第74話「新宮沙智菜として」


 最近はいろんな男性に裸を見られてる沙智菜です。  いくら正体が分からないといっても、ストリップ劇場まで出た経験があ るのって、私ぐらいだよぉぉぉ〜。  いい加減、大胆な露出行為を控えめにしないと本当に大変な目に逢っち ゃうし、私にはずっと前から、お母さんや周兄さんと約束したことを守る 義務もあるんだからっ! 「そうっ!私、新宮沙智菜は18歳になるまで、決して露出狂とバレては いけないっ!身体はいくら見せても顔は絶対隠し通すんだもんっ!」  決意を固めて拳を握る私に、お母さんがあっさりと「いや、もうバラし てもいいんじゃない?もう学校のみんなにもどんどん見せちゃったら?」 と言ってきた。 「ちょ、ちょっと!お母さん、約束を忘れたのっ!」 「いや、覚えてるけど、もう約束果たしちゃったし..」 「えっ?」「いや、沙智菜あんた先週誕生日だったでしょ?」 「あっ!」「そう、もう、あんた18歳になったわよ」  そう、気づいたら、もう今の私、高校3年生だし、先週誕生日で18歳 にもなってしまった..  いや、でもまだ学生なんだし、そんなこと言われると暴走しそうだし..  周兄さん、何か控えめな露出行為に戻す方法はありませんか? *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「沙智菜、そろそろ次のステップにいくのはどうだい」   「つまり、新宮沙智菜として露出をするんだ」   「きっと、それなら控えめな露出で興奮するはずだ」 ******************************** 「ちょ・ちょっと、それは絶対に駄目だよぉぉぉ〜!」  そう、これだけすごい露出をしている私だけど、まだ新宮沙智菜の方は 真面目な女子高生で通しているんです。(本当なんだから)  そりゃ、クラスのスケベな男子たちにじろじろ身体を見られると不謹慎 ながら感じちゃうんだけど..(反省)  まあ、裸を見られたのは何度もあったと思う。だって、内川さんたちが 男子たちが見ている中で制服を脱がしてきたことがあったから。  一応、内川さんが「男子ども、見るんじゃねーよ!目背けてろ!」と言 うけど、素直に見ない男子なんているわけないし、この後で下着を脱がさ れるのが確定だから、こっそりなら見ていいわと言ってるようなものだ。  もちろん、すぐにうずくまって肝心なとこは見られないようにするけど、 おっぱいもおま●こもチラリとは見えたと思う。  ただ、その時の男子たちの狂喜乱舞ぶりには驚きました。  新宮沙智菜だとほんのチラリ露出で男子たちが大騒ぎするんです。  あと、私自身も結構感じちゃうからWビックリです。  そんな男子の反応で感じるようになったほど私の露出癖が悪化したよう が気が知れません。  でもでも、まだ新宮沙智菜としての露出は絶対にしたくないし、露出狂 ってことも知られたくないんです。  もちろん、ストリップ劇場まで出た私がいっても説得力はないんだけれ ど、沙智菜としての私はまだ普通の女子高生としておきたいの。  まあ、沙智菜じゃない私の露出がどんどん過激になってくると、いつか ばれてしまうかも知れない。  やっぱり沙智菜としての露出も必要なときなのかな〜  そんな心の葛藤をしている私に周兄さんが命令してきたの。  沙智菜が露出狂と勘違いされない難易度の高い露出行為を。 <沙智菜、覗きが多発しているオンボロ更衣室で着替えてこいと!>  それって、何人かの女子が裸を覗かれたと噂のあるオンボロ更衣室で着 替えろってことなの?けれど..周兄さんの命令なら..(ごくん)  まずは、不自然さが出ないプランを立てないとマズイよね。  幸い、覗かれた女子たちは通常の更衣室でのイジメを避けるために利用 したってことだから今の私には丁度ぴったしかも。(内川さん、利用して ゴメンナサイ)  まあ、先週も内川さんたちにいじめられてる女子をかばって更衣室で私 が性的な仕打ちを受けたのは事実だし..(そんなひどいのじゃないよ。 まあ素っ裸にされてワンちゃんプレイしただけかな)  それを見た女子たちは酷すぎるって言ったから、次の着替えでは覗きの あるオンボロ更衣室で着替えても全然問題ないはず!