第30話「危機を逃れても..」(挿絵:たーちんさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

声を出してしまった事によって男子たちに少しずつ追い込まれている私。 すでにたった1つの出口も男子に押さえられて、逃げ道もない。 このままだと男子たちに見つかってひどい目にあうのは確実だろう。 ぐすん..周兄さん、ごめんなさい.. これからくる悲惨な運命に悲しくなっていき、目からは少しずつ 涙がこぼれていく。 今さら泣いても仕方ないのに.. ぐすん..もうおしまいだ..そう思い、空を見上げた時.. えっ!? 第2屋上の方を見ると、無いはずの梯子がついてある? 思わず再度、横の方を確認すると梯子が目の前に現れて設置されている。 確か、昼休みの時は梯子跡があるだけで梯子がないのを確認したはずなのに.. もしかすると礼璃んがここに降ろしてくれたの? でも上を見上げても誰の姿も見当たらない。けど、これにつかまって登れば 第2屋上に戻れるのは間違いないことだろう。 ちょっと梯子を登るのは怖いけど、迷う時間はない。 手足の震えを抑えつつ、音を立てないように梯子を登っていく。 少し揺れて怖いけど襲われるよりはずっといい。 ぐらぐらと揺れる梯子に、ふと視線を下に向けてしまうととんでもない光景 が見えてしまった。 (うそぉぉぉぉーーー下から丸見えだよぉぉぉぉーーー) よく考えれば人が1人通れるだけのスペースに梯子を斜めにかけてるから 登ってる光景は校舎裏の真下から丸見えとなっている。 誰か上を見上げれば、第2屋上に登ってる全裸の女子高生の姿が目に飛び こんでくるだろう。 (ああぁぁーー登りきるまで誰もこないでぇぇぇーーー) そう叫ぶ私に、悪魔のホイッスルの声が響いてくる。何と、どこかのクラス の男子たちがランニングしてきたのだ。 (うそぉぉぉぉーーー、誰も見ないでぇぇーーそのまま走り去ってぇぇーー) もし誰か1人でも、上を方を向いてしまったらどうしよう。 みんなに一斉に騒がれたら、もっと最悪な展開になってしまう。 かなり危機的な状態に追い込まれ、身体が登った状態で硬直している私だが 下半身だけは強烈な刺激が襲ってくる。 おま●この収縮がさっきよりも激しくなっている。 絶えず愛液を垂らし続けているみたいで、何だがおま●こが喜んでいる様で 卑猥すぎる。 (ぁぁっ..は・早く過ぎ去って..) 今回は必死に願う私の頼みが効いたらしく、ランニングの男子たちが何事も なく過ぎ去ってくれた。 これで再び上へ登れるのだが、この数秒が大きなロスになったかも知れない。 男子たちがこっちへ来るのに1分もあれば充分なことを考えると、もう間に 合わないのかもと思った。 しかし男子たちは不思議にまだ来てないので、私は急いで第2屋上へ登って いった。 何とか第2屋上へ登った私だが、まだ問題は片付いていない。 今度は急いで梯子を回収しなければならず、無我夢中で梯子を第2屋上へ 引き上げ、引き上げたと同時に屋上にいた男子たちが出口裏を覗いてきた。 まさにギリギリセーフと言ったとこだろう。 「あれっ..誰もいねーぜ」 「もしかして上の第2屋上に登ったんじゃねーか?」 ドキッ... 「馬鹿言うなよ。この壁をどうやって登るんだよ?」 「だな..梯子もねーし、出来るわけねーか」 (あぶなかったぁぁぁーーー、梯子を何とか回収できてよかったよぉぉーー) 「おい、裏にやっぱり誰かいたのかよ?」 「いや、いなかったぜ。やっぱ気のせいだったみたいだよ」 「そうか。何かうまい手を考えて登ったんじゃねーか」 ドキドキッ(ちょっとぉぉ..深く考えないでぇぇ..) 「いや、それはねーな。さっき下で走ってる連中もいたんだぜ」 「そいつらの前で登る真似なんて出来ねーぜ」 「そうだな。逆に俺らのサボリが見られてしまいそうでドキドキしたぜ」 (えっ..それって..) そう、さっきのランニングは私にとってロスタイムではなく、登る時間を 与えてくれたチャンスタイムであった。 サボリが見つかることを恐れた男子たちもランニングの声が聞こえなく なるまで、こちらに来ることが出来なかったみたいなのだ。 (じゃあ..さっきのがランニングが来なければ間に合わなかったかも 知れなかったんだ..) ランニングの男子たちにまさか、助けられるとは思ってもいなかった。 結局、男子たちは私が出口裏にいないことをわかると、すぐに屋上を出て 行ってくれた。 どうやら、必死に裸の女性を探してる事に馬鹿馬鹿しくなったんだろう。 男子たちもいなくなって一気に安心して身体中の気が抜ける私。 まさか、この後で最後の些細な羞恥がくるとは思わなかったのである。 (良かったぁぁ...助かったよぉぉぉ..はぁぁぁ〜〜) 気が抜けて、ほわんとする私の股間からじわぁぁと熱くなって感じてくる。 最初はおま●こが、まだ火照ってるのかなと思ったが、違う温かさが沸いて いる。

じょぼじょぼじょぼじょぼ・・・
(ああぁぁぁぁぁっ!!うそぉぉぉーーー
おしっこが出てるぅぅぅーー)
気が一気に抜けたせいで、尿道が緩んで恥
ずかしいおしっこが溢れ始めている。
恥ずかしい音が第2屋上で響き、床には少し
黄色かかっているおしっこが水溜りを作って
いく。
こんなとこで、おしっこをしちゃうなんて、
恥ずかしくてたまらない。
(ああぁぁぁ...やっちゃたよぉぉぉ..
はぁぁぅ〜)
きっと屋上の方にも私のおしっこの音や匂い
が漏れてるのかも知れない。
もし、さっきの男子たちが帰らずにここに残
ってたら、またピンチになっていたのだろう。
すごく恥ずかしいことをしてるせいか、口から
はつい甘い吐息が出てしまう。
ちょぼちょぽちょぽ・・・
(はぁぅぅ..まだ出ているぅぅ..)

