第9話前編「構内の遊楽施設」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

よく駅の構内で見かける証明写真の機会だが、「おしゅうちさま」が いる駅では何と変わった機械まで置いてあるのだ。 そう、証明写真の機械の横に何故だがプリクラの機械まで置かれて いたのであった。 それも、ここに置かれているプリクラの機械は常に最新機種が置いて おり、プリクラが好きな女子高生たちの人気スポットの1つとなっていた。 今日もこのプリクラに女子高生たちが立ち寄って、いろんなプリクラを 撮って遊んでいたのである。 ちなみに、ここのプリクラは最新機種と言うこともあって季節やイベ ント等のテーマ選択数が多く、背景の選択や落書きツールも豊富に 揃えた、まさに女子高生の人気が高い機種となっていた。 だが、このプリクラでは選んではいけないテーマが存在するのであり、 女子高生たちの中では、その噂がかなり広まっていた。 けど、やはり怖いもの見たさなのだろうか、噂が立てば立つほど、あえて そのテーマを選んでみてしまう子たちも結構出ていたのだ。 今日も噂を気にせず、禁断のテーマを選んでみようとする女子高生2人組 が例のプリクラの中に入っていった。 「ねぇねぇ、今日は噂のテーマを選んでみようよ」 「やめよーよ。何か酷い目に遭うっていってたよ」 「そんなのでまかせよ。ここのテーマって結構面白いのあるんだから♪」 「そうだけど..」 彼女たちが選ぼうとしていたテーマはプリクラでは定番のセクシーテーマで あり、プリクラ好きな彼女たちにとって必ず数回は選んでいるテーマでも あった。 ただ、ここでは変な噂があるので、誰もが選びたい衝動をおさえて敬遠 していた禁断のテーマだった。 そんなセクシーテーマをついに選んでしまった女子高生の2人組。 「じゃあ、いくわよ〜噂のセクシーテーマをぽちっとよぉぉ〜」 「きゃあ♪なんかワクワクしそう」 2人は噂を怖がらず、セクシーテーマを選んで、次々と自分たちの姿をツール で加工していったのだ。 「みてみてぇースタンプの中におっぱい発見〜、これを2人の胸にセットね〜♪」 「ペンツールでおっぱい丸出しナリなど書いちゃったりして」 「ちょっと、この着せ替えツール、スカートを外せるよ」 「すごーい。最先端機能じゃない。パンティも脱げるわ」 着せ替え人形みたいに服を外せることに喜ぶ2人は何と自分たちの下半身を 丸出しにして花やリボンなどを恥部隠しでセットしてしまった。 「これ超うけるぅ〜♪足に矢印で発情中って書いちゃったりして」 「それじゃ、もう片方の足には汁とかヌレなんてどう?」 「うわぁ〜えっちぃぃ、もうこうなったらおっぱい丸出しにしよーよ」 「いいわね♪じゃあ、上着をミニにしておへそにもおっぱいに向けて何か書い ちゃおうよぉ〜」 「それじゃ、絵美は感じやすいから感度良好なんてどう?」 「あ〜ん、三佳のいじわるぅぅ、じゃあ三佳は大きいから巨大乳って書いちゃお」 もう完全に悪乗りしはじめた2人は途中から恥じらいを忘れており、かなり過激 すぎるプリクラを作ってしまい、完成した姿に少し顔を真っ赤にしてしまった。 「ちょっとぉぉ、これ超ヤバー。完全に危ない女じゃない?」 「そうね..でもここまで来たらOKボタン押しちゃおうよぉ♪」 ついにOKボタンを押そうとする2人だが、ふと気になる点が絵美の脳裏に 浮かんだのであった。 (そういえば..このおっぱいも、あそこも私のとそっくりだけど気のせい なのかな..) やけに似ている恥部の姿に疑問を思うが、もう止めるには間に合わず、三佳 の方がOKボタンを押してしまったのだ。 パシャァァァーーー! 「まぶしいっ!」「何なの?このフラッシュ!」

OKボタンを押したと同時に強烈なフラッシュが
室内で炊かれ、2人は目がくらくらとなって
しまった。
過激なプリクラなので早く回収しようと視力が
回復しないまま外に出てシールを出てくるのを
待つことにした。
だが、2人が出た途端、周りの反応が何かおかしい。
そう、何と先ほどの光は「おしゅうちさま」の力
であり、力を浴びた2人はいつの間にかプリクラ
と同じ姿にされていたのであった。
そう見事な大きいおっぱいをぶるんと揺らしながら
身体中に落書きをした姿で出てきたのだ。
もちろん、そんな姿になってる事を知らずに過激な
姿でプリクラを待つ2人。

「まだ出てこないのかな..」「もうすぐじゃない」
「けど、さっきのまぶしすぎるよ」
「そうね..あっ!出てきたよ」
やっとプリクラ機から、過激なプリクラが出てきたのだが、
それを見た2人は愕然としたのであった。

「ちょっとぉぉ〜これ、普通の格好じゃないぃぃ〜」 「本当だ..私たちの加工したプリクラが全然セットされてないじゃない」 「もしかして、これが例の噂ってやつなの?」 「普通の写真が出るってのが..何か大した噂じゃないけど、損したよぉぉぉ」 せっかく時間をかけてセットした内容がプリクラに反映してなくてガックリする 2人だが、何故その内容が今の姿に反映しているのに気づいてないのだろうか? そう、実はあの光は2人の視界を狂わす力も含まれており、2人の目には自分 たちの姿が正常に見えていたのである。 そして何故かプリクラの方が正常に見える風に細工されていたのだ。 「あぁぁ〜損したぁぁ、この何の変哲もないプリクラ、どーしーよ」 「意味ないから捨てちゃお〜」 何と過激な姿で映したプリクラをポイと捨ててホームへ向かう2人。 大きなおっぱいをぶるんぶるん揺らしながら、そのまま電車に乗って行って しまったのである。 ちなみに「おしゅうちさま」のテリトリーから電車が外れた瞬間に2人の 視界が元に戻る仕組みだったのでホームから発車して数分後に車内で 大きな悲鳴が響いたのは言うまでもないだろう。 こうして今日も新たな羞恥な被害にあった女子高生が増えたのだが、まだ この駅には羞恥を呼ぶ機械が設置されていたのであった。 その機械は普通だとゲームセンターなどに置かれているのだが、何故か 「おしゅうちさま」がいる駅にはそれが設置されていた。 それは占いの機械であり、自動で手相を占うものであった。 元々はゲーム会社が遊び心で作ったものでディスプレイに手を当てると 機械が手のひらを読み取って目の前のモニタにスキャンした手のひらを 表示してハートマークの数で恋愛、金銭、健康運などを出すものであった。 もちろんモニタに結果が出るので、周りの人に結果が丸見えになるのだが、 これが女子高生たちには受けたらしい。 今日も女子高生のグループが占い機に集まってモニタに表示される結果で ワイワイ楽しんでいた。 「うぁぁ〜健康運、最悪」「やっぱり〜」 「昨日から調子悪かったじゃない〜」 だがこの占い機も「おしゅうちさま」がいる駅に置いてある機械なので、 ある凄い噂が立っていたのだ。 「今日は噂のアレがないわね〜」 「それって本当なの?追加メニューが出る噂..」 「間違いないわよ。噂だと、そのメニューの効果が100%実現するのよ」 「マジ〜それなら、やっちゃうかも〜」 女子高生たちが例の噂を話している時、何と偶然にも噂の謎の追加メニュー が出てきたのであった。 ちなみにこのメニューは「おしゅうちさま」が立ち寄ると現れるメニュー で、すぐ近くには「おしゅうちさま」がワクワクしながら様子を伺って いたのだ。 「あっ!ちょっと見て!運向上のメニューが出てるわよ」 「本当だ!これが噂の運向上100%のメニューなんだ」 「誰か、これやってみてよ」 「でも..これやるには..出すんでしょ?」 「う〜ん、どーしよ..私、今からデートだからやりたいかも」 この運向上のメニューは本来だとランダムで出てくる機能のはずだったが、 「おしゅうちさま」が来ると表示するように、「おしゅうちさま」が勝手に 変更してしまったのだ。 そんな追加メニューを前にして1人の子がすごく迷っていた。 そう、この子はこれから憧れの先輩とデートすることが出来、何としても そのまま恋を成就させたいと思っていたのだ。 (先輩はすごくもてるから..今回のデートが失敗したら次はないかも) 「ねえ〜本気で運向上やる気なの?」 「それって、あれをこのモニタに晒しちゃうのよ..」 「やめた方がいいわよ。いくら向上100%と言っても..」 「でも噂だと相当な効果があるって聞いたけど..」 この子が迷っていたのは分かる気がする。何せ、「おしゅうちさま」の代償 効果がすごいのは実証済みであったからだ。 「..私、やるわ。手の代わりにおっぱいを乗せればいいんだから」 そうなのだ。実は運向上のメニューは手ではなく、生のおっぱいを乗せる ことによって行う「おしゅうちさま」らしいものになっていた。

「こうなったら、度胸でいくわっ」
そう言った彼女は、その場で上着を思い切り
めくって、自慢をおっぱいを出してきた。
そして恥じらいながらもディスプレイに当てて
目当ての運向上のメニューを押した。
「どうか、恋愛運、向上しますように!」
モニタには恥ずかしいおっぱい画面が移るの
だが、希望していた恋愛運のハートマークが
どんどん増えていくと恥じらいを忘れて
笑顔で喜んでしまう。
「やったぁぁ〜恥ずかしいけど嬉しいっ」
こうして、おっぱいを出して恋愛運を向上
させた彼女だが、果たしてそんなに上手く
事が運ぶのであろうか?
本人も周りの女子高生も少し半信半疑な
とこに彼女の携帯が鳴り響いたのであった。
「もしもし..あっ、せ・先輩っっ..
こ・これから待ち合わせのとこに..えっ?
映画のあとに家に来ないかって..
い・いいんですか..」

何と意外にも憧れの先輩の方から、自宅への誘いまで受けてしまうことに なって驚く彼女。 他の女性をまだ1度も自宅に呼ばない真面目な先輩と言われてるだけに、 この言葉はすごく嬉しかったのであった。 「で・で・では、今すぐ・・い・行きますので」 携帯を切った彼女が、おっぱい丸出しを忘れたまま、大喜びしている。 それぐらい、最高の結果を得られたということであろう。 「じゃあ、私、今すぐ先輩のとこに行くから」タタタッ.. 「えっ、ちょっと待って。おっぱい出てるって」 「まずいわよ、浮かれまくって気づいてないわよ」 「しょうがない、追いかけるわよ」 完全に浮かれてしまった彼女は自慢のおっぱいを出したまま走っていく。 そんな彼女を急いでみんなで必死に追いかけるハプニングを「おしゅうち さま」は微笑みながら見送っていた。 後日、こんな成功例もあったせいか、他の女子高生までもが次々と恥を 覚悟し、最初からおっぱいを出して占い機に並び始めてしまった。 そう、それだけ運向上を欲しがる子が多いのであり、しばらく「おしゅうち さま」がこの機械にずっと居て、いろんなおっぱいを楽しんでいたのは 間違いないことであった。


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