(うんうん)  そして3日後、ついに沙智菜としての露出をするときがきました。オン ボロ更衣室で着替えた女子たちがどこで覗かれてるか気づかないようだか ら、覗き穴は相当小さいんだろう。  男子たちも新宮がオンボロの方で着替えるんじゃないかと、コソコソ話 をしてたから不自然さは出てないかも。  次の体育のために更衣室へ向かう私だけど、いかにも内川さんから逃れ るように例のオンボロ更衣室へゆっくり向かいました。  私だけが違う方向へ向かうのを見たスケベな男子たちが慌てて連絡を取 り合ってるのが分かりました。 (ついに..私の裸が..見られちゃうんだ..)ドキッドキンッ  はしたない身体の疼きを顔に出さないようにオンボロ更衣室へ向かう私。  目の前には噂のオンボロ更衣室が見え、私はそっとドアを開けて中に入 った。 「し・失礼しますぅ..」(やっぱ誰も居ないよぉぉ)  覗きの噂が広まっているせいか、ここで着替える女子は居ないようだ。 (っていうか、ひどく老朽化しているわけでもないんだ..)  てっきり、ボロボロの更衣室をイメージしてたけど、ところが意外にも 頑丈な壁で覆われた部屋だった。 「ど・どこで着替えようかな..」  声を出しながら着替えるロッカーを選ぶ私。正直な話、壁に穴を開ける ことなんて出来ないし、そもそも両壁にロッカーを並べているんだから、 穴を開けても覗けない気がする。  何か露出行為というよりは覗きの方法を推理している感じだよぉぉ〜。 (それに、どこのロッカーで着替えてもいいんだから、この部屋全体を見 れなくちゃ駄目よね?)  けれど、女子があまり使ってない上に清掃もしてないから、どこのロッ カーも汚いんですがぁぁ〜。 「きゃっ!ここクモの巣張ってるよぉ〜」  ほとんどのロッカーが汚くて脱いだ服なんてしまえない。そんな中、一 番端のロッカーだけが外も中も綺麗に拭かれていた。  それを見た私は思い切りツッコミたくなった。(露骨すぎるよぉぉぉ〜)  今までここで着替えてた女子は誰も疑問に思わなかったの? 「何でここだけ綺麗なの?気持ち悪い..」  私はごく自然な言葉を出して、1度この本命ロッカーを諦めることにし た。いかにも覗かれてるの分かってます的なとこで着替えは出来ないし。  が、他のロッカーは何かごちゃごちゃしたものが入って、こっちの方が 盗撮されてる感じがきた。 「どこも物が入ってるよ..やっぱ空のロッカーの方が安全よね」  なるほど、他の女子も盗撮を恐れて空のロッカーを選んだのかも。  それに空のロッカーと向かい合わせになっているのは大型の清掃ロッカ ーで通気口が無い引き戸式だから盗撮もできないし。  ガチャガチャ。「よし、ちゃんとしまってる」  清掃ロッカーがしっかりとしまってることを確認してから、いよいよ着 替えることにしたけど、これって見られたくないように必死になっている よね..(何か露出行為とは真逆の行為してるんだけどぉぉぉ〜)  やっぱり、まだ私は知ってる男子に裸を晒したくないのかも。  身体の方は思い切り疼いて、あそこも濡れてるんだけど..それでも見 られるのは嫌なのだろう。(今回の露出は諦めよう。うん、そうしよう)  が、私が安心して制服を脱ぎはじめると複数の視線を感じました。 (ウソッ!覗かれてる?でも壁に穴なんてないし..どこから..)  ビクッビクンッ..「ん..んん..ぁぁ」  肌に突き刺さる視線を感じながら、ブラウスのボタンをものを1つずつ外 していく。  本来の露出行為が出来るからいいんだけど、どうやって覗いてるの?  ともかく視線に気づかないようにしながらボタンを外したブラウスを脱 いだ私。  ここで清掃ロッカーの引き戸が両側とも少しだけ隙間があることに気づ きました。近づいて確認してもいいけど、それはやめた方がいいのかも知 れない。 (ま・まさかぁぁ〜。こんな古典的な方法で覗いてるのぉぉぉぉ〜)  おそらくだけど清掃ロッカーに忍び込んで覗いているみたい。何人入っ てるか分からないけど中はきっとずい分な間抜けな体勢になってるはず。 (下手に刺激して開き直ったらおしまいだよぉぉ〜。