第15話「ローラー渡り」


「はぁぁ・・・どんどん消えていくわね〜音子やハミィまで無様にやられ ると思ってもいなかったわねぇ〜」  今までの競技で失格になった音子やハミィを残念そうに見つめる女性。  その女性の近くには別の選手が、その子に仕えるような感じで横につい ていた。 「鞘菜(さやな)お嬢様、第14競技のリタイア選手は15人、これで1 44人が失格になった計算になりマス」 「という事は残りは56人ってことね。いよいよ競技も終盤に近づいたっ て事かなぁ〜」 「鞘菜お嬢様、どうしましょう。このまま続けマスカ?」 「もちろんよ。その為に我が武蔵境財閥の屈指のボディガードの貴方を連 れてきたんだから」 「はい、この真田サヤサ。命に代えてもお嬢様を辱めから守りたちと考え マス」  そう、武蔵境財閥には2人の娘がおり、こちらの女性は照菜の妹の武蔵 境 鞘菜であった。  しかし何故、財閥のご令嬢がわざわざこんな破廉恥な大会に出てるので あろうか?  これには去年の大会、いいや今までの大会に関係するある不可思議な秘 密に関係していたのであった。 「ところで、去年の記録..いいや今までの記録媒体は見つかったの?」 「いいえ、私の配下である10人の天才少女に探らせてみましたが1つも 見つかっておりまセン」 「おかしすぎるわね..これはTVの放送なのに何故、記録された映像が 残ってないわけ?」  そう、実は去年や今までの大会の映像記録が大会終了後には全て消えて しまうという不可思議な現象が起こっている。  TV局や関係各社の映像を消すだけなら何とか可能だが、個人が映した ものまで全て消すことなど不可能に近いものがある。  特にこの番組を楽しみにしている多くの男性は必ず録画しているにも関 わらず、今まで過去の大会が1度も世間に出回ることがなかったのだ。 「絶対に何かとんでもないカラクリがあると思うんだけど..唯一の手が かりは姉さんが毎回この大会に出てるということと、これを開催している この市に駅がいつまでも出来ないってことかしら?」 「はい、今回の開催で臨時駅は出来てますが、大会が終われば無くなりま す。照菜お嬢様が何かを知ってるのは間違いないと思いマス」 「まったく..何を考えてるのはわからないだけに心配でならないわ」 「でも、お嬢様がわざわざ自分から調査に出なくてもいいような気もシマ スカ」 「まあ、そうなんだけどね〜。やっぱり面白そうだからかな♪」 「鞘菜お嬢様らしいお答えデスネ」  そう、実際は謎解きを一種のゲーム感覚で考えているとこもあり、辱め よりも隠された答えをこの目で暴いてみたい好奇心が強い鞘菜であった。 「ところで、あなたの姉さんのテルサも頑張ってるわね..まだ残ってい たとは意外だったわ..」 「はい..でも私の予測データによると、次辺りがまずい状態となってい マス」 「そうなんだ..でも、あなた達が姉妹だったのには驚きだったわ。苗字 が違っていたから、なかなか気づかなかったわよ」 「姉は父方の姓を名乗っていて、私の方は母方の姓を名乗っていましたノ デ..苗字が異なった深い事情は言わなくても分かると思いマス」 「男と女の愛の終わりってことね。まあ、そこまでは聞く必要はないわ」 「ところで、鞘菜お嬢様、次の競技が見えてきまシタ」 「ふ〜ん〜♪でっかいローラーがいっぱい並んでいるわね。差し詰めロー ラー渡りと言ったところね」  鞘菜の目の前に第15競技「ローラー渡り」の競技場が現れる。  見た感じの競技としては直径1.5mのドラム缶のような巨大ローラー が15個並んで設置されており、その上を渡ってゴールへ向かう。  今までの競技に比べると難易度が低いものに見られるのだが、そこは何 かしらのトラップが仕掛けられているに違いない。  今回もバスタオルに付いてたペナルティロープがなくなっており、その 代わりとして前競技と同じ両足首に強力な磁力リングが装着されている。  当然、失格になれば磁力の力で、今までと同じ逆さ開脚での救出をされ てしまうだろう。 「・・・あのローラー、ジャンプ渡りは危険ね。飛んで渡りたい感じが見 え見えだしねぇ〜♪」 「ハイ、鞘菜お嬢様の見識どおりデス。あのローラー飛んだらアウトデス」 「少々、危険だけど落ち着いて歩くしかないわね。サヤサ」 「ハイ、歩くのが正解デス。火渡りで火傷をしない歩き方デス」  2人が攻略を練ってる中、1番目の子の挑戦が始まる。 よく見ると1番目の子の両手と両足が本人の意思とは別に無意味な動きを 始めてる。  そう、両手両足に付いてる磁力リングが何らかの力で無理やり動かされ ているのだ。  実は回転しているローラには強力な磁力を発するものが設置されており、 それが磁力を出しながら回転をしているため、磁力リングが反応しておか しな動きとなっていたのだ。 「何なのよ。これは!こうなったら跳んでいってやる」  彼女はローラーを跳んで進むことを決め、次々とローラーを跳んでいく。  だが突然、中盤のローラーに跳ぼうとした瞬間、空中に浮いてた足がい きなりローラーの隙間に吸い付けられてしまった。 「なっ!なんで足が勝手にぃぃーーー」  そう、これは強力な磁力によって強制的にローラーに吸い込まれてしま ったのだ。  跳んでいた状態で引き寄せられたので、彼女には逃れることが出来ない。  つまり、跳ぶのが危険というのは空中では磁力をよける方法がないから なのだ。  ローラーに飲み込まれた足を必死に出そうとする彼女だが、ローラーが 進むにつれて異変が起こり始める。 「はぁぁぁぅ...」  何と悲鳴の変わりに喘ぎを漏らしたのだ。そんな彼女の様子を司会者が 説明してきた。 「さあ、地獄の快感ローラーの始まりだぁぁぁーー」 「こ・これってゴムのローラー?」 「その通りぃぃーー我々が痛い目にあわせると思いましたかぁぁ〜?これ は身体全体をくまなく揉みくちゃにするゴムゴムのぉぉ〜つぼつぼローラ ーなのだぁぁーー」 「そ・そんなぁぁぁ・・・・ぁぁ・・」 「ありとあやゆる所を刺激する地獄の快感ローラー。くくっ、どうですか お気持ちは?」 「あああぁぁ..何でこんなに気持ちいいのぉぉ・・・」  彼女の身体からバスタオルが取れて全てが露となる。  その身体は真っ赤に火照っており、興奮しきっている状態になっていた。 「どうやら、快感ローラーの虜になってますね〜。これに少しでも足を入 れればどんな堅物女でも、あっと言う間に淫乱女になるすぐれもんですか らね〜」 「誰がこんなローラーなんかで・・・・ぁぁぁ」  ローラーはゆっくりと進み、ようやく彼女の足がローラーから出始める。  その足をよく見ると足のつま先までピンと伸びてヒクヒクと震えていた。 「みなさん、足に注目してください。彼女は完全に快感に堕ちてしまった みたいですね。もうすでに返す言葉も出ないみたいですしね」  司会者の言うとおり、既に彼女の目は快感でイっており口はただパクパ クとしているだけであった。  そんな彼女の下半身が出てくると観客から興奮の歓喜がこだまする。  彼女のおま●こからは大量の愛液が零れており、その入り口の膣口は激 しい伸縮行動を取っているからだ。  もはや抵抗する事など出来ず、あとはただローラーから零れ落ちるだけ だった。  「はぁぁぅんんんっ。イっちゃうぅ」ジャババァァァーーーーーーン!  その後は前と競技と同じで強力な磁力が付いた救出ロープで吸い上げれ るように逆さ開脚で助け出されてしまう事となる。  次に2番手の子が挑戦をするが、どうやら跳んで行く作戦だった為、困 惑の表情を隠せないままでのスタートとなった。  しかし今さら作戦を変更できない彼女は跳んで行くことを決意してロー ラーへ立ち向かう。  もちろん跳んで行くことは、この競技では失格を意味するものと同じで 彼女もまたローラーの磁力によって吸い込まれ、あられもない姿にされて 温泉へ落ちていった。 「ああぁんんっ、イくぅぅぅぅーーーー」ドバァァァァーーン!  大きな喘ぎ声を出しながら温泉へ落ちていく彼女。この後も数人かの女 の子も結局、良い渡り方を見つけられず地獄の快感ローラーの餌食になっ てしまう。  中にはローラーに挟まれながら失禁したり、泡を吹いたりと壮絶な快感 で堕ちている子もいて快感ローラーの凄まじさを物語ってるようであった。  そんな中、鞘菜の姉である武蔵境財閥のお嬢様、武蔵境 照菜(むさし さかい てりな)の挑戦が始まる。  彼女は何と平然とローラーの上をすいすいと歩く。  磁力がかかっているにも関わらず、手足は自由に動いている感じで司会 者や観客を驚かせる。  だが、ただ1人だけ照菜の歩き方を理解している鞘菜が、わざと大きな 声で話し始める。 「サヤサ、よく覚えておきなさい。一見ただ歩いている風に見えてるけど 磁力の相殺を図りながら歩いているのよ」 「そうみたいですネ」 「あのラインは変わることがないから、あれに近い形の歩き方と同じコー スを通れば、この競技は難しくはないわ」 「・・・そうですネ。鞘菜お嬢様、もう少しボリュームをさげても皆さん に聞こえますヨ」 「あら、そう。別にみんなに向かって話してるわけじゃないけどね」  鞘菜の言葉と同時に一斉に競技を待ってる選手たちが照菜の歩き方とコ ースを注目し始める。  鞘菜もその選手たちの動向を見て、ようやく声のトーンを戻してサヤサ と会話を続けた。 「しかし、姉さんもお人よしね。姉さん程の人なら、もっと速く歩いてリ スクを減らすことも出来たのに〜」 「そうですネ。もっとも安全なコースと歩き方を見せていた感じですネ」 「まあ、これでリタイアに歯止めがかけられた感じね」  鞘菜の言葉どおり、照菜がクリアしてからは誰も跳んで渡るものは出ず、 皆ローラーの上を歩いて渡ることとなり、次々と成功が続くこととなった。  そんな連続クリア者が出ている中、ついにサヤサの姉であるテルサの出 番がやってくる。  もちろん、このテルサは体術の使い手で楽なクリアとなるはずなのだが.. 「次は武蔵境財閥のメイドであるテルサちゃんだぁぁぁーー!果たしてま た成功するだろうかぁぁ!」 「頑張りますです!」 「おおっ!やっぱりテルサちゃんも同じ歩き方でいってます。これは残念 ですが、またクリアしてしまうのでしょうか..(;_;)」  司会者も観客も完璧な攻略法で歩いていくテルサに悔しい表情を見せた のだが、何と次の瞬間、その表情は笑顔へと変わる。  ツルッ!ドテンッ!「ひゃみゃぁっ!」    何とローラの回転に足を取られて転んでしまったのだ。  そして、運悪くローラーへ足を取られてしまったテルサであった。 「ひゃみゃぁっーーーあ・足がローラーに入ってしまったですぅぅーー」  そんなテルサのあまりのドジに頭を抱えてしまう鞘菜。 「・・・あ・あの子、あれでも伊賀の忍術を覚えたという忍者なの... 何てドジっ子なのよ」 「仕方ありまセン..姉さんのドジは超天然ですカラ。天才的な才能の持 ち主ですが、ドジのレベルも最高級なのデス」 「それって..忍者として失格のような..伊賀の名が泣いてしまうわね」 「ふあぁぁぁっ...ローラーが気持ちいいですぅぅ・・・・」  ローラーに吸い込まれながら、自分の状況を説明するテルサ。  そんな説明もローラーが進むにつれて出来なくなってしまう。 「ふみゃぁぁぁぁっ!な・・なんなんです...このふぁいふぁんひゃぁ ぁ・・・」  テルサの言葉が次第におかしくなっており、ついに喘ぎ声だけになって しまう。  初めて味わう凄い快感に人間と少女と同じの様に激しくもだえ始めてい く。 「こりゃ、テルサちゃん。激しく興奮してますね。みんなでテルサちゃん のドジに拍手をおくりましょう〜」  会場からは久々のリタイアへ向かう選手を見れると言うことで卑猥にも 近い拍手が送られる。  そんな拍手の中、身体の力が抜けてしまったテルサは思い切り失禁をし てしまい、完全に失神をしてしまった。  だが、失禁したことが、この後に挑戦する子達のある恵みに変わるとは 誰も気づいてないであろう。  ジャバァァァァァァァーーーンン!!  失神したテルサは、そのままローラーから外れ温泉に落ちてしまい、そ の後に恥辱の磁力救出がテルサの身体を引き上げていく。  だが、テルサはただ失格になったわけではない。  何と恥ずかしいことに膣に隠し持っていた忍術玉をローラの中におしっ こと一緒に放出しており、その忍術玉がローラーの磁力を無効化してしま ったのだ。  そう、快感ローラーの罠を失格と引き換えに壊してくれたのである。  このおかげで、テルサ以降の選手でリタイアしたものは、ほとんど出る こととなく第15競技は終了したのであった。  これでゴールまで、あとわずかの競技となった温泉アスレチック。  この競技での失格者は照菜やテルサのおかげで12人で済んだ。  果たしてこのまま誰かが最後まで生き残って全競技クリアするものが出 るのだろうか?


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