第1話「戸中井 優紀の憂鬱」(挿絵:さばにしきさんさん)

※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 東京都の端っこの丘陵に東京征服を企む学園組織「クラッカー」があった。  表向きは東京六大学進学率200%を誇る知力体力に優れた生徒を育てるこ とで有名であり、この教育システムが全て謎の学園長「サンタ大使」が考 案したらしい。  だが、この教育システムは生徒に洗脳教育を施すもので、洗脳済みの生 徒を世に送り出して東京制服を狙っていたのだ。  ちなみに「クラッカー」のシンボルマークは言うまでもないだろうが細 長い円錐形のものだ。  準備が終え、これからいざ東京制服に動き出そうとした「サンタ大使」 であったが、洗脳から逃れた強化能力を持った女子生徒たちに次々と邪魔 されていくことになる。  彼女たちはあまりのエッチな格好から「恥面ライダー」と呼ばれるよう になり、「サンタ大使」は東京制服の前に学園内部にいる恥面ライダーの 正体を最下級の構成員を使ってあぶり出しにかかってきた。  今日も、クラッカーの最下級の構成員である戦闘手(カムカム団)たち が咬むかむしながら恥面ライダーの探索にあたっていた。 「イー」「イー」「カムカム」「イー」「イー」  我が物顔してやってきた戦闘手は容赦なく校内でスカート捲りを乱発した。  校舎のあちこちで女子たちの黄色い悲鳴がこだまする。んも〜まいっち んぐ〜なども声も聞こえたかも知れない。  その戦闘手たちが2年2組に入ってきて、1人の女子を捕まえようとした。  この時から捕まった女子、戸中井 優紀の悲劇が始まった..  戦闘手は教室に入ると、お近づきのしるしにクラスメイト全員にカムカ ムジュースを配り始めた。  このプレゼント贈呈で全員が優紀を差し出すことに了承し、男子たちが 優紀を捕まえて戦闘手の前に連れていった。 「みんなの裏切り者ぉぉぉーーー!南米の大自然が生んだビタミンCの王 様のカムカムは美味しいけどぉぉーー。何で私が犠牲になるのよぉぉー」 「イー」「カムカム」「イー」「カムカム」「イー」 「カムカムうるさいぃぃーー!あんたら保健機能食品推進のまわしもんかぁ」  だが、カムカムによって、男子全員が素直に買収されることはなかった。  普段から正義の味方、正義のレンジャーをしていた5人ほどの男子たち が正義の雄叫びをあげて戦闘手に向かっていった。  この5人の男子は正義に命をかける勇者ばかりだったが、戦闘手には敵 わなかった。  戦闘手たちが秘蔵のヒロインエロエロ拷問のDVDをそっと差し出した。  5人の頭の中で正義と性欲の天秤にかけられたが答えはあっさり出た。  股間が固くなった5人は「じゃっ!」と明るい笑顔を見せて窓から去っ ていった。 「それでも正義のレンジャーかぁぁーー!このバカぁぁぁぁー!」  こいつらに罰が与えられることを願う優紀だった。  この段階で戸中井 優紀は無駄な抵抗をするのをやめてしまった。  戦闘手たちが優紀へこう命令した。「我々についてこい」と。  もちろん、抵抗できない優紀は命令を聞くしかなく、「サンタ大使」が いる学園長室まで連れて行かれた。  そしてそこで、あっさりと洗脳されて怪人トナカイちゃんに改造されて しまった。 「よし、改造終了だ!これから戸中井くんには我がクラッカーの怪人、ト ナカイ娘として恥面ライダーをおびき出してもらいたいのだ」 「冗談じゃないわっ!大体、こんな格好で東京制服をさせる自体、間違え てるわよっ!何が怪人トナカイ娘よ。これってただのトナカイのコスプレ じゃないっ」  今、クラッカーによって身体改造を受けた忠実な?怪人が目の前にいる が、どう見ても洗脳が上手くいってないのがよく分かる。  クラッカーの最下級の構成員である戦闘手たちも、洗脳失敗を言葉に出 して騒いでいた。 <また失敗だよ。失敗だよ。やっぱり「誰でも出来る洗脳」本を見て洗脳 するのは無理があるよ> <身体改造まではうまくいくのに、いくのに。最後の詰めが甘いとこはど っかの組織と同じだね> <はやく恥面ライダー呼んで楽しもうよ、楽しもうよ。今日はバニラかな チョコかな〜>  戦闘手のいうバニラとかチョコは恥面ライダーそれぞれの呼称であり、 そう呼ばれる理由があった。  それは恥面ライダーとは目のとこだけアイマスクで隠し、それ以外は素 っ裸で現れるからだ。ただ服の代わりにバニラクリームやチョコクリーム をデコレーションしてやってくるのだ。  1号はBカップの技のバニラ、2号はCカップの力のチョコ、そしてWパ ワーのDカップの恥面ライダーモンブランまで存在していた。 「さあ、怪人トナカイ娘よ。東京制服の前に恥面ライダーたちを恥(ち) 祭りにあげるのだぁぁーー」「いやっ!断りますっ」 「このサンタ大使に歯向かうのか?」「歯向かいます。どうせ、いつも恥 面ライダーが登場すると鼻の下を真っ赤にして喜んでいるじゃないっ」 「むむっ、仕方ないのぉ〜。なら方法を変えて、お前には彼奴らの餌とな ってもらおう」 「餌?餌って何よっ」「クラッカーの最下級の構成員の戦闘手たちよ。ト ナカイ娘をひん剥いて恥面ライダーたちをおびき出すのだぁーー」 <やったーやったー♪いつものパタンだぁぁーー> <剥いちゃえ、剥いちゃえ〜>  空中にプカプカ浮いていた無数の戦闘手たちが一斉にトナカイちゃんに 向かって襲ってきた。  明るい歌を歌いながらトナカイちゃんの服を剥くとこを見ると、戦闘手 たちにとってこれはいつもの流れなのだろう。 <丸出し恥面ライダーが助けにくるまで弄んじゃえー> <洗脳失敗、ばんざーい。ばんざーい> 「こ・こいつら、失敗を喜んでるわよぉぉぉーー。ああぁっ、本当に早く 助けに来てよぉぉぉぉーーー」  こうしてトナカイちゃんの陵辱が始まり、まずは戦闘手たちが服を破り 始めた。

ビリビリッ〜
「な・何するのよっ」
<まっピンクの乳首、みせて、みせて>
戦闘手がトナカイちゃんの服を剥いで
いき、まずは真っピンクの乳首を露出
させてきたのだ。
<ピンと勃って、たって頂戴>
「ああんっ、乳首をぐりぐりしないで」
戦闘手がトナカイちゃんのピンクの乳
首をつまんで固く勃たたせはじめる。
「いやぁ..立たせないでぇ」
見事に勃起していく乳首にトナカイち
ゃんは悶え始めた。

<さあ、こんだけ立てば十分だね>
<そりをつけよ、つけよ>
「そりって、そんなのつけないで」
戦闘手はトナカイちゃんにそりをつけ
てこう言って来た。
<おっぱいが好きな大人の男たちにプ
レゼント、プレゼントくばるよ>
「そんなぁ、何で大人の男なの〜〜。
恥面ライダーを誘うおとり役じゃない
のぉぉぉぉ〜」
<それなら1人捕まえた、つかまえた>
「えっ?」
よく見ると隠れて様子を見ていた1号が
戦闘手たちに捕まっていたのだ。

「ぅぅ..つかまってしまいましたぁぁぁ〜。バニラ、残念です..」 「ちょっとぉぉぉぉーー!何、正義のヒーローがあっさり、捕まってるの よぉぉぉぉぉーー」 「いや..面目ないですぅ〜、でもっ。まだ2号がいますのでっ♪」 「それでいいのか..何か不安なヒーローだよぉぉーー」 <サンタ大使〜、捕まえたライダーはどうする?どうする?> 「そうだの〜。性感開発が得意のテク大佐にまた預けておけ。あとくれぐ れも仮面は剥がないようにな〜♪我々としてはまだまだ好敵手でいて欲し いでな」 「ちょっと待て、仮面剥がすなって..何よ、その変な取引はぁぁぁー」 「取引などしていないぞ。さあ、1号をテク大佐のとこへ連れて行け!あ と適当なとこでちゃんと逃がしてやるんだぞ」 「だから、それが変だっていうのよぉぉーー!」 <とりあえず、テク大佐のとこにつれていく、つれていく〜> 「ぁぁっ、また性感ポイントが増えちゃぅぅ..私の身体がどんどんいや らしくなっていくよぉぉぉぉ〜」  こうして1号はあっさり捕まり、その間にトナカイちゃんは大人の男た ちにプレゼントを配る準備をされるのであった。
第1話後編
<出来た、できた。これでプレゼント配れるよ〜> <さっさとそりを引いて出発だ、しゅっぱつだ> 「ああ〜んっ、他の恥面ライダーは何をやってんのよぉぉぉーー。こんな 姿でそりなんて引きたくないよぉぉ〜」 <ほら、はやく行くのだ、いくのだ〜>

ピシッピシィ♪
「いたぁぁっっ!」
<もっと揺らして、ゆらして>
ピシッピシィ♪
戦闘手に言われるがままに、大きなおっ
ぱいを揺らして暗い夜道を歩くトナカイ
ちゃん。
<乳首をピカピカさせて、させて〜>
「ひ・光るわけないでしょっ」
ピシッピシィ♪
「いたぁぁっ、ムチでたたかないで」
<乳首はピカピカするの、するの〜>
「だから、光らないわよっ」
ピシッピシィ♪
<口答え、だめっ、だめっ>
ピシッピシィ♪
「いたぃぃぃっっ!」
<これで光るよ。ひかるよ〜>
戦闘手はそういうと、トナカイちゃんの
ピンクの乳首にピンクの蛍光塗料を塗り
始めた。

<ひかった、ひかった。真っピンクのラ
ンプだ。ランプだ>
「ああぁっ、こんな恥ずかしいランプ〜
いやぁぁぁっ」
ピシッピシィ♪
<ほら、もっとゆらして、ゆらして〜>

 恥ずかしいピンクの光を暗い夜道で輝かせながら歩くことになったトナ カイちゃんが必死で助けを求めたのだが.. 「あ〜ん、早く私を助けてよぉぉぉ〜。恥面ライダァァァーー」 <それなら、また捕まえた、つかまえたぁ> 「はぁっ?」  よく見ると助けに入ろうとした2号が戦闘手たちに捕まっていた。 「無念だわ..こんな罠にかかるとはまだまだこのチョコ、精進不足ね..」 「ちょっと待ってよぉぉーー!あんたたち弱すぎるわよぉぉぉーー!こん な手ごときにあっさり捕まるんじゃないわよぉ〜」 「すいません..けど、私たちには3号がいますから安心してください」  そう言ってCカップのおっぱいをぶるんと揺らしてVサインをした2号。 「そういう問題なの?こんなに弱くて大丈夫なのぉぉぉ〜」 <サンタ大使〜、捕まえた2号は何する?なにする?> 「そうだの〜。老博士の恥身髪(ちみがみ)博士にでもまた預けておけ。 またイツモツのグレードアップをしたから、ちょうどいいだろう。それと くれぐれも仮面は剥がないようにな〜♪我々としては2号も好敵手でいて 欲しいでな」 「だから、そういうこと堂々と言うなぁぁぁー!これって完全なヤラセで すかぁぁーー」 「ヤラセなどしていないぞ。さあ、2号を恥身髪博士のとこへ連れて行け! もちろん、後でちゃんと逃がしておくんだぞ」 「キャッチアンドリリースですかぁぁーー!何なのよぉぉーーその変な取 り決めはぁぁぁぁーー!」 <ともかく、股間ドリルのちみがみ博士のとこにつれていく、つれていく〜> 「あぁ〜んっ、あの回転ドリルでまたおま●こを掻き回されるのぉぉ〜。 漢(おとこ)のドリルに病みつきになっちゃいそうだわぁぁ〜」 「・・・おーい..それが正義の使者の言うことなの..」  こうして2号までもすぐに捕まり、その間にトナカイちゃんは更なる恥 辱を受けることになったのであった。 <つづく>
【恥面ライダー紹介】 ------------------------------------------------------------------  恥面ライダー1号 Bカップの技のバニラ。  白川郷 猛奈(しろかわごう もうな)。スポーツ万能女子高生(1年生)。    バニラの棒アイスを口でしゃぶる摩擦力で変身する。  多彩なぺろぺろ技を持っていそうなとこから技のバニラと呼ばれている。 ------------------------------------------------------------------  恥面ライダー2号 Cカップの力のチョコ。  一悶字 隼耶(いちもんじ はやや)。お金持ちの妄想お嬢様(2年生)。    チョコを全身にかけながら悶々パワーで変身する。  何でもエッチな妄想へ変換する能力と馬鹿力を持っているとこから力の チョコと呼ばれている。 【エロ幹部紹介】 ------------------------------------------------------------------  テク大佐 軍人オタクなチョビひげのおっさん。  クラッカー名古屋支部より派遣されたクラッカーで最高のテクニックを 持つと言われてるエロ幹部。  どえりゃあ、すごいテクで日々、女どもをヒィヒィ言わせてるらしい。 ------------------------------------------------------------------  恥身髪(ちみがみ)博士 ドリル大好き改造じじい  クラッカー青森支部より派遣された股間が回転ドリルの老博士。  ドリルを愛するあまり、身体のあちこちにドリルを装着する変態博士で あるが、改造技術の第一人者でその改造力は世界一と言われている。 ------------------------------------------------------------------  サンタ大使 洗脳素人のエロエロ学園長  クラッカー本部の最高幹部で女子生徒たちを怪人?改造する学園長。  クラッカー首領への忠誠心が強いことから最高権限を与えられている。  名の通りサンタの格好をしている。背中に背負っているピンクの大袋に は千の大人のおもちゃが入っているらしい。


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