ここは気づかないフ リをするしかない)  だって、今襲われたらどうすることも出来ないし、それに覗かれるのは 自分から望んだことなんだから..  ここは清掃ロッカーにぎゅうぎゅう詰めになりながらも私の裸を見にき た男子たちに応えなきゃと思うようにもなった。 (あ〜ん、ついに新宮沙智菜として裸を見せるときがきちゃったよぉぉ)  もう制服は全て脱ぎ捨てて下着姿になっています。次の時間は陸上競技 が中心で汗もいっぱいかくことを口にしました。 「・・・下着、どうしようかな。終わってから着替えようかなぁ..けど予 備の方が動きやすいし..体育の時間だけ、こっちに着替えちゃお」 (ぁぁ..ついに宣言しちゃったよぉぉ〜。これで絶対に脱がなくちゃい けないのね..)  そう、私はまだ覗かれていることに気づいてないんだから、これはただ の独り言なんだよね..  もちろん、私は自分のロッカーの方に身体を向けてるから、相手からは 水色のブラジャーを外す背中しか覗けません。  ドキドキッ(す・少しぐらい身体の向きを変えてもいいよね)  と思った私は開いてるロッカーのドアに向きを合わせた。 「こ・これなら..周りから覗かれないよね?」とドアに近づいて覗き防 止を取る風にしたけど、清掃ロッカーからは横向きの私がはっきり見えま す。(あ〜ん。私のバカァァ。せっかく、おっぱいを隠せたのにぃぃ)  いよいよ、この体勢でブラのホックを外します。ホック外すだけなのに すごくドキドキしてたまりません。(外すのね..ぁぁ..おっぱいが)    パチンッ。ぶるるんっ。「ぁぁ..」ついに新宮沙智菜のCカップのお っぱいが大きく飛び出して晒されました。 (はぅん!ブ・ブラを外しただけで..す・すごく感じてるぅぅ..)  私の事を知っている男子に見られるってことは、想像以上の興奮で、恥 ずかしいことに乳輪に隠れていたピンク色の乳首があっというまに起き上 がってビンビンに固くなってきてます。 (はぁぁぁぅぅ..この勃起した乳首も見られてるのね..触りたいけど 触ったら思い切り喘いじゃうよぉぉぉ〜)  最近はこんな程度の覗きの露出じゃ興奮しなかった私なのに、これは凄 すぎるわ。新宮沙智菜として見られるのがこんなに感じるんだ.. 「んっ、..ん..やっ、..ん、ん、っ、...ん..ぁぁ」  できる限り声を押し殺しているけど、この快感はやばすぎるぅぅ〜。  視線をショーツの方へ向けると、恥ずかしいシミがすごい勢いで広がっ てきたのだ。(このままじゃショーツが穿けなくなっちゃう)  この場合、横向きの方が濡れてるとこ..(えっと汁が垂れるとこ)を 隠せるので助かったけど、ショーツは急いで脱がなくちゃ!  スルッ。「ぁぁっ」(ついに、すっぽんぽんだよぉぉぉ〜)  けれど、おま●こを見られることよりも、恥ずかしいことが起きていま した。何と愛液がどんどんと太ももの方に垂れ流れてるんです。 (ああぁぁ〜!ぐしょぐしょだよ!な・何か言わなくちゃ、マズイよぉ) (棒読み)「嘘っ、汗でぐっしょりだよ。そっか、トイレ我慢してずっと 足を閉じていたせいかな..」(って、これで誤魔化せますようにぃぃ〜)  横向きだったのが幸いだったかも、これが後ろ向きじゃ、きっと股の間 から垂れたのばれてたし。さすがに男子たちに汁が糸引いてるところは見 せたくないし、大体濡れてるってことは覗かれてることも知っていますと 言ってるみたいだし。 (ともかく..早くタオルで拭かなくちゃ..おま●こがびしょびしょだ よぉぉ) 「えっと..タオル、タオルは..あれ、どこ入れちゃったのかな」  って、鞄のどこに入っているか分かっているのに探してるフリをしてる なんてイケナイ私だよぉぉ〜!  この間は私のおっぱいもおま●こも無防備に晒しだしてるので、我なが らすごいことをしてるぅ〜。  それにロッカーの両側の隙間っ!明らかに広がってきてるんだけどぉ〜! (コラコラー!他の女子なら絶対に気づくレベルだよっ!)  けれども、そんな隙間よりも今の私は溢れてくる愛液の方が心配かもぉ。  更衣室の中は私のいやらしい汁の匂いが立ちこもってくるし。  もうすでに理性を失っていく私なんだけど、覗いてる男子たちはどう思 っているんだろう。  ここからは私が知らない男子たちの会話であって、私や男子以外の”誰 か”が聞いていた話だと思ってください。 →→→→→【ロッカー内の流れ】→→→→→→→→→→→→→→→→→→→ 「おおっ、マジで新宮がやってきたぜ。ようやく来たってとこだな」 「ああ、よく今まで内川と一緒に着替えられたよな。我慢強えよ」 「それにしても、念入りに調べてねーか?用心深すぎるぜ」 「まあ新宮はガード高いからな。そんな女子の着替えがいよいよ拝めるぞ」 「だけどよ。長タオルなんかでがっちり隠したり、制服を着たままで着替 えたりするんじゃねーか?」 「それだと俺たちの苦労が報われねーよ。ヤケ起こすかも知れね〜」  →→→*→→→*→→→<沙智菜脱ぎ始める> 「やったあ〜、普通に脱ぎ始めてたぞ!すげぇぇ」 「まあ、誰も居ないし。隠す必要がねーしな」 「うおっ、新宮さんの下着姿だぞ!窮屈な体勢で待った甲斐があったぜ」 「おいおい、下着も取るんじゃねーか!マジかよぉぉぉ〜」 「くそぉぉ〜!ここじゃ背中しか見えねーぞ!」 「いや待てっ!新宮が横向きになったぁぁ〜。用心深さが裏目に出たぁ〜」  一同声を合わせて「「俺たちからは丸見えですからぁぁ」」  →→→*→→→*→→→<下着を脱ぐ沙智菜> 「おおおおおっ!おっぱい出たぁぁぁぁぁ!期待以上だぞぉぉぉぉ」 「乳首もたってきてねーか?誰も居ないのに恥ずかしがる姿サイコーー」 「おい見ろよ!下も脱いできたぜぇぇぇ。ついに新宮のおま●こゲット!」 「あの股間の汗が濡れてる風に見えてたまらねーよな!」  一同誰もが「「やべっ..今でも爆発して出そうだ..ってお前もか!」」  →→→*→→→*→→→<タオルを探し濡れる沙智菜> 「おいっ!新宮の奴、見せすぎだぜ!まばたきするのが惜しいぜっ」 「それにしても何か変な匂いがしてこねーか?」 「すまんっ、それ俺だ!爆発しちまった..」 「って擦ってもねーのに自爆かよっ!まあ俺もだけど..」 「この匂いばれねーよな..あっちも汗かいてるようだし」 「うっ..俺も出しちゃった..新宮の裸、破壊力最強だな」 →→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→  というような私が知らない出来事があったらしく、私の愛液の匂いは掻 き消されたみたいです。 「ん..んんっ..ぁぁ..っ」  もうそろそろ着替えないと軽くイってしまうので、ここでタオルを取り 出して溢れてる愛液を拭き取りました。  このあとはもちろん体操着に着替えて更衣室から出ていったけど、早く 家に帰りたい衝動に駆られました。  だって、見られた快感で身体が疼きっぱなしで、家じゃないと発散でき ない状態だったんです。 (こんなに疼いた状態で露出なんてしたら理性が吹き飛んじゃうよぉ)  それに、覗いていた男子たちが何かしてきそうで怖かったのもあったけ ど、自分の部屋に着くとそんな恐怖は全部消えちゃいました。  何せ、すぐにオナニーを始めてしまい、夜までオナニー三昧するほど、 興奮が止まりませんでした。  はしたないけれども、こんな願望はないんだけれども、オナニーネタは 覗いてた男子たちに犯されつづけるものでした。  周兄さん。幻滅しないでください。本当はそんなの絶対嫌なんだから〜! *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「沙智菜、大丈夫だよ。オナニーネタぐらい過激にしなくちゃね」   「ところで覗いてきた男子たちは誰だか分かったのかい?」   「脅されたりしたら、ちゃんと両親等に相談した方がいいよ」 ******************************** 「何となく覗いてた男子は分かるけど、詮索はしないことにしました」  そう、こっちが呆気に取られるぐらい何の変化も起きないし、むしろ困 ったときに優しく手伝ってくれるんです。  だから、また次の着替えでも例の更衣室で着替えてしまいそうかも〜。


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