第37話「保健室にて」(挿絵:たーちんさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 今日は露出ということを考えずにあるところへ行く沙智菜です。  今回だけはエッチな事を考えるわけにもいかずに真面目にしないと不味 いと思うので。  放課後、辺りに人がいないことを確認して保健室のドアをノックする私。  何で、こそこそやってるのかって?  それは、内科検診で見つかった恥ずかしいおできの経過を見てもらう為 であった。  女医さんからつけてもらったお薬で、あの時はほとんど治ったのだけど、 また同じ場所に出来そうな感じであったのだ。 「あの〜ちょっと見てもらいたいとこがあるんですか..」 「あらっ?確か新宮さんね。もしかして、おできが再発したのね?」  私が言う前に見事に症状を当ててしまった女医さんに驚いて、コクンと 頷く。 「そう..結構、この年頃だと再発しやすいのよね。もう1度、薬を塗っ てあげるから奥のベットで準備して」 「は..はい..あ・あの〜」 「うん、何かしら?」 「お薬を塗るとき、やっぱり、スカートも外した方がいいんでしょうか..」 「そうね〜、今回はちょっと違う薬を塗るから、乾くのに時間が掛かるか も知れないから脱いだ方がいいわね」 「はい..じゃあ、奥で脱いでいます」  女医さんの指示で3つある奥のベットのカーテンを閉めて服を脱ぎ始め る私。  今日だけは、さすがに変な事を考えると女医さんに性癖がわかってしま うので真面目な気持ちでいくしかないだろう。 (落ち着かなくちゃ...あそこを濡らしたら大変だし..)  服や下着を脱いでベットから少し離れている棚の上にたたんで置き、女 医さんが来るのを待つ事にする。  数分後、女医さんが塗り薬を持ってカーテンを開けたのだが、私の姿を 見てある言葉を言ってきたのであった。 「あの新宮さん..上は脱がなくていいのよ..」 「えっ..ああぁぁっ!しまったぁぁぁぁぁっーーー」

性癖を出さないように、出さないように、それ
だけを言い聞かせながら脱いでたせいか、つい
全部の服を脱いでしまったのであった。

「す・すいませんっ..今すぐ着ますので..」
「別にいいわよ。結構、みんな癖で脱いじゃう
のよね。塗り薬が上着にもつかない保障がない
から、そのままでいいわ」
「で・でも..」
「大丈夫よ。男子は入ってこないようにドアに
掛札をかけてあるから」
「は・はぁ..」
(ううぅっ..自分から不味い展開に持ってき
てしまったよぉぉ〜)

ここは本当に真面目な気持ちでいかなければな
らないだろう。
全裸で塗り薬を塗られることを想ってしまった
ら、すぐに濡れてしまうかも知れないからだ。
(変なことを考えちゃだめよっ..変なことを
考えちゃだめよっ!)
「それじゃ、新宮さん。お尻を突き出す形でベ
ットの上に寝て頂戴」
「つ・つきだすぅぅ!?」
「そうよ。恥ずかしいかもしれないけど、少し
の間だけ我慢してね」
「は・はい..」

 女医さんに言われて全裸の状態でお尻だけを高く上げた卑猥な状態にさ れてしまった。  これでお尻でも振ったら、かなり危ないシチュエーションになってしま うだろう。 (ああぁ..すごい格好だよぉぉぉぉぉぉ〜〜) 「う〜ん、新宮さん。悪いけど、それじゃまだお薬塗りにくいから足を広 げてみてもらえないかな」 「あ・足をですかっ..」 「そう、恥ずかしいと思うけど、我慢して開いて頂戴」 「はい..」  女医さんに言われて足をぱっくりと広げる私。  きっと、女医さんの視界には私の陰毛もおま●こもはっきり晒されてい るような気がする。 (ああぁーーー、まずいよぉぉぉーーー。このままじゃ、おま●こが濡れ ちゃうぅぅ〜)  ここは必死にほかの事を考えて性欲を吹き飛ばなければいけない。  頭の中で歴史の年号を繰り返す私に女医さんが何かに気づいてこう言っ てきたのだ。 「少しぐらい濡れても、気にしないからリラックスしなさい。新宮さんぐ らいの年齢だとこんなことをしてしまうと濡れる子も多いから」  濡れる私に優しい言葉を掛けてくれてありがたいのだが、気を緩めてし まったら、女医さんが思う以上にとんでもない光景を見せてしまうだろう。 (あまり優しい言葉を言わないで..甘えたらまずいことになっちゃうか らぁぁーー)  必死で感じないようにする私に対して、ようやく女医さんが薬を塗り始 めてくる。  当然、薬を塗ってる最中の女医さんの指が気持ちよくて、つい感じてし まう。  塗り終わったときには、きっとおま●こから愛液が少し垂れていたかも しれない。  とりあえず、何とか愛液があふれ出る手前で終わったので助かった感じ だ。 (ううぅぅ..ギリギリセーフな感じだよぉぉ..あともう少しでやばか ったかもぉぉ..) 「これで大丈夫ね。お薬塗ったから数日中には治るからね」 「あ・ありがとうございます」 「今回のお薬は乾くのに時間がかかるから悪いけど、20分はそのままで居 てね」 「に・20分ですか..」(それって、無理かもぉぉぉ) 「ふふ、大丈夫よ。先生はこれから職員会議で、ここに居ないから落ち着 いて乾かしなさい」 「は・はい」(ほっ、よかったぁぁ) 「さっきも言ったけど、保健室に入らないように掛札をかけてあるから安 心していいわ」 「わかりました」 「あと、お薬が乾いたら服を着て帰って良いから、先生のことは待たなく ていいからね」 「はい」  こうして素直に奥のベットのカーテンを閉めて出て行ってくれた女医さ ん。もし、ずっと見られたりでもしたら、かなり大変なことになっていた かも知れないだろう。 (とりあえず、今が14時30分だから50分になったら服を着ればいいのね)  全裸でお尻を突き出したままでじっとするのは、恥ずかしいことだけど、 誰も見てない事だし、女医さんが言ったように少しリラックスして待つ事 にした。 (はぁぁ〜何か緊張の糸がほぐれてくる感じかなぁぁ..)  そう..この時、私は大きな油断をしてしまったのかも知れない。  お薬を塗ったお尻にそよ風が当たって気持ちよく、枕に頭をつけている せいかあくびが出てしまったのであった。 「ふぁぁぁ〜こんな格好だから眠ることはないわね..少し..すこし目 をつぶるだけ..」  すぅぅぅーーーZzzz・・・・・すぅぅぅーーーZzzz・・・・・  お尻を突き出した卑猥な格好のままで目を閉じてしまった私だが、すぐ に目が覚める自信はあったはずだったのに.. 「いたたたたたっ..」「おい、大丈夫か」「すげー顔が真っ青だぜ」 「先生、まだ来ねーのか」 (ふぁ?何で男子の声が聞こえてくるんだろ..男子?えっ!)  この時、自分が完全に寝てしまった事に気づき、目が覚めていくうちに 嫌な予感がして、近くにある時計を急いで見てみた。 (うそぉぉぉぉーーー15時30分!?1時間も寝てしまったのっ!)  どうやら、女医さんがかけてくれた掛札には時間が書いてあったらしく、 1時間も寝てしまったせいで、入室禁止が解除されてしまったのだ。 (えっと..もしかすると今の私って...)  おそるおそる視線を身体の方へ移す私に、未だにお尻を突き出している 姿が映る。 (いやぁぁぁぁぁーーーやっぱりぃぃぃーーーこの格好のままで寝てしま ったんだぁぁーー)  男子たちが薄いカーテンの向こうにいると言うのに私は堂々と全裸でお 尻を突き出してしまっているらしい。  完全に閉まることのないカーテンだから、端の方には隙間も出来ており、 今回もかなり危険な展開になってしまった私であった。  けど、男子たちが普通に会話しているとこを見ると、奥のベットの状況 を見ていないだろう。  いや、見ていたらこんな明るい会話などしているはずはないであろう。  運がいいことに日が当たる方向が男子側の方になってるので、こちらの 影は出来ず男子たちの影だけがはっきりとわかる。 (影が出来てたら、とっくにばれてたかもぉぉぉぉーーーー)  とりあえず、今の男子たちの状況は怪我した1人の男子を私の横のベッ トに乗せて女医さんが戻ってくるのを待っているらしい。 (ともかく..ここは服をきないと..)  何とか服を着ようとした私だが、服がベットから離れた棚に置いてある ことに気づき、愕然としてしまう。  今、変な物音でも立てたら男子たちに不信がられてカーテンを開かれて しまう恐れがあるからだ。  カーテンを開くには1秒もあれば簡単に出来、そんな短時間では私は何 も出来ずに全てを晒してしまうだろう。  それに、棚に手を伸ばすと、ちょうど隙間から今の状況が見えてしまい 下着などを持っていく様子がばれてしまうのである。  もし、そんな時にカーテンを開かれでもしたら何も隠せないまま、全て を見せしまう事になる。  つまり、簡単に状況整理すると棚に置いてある服は取る事が出来ず、裸 のままでやり過ごすしかないのだ。 (でもぉぉぉーー、どっちにしても男子がカーテンを開けたらおしまいだ よぉぉ)  とりあえず、4つんばいの状況は危険なので、音を立てない様にシーツ をかぶって裸を隠すことにした。  顔を見られたくないので、シーツを全身にかぶったのだが、実際に見ら れたら違和感のある姿に見えてしまうかも知れない。 (とにかく、これが今の私が出来る隠れる限界のような気がするよぉぉ〜)  あとは、男子たちが覗かないまま、治療をしてくれればいいのだが、や はり女医さんがなかなか来ないので奥のベットの状況が気になってしまっ たらしい。 「そういえば、奥で誰か寝てるのか?」「ああ、誰がいるみたいだな」 「おい、誰かちょっと覗いてみろよ」 (ああぁぁっ・・・それはやめてぇぇぇぇ〜〜〜)  私はただ男子たちが覗かない事を願うだけしかなく、女医さんが早く来 るのを待つしかなかった。  だが、やはり露出の運命から逃れらないみたいで、恐れていた悪夢の音 が耳に聞こえてしまったようであった。  シュゥッ.. カーテンが半分以上、開けられた音が耳に響く。  これで私の大半の姿は横に居た男子たちの目の前に晒されてしまったこ とになった。  あとは最後の砦であるシーツだけが頼りであるが、ここで大きな失敗を してしまった事に気づいた。 「おい、やっぱり誰か寝てるぜ」 「ちょっと見てみろよ。寝てるのは女子じゃねーか?」 「そうだな。身体のラインからして女子だぜ」 (しまったぁぁぁぁーーー、よく考えたら、うつ伏せか横向きで寝るべき だったよぉぉぉぉぉぉーーーー)  何故か、仰向けでシーツをかぶって寝てしまった私。  身体のラインは見事に浮き上がっており、誰が見ても一目で女子だとわ かってしまった。 「ところで何で頭までシーツかぶされてるんだ?」 「わからねーが、そんな事よりも、もしかして全裸じゃねーのか」 「何言ってんだよ。どうして全裸だと言えるんだよ?」 (そ・そうよ..何で全裸だとわかったの?ちゃんと全身を隠してるはず なのに...)  1人の男子が寝ている私が全裸だと言い始め、指である箇所を示してこ う言ってきたのだ。 「だって、服着てたらシーツにポッチが浮かばねーだろ」  男子が指差したところは私の乳首のところであり、何とシーツの上から 見事に浮かんでおり、しかも私のおっぱいがシーツ越しにぷるんぷるんと 揺れていたのであった。  男子たちに見つれられてしまった上半身が裸である証拠。  このままだと下半身が裸であることもばれてしまうかも知れない。 (あぁぁぁ〜〜〜周兄さん、またとんでもないピンチになりましたぁーー)


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