第14話「人間イライラ棒」


「魔の競技ダト思っていた前の競技のリタイア選手は8人デシタネ。これ で127人おま●こ並びマシタネ。アトは競技前失格2人加えて129名 リタイアデスネ」  第14競技の場所へ向かう中、1人の女の子が温泉の端を見ながら楽し そうにリタイアした子を数えてる。  そんな女の子に、あの奈穂が声を掛けてきたのだ。 「ハミィ..ハーフ仲間がみんなリタイアしてしまったわね。みかりも第 8競技で失格になってしまったし..」 「オオッ奈穂、久しぶりデス。こういうのを”ここでイったら100回目” ってヤツネ」 「・・・ハミィ..あんた、いい加減ちゃんとことわざを覚えなさいよ」 「ノンノン、ちゃんとホームページで日本のコトワザ勉強しています。タ トエバ、リタイアした女の子が責められて放尿して男を喜ばすことを何て 言うか知ってマスカ?」 「・・・そんな諺、あるわけないでしょ」 「ちゃんとアリマス。そういうのを日本では”天に向かって尿を出す”っ てイイマス」 「何なのよ!その諺は!一体、どこのHPで勉強してるわけ?」 「何とかの横書きってとこで、コトワザいっぱい載ってマス♪そこで日本 のコトワザ勉強してイマス♪」 「・・・・・・コメントしずらいことを言うわね...まあ、諺のことは 後にして次の競技もかなり厄介なものになってるみたいわね」 「そうなんデスカ..だんだん難しくなってる感じデスネ」 「そろそろ、あたしもこの子たちのお仲間になりそーだけど、それも仕方 ないわね」 「オーノー奈穂らしくないデスネ..」 「ここまで行けただけでも良しとしないとね。ハミィはクリア出来ると思 う?次の競技?」 「・・・難しいトコデスネ...」  あたしと話してる彼女の私の名は島根 ハミィ(しまね はみぃ)。  聖ハートゥン女学園の高等部1年で第8競技でリタイアしたみかりと一 緒に参加している女の子である。  フロリダ生まれの日系ハーフの外国人留学生であり、今回の卑猥な競技 にも何故か自分から明るくすすんで参加したのだ。  もちろん、この番組がどういうものかと知りつつ、参加しているのだか ら、みかりと同じ露出の気があるエッチな女の子かも知れない。  まあ、ハミィの事だから今までの競技も楽しくやってたんだろうなぁ〜 と思うぐらい今も明るい笑顔を出している。 (この子にとって見られるのは大したことじゃないのかな..)  あたしが少し呆れてる中、ハミィが突然、何かを思い出したかの様な表 情である事を言ってきた。 「オオー、そうだ。奈穂に一つ面白いニュースがあったの忘れてマシタ」 「ニュース?何なのよ、それ?」 「今ここに残ってる子は71人ですよね?」 「えっと・・・いっぱい残ってるから数え難いけど、並べられてる子が1 27人で競技前失格の2人加えて129人だから当たり前のことよね」 「そう、71人残ってるハズデス。だから面白いのデス♪」 「ああ?それが何なのよ、ハミィ?一体何が面白いっていうことなの?」 「次の競技をクリアしましたら教えマス。失敗したらアイムソーリーデス」 「・・・はいはい。わかったわ。じゃあクリアしたら聞かせてもらうわ。 さて、そろそろ次の攻略を考えないとね」  そう、いつまでもハミィの事にかまってるわけにはいかず、あたしは次 の競技の攻略を考えなければならない。  そんな考えことをしてる中、後ろから突然、1人の少女があたしの背中 にぶつかってくる。  ドカーンッ。「・・・ったたた..だ・誰よ。あたしにぶつかってきた のは?」 「ふああっっ・・・すいません、すいません。まだ快感の余韻が残ってた ので身体が安定しないんです〜」 「・・・いたたっ..ん?あ・あなたは..」 「奈穂?知ってるんデスカ?」 「確か、武蔵境財閥のお嬢様と一緒に居た子よね?あなた」 「は・はい、わ・私、服部 テルサと言います。で・でも伊賀の出身って ことは内緒なんです。そこはお願いします〜」 「っていうことは忍者ってこと?」 「オオォー、ジャパニーズ忍者デスネ」 「ちがいますっ、ちがいます。えっと先祖は忍者をやっていましたが、別 にその..忍術を知ってるとか、お嬢様を守るために内緒にしてるとかで はありませんです」 「内緒にしてるんだ..」 「クノイチですね」 「ど・どうして、そんなに鋭いんですか..正体がばれたらテルサ、クビ なのです」 「どうしてって言われてもね..」(自分で言ってる気がしますけど..) 「クビとイウとうっ!乳首ですね〜セップクよりすごいものデスネ」 「えっえっ..うっ!乳首って何ですか?本当に忍びじゃありませんです。 だって今は現在だし..忍術が使えるっていっても体術的なものばかりな んですよ」 「そうなんだ..体術的なものね」 「ヤワラですね..それともサムライですね」 「ふあぁぁっ..どうして、そんなに私のことがわかってしまうのですか?」 「だから..そう聞かれてもね..」(ほとんど自分で言ってるの気づか ないの?)  目の前にいる子はどこか田舎っぽい感じの子で、世間のことを何も知ら ない無垢な子のイメージがある。  見た目は、まともそうだけど嘘をつけない馬鹿正直な子ともいった感じ だろう。 (本当に山奥なんかで忍術の修行でもしてたのかな..)  そんなテルサが手を振って後ろにいる武蔵境財閥のお嬢様をこちらに呼 んでくる。  その手に応じて、あの武蔵境財閥のお嬢様が私を見て挨拶をしてきた。 「こんにちは。あの時はアドバイスありがとうございます」 「・・・・・・・」武蔵境財閥のお嬢様がこちらに来ると、また小声であ たしに何かを言ってくる。 「え、次の競技は足に気をつけろって。タイミングを崩すと失敗するって」 「オオッ!なるほど。タイミングデスネ」 「・・・・・・・」ぼそぼそ 「え、タオルが解け易いから、飛ぶ時には気をつけろって」 「なるほど、飛ぶ時ね..」  今回も武蔵境財閥のお嬢様からいろいろと情報を聞いている中、ついに 第14競技「人間イライラ棒」の競技場が現れた。  見た感じ競技としては、アクリル板を渡ってゴールする競技だが途中に セットしてある複数の鞭が問題だと言えよう。  よく見ると鞭があちこちで縄跳びの様に大きく激しい回転を繰り返して いる。  要は途中に仕掛けられている回転鞭に触れないようにしながらゴールを 目指すものである。  温泉上に設置された透明アクリル板は幅が30センチであり、クネクネ と曲がっている板を鞭を避けながら渡るということだ。  つまり、幅が30センチしかない曲がりくねった板と回転する鞭の二重 攻撃を巧みにクリアしなければならない。  そして、鞭をコントロールするのは人ではなく、鞭回転用にプログラミ ングされたスパコンが相手らしい。  おそらく、「人間イライラ棒」という名は選手が鞭にひっかかった段階 で失格になるとことから来ているのだろう。  一応、鞭に触れても進んでもいいことになっているが、鞭には電流が通 っていることから触れれば感電して温泉に転落してしまうのだ。  仮に耐え切ったとしても体制を立て直すのに時間がかかるのでクリアす ることは難しいはずだ。  これは武蔵境財閥のお嬢様が言っててようにタイミングと場合によって は飛ぶ場合もあるということなのだろう。  今回の競技は回転鞭の中を進む関係で、足に付けられた2本の救助ロー プや、バスタオルに付いてたペナルティロープがなくなっている。  その代わりとして両足首は強力な磁力リングが装着しているのだ。  両手首の磁力リングも強力になってることから、どうやら磁力の力で、 今までと同じ逆さ開脚での救出を行うみたいだ。  早速、1番目の子の挑戦が始まる。  よく見ると1番目の子の両手が背中に回り、後ろ手でくっついてしまう。  そう磁力が彼女の手の動きを封じてしまったようだ。  そして足が強制的に開いてくる。  足に付けられた磁力リングが、お互いに反発し足を閉じないようにして しまったようだ。 (そうか..手は違う極で足は同極となっているのね..)  両手を縛られた状態と同じになった子が人間イライラ棒にチャレンジす る。  足までも開かされてる為、バランスをとるのが難しく、そして、鞭を避 ける反動で、バスタオルが少しずつズレていってしまう。  途中で回転鞭を飛びこさないと先のコースのアクリル板がセットされな い仕掛けもあるので、飛ぶコツも必要とされる。  1番目の子はタオルをズレてしまい、Dカップのおっぱいが飛び出た。  例え、おっぱいがこぼれても、彼女の手は封じられて隠すことの出来な いので、彼女は晒された豊満な胸を揺らしながら先へ進むしかない。  そして下半身も晒してしまった彼女は恥ずかしさでバランスを崩した。  すぐさま強力な回転鞭が彼女のお尻を叩いて、そのまま温泉に落ちてし まった。  パシィィィーーーンンッ!ズバァァァァァァーーン!!  その後は強力な磁力が付いた救出ロープで吸い上げれるように逆さ開脚 で助け出された。  次に2番手の子が挑戦をするが今度は飛ぶ際に鞭に足を引っ掛けてしま い、鞭の威力で空中高く放り出されることとなる。  タオルは既に取れてしまい、あられもない姿のまま回転しながら温泉に 落ちていく。  ヒュルルルルゥゥゥゥーー!ドバァァァァーーン!  大きな温泉のしぶきをあげてリタイアする彼女。この後も数人かの女の 子が放り投げられる感じで温泉に落ちてしまう。  中には思い切り温泉の水面に叩きつけられ、気絶して無様に浮かんでく る子もいた。  そんな中、例の武蔵境財閥のお嬢様、武蔵境 照菜(むさしさかい て りな)の挑戦が始まる。  彼女は何と突然片足を曲げて一本足となる。  そう、磁力で開く足を曲げることで、上手く股が開くのを回避したのだ。  そして、その後も凄く、脚力の凄さで次々と難関をクリアしていく。  ついには最後の1つとなったのだが、何と最後の難関は下のアクリル板 が回転している。  完全に足場が不安定の中で飛ばなければならないのだが、照菜は全く動 じず、これを飛ぶことが出来て初のクリア者となった。 (何て凄い運動神経なの..あの子は..)  1度クリア者が出た後は、次々と照菜の攻略を真似た子の成功が続くこ ととなり、ついにハミィの出番がやってくる。 「次は聖ハートゥン女学園のハーフのハミィちゃんだぁぁぁーー!果たし て上手くいけるだろうかぁぁ!」 「頑張りマス!!」 「おおっ!やはりハミィちゃんも片足飛びだぁぁー!次々と難関を突破し てるぞぉぉー!」 「こんなのカルイ!カルイ!さあ、一気にゴールを目指していくのデス」 「おおぉぉっ!ハミィちゃん、凄い勢いでゴールに向かってるぞ!おおっ、 タオルが取れて、ついにハミィちゃんのすっぽんぽんが大公開だぁぁー!」 「見るなら好きなだけミルネ!さあ、どんどん難関を制覇スルヨ」 「は・ハミィッ!!あんまりスピードは出しちゃ駄目よ!」  一度調子によると暴走してしまうハミィ。あたしがタイミングを取るよ うに注意したが、どうやらその声は届いてない感じであった。  けど、何とか最後の難関まで行ったハミィだが、ここで、とんでもない アクシデントが起こってしまう。  バランスの悪い足場に、思わず前に出てしまったハミィに回転鞭が身体 ギリギリのラインで擦って通り過ごす。  だが、これがハミィの運命を狂わすことになってしまった。  ピシッ・・・!!「ハゥゥゥゥンンンッ!!」 「おおっーーと!ロープがハミィちゃんのおま●こを擦っていったぞぉぉ ーー!ハミィちゃん、後ろに下がることが出来ずに連続でおま●こを打た れてるぞぉぉーー!」 「こらぁぁーー!ハミィィーーー!早く後ろに下がりなさい!早く下がる のよぉぉー!!」 「この刺激..凄すぎマス..これは日本のコトワザにある”出るクリは 弾かれる”ってやつデスネ」 「・・・・この馬鹿ハミィィーー何くだらないこと言ってんのよ!」 「おおっ、良く見てくださいーー!どうやら、ロープで打たれてるのはお ま●こじゃありません。突き出ているクリトリスが見事に打たれてますぞ ぉぉーー!」 「オオォォーーノォォォーー、このコトワザ最高デス♪これって”マン擦 りよりクリが易し”なんデスネ〜〜」 「・・・・駄目だ..もうアウトっぽいかも..」 「アアァァァァーーーーンンン、イクゥゥゥゥゥーーー♪」 「ハミィちゃん、クリの刺激でイってしまったぞぉぉぉーー!」  ジャバァァァァァァァーーーンン!!  回転鞭でイかされたハミィは、そのまま一気に力が抜けてしまい、その まま温泉に落ちてしまう。  恥辱の磁力救出が失神したハミィの身体を引き上げていく。  これで、どうやら聖ハートゥン女学園で生き残ったのは、あたし1人に なってしまった。  そう..残念ながら、島根 ハミィの挑戦も終わってしまったのである。  この競技での失格者は最高失格者を出した第10競技と同じ15人。  ほぼ4分の3の選手が辱しめを受けたことになっているのだ。


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