第12話「帰りのハイヤーの中で」


 社長と作山がとんでもない密談をしてる中、里奈穂は早歩きで地下の駐 車場へ向かっていた。  里奈穂は一秒でも早く家に帰りたいようであり、理由は先ほどの社長の 意地悪な行為で下半身が濡れまくっていたからだ。  もはや、スカートは水溜りに座ったかのような大きなシミが出来ており、 このシミは全て里奈穂のおま●こから溢れた愛液だった。 (いやぁぁ〜、大きなシミになってるわ。こんな姿、人に見られたら大騒 ぎになっちゃう)  周りの目を気にしながら、ようやく駐車場に着くと、そこには社長が呼 んでくれたハイヤーが既に止まっており、里奈穂は急いでハイヤーに乗り 込むことにした。 「お・お待たせしました。あのー行き先は...」 「あーいいよ。行き先はもう分かっているし、マスコミの方に気づかない ように帰るから」 「ありがとうございます。あ・あと、ちょっと汗臭いんですが、すいませ ん」 「そんなこと気にしなくていいよ。皮のシートなんだからジュースを溢し たって問題ないぐらいだ」 「そうなんですか..」 (ほっ..良かった。シートにシミは残らないのね)  里奈穂が気にしてるとこを、ハイヤーの運転手が先読みしたかのように 全部説明してきた。  ちなみに、このハイヤーはプロダクションが専属契約している個人ハイ ヤーであり、絶対にタレントの秘密を公開しないプロの運転手であった。  行きはプロダクションの車でマスコミを上手く巻いた里奈穂だが、もう それが化れており帰りは違った手段を取る必要があったらしい。  その手段が上手く効を成し、マスコミは里奈穂を乗せた個人ハイヤーを まんまと見逃してしまった。  濃いスモークガラスを貼っていたのも勝因の1つでもあっただろう。  とりあえず里奈穂がマスコミから無事に逃げられたのは確かだ。 「どうやら、やつらは全く気付かんかったのー。はっはっ」 「はい」  個人ハイヤーの運転手、森ノ沢が甲高い笑い声で言ってきた。  この森ノ沢、かなり老けておりベテランの老ドライバーと言ったとこで あろう。 「そうじゃ、そうじゃ。自己紹介がまだじゃったな。わしの名は森ノ沢じ ゃ。これからは何かと世話になるから覚えておいておくれよ」 「は・はい。私は..」 「里奈穂ちゃんだろ。言わなくてもわかっとるよ」 「ありがとうございます..」 「わしはなー、これでも結構いろんなタレントさんを乗せておるんじゃよ」 「そうなんですか」 「だから、口も堅いので有名なんじゃ」 「そうですか」 「芸能界ってとこは何かとストレスのたまるとこだし、里奈穂ちゃんも何 か愚痴があるなら、わしが聞いてやるぞ」 「いえ、今はいいです..」  里奈穂はしばらく、気さくに話してくる老ドライバーと楽しく会話を続 けていた。 「そう言えば里奈穂ちゃん。あそこの社長、スケベで困ったじゃろ?」  ドキッ。「いえ...そんな事は..」 「そうかの?わしはここの若い姉ちゃんから良く聞くんじゃが..」 「そ・そうですか...」 「でもなーあそこの社長さんは性行為はせんから安心せい」 「は・はぁ..」 「実はのぉ、わしと同じであの社長さん。もう勃たないんじゃよ」 「・・・・・・・・」 「若い頃、使いすぎたんじゃろ?もう今じゃ何やっても無意味のようじゃ」 「そ・そうですか..」里奈穂は顔を真っ赤にして答えていた。 「だから安心せい。もう奴はそういう事も求めもしないからのー」 「・・・・・・・・・」 「しかし里奈穂ちゃん。奴に何をされたんじゃ?牝の匂いがプンプンするぞ」  ドキッ。「えっ..あの..そんな別に...」 「わしも若い頃はかなり遊んでのー。その手の匂いはすぐわかるんじゃよ」 「!!!」 「ふふっ。もうパンティはぐしょぐしょなんじゃろ?」 「ち・違います!!ぬ・濡れてなんか...」 「ほぉー。まあ構わぬが...それじゃ乳首が擦れてつらいじゃろ?」  ドキドキッ!「な・なんでそんな事がわかるんですか!!」 「そうか。やっぱりまだ勃ったままか。可哀想にのー」 「・・・・・」(やられた..ううぅ..)  里奈穂は森ノ沢の言葉の誘導にあっさり引っかかってしまった。 「今でも勃ってる様じゃ相当火照っておるのー」 「違います..火照ってなんかしてません」里奈穂は顔を真っ赤にして怒 ってきた。 