第32話「男性トイレの中で..」(挿絵:たーちんさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 今、愚かな女に近づこうとしている沙智菜です。  だって、壁の抜け穴を裸で通ってみたい衝動にかられているんです。  裸で男子トイレに出るなんてあり得ないわぁぁぁ。  もう、ここまでくると痴女そのものだわ。変態かも。  あ〜ん、周兄さん!私を止めてくださいぃぃぃーーー(あうぅぅぅ) *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「沙智菜、恥ずかしがらずに穴に入るんだ」   「お前のエッチな姿、楽しみにしてるぞ」   「さあ、行くんだ。沙智菜」 ********************************  はぁぅぅぅぅっっっ〜〜っ♪  私の心の中の周兄さんは意地悪だよぉぉぉ..  抜け穴から男子トイレに出るなんて恥さらしなのにぃぃーー  でも、周兄さんの命令なんだもん..(うんうん)  そう、私の意思じゃないよね。(うんうん) (いやいや、そうだとしても穴を抜けるなんてダメだよぉぉ〜。これは、 かなり危険な露出行為だよぉぉぉ〜)  自分の性癖のひどさを今日あらためて実感したような気がする。  まさに暴走しまくっている一言につきる感じであり、理性などすっかり 捨てて露出行為に没頭してるようだ。 (今回はパスっ!大体、男子トイレに行く目的がないものっ)  何とか自分を説得する私だったが、露出をしたい本能も反撃を開始した。  ブルッ..「ぁっ..」  さっきおしっこしたばかりなのに下腹部に残尿感がした。おそらく尿は ほとんど残ってないけど、またおしっこをしろという命令が頭の中に響い てきた。 (まさかぁぁ〜、おしっこをだ・だ・男子トイレでしろってことぉぉーー)  そんな愚かなことをしたら最悪な展開になるかもしれない。  でも、私の脳裏には抜け穴を出て男子トイレで用を足す恥ずかしい私の イメージが浮かんできたのだ。 「それは、さすがにやっちゃ駄目よぉぉぉーー!男子トイレで用を足すな んて過激すぎるわよぉぉ〜」  だけど身体の疼きが収まらない。目の前の抜け穴を出れば、すぐに実現 できる露出だからだ。 (どーしよぉぉーー!このままじゃ、すごいことをしそうだよぉぉー)  そうなんです。もしかすると、男子トイレの方に裸で行ってしまうかも 知れない。  それで、この前みたいに人が来たら、最悪の展開になってしまうのは間 違いないだろう。 (周兄さん!!!こんな暴走する私を止めてぇぇぇーーーー!!)  どっちにしても、もう私の身体の方は抜け穴に近づいていく。  露出という強力な磁石が私の身体を引っ張ってきており、抜け穴に身体 を通してしまいました。 (結構、狭いよぉぉーー!肩は通ったけど..おっぱいが、おっぱいがつ かえてるよぉぉぉーー。  そうなんです。抜け穴が狭かったので、おっぱいがなかなか通らないん です。 (...これ以上は押し込まないと行けないよぉー。けど、そこまでして 通るなんて変だよぉぉ)  そう、おっぱいを強引に押し込めば入るのは間違いない。  ただ、無理してまですることじゃないだろう。 「やっぱ、中止っ!身体を引っ込めるのよぉぉー」  そう言ったはずなのに、私のおっぱいが押しつぶされていく。だから、 何で進むかなぁぁぁーー。戻れって言ったのにぃぃーー。  恐るべし、我が性癖。理性が働くことなく一生懸命に先へ進んでいく。  すぽんっ..ぶるんぶるんっ♪  ついに穴でつかえていた私のおっぱいが抜け出ることが出来、男子トイ レの方で大きく揺れている。  後はそんな苦労しないと思うけど、今のこの姿って相当恥ずかしいかも。 (ああぁぁ..このまま抜け穴から出てしまうのかなぁぁーー。もう1回 考え直すのよ)  上半身が男子トイレ、下半身が女子トイレのとこで止めて、再び葛藤を 始めたが、後から考えたらこんな中途なとこで止めるのはお馬鹿だった気 がする。  女子トイレ側のおま●こはすごく濡れており、飛び散る愛液が私に進め と訴えてきてる。  けど、やっぱり男子トイレに裸で行ってはいけない気がするよぉぉ〜。  そう言ってる割には先に進んでますっ!進んでるじゃないぃぃーー!  露出の誘惑を拒めない情けない私は結局、男子トイレの方へ出てしまい ました。  中の作りは男子トイレも女子トイレも同じなので、早い話、穴の位置が 逆になっただけですが、男子トイレの個室に居るってことがすごいこなん です。 (ぁぁっ、男子トイレの個室の便器を跨いでいるよぉぉーー)  男子トイレの和式便所に大股で跨いで悶え騒ぐ私。考えてみれば私って 何やってるんだろう。早く女子トイレに戻らないと!もどらないとぉ〜。  でも、私のはしたない手がおま●こを撫でてきた。指でくちゃくちゃと 弄ってきたんです。 (ちょっとぉぉーー、こんなとこで弄っちゃだめぇぇー)  一生懸命、理性を奮い立たせてみた。もちろん、理性ぐらいで止められ るわけがない。

