第38話「薄いシーツ」(挿絵:たーちんさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 女医さんがいない保健室。中にいるのは私と男子たちしかおらず、そん なところで、何もつけないで全裸でベットに寝ている危険な状況の沙智菜 です。  周兄さん、今度こそ一巻の終わりかも知れないです..  カーテンを開けた男子たちは、私が顔を隠している事をいいことに私の 周りに集まっており、服を取ることも、逃げる事も出来なくなってしまい ました.. (このままだとシーツを捲られてしまうよぉぉぉーーー)  そうなんです。もう男子たちはいつでも私のシーツを捲れることが出来 る状態になっており、私が出来るのは捲られない事を祈るぐらいであった。  すでに、上半身が裸であるのはシーツから浮かび上がっているポッチで ばれており、男子たちがそのことについて話してきたのだ。 「すげー、これは絶対マジ乳首だな」 「ところで、俺たちの声、聞いてるのかな」 「おそらく聞いてるんじゃねーのか。大体顔を隠してるのがおかしいしな」 (ああぁぁ..やっぱり、この姿じゃ違和感丸出しだよぉぉーー)  今の私は身体だけではなく、顔にもシーツをかぶっているので、明らか におかしな姿になってるのは自分でもわかる。  これじゃ、気づいてるって言われても仕方なく、その上、不安なせいか 男子の言葉に身体が時たまビクンと反応してしまう。  ほとんど、男子たちに気づいている事がばれる中、そんな私に男子たち の非常な言葉が投げられてきたのである。 「誰だか、わからねーけどシーツを捲られたくなかったらベットの四隅に 手首と足首を出してみろよ」 「そりゃ、いいね。出さなければ即効、めくってやるか」 「どーせ、俺たちの声は聞こえてるしな」 (そ・そんなぁぁぁ..もう、完全に気づいてるのがばれてるよぉぉ〜〜 手首と足首を出せなんて..どうしたらいいのぉぉ〜)  今は手のほうは両手とも股間に当てており、足を閉じた状態で濡れてい た秘部を隠していたのだ。 (ああぁぁ〜ん、手を離したら、おっぱいのようにあそこもくっきり形が 浮かんじゃうよぉぉ〜〜でも..出さなかったら..)  もし、本当にシーツを捲られたら全てが終わりになることは間違いなく、 出すかどうかを悩み始める私だが、どうやらそんな時間も与えてくれない 勢いであった。 「どーした。早く出さないとマジでめくるぜ」 「もーいいから、捲っちゃおうぜ」 「そうそう、その方が手っ取り早いしな」 (ああぁぁ〜本気で捲りそうだよぉぉぉ〜〜もう、こうなったら出すしか ないのね..)  こうして私は男子たちの脅しに負けてシーツの四隅から両手首と両足首 を出してしまいました。

これで私が男子たちの声を聞いていることも同
時に証明されてしまったのである。
「おっ、出してきたぜ。やっぱ、気づいてたの
かよぉ〜」
「ちぇ、残念だな。俺としては捲るのを期待し
てたのに」
「まあ、せっかく素直に出したからいいんじゃ
ねーか」
シーツの四隅から出した私の両手首と両足首。
まだこれぐらいなら正体はばれることはないが、
四隅から手足を出した事によって今の私が全く
無防備の大の字姿になったのは恥ずかしくてた
まらない。

「ひゅー、なかなかいい身体のラインじゃねー
かよ」
「綺麗な手だな。こりゃ、顔も可愛いかも知れ
ねーな」
「見ろよ、大の字になったら乳首の形がくっき
りだぜ」
(いやぁぁ〜、乳首は見ないでぇぇ)
シーツにはさっきよりもくっきりと乳首の形が
浮かんでくる。
何と、その突起部分を男子たちが軽く指で弾い
てきた。
 ピンッ!ぷるるん〜。
(あんっ、弾かないでぇぇぇ〜)
とても嫌なことをされてるはずなのに股間の方
は少しじわっとしてしまいました。
それに何かシーツの浮いてる部分を男子たちが
少しずつ押さえてきてるよぉぉ〜
(全身のラインがどんどん分かってきちゃうよ)