「まあまあ、わしは怒らすつもりで言ったんじゃないぞ」 「そんな事、言えば誰だって怒ります」 「すまなかったのー。でも里奈穂ちゃん。来週おっぱい出すんじゃろ?」  ピクッ。「ど・どうしてそれを?」 「ああ、TVを見れば誰だって予想はつくじゃろ?しかし本当に出すのか..」 「ううぅ..」里奈穂は再び言葉の誘導に引っかかった事に悔しさを感じ てた。 「どうだ。身体も火照っているんだから上着を脱がんか?」 「えっ?な・何を言うんですか!!」  里奈穂は森ノ沢のとんでもない言葉に驚いたが、それと同時に乳首がま た硬くなり身体中が凄い勢いで火照ってくるのが感じ取れた。 「うん?つい余計な事、言ったのー。また匂いが凄くなってきたわい」 「・・・・・・・・・」 「我慢するのはいいが余計苦しくなるぞ。せめて上着だけは脱いだ方がい いぞ」 「こんなとこで脱げません...」 「外からは見えんよ。まあ前からはタイミングさえ合えばチラッと見えるが」 「だから..脱ぎません!!」 「じゃあ、せめてボタンぐらいは外して冷やした方がいいぞ」 「ボ・ボタンを...」 「そうじゃ、それぐらいなら外しても問題ないじゃろ?」 「は・はい・・・ボタンぐらいなら..」  里奈穂は火照っていく身体のせいで、考えが少しまとまらなくなってきた。  そう、妥協された案に素直に乗って上着のボタンを少し外してしまった。 「別に、もう少し外しても構わんぞ」 「いえ、これ以上は下着が見えるので..」 「ブラのことか。来週TVでおっぱいを出すんだから、それぐらいで恥ず かしがってどうするんだ」 「それとこれは話が違いますっ。人前で下着なんて出せません」 「まあまあ、そうムキにならんでもいいぞ。さっきも言ったが、わしはあ の社長のことを良く知っとる。具体的なことは聞かんが、このまま我慢す ると火照りがすごくなるんじゃないか?」  ギクッ。「そ・それは..」 「安心せい。あの社長に意地悪されると誰でもそうなるし、熱くなった身 体を冷ますためにボタンを外すんじゃ。それはいやらしいことではないと 思うぞ」 「そうなんですか..そ・そうですよね」  里奈穂も内心、火照る身体を何とか鎮めたいらしく、ここはあえて森ノ 沢の言葉に甘えてボタンを外すことにした。  パチンッ..パチン.. 「ほぉーオレンジのブラか。可愛いのー。孫娘も同じのを持っているんじゃ」 「そ・そうですか..孫娘ですが..」  里奈穂は突然出た”孫娘”というキーワードに少し警戒心が薄れてしま った。 「孫娘も胸が大きくてなー。なかなかいいブラがないって困ってたよ」 「そうですよね..やっぱ胸が大きいと..」 「もう少し見せてくれんかのー。そのブラを」 「えっ?」 「いや、孫娘に勧めてやりたくての〜。変な意味ではないぞ」 「そういうことなら..」  里奈穂は違和感を感じながらも、さらにボタンを外してしまいブラ姿を 露わにしてしまった。 「ところでのー。もうそこまでボタンを外したんなら、上は脱いだ方がい いんじゃないか?」 「で・でも」 「中途半端の方が何かいやらしく感じての〜。そう思わんか」 「・・・そ・そうですよね..」  森ノ沢に言われると、里奈穂もそんな感じがしてしまい、何とあろう事 に車内で上着を脱いできたのであった。 「どうじゃ。少しは火照りが収まってきたじゃろ?」 「は・はい。何か少し楽になりました..」  ブラ姿にされてるにも関わらず里奈穂は素直に答えてしまった。 「どうじゃ。ついでにそのブラも取ったらどうかのー」 「えっ?それはちょっと...」 「まだ乳首、勃っとるんじゃろ?擦れるとつらいぞ」 「・・・いえ..だ・大丈夫です...」  図星を突かれた里奈穂は顔をうつぶせて何かを我慢していた。  そう、おま●こがさっきよりも濡れ始めてきたのであった。  何とか濡れるのを抑えようと太ももをぎゅっと閉じるが、おま●こから は愛液がどんどん溢れて、止まらない状態になっていた。  濡れてくる原因が乳首がブラで擦れる快感のせいなので、正直なところ 外したい気持ちもあった。  けど車内でおっぱいを出すなんてとても恥かしくて出来なかった。 「そうか。ブラはさすがに恥かしいとみえるのー」 「・・・・は・はい...」 「じゃが、車が揺れる度に快感が襲って辛いじゃろ?」 「・・・それは...」 「お前さんはわからんが今、車内は凄い牝の匂いがするんじゃぞ」 「・・・・・・」 「そうか。