「羞恥キャプター芹香」


来栖川 芹香 17歳。あの来栖川グループのお嬢様であり、容姿端麗・成績優秀な まさに御令嬢に相応しい女の子。 ただオカルトに、かなりはまっているちょっと危ない女の子でもある。 今日も召喚術を勉強するため地下の専用部屋でいろいろやっていたのだが、突然 大きな爆音が木霊した。 ドカァァァァァーーーンンッッッ!! バタンッ「姉さん!今の爆発は何なの?」慌てて飛んできた綾香、ふと周りを見渡すと 大きな穴が開いており、そこから何かが飛び出していく風にも見えた。 「姉さん、また何か変なのを召喚したんじゃないんでしょうね!」 「・・・」 「え、いつも寄る古本屋に不思議な召喚術の本があったので、それを買って開いただけって?」 コクリッ。相変わらず表情だけで語る芹香。 「で?開いただけでこうなったってわけ?」 軽く顔を横に振る芹香。どうやら中にあった封印を解いてしまったと言うことであった。 「・・・じゃあ、まさか、さっき開いた穴から飛び出したものって...」 コクリッ。 「姉さんっ!いったい、何を召喚しちゃったっていうのよ。まずいわよ!」 慌てる綾香に芹香は何かを指差して見るように言った。 「え、この子が詳しく説明してくれるって?ど・どういうことよ?」 綾香が指差した方向を見ると、そこにはピンクのぬいぐみが置いてあった。 「ぬいぐるみ?これの事?」 綾香が不思議に思いピンクのぬいぐるみに近づくと突然ぬいぐるみが声を出してきたのであった。 「こにゃにゃちわ〜!!!」 「ぬ・ぬ・ぬいぐみが・・・しゃ・しゃべったぁぁぁぁーーー!?」 「この嬢ちゃんだと、上手く話せへんから、わいが説明するで〜」 「何なのよ..あなたは?もしかして来栖川の新製品?」 「ちゃう、わいは封印の羞恥獣エロベロスや。エローカードの封印をこの嬢ちゃんが解いてしまったんや。」 「エローカード?封印の羞恥獣?何なのよ、その怪しい単語の数々は?」 「エローカードちゅ〜んは、別名羞恥カードといって羞恥召喚術師たちが作ったカードや。」 「羞恥カード?」 「そや。このカードはな一枚一枚に羞恥力があってな、しかもいやらしいねん。 ほっておくと、 勝手に動き回ってエロし放題するんや。」 「ね・姉さんっ!なんて物を召喚しちゃうのよっ!」 「まあまあ、やったもんは仕方あらへん。本当なら、わいが表紙になってしっかり封印しとったんやけど、 ちょっと居眠りしとる間に、この嬢ちゃんが封印を解いてしまったんや。」 「って言うことはあんたも悪いってこと?」ピキッ 「お互い様と言うことで、ここは嬢ちゃんにキャプターとなって回収してもらうことにしたんや。」 コクリッ。(うなずく芹香) 「回収ってどうやってするつもりなのよ?」 「嬢ちゃん・・いや、芹香に渡した杖でカードを封印するんや。ちなみにその杖は封印の鍵が変化 したもんや。これで羞恥カードを元のカードとして封印する事ができるんや。ちなみに封印した カードを芹香が使うことも出来るんや。」 何故かVサインを出す芹香。 「芹香、さっそく初仕事や。まだ残ってるカードがおったで。綾香の身体を狙っとるで」 「えっ?私の?そんな気配はないわよ!」 「風縄のカードや。風に気いつけるんや!」 「風縄?えっ?きゃっ!」 何かが突然、綾香の身体に巻きついてきた。それも、あっと言う間に服の隙間から入って 綾香の身体を撫でてきたのであった。 「ひゃぁぁっ!?風が..私の服の中に入っていく..はぁぁんん!」 風縄と呼ばれるだけあって縄のような感触が服の中で起こっていく。 それもただの縄ではない、縄で通った痕から焼けるような快感が襲ってきた。 「はぁぁぁぁぅ・・・・」 風縄が身体中を駆け巡り、どんどんと身体の力が抜けていく。 格闘センスが高い綾香でも姿を捉えきれない敵には何もすることが出来なかった。 風縄が綾香の秘部に狙いを定めてどんどんと入っていく。 それも相当なテクニックで侵入しており、あっという間に風繩の虜にされそうになっていた。 風縄が一気に服の内側から破き、あっという間に全裸にされていく綾香。 