中編「セラーウ王子の正体。」


今、スィンテレラは特別室で鎖で大の字にされていた。もちろん全裸でバイブを した状態であった。 「ふぅーーとりあえず城内に入れたからいいや。逃げるのはいつでも出来るし。」 実はスィンテレラは逃げられる力がありながら、一切の抵抗をせず大の字に されてしまったのであった。 そう、スィンテレラはある疑問をどうしても解きたかったからである。 (さっきの近衛兵、鎧をまとって中はわからなかったけどあれは全部女性ね。) (男の口調で私を脅していたけど、この私には全てお見通しなのよね。) (それと、この城内中に漂うこの匂いは香水ね。なんでこんなに匂うのかしら?) スィンテレラがいろいろと考えてる中、ついに特別室に王子がやってきたので あった。 そう、見た目は見事な美男子でありプロモーションも綺麗であった。 「この子かい?僕の花嫁を次々と恥辱な目に遭わせたのは?」 「はい。セラーウ王子。この婆や、きちんと確認してきましたぞい。」 (・・・なるほど!全てそういう事だったのね?) スィンテレラは何かに気付きにこっと王子に笑いかけたのであった。 「うん?ずい分ゆとりのある子だね?これからどういう目に遭うかわかってる  のかい?」 「ふふ、自慢のいちもつでも披露してくれるのかしら?」 「はは、おもしろい子だね。僕はちょっと気に入ったよ。」 「ありがと。でも花嫁募集するより花婿募集の方がいいんじゃありません?」 「!!この女、王子に何て事言うんじゃ。」 「はは、僕は悪いがホモじゃないんでね。」 「なら、レズって事ね。王女さん。」 「・・・はは、何を言ってるのかな?お嬢さん?」 「悪いけど女を嗅ぐ力は天下一品なの。そんな男装なんか無意味よ。」 「!!この女、王子に向かって!!」 「婆や!待って!どうやら見抜かれたのは確かの様ね。」 「王子・・・・」 「そうよ。私はセラーウ王女。あなたの思ってる通りよ。」 「じゃあ、やっぱり男装して集めた女の子を..」 「ええ、素晴らしい子は全て私のものにするわ。もちろん貴方もね。」 「はは..気に入ってもらえて嬉しいわ..」 「貴方のようにそんな棒を突っ込んで楽しんでいる子にはいい役があるの。」 「・・・はは、何となくわかるけど何かなぁ?」 「ペットよ。私のペットとしてずっと飼ってあげるわ。」 「はは...それも快感かもね。でも素直になると思う?」 「ええ、なるわよ。早速今日の舞踏会にペットとして披露してあげるわ。」 「...そんなに早くできるのかしら?」 「出来るわよね?ねえ?婆や?」 「はい。王女様まかせて下さい。10分この場を2人だけにしてくれませんか?」 「・・・そっか。おばあちゃん。催眠術士ね..」 「そうよ。婆やは我が国で最強の催眠術士よ。貴方をペットにするなど造作も  ない事なのよ。」 「では、王女様さっそくこの女を犬にしますので..」 「ええ、お願いね。」王女は周りの者は特別室から出て2人きりとなった。 10分後、王女が再び特別室に入るとそこには4つんばいになっている スィンテレラの姿があった。 「わん。わん。」腰を振って吼えるスィンテレラを見て王女は笑った。 「ははははっ。お似合いね。さすが婆やね。見事な術よ。」 「・・・・はい...」 「婆や。今からこのペットと一緒に舞踏会に行ってもいいよね。」 「・・・はい。わたくしはここで少し休んでいますので..」 「?そう?わかったわ。じゃあ舞踏会にいってくるわね。ほらワンちゃんも  行くわよ。」 「わんわん。」 王女は犬になったスィンテレラと共に舞踏会に向かった。 大広間にはすでに花嫁候補が集まっておりスポットライトと共に男装した 王女が入ってきたのであった。 「今日はみんな僕のために集まってくれてありがとう。」 「きゃああーー王子さまーー」「こっち向いて王子さまーーー」 「これからダンスに入りたいのだが、その前に1つ残念な事がある。」 「そう、知ってる方も多いと思うが今回この舞踏会を羞恥におとそうとした  不埒な女がいてね。」 「その女はわが国の掟で可哀想だが牝犬の刑に処す事が決まった。  さあ、入ってきてみんなにその姿を披露しなさい。」 家来に連れられて4つんばいの全裸のスィンテレラが大広間に入って きた。 「わんわんわん。」 「きゃあ、何あの女?ばかじゃない?素っ裸よ?」 「牝犬ですって。まあはしたない。」 「さあ、僕のペットよ。君の餌はちゃんと端の所に用意してあるよ。」 「わんわんわん。」スィンテレラは4つんばいで端まで走り床の上に置いてある 食べ物を口をつけて食べていた。 「ははは。がめつい犬だな。まあ、後でゆっくりみんなの前で罰を与えて  あげるから今はゆっくり食べるんだよ。」 「わんわん。」 スィンテレラは元気よく吼えるとまた食べ物を口をつけて食べていた。 そんなスィンテレラを怯えながら見ている3人がいた。そうスィンテレラの2人 の姉と継母であった。 「ちょ・ちょっとあれスィンテレラじゃない?」 「間違いないわよ。スィンテレラよ。私たちを追ってきたのよ。」 