わしが襲ってくると思っとるじゃろ?」 「いえ..そんな事は..」 「安心せい。ほらこれを見てみい」森ノ沢は1枚の写真を里奈穂に見せて きた。 「なっ?なんなんですか?この写真は!!」 「おいおい。何か卑猥な写真みたいに嫌わんでくれよ」 「で・でもこ・これは..」  そう、その写真は入浴時の写真であり森ノ沢と森ノ沢の孫娘が湯船から ピースしている写真であった。  湯船に入っているので下半身は映ってないが、明るくピースしている孫 娘の豊満なおっぱいが、はっきりと写っていたのだ。 「はははっ。今でもたまに孫娘が一緒に風呂に入ってくれるんじゃよ」 「孫娘が..」 「そうじゃ。だから別に変な気は起こらんよ。それにあそこも使い物にな らんし」 「・・・・・・」里奈穂は少し黙ってしまった。  そして里奈穂の口からとんでもない言葉が出てきてしまった。 「ほ・本当に変な事しませんよね?」 「ああ、約束しよう!!」 「さ・触ってもこないですよね?」 「運転中じゃぞ。そんな事はせんよ」 「・・・そうですよね..じゃあ..と・取ります..」  里奈穂は何と後ろに手を回しブラのホックを外し始めた。  カチャッとの音の後で、里奈穂のEカップのおっぱいがブルンと飛び出 した。  乳首は相変わらずピーン固く突き出しており、そそり勃った状態のまま だった。 「ほぉーやっぱりかなり勃っていたんじゃな」 「は・はい...」 「ブラを外した方が楽じゃろ?擦れる事もないし」 「はい..気持ちいいです..」  里奈穂は窮屈なものから解放されたようで、本当に気が楽になってきた。  そう車内で上半身を裸にされてるという事がおかしいとわかっていても、 この爽快感がたまらなくなってきた。  そんな里奈穂に森ノ沢がとんでもない事を言ってきた。 「のー。そのブラ、孫娘と同じか見たいから渡してくれんかのー」 「は・はい。どうぞ」里奈穂はなぜか素直にブラを渡してしまった。 「うーん。やっぱ孫娘と同じじゃのー」森ノ沢は繁々と里奈穂のブラを眺 めていた。 「同じですか..」 「そうじゃ。良く考えると里奈穂ちゃんのおっぱいが前ガラスから見えて しまうとまずいじゃろ?」  ドキッ。「はっ..そ・そうですね」 「これをここにぶらされれば前の方からも見えんじゃろ」  森ノ沢は何と助手席の前のガラスにお守りの様に里奈穂のブラを吊るし たのであった。 「あ・あのーそんなとこに...」 「なぁに。外からはわからんよ。着いたらちゃんと外して返すから」 「ほ・本当に返してくださいよ..」  里奈穂はなぜか素直に引き下がってしまった。  どう考えてもあんな所にブラを吊るすのはおかしい事なのに...  そう、おっぱいを開放してしまった時から里奈穂の理性は快感に崩れて きた。 (ああ..おっぱいを出すなんて..何でこんな恥ずかしいことを)  時たま、ハイヤーの振動でおっぱいが大きく揺れており、里奈穂がチラ チラとバックミラーを見て森ノ沢の動向を伺っていた。  意外にも森ノ沢は運転の方に集中していて、里奈穂のおっぱいをじろじ ろと見ることはなかった。  ただ、信号で止まると森ノ沢がミラーで覗いてくるので、里奈穂は急い で目を合わせないようにした。見られてると思うと自分のおま●こが激し く熱くなりそうだったからだ。  そして、じわじわと里奈穂の理性が崩れており、気がつくと自分の太も もが里奈穂本人の意思とは関係なく少しずつ擦り合わせてきた。  そんな里奈穂の乱れた姿を森ノ沢は上手く気づかれないように覗いてお り、時々ニタっと笑ってこう思っていたのだ。 (おやおや。このお嬢ちゃん。自分から股を擦ってきやがったか..少し 寄り道をして、楽しませてもらうことにするかのー) 「ところでのー。実はわしの孫娘が里奈穂ちゃんのファンだったんだが、 良かったらサインをしてもらえるかの」 「えっ?私のファンって..本当ですか」 「芸能界に戻ってきた里奈穂ちゃんのことを感動しておってな〜、せっか くだから孫娘にサインでもあげたくてな〜。ダメかな?」 「いえ、私のサインで良ければいつでもあげます」 「そーか、そーか。じゃあ、サインをしてもらうとするか」  何やら、少し怪しげな口調で里奈穂にサインを求めた森ノ沢。  まさか、この気軽に受けたサインが更なる恥辱へ陥ることになるとは今 の里奈穂は思ってもいないだろう。