飛び出した豊満な乳房がまるで何かに絞られたかのように激しく震えている。 どうやら風縄に縛られており、その矢先が今度は乳首へと向かう。 乳首が見えない何かで弄られて、綾香の乳首はどんどんと固くなっていく。 乳房の方も強弱を付けてうまく揉んできており、綾香もいつの間にそのテクニックに 負けて腰を淫らに動かし始めたのであった、 「何なのよ..これっ!ひ・浩之より上手だわ・・・・」 風縄の責めに翻弄されてしまった綾香。このまま風縄によって堕とされようとした時、 エロベロスの声が突然室内に大きく響いた。 「芹香、今や!封印や!」 その声と同時にいつの間にか芹香が綾香の後ろに回りこみ、杖を綾香に向かって振りおろし始めた。 「・・・・・汝のあるべき姿に戻りなさい・・・羞恥カード」 小さな掛け声で杖を振り下ろしたが、封呪は効いており風縄は綾香の身体から引き離されて 芹香の持つ杖の先のカードへ吸い込まれていく。 それと同時に1枚のカードが床に落ちる。どうやら、それが風縄がカード化された姿であった。 「よっしゃ、封印成功や!芹香!」 芹香はカードを拾い早速、自分の名前をカードに書いていた。後で聞いたことだが、名前を 書いた事で初めてカードの所有者となれるらしい。 「はぁはぁ...こんなカードが街中に散らばったわけなの..エロベロス?」 「エロちゃんでええで。そうや、風縄はこれでも大人しいカードなんや。こんなんで驚いたらあかんで」 「・・・・これ以上のカードがあるの!?姉さんっ!こんな危険なこと止めなさいよ。」 あまりのカードの凄さに芹香に止めるようにいった綾香だか、芹香は首を横に振って綾香の 忠告を断ったのでのであった。 「姉さん?どうして?カードを解放した責任ってこと?」 ブンブンッ(首を横に振る芹香) 「じゃあ、なんでこんな事を引き受けるの?」 綾香の問いにボディランゲージで答え始める芹香。その答えに綾香は唖然としてしまった。 「え、カードを集めるたびに魔力があがるから好都合ですって...姉さんったら..」 芹香の考えに呆れ始める綾香に、突然後ろから大きな拍手の音が聞こえる。 パチパチパチパチパチパチ・・・・ 「!!セバス?」 そう、いつの間にかセバスチャンもこの場に着ており、芹香の考えに偉く感動していたのであった。 「芹香お嬢様、素晴しいですぞ。このセバスチャンとても感激しましたぞ!さっそく、このセバス、 羞恥キャプターとして衣装をデザインしますぞーー!」 「セバス!!」 「このセバスチャン、毎回ふさわしい衣装を用意させていただきますぞーー!芹香お嬢様がセバスの 作った衣装で戦う勇姿...すばらしいですぞぉぉぉーー!」 セバスチャンの言葉に片手から両手へとVサインを出す芹香。 「ええことや。芹香、どんどんこれからカードを集めるでぇぇーー!」 「このセバスチャンも芹香お嬢様の勇姿をセバス専用のビデオで取りますぞぉぉーー!」 コクリッ。(うなずく芹香) 「あ・頭が痛くなってきた・・・・」 頭をかかえてうずくまる綾香。 こうしてエロベロス(通称・エロちゃん)によって羞恥カードを封印する羞恥キャプター芹香が ここに誕生したのであった。 果たして、これから芹香達の運命はどうなるのでしょうか。  To be continued
  <あとがき> エロちゃん 「という事で某イベントに向けて「羞恥キャプター芹香」の活躍が見れるんや。わくわくするやろ」 綾香    「ちょっと待ったぁぁー!まさか、これがメイン作品ってこと?」 エロちゃん 「残念だけどちゃうねん、これはメイン作品の芹香パートっちゅーことや。せやから、メイン         作品は某イベント用に用意してるっちゅー話しや」 綾香    「ほっ..良かったぁぁ..けど..パートってことは他にもいろんなパートがあるってこと?」 エロちゃん 「そや、わいは他のパートには出ないけどおもろいから楽しみにしてや〜」 綾香    「はぁぁ..いいのかしら、こんな感じで..」



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