっ!?」 「涼野先生がおしっこしてるぞぉーーー。丸出しだぁぁ」 「こんなとこで、おしっこするなんていけないんだぁぁぁー」 「た・達彦くんっに渡辺くん!?」  クラスの中でイタズラが好きな2人にドアを開けられてしまった私。  どうやら、私がおしっこを出すタイミングを計って、ドアを思い切り開 けてきたのだろう。 「すげぇぇーー、かなり溜まってたんじゃねーか」 「涼野先生の恥ずかしいところ、見ぃちゃった〜見ぃちゃった♪」 「んもぉぉーー、お願いだから閉めてぇぇーー」 「やだよぉぉーー、じゃあねー。涼野先生」 「これは戦利品で頂いたよ〜下駄箱に置いておくからね」  何とそう言った達彦くんがフックにかけていた私のジャージの下とショ ーツを取って逃げていってしまった。 「ああぁぁっ!こらぁぁぁーーー、ばかぁぁーー!せめてドアを閉めてい ってよぉぉぉーーー」  おしっこが出ている私は何も出来ず、ただ逃げる2人を股を開きながら 見てるだけだった。


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