プロローグ


この時代、女性たちの社会進出がどんどん進み、男性たちの立場がますます 弱くなっていく時、女性たちに新たな問題が発生してきた。 何と、性に関しても男性は弱くなり、女性を満足させることが出来なくなって いたのだ。 そんな問題を解決しようと日々、新しいバイブを作っている少女がいた。 少女の名は鯉町 写夢(こいまち しゃむ)、バイブ作りの名人であり、いろんな バイブを自分の工房で作って生計を立てていたのだ。 そんなある日、突如大きな落雷が起こりバイブ工房を直撃してしまう。 ゴロゴロ!ピシャァァァァーーーン!ドカァァーーン! 工房に落雷が落ちた事に気づいて、慌てて救助に向かう助手のバター犬 大好きお姉さん、鯛村 葉多美(たいむら はたみ)とバター犬、バター。 「シャムねえ!大丈夫ぅぅーー!」 「あたたた..何とか大丈夫みたい..」 ワンワン!ワンワンッ! 「・・・シャムねえ..後ろにいるのは何?」 「へっ?後ろ?」 落雷で真っ黒になった工房の所に1体の人形みたいなのが立っている。 「あなたは誰?」 「ぼくの名はバイブマン!シャムねえさんのバイブに呼応してやってきたんだ!」 「ば・ば・ばいぶまん?それって..どっかのヒーロー?」 「シャムねえ..こいつの顔を見て..こんなのヒーローじゃないよ..」 落雷によって立ちこもっていた煙が徐々に消えていくとバイブマンの姿がはっきりと 現れる。 何と頭が巨大なバイブでくねくねと動く怪しい人形?いやロボットがいたのだ。 一応、可愛らしい目鼻と口がついているが、それがかえって不気味さを増す。 「あ・あの..バイブマンでしたよね?あなたは目的はあるのかしら?」 「もちろんあるさ!ぼくは不感症の女性を救うためにやってきた羞恥ロボットなのだ!」 そう実はこのバイブマンは遠い未来の23世紀からやってきた羞恥型ロボット であり壊れた頭を探すために時を彷徨っていたロボットだったのだ。 更に、この女性不感症や男性弱小化現象にはエッチを毛嫌うする未来の女性 科学者たちが発明したウィルスによるものだというのだ。 そして、そのウィルスをばら撒く”うぃるすまん”が、この世界に居るという事実を 聞かされる。 「シャムねえさん!うぃるすまんを倒すためにぼくに力を貸してください」 「・・・わ・わかったわ..でも私はどうすればいいのよ」 「とりあえず、ぼくの頭を作ってくれれば大丈夫さ!」 「頭ね...まあ、いいわ」 こうして、うぃるすまんと戦うバイブマンの日々が始まったのだが、気が付くと 仲間がどんどんと増えていっている。 ピンクのローターのローターマン。バイブマンの先輩、ディルドウマン。 バイブマンの親友、ドングドング。さすらいのこけしまん。 いつの間にか街中、エログッツのロボットが増えてきている。 果たしてこの先、どうなるのだろうか。 うぃるすまんとバイブマンたちの戦いはまだまだ続きそうなのだ..


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