「おい、やっぱ下の方も穿いてねーぞ」 「いや、これじゃまだ分からーな」 「!それなら本人に聞いてみよーぜ」 (えっ?どういうこと..)  私に喋れっていうの?いや、声だけは出すわけにはいかないわ。  一体、どんな方法を取ってくるかドキドキしている中、男子から質問が きたのだ。 「おい、どーせ俺たちの言葉聞いているんだろ?ノーパンだったら両足を 少しだけあげるんだ」 「嘘ついたら即捲りだぞ」 「5秒以内だ。5、4、3..」 (えええぇぇ〜〜、足をあげろってぇぇ〜。嘘をついてもばれそうだしぃ ぃ〜、もう時間がないよぉぉ〜)  この薄いシーツだと、きっと恥丘部分の形が浮かんでくるのは分かって いる。嘘をついて、おま●こを見られるぐらいなら..  悔しさに唇を少し噛み締めながら、両足をあげることにした。  男子たちは足をあげたことによって出来た隙間を見ながら喜びの声をあ げた。 「見ろよ。パンティラインが全くないぜ」 「太ももも最高だな」 「けど、これで捲る口実失っちまったな..」 (ぅぅ..一応危機は抜けたのかな..)  とりあえず、少しの間だけはシーツを捲られることは無いと思うが、こ のままで見逃す男子たちではなかった。 「そうそう、気づいてた罰をやってもらうのを忘れてたな」 「そーだな」 「まあ、顔は出さないでやるぜ。くくっ」 (何でいきなり、そんな話が決まっているのよぉ〜罰って何なのよぉぉ〜)  気づいていた罰を行う男子たちに今の私が止める事は出来ず、ただ顔だ けを守られるなら諦めるしかないだろう。  そう、この罰がどんな罰かは大体わかっており、1人の男子が私の胸の とこのシーツを持ち上げてきたのであった。

「これぐらいは見せてもらわねーとな」
ひょい、ペロリン。
「おぉぉー、やっぱりノーブラだったぜぇ
ぇぇぇー」
「おっぱい丸見えぇぇーーひゅぅぅーー」
(ああぁぁ..片方のおっぱいが見られち
ゃったよぉぉぉーーー)

男子たちの前で片方のおっぱいだけが見事
に晒しだされてしまった。
「いいおっぱいだな。サイズもCあたりじ
ゃねーか?」
「乳首も真っピンクで最高だな」
「でも、もう片方も見ないと何とも言えな
いよな?」
(もう片方ってぇぇー、そんなぁぁーー)
そう、シーツを戻したあとで、今度は逆の
方も捲られて、左右両方見られました。
ただ、どちらともすぐにシーツを戻してく
れたのが救いかも知れない。
ともかく、最悪は顔だけでも死守をして全
てを晒されてしまう覚悟も必要かも..
私は男子たちの次の言葉に怯えながら最悪
の状況を思い浮かべてしまった。