このまま、おしっこが止まらないかというぐら
い、長く続いた気がする中、ようやく、最後の
ポタポタ音が聞こえてくる。
だが、放尿が終わると今度はおしっこの変わ
りに、おま●こから大量の愛液がこぼれ出し
てしまった。
(ぁぁ..はしたないよぉぉぉぉーーー)

危機から逃れた安心感と放尿の開放感が合わさったせいか、ドロドロとした 愛液があふれ出てくる。 (ああぁぁ..いやらしい汁が止まらないよぉ..) 床に溜まった尿と混じっていく姿は、かなりエッチでそれを出してる今の 自分がすごく恥ずかしい。 でも、残念なことに快感はどんどん高まっていき、今すぐにでもイきそうな 雰囲気だ。 (ぁぁぅぅんん..こんなとこでイっちゃだめよっ..) 手で弄らないように我慢はしてるが、足はもう大きく開き始め、おま●こ への刺激を高めてしまっている。 もうイくことをとめる事は出来なそうであった。 (はぁぁぅぅぅんん..イ・イっちゃいそうぅぅ..) 一瞬、頭の中が真っ白となってしまい、軽くイってしまった気がする。 これから礼璃んが来るかも知れないのにイってしまうなんて.. (この姿をみて..きっと、はしたないと思われちゃうぅぅ..) それから数分後、6時限目の終了の鐘が鳴り、礼璃んが帰ってきたのだが やはり私のはしたない姿を見て呆れかえっていた。 「・・・・沙智菜ちん、じっとしててと言ったけど、おしっこは漏らさないで 欲しいんだけどな..」 「あはは..これはその..気が揺るんでしまって..」 「気が緩むって..あれっ?沙智菜ちん、下着何で持ってるの?」 「えっ?礼璃ん何言ってるのよ..礼璃んが助けてくれたんでしょ?」 「助けた?まさか下着を取りにいったの?」 「う・うん..でも梯子をかけてくれて助かったよ」 「梯子?ごめん..もし良かったら説明して」 「うん..」 とりあえず、下着をとりにいったことを礼璃んに説明したが、本当に 礼璃んが助けたみたいではないようだった。 「それ..礼たんじゃないよ..きっと誰かがかけたのね..」 「またまたぁ〜礼璃んじゃなければ誰がやったのよ」 「う〜ん、わからないけど男子ではないみたいね..」 突然、地面に落ちていたあるものを拾って、さらに礼璃んが言ってくる。 「ほら、髪の毛よ。これは女性の髪の毛だし、礼たんのでもないし、沙智菜ちん のでもないわね」 どうやら、礼璃んの推測だと次の感じで私を助けたみたいだ。 まず再び、屋上に戻る男子たちに不信を抱いた女子が後を付いていき、その時 機転をきかして第2屋上で様子を伺う。 そこで私を探してる男子と裸で隠れてる私を見つけて、梯子を降ろす。 あとは私が登る前に第2屋上から降り、男子が去った後で第2屋上のドアの 内鍵をロックして出て帰った。 正体を明かさないで帰ったのは単に裸の私と変に関わりたくないからと礼璃ん は言ってきた。 「というのが礼たんの予想かな♪」 「そうなのかな..本当に誰かが登ってきたのかな..」 「ええ、だって沙智菜ちん。下着を取ってすぐに帰る気だったから内鍵をロック しなかったでしょ?」 「当たり前よ。ロックしたら鍵もってないから戻れないでしょ」 「そうでしょ。でも礼たんが戻ってきたときは内鍵がかかっていたよ。これって 誰かがロックして帰った証拠じゃない」 「そっか..やっぱり誰かがきたんだ..でも誰なんだろう..」 「まあ、そんな事より、今は後始末の方が大事じゃない?早く着替えないと」 「う・うん..あ・あれっ..こ・腰が..」 どうやら、腰が軽く抜けてしまって上手く動く事ができない。 そんな私を礼璃んは呆れながらも、全部の後始末をやってくれたのである。 そして、私の身体も拭いてくれたのだが、その時は弄りながら楽しんで拭かれて しまった気がする。 まあ、こんだけ痴態を晒した私が文句を言えるわけないんだけど..(ぅぅぅ..) 今回は、かなり礼璃んに対して、いろんな恥ずかしいとこを晒した気がします。 濡れた下着も礼璃んが持ってきた替えの派手な下着と交換されちゃうし.. で濡れた下着も何故か礼璃んが没収してしまったし.. (ああぁんっ、一体あのぐちょぐちょ下着何に使う気なんだろう..こわいよ) どちらにしても、しばらくは礼璃んに逆らえないアブナイ私です.. 周兄さん。変なことを礼璃んに要求されたらどうしよー。 *****沙智菜の勝手なイメージ*****************   「沙智菜、今回もいろいろ危険な目にあってしまった様だね。」   「しかし..礼璃んの紳士的な態度には驚いたね」   「いっその事、こっちからお礼をしてあげたら喜ぶんじゃないか」 ******************************** お礼なんかあげたら泥沼になってしまうよーーー ああぁ〜、今回は危険な目に遭いすぎだ様な気がします.. でも、しばらくオナニーのネタには困らないかもしれない..(あははっ)


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