膣口に入った指が、膣壁をぐりぐりと擦って
くる。敏感なとこを集中的に責めてくるよぉ〜。
ぐちゅ♪ぐちゅ♪
(男子トイレでこんなことぉぉーー)

そうなんです。女子トイレよりも男子トイレ
で弄るほうが背徳感が湧いてきて、それがま
たいっそう身体を気持ちよくさせてるんです。
これって病みつきになりそうな快感だよぉぉ
ぉ〜。このハラハラ・ドキドキ感がたまんな
いかもぉぉ〜。
ぴゅっぴゅっと、お汁が飛び散ってるよぉ〜。
だんだんと指がGスポットを的確に責めてく
るよぉぉ〜。
(こ・声が出ひゃぁぅぅ..)
何とか唇をかみ締めて、これ以上のオナニー
を止めなくちゃいけない。
すごく気持ちいいからって、男子トイレでこ
んなことしちゃダメなんだからぁぁ〜〜。
(指を止めなくちゃ..けど気持ちいいよぉ)

だが、この後で私はとんでもない重大なこと
を忘れてたのを、ようやく気づいたのだ。
背中に思い切り風が当たってくる感触がする
のであった。

「いやぁぁぁっ!ドアが開けっ放しだよぉぉーー」  私としたことが、どうしてこんなミスに気づかなかったのだろう。  これじゃ男子トイレに入ってきた人から丸見えであり、もちろん慌てて ドアに手を伸ばしたんだけど.. (うそっ..ここのドアの内鍵、取り外されてる..)  もし、今誰か男子トイレに入ってきたら絶体絶命じゃないの?  そう思うと血の気が引くのを感じた。火照った身体が一瞬で冷えてきた。  ガクガクッ(戻らないと..もどらないと..)  唇が紫色になっていくような..歯がかたかたと小刻みに鳴っている。  すでに震えがひどいせいか身体が思うとおり動かなくなっていた。 (震えてる場合じゃないわ..早くここから抜け出ないと)  そんな私の目にドアの内側に書いてあった卑猥な落書きが写った。  いかにも男子トイレらしい欲望丸出しの内容であり、より恐怖心が高ま ったんだけど..  ただ、それはこの時までのこと。  ある偶然の落書きが私の恐怖を一気に吹き飛ばしてしまった。  ”ここは露出狂さちなの専用個室です。みんなでさちなを辱めましょう” (!!さ・沙智菜ってぇぇ..ここって私の..私の〜)  この他愛無い落書きに性感をかきたてられてしまうことになった私。  自分のことでないのは分かるんだけど、落書きが頭の中で駆け巡って、 身体がいやらしく反応している。  さっきまでの恐怖はいったいどこに行ったのっていうぐらいの変わりよ うだ。  ひょっとしたら、他にも沙智菜についての落書きが書いてあるかも知れ ない。  ついつい、そんな卑猥な落書きを探してしまった私だった。 (やっぱり、あったよぉ。さちなのおっぱいをどうぞとか・・・さちなの おま●こは濡れまくりって書いてあるよぉ〜)  次々と、くだらない落書きを見つけた私の身体が火照ってくる。  私の頭には落書きのイメージを浮かべてしまい、このまま誰かに見つけ て欲しいと言う欲望にも掻き立てられていた。 (こんな姿、見られたらどうなるんだろう...いや!駄目よっ!あの時 と同じパタンになってしまうわ。)  私の頭の中に、あの更衣室の馬鹿な行為が浮かび上がる。  そう、男に覗かれながら着替え、襲われそうになった忌まわしい出来事を。  あんな怖い目は遭いたくない。こんな事が見つかったら今度こそ襲われ ても仕方ないだろう。  けど、逆にあれほどの快感を、身体が痺れるほどの凄い快感を忘れるこ とが出来ないのも確かだった。  怖い目に遭ったけど、あれからは良く自慰のネタにして使ってしまう。  自慰のネタでは私は男たちに捕まってしまい、好き放題弄られたあげく に、そのまま放置される。  実際にされたら精神が壊れてしまうが、想像としてなら自分を無様に演 じさせることが出来る。  そう、自慰だからこそ、自分を惨めにさせ、欲望のままに出来るのだ。 「はぁはぁ..もう出ないと..でないと」 (そうよ。そろそろ、身体も動かせるんだから抜け出ないと)  落書きで興奮した事で、少しずつ私の性癖が治まってきている。  あとは、危険な目に遭う前に元の女子トイレに戻るだけだったのに、ど うやら、またイケナイ事の神さまが私に試練を与えてきたのであった。  「助かったぜ、漏れる寸前だったぜ」  「早く済ましちゃおうぜ」  「そうだな」  ガヤガヤ・・・・ (しまったぁぁーーぼーとしていて足音に気付かなかったんだわ!すぐに 戻らないとぉぉーー!でも、そうしたらドアが開いちゃうよぉぉぉー)  そうなんです。抜け穴から出るにはドアから手を離さないといけないの で、抜け出る間にドアが開いちゃうんです。 (ど・どーしよ・・・急いで行ったとしても音が出ちゃうから分かっちゃ うよぉ)  きっと、大きな音でも出せば、すぐに気付かれて覗かれてしまう。穴を 抜けたとしても穴を覗かれれば、女子トイレの方が見えてばれちゃう。  それも、よく考えると私って全裸だしぃー。着替える時間も必要だよぉ。 (うぁぁぁ...短時間で着替えるなんて無理だよぉぉーー私って何て馬 鹿なのぉぉーー)  これじゃ、どんなに頑張って急いで逃げたとしても、かなりマズイ状態 になるだろう。  もう、残された道はこのまま音を殺して気づかないことを祈るしかない。 (どーか、気付きませんように...お願いします..お願いっ..)  幸いな事に全裸で立てこもってる個室は一番奥だから、奥まで行かなけ ればわからないはず。  それに学校のトイレじゃあるまいし、閉まってるドアをわざわざ開けよ うとすることもないと思うしかない。 (大丈夫..静かにすれば大丈夫..大丈夫なんだから..)ドキドキッ  向こう側の動向に注意しながら、ドアノブをしっかり持ち続ける私。  話し声を予想すると学生っぽい男性が3人で用を足している。  男性のおしっこする音が大きく耳に響いて恥ずかしくてたまらない。 (ああぁ・・・・私ってとんでもない事をしてるよぉぉーーー)  用を足してる男に向けて個室で全裸でいることに興奮して息が荒くなっ てくる。  乳首も徐々に勃ってきており、下半身もじわじわと疼きを感じる。  少しでも気づいてくれないかな..こんな無様な姿を見て欲しい。  イケナイ考えが、ついつい私の頭をよぎってしまう。 (私ったら何を考えてるのよっ!)ぶんぶんっ!  音を立てずに大きく首を振る私。そんな事になったら、タダでは済まな いからだ。  相手は学生っぽい男性であり、もしモラルや常識ある男性なら、このま ま変な探究心を出さずに帰ってくれるだろう。  けど、逆に変な男だったら奥の個室に入ってる誰かが気になるのかも..  そう思うとまた血の気が引いて寒気がするほどの恐怖感を覚えてしまう。 (こちらを見ないで・・・見ないで・・・みないで・・みないでぇぇ・・・)  繰り返し、祈りのような言葉で男性たちが去るのを願う私。  だが、彼らはそんな私に関係なく少し雑談をし始めてきたのだ。 (こんなとこで立ち話しないでよぉぉーーー早くトイレから出てぇぇぇぇ。 あーんー)  けど、その雑談で更に私の興奮が高くなってしまう。 「そういや、一度でいいから露出狂の女を見てみてーよな。」 「そうだな。どーせなら、高校生あたりだと最高だな!」 「好きなだけ弄りまくって楽しむってか」 (うきゃぁぁぁぁーーーそんな話、しないでよぉぉぉーー)  心の中で思い切り叫ぶ私。  すると今度は急にボソボソ話で話し始めてきたのだ。 (えっ..ちょ・ちょっとぉぉぉーー・・・ま・まさかバレてしまったの?)  急に小声になった状況に、不安がどんどんと大きくなっていく。  もしバレていたんなら、いつまでもここにいるのは不味すぎる。  最悪の場合、バレるのを承知で抜け穴を出て逃げるしかないのであった。


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