=======沙智菜の最悪なイメージ============================================ 「さて、手足も出したし、おっぱいも見たとなると当然アレだな」 「そうだな。ここは保健室だから、すぐに見つかったぜ」 「じゃあ、やりますか」 (えっ?やるって何を?)  私が疑問に思う中、両手足の方で何かが巻きつけられるのを感じてしま う。(何か..手足に巻いてる!?これって包帯?)  どうやら、男子たちが包帯を私の両手足に巻き始め、包帯の先をベット を支えている四隅の柱にくくり付けてきたのであった。  そう、手足を出させた理由は私を大の字姿でベットに固定させるもので あったのだ。  そんな事も気づかずに、素直に手足を出した私は、もう身動き1つ取れ ない姿になったと言えよう。  そして、この後に何をするかは完全に分かりきったことであった。 「それじゃ、大公開といきますか」 「残念だったね。せっかく手足まで出したのにな」 「じゃあ、すべてを見せてもらうぜ!おりゃ!」  男子たちが一斉に私のシーツを剥いでしまい、身動きの取れない私の姿 が晒されてしまったのであった。  それも不幸なことに捲った男子たちは私の事を知っていたのだ。 「お・おいっ!驚いたぜ、こいつ、新宮だぜ..」 「すげー。まさか新宮のヌードが見れるとは思ってもいなかったぜ!」 「けど、すげーな。乳首も勃ってるし、あそこもヌレまくってるぜ」 「お・俺にも見せてくれよっ!」がばっ 「おい、怪我の方は大丈夫なのか?」 「新宮のおま●こを見たら怪我なんて、吹き飛んでしまったぜ」  何故か、今までベットで苦しんでいた男子までもがピンピンとなって私 のおま●こを眺めて楽しんでいる。  もう抵抗したくても手足の自由も効かない私は、男子たちのなすがまま になってしまい、弄られていくのをじっと我慢するしかなかった。  そして、男子たちはズボンのベルトを外して最後の行動までもしようと してきたのだ。 「おい、じゃあ人が来る前にやっておくか」 「あそこも濡れてるから大歓迎ってとこだな」 「さあ、誰からやるかジャンケンするか〜!」 「ぁぁ..周兄さん、ごめんなさい・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 ======================================================================  って、そんなパタンには絶対したくないよぉぉぉぉぉ〜〜〜!!  せっかくの私のバージンをこんな事で失ってたまるものですかぁぁ!!  絶対、絶対、ぜったいぃぃ〜妄想どおりになるのだけは阻止しないと。  そう、素直に手足を縛られるほど、私は馬鹿ではない。  そういう行動に出たら、最悪は姿を晒してでも、この場から逃げる事を 決意する私であった。 (ちょっとでも手足に変な感触があったら起きて逃げなくちゃ!)  妄想どおりにならない様に、手足に意識を集中する私だが、不思議にも 男子たちに手足を縛ろうという雰囲気が見えてこない?  本当に約束を守ってくれたのであろうか..  だが、これには意外なハプニングが、ほんの少しの間だけ危機を救った のであった。  それはシーツを全身にかぶってる私の身体から次々と汗が滲み出してき たせいだったのだ。  本当は男子たちは手足を固定しようという考えがあったのだが、シーツ が汗で透けていくうちに少し様子を見る事にしたのである。  そう、シーツが薄いということで私の恥部がどんどんと明確に表に見え 始めてきたからだ。 「見てみろよ。乳首の色が透けてみえてきたぜ」 「こっちもすげーぜ。まんスジがはっきり出てるぜ」 「何か、ま●この方は完全に丸見えになっていくんじゃねーか」 (うそぉぉぉぉぉーーーそんなに透けてくるなんてぇぇぇーー!ぁぁっ.. 男子たちに私のおま●こを全部見られてしまうよぉぉぉ〜)  どうやら少しずつ透けて見えていくことに興奮を覚えた男子たちは、透 けることに夢中で、しばらくの間は何もしてこないであろう。  ただ、問題は危機が全然、回避されてない事であり、全て透けてしまっ た後が、どうなるかが不安なところであった。  自分のかいた汗で次々と露になっていく私の恥部。  おっぱいの方は既に乳首や乳輪がはっきりと浮かんできてしまったらし く、男子たちがピンピンに勃ったピンクの乳首を見て喜んでいた。  そして、おっぱいよりも透けてしまったのが、おま●このところであり、 こっちは恥ずかしいことに汗の他に愛液が加わったせいで鮮明に形が出て いるみたいだった。 「おい、こっち見ろよ。ま●この形が丸見えだぜ。何かすげーびしょびし ょな感じだぜ〜」 「それって、濡れてるってことじゃねーのか。もうこれは俺たちに捲れっ てことかも知れねーな」 (ぁぁ〜〜濡れてるとこがばれちゃってるよぉぉぉ、このままじゃ本当に 捲られちゃうよぉぉ)  だんだんと危機が迫っている中、もう私には最後の選択しか残されてな いかも知れない。  そう、一か八か思い切りシーツを男子たちにぶつけて裸で逃げるという 最悪の選択をするしかない。  ただ、裸で逃げるにしても籠に入った制服や下着は回収しないとまずい。  特に制服の方は身元がわかる定期入れや財布が入ってるので見つかった ら全てがおしまいになってしまう。  そう思ってる最中にまたもや、最悪な展開が私の身に襲ってきた。 「おい、これ見ろよ。そこで寝てる女子のブラとパンティだぜ」 「おおっ、やっぱおっぱいでかいな。そうだ、その籠を棚の中にしまって おこうぜ」 「そうそう、慌てて逃げても服を持っていかれないようにな」 「なるほど、名案だぜ」 (うそぉぉぉ〜これじゃ逃げる事も出来ないよぉぉーーー)  そう、もう完全に万策尽きた状況になってしまい、後は本当に男子たち に捲られて全てが妄想どおりになる展開であった。  そして、それが現実になるかのように怪我で苦しんでいた男子までが突 然起き上がってきたのだ。  がばっ.. 「うん、起き上がって大丈夫なのか?」「さてはこれを見て怪我が吹っ飛 んだのか」 「はは、スケベな奴だな」 (ああぁぁ..完全に妄想が現実化しているぅぅ..このままだと次は..)  ついにシーツが捲られてしまうのかと思った私だが、どうやら実際は違 う感じであった。  バタンッ..ゴロゴロッ「うああああぁっっっ!!!」  そう、怪我をしていた男子がベットから落ちて床で激しくのた打ち回っ てきたのだ。  どうやら痛さに耐え切れずに起き上がったのが正しく、それを見た男子 たちが慌てて私の事を後回しにして、怪我した男子の方に行ってくれた。  苦しんでいる男子には悪いけど、これはチャンスかも知れない。  慎重に逃げる作戦を考え始めた私に、やっと救いの手がきたのであった。 「今の声、何なの!」バタンッ! 「あっ、先生!いいところに」「こいつすごく真っ青なんです」 「これは不味いわね。すぐに救急車が必要ね..」  何かとんでもない展開になっているようであり、ここは逃げる作戦を変 えてしばらく様子を見たほうがいいのかも知れない。  そんな私が居る事に女医さんが気づいたらしく、大声で男子たちを怒鳴 ってきたのであった。 「あんたたち、駄目じゃないの!勝手にカーテンを開けちゃ!奥には病人 がいるのよ」 「でも先生、あの女子..服を着てないっすよ」 「それが何か変なの?そこに寝てる子は肛門の治療で来てもらったのよ! 服を着たままで肛門に薬が塗れると思うの!」 (いやぁぁぁぁーーー肛門じゃないぃぃ..肛門の近くだよぉぉぉ〜) 「けど上も脱いでいるんじゃないっすか」 「下半身だけ裸ってのも変だから内診を兼ねて全て脱いでもらっただけよ。 あとはあんた達みたいなスケベな男子に顔を覗かれないように私がシーツ でかぶすように言ったのよ」 「そうだったんですか..」「す・すいません、てっきり勘違いして..」  女医さんの言葉で男子たちが素に戻ったらしく、急いでカーテンを閉め てくれた。  もちろん救急車が来るまでの間も覗くことなく、そのまま怪我した男子 と一緒に病院に行ったみたいであった。  そして男子がいなくなってから女医さんが申し訳ない顔をして私に謝っ てきた。 「ごめんなさいね。どうやら、あのまま寝ちゃったみたいね」 「は・はい..私の方こそすいませんでした」 「いいのよ。でも寸前のとこで来れて良かったわ。やっぱり、年頃の男子 だからこんな女子の姿を見たら理性が飛んじゃったようね」 「はい..ありがとうございます」  この後は、普通に服を着替えて帰ったのですが、考えてみたら男子たち にまた恥部を見られてしまいました...  ああぁ..もしかすると今ごろ、私の恥部の話で盛り上がってるかも知 れないです。周兄さん。 *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「沙智菜、今回もかなり危険な展開となってしまったようだな」   「しかし、怪我していた男子には感謝してお礼をしないとな」   「でも、少しぐらいは捲られた方が良かったんじゃないのか」 ********************************  駄目ですぅぅ〜少しでも捲られたらきっととんでもない事になったです ぅぅーー  それよりも今は違う事を心配している沙智菜です..  そう、私の寝ていたベット、愛液でびしょびしょだったのでどーしよー..


第39話へ