「でも何で犬にされてるのよ?」 「どーせ。また何かしでかして、あんな風にされたんじゃない?」 「でも犬になってるなら安心ね。」 「そうね。あのまま飼ってくれないかしら?」 そんな時、スィンテレラが継母たちを見てにやっと笑ってきたのであった。 ぞくっ!!「スィンテレラ...あの子気付いてるわよ。」 「本当だ...また犬のふりをして楽しんでる...」 「どーしよ・・逃げる?」 「だめよ。スィンテレラから逃げられると思う?」 「無理ね...もう素直に見守るしかないのね..あ〜ん」 そう、スィンテレラは催眠術にかかっていなかった。逆に婆やの方が 羞恥アイテムによってかけられてしまった。 (ふふっ。もしもの時のああなる笛が役にたったようね。) *ああなる笛* この笛で吹くと予め設定した事を実現する笛である。 ただし、アナルに入れて吹かないといけないのである。 スィンテレラは最初からそのアイテムを装着しており、2人きりになった 時、その笛を鳴らしたのであった。 そう予め設定した”目の間にいる者は自分のしもべになる”を婆やに かけたのであった。 (さて、そろそろ服を着ますか。服を着ないと羞恥アイテムも出せないしね。) スィンテレラは変装バイブで再度ドレス姿になり、とっさに羞恥アイテム ”下からかみなり”をつかって見張ってた女家来を失神させてしまった。 *下からかみなり* 下から低電流のかみなりを出してあそこを直撃するアイテムである。 最高レベルにすると一撃で絶頂失神できるのだ。 「あはははーーそろそろこのスィンテレラ様の力を見せてやるのだーー!!」 大声で叫んだスィンテレラに皆の注目が一気に集まったのであった。 「えっ?あの子いつ服を?」「何なのあの子?」ざわざわっ。 「あはははーーー今度はお前たちが恥を晒す番なのだぁぁーーー」 スィンテレラは新たに取り出した羞恥アイテムを集まってきた女性たちに 向けたのであった。 「螺旋箪笥(らせんたんす)!!」 *螺旋箪笥* 一見、螺旋状をした全く使えないミニ箪笥だがそれを向けられた相手は 裸でラインダンスをしてしまうのである。 「いやぁぁぁーーー」「誰か止めてぇぇぇーーーー」 向けられた女性たちは一斉に裸になり横一列になってラインダンスを し始めたのであった。 「あはははーーー絶景かな。絶景かな。さてこっちはこれだーー!!」 スィンテレラは新たに取り出した羞恥アイテムを口につけ吹き始めていった。 そう、羞恥アイテム「組みくみホイッスル」で。 *組みくみホイッスル* このホイッスルで吹くと吹かれた女性たちは裸で組み体操をしてしまう のである。 ピッ!ピッ!ピピー!スィンテレラがホイッスルを吹くと女性たちが裸で ピラミッドを作り始めたのであった。 「いやぁぁぁーーー」「やめてぇぇぇーーーー」 「あはははーーーこのピラミッドのフィナーレはすごいのだぁぁーーー」 ピピィィーーーーー!スィンテレラが最後のホイッスルを吹くとピラミッドを 組んでる女性たちが一斉に放尿し始めたのであった。 プシャーーーシャアアアアァァァァーー 「あはははーーこれぞ黄金ピラミッドなのだーーー」 「よくも申請なるダンスパーティを!!」鎧をまとった近衛兵たちがスィンテレラに 大勢で向かってきたのであった。 「あはははーーーさっきのお返しを返してやるのだーー!!」 スィンテレラは近衛兵たちに向けてある羞恥アイテムを握りつぶしたのであった。 そう「肥後のぽてとん」を。 *肥後のぽてとん* このアイテムを握りつぶすとそのアイテム汁が相手に襲いかかり肥後芋茎以上の 痒みを乳房とあそこに与える事が出来る。 「ひゃあああああーーーー」「痒い痒い痒いよぉぉぉーーーー」 近衛兵たちが次々と床に転がっていったのであった。 「あはははーーー最後は王子、あんたの化けの皮をはいでやるのだーーー」 「・・・・ふふっ。面白い子だ。だが、あんただけが不思議な力を使えるのではないぞ。」 「へっ?どういう事?」 「このセラーウ...いいやタイムーラ・セラーウの力見せてやろう...」 「タイムーラ?どっかで聞いた様な?」 「いくぞ、スィンテレラ!!」タイムーラ・セラーウは何か呪文みたいのを唱え始めた。 「肉欲と悦楽を支配する淫王よ 汝の淫獄の力以て      我らの行く手を遮る存在に 我と汝が力以て                   等しく絶頂を与えんことを!!」 「淫牙羞撃波(インマァズ・ウェイブ)!!」 「ふひゃぁぁぁぁぁぁーーーんんん」スィンテレラに物凄い快感が襲いかかった。 「こ・これは淫魔法ね...しまった...」スィンテレラは快感に耐えるのに せいいっぱいで動く事が出来なかった。 「ふふっ。どうやらこの勝負、僕の勝ちみたいだな。」 「ち・ちくしょぉぉぉぉぉぉぉーーーーー」スィンテレラの悲しい遠吠えが響き渡った。 果たしてスィンテレラはこのままセラーウの手に落ちてしまうのか? それともスィンテレラの起死回生が